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食生活に気をつけても子供がアトピーになりました。「自分の食生活が悪いから子供がアレルギーになった」と、自分を責めてしまうお母さんへ

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子供がもし大きな病気でなかったとしても、重度のアレルギー体質で生まれたらどう思いますか?


子供を授かった時、できれば健やかな状態であって欲しいと親なら誰もが願うはずです。

皮膚や目の痒み、喘息に苦しむ姿、みんなと同じ物を食べられず寂しい思いをする様子を見て、
母親としては胸が痛み、妊娠中の食生活や生活習慣を悔やんだり、思い返す人もいるかもしれません。

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添加物や農薬を除去できなかったから?
卵や乳製品を食べ過ぎた?
あの時の風邪薬のせい?
ストレスのせい?


多かれ少なかれ、アレルギーの子供を持ったお母さんは、自分を責める傾向にあるようです。

日本の子供の約半数がアレルギーを持っている時代。
アレルギーの原因は白血球のTh1とTh2のバランスの崩れた結果


ご存知の通り年々アレルギーを持っている子供たちは増えてきています。
厚生労働省野調査では0歳から4歳の子供達の40%に。

都市部に住む51.5%の子供達に何らかのアレルギー症状があると言われています。
昔と比較すると気管支喘息はこの30年間で10倍に、アトピー性皮膚炎も5~10倍に増加しています。


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白血球のTh1とTh2のバランスが崩れた時にアレルギー症状が出ます。
Th1細胞は、細菌やウィルスなどの異物に対して反応します。

Th1細胞は、B細胞や、キラーT細胞やNK細胞、マクロファージなどの細胞を活性化(指示を出す)させて、
細菌やウィルスを食べてやっつけたり(貪食作用)、ときには武器(消化酵素など)を用いて破壊したりします。

免疫細胞がウィルスを攻撃している間、発熱や喉の痛みなどの風邪症状が起こります。
Th2細胞はダニやカビ、花粉などのアレルゲンに反応します。

B細胞を活性化させて、抗原を退治するため抗体をつくります。Th1とTh2のバランスが取れている時は健康な状態です。
赤ちゃんはTh2が優位ですが、徐々にTh1が増えていきバランスを取っていくそうです。

では、Th1とTh2のバランスはなぜ崩れてしまうのでしょうか?

他のアレルギーの原因と考えられる事も踏まえて一つづつ見ていきましょう。

1.アレルゲンの増加

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アレルゲンの量が昔より増加しています。
特にスギ花粉とダニが顕著です。スギ花粉については、2040年には現在よりも25%増加すると言われています。
また、昔ながらの風通しの良い日本家屋から気密性の良い一年中温度差の少ない住宅になった事で、人も住みやすいですがダニにとっても、住みやすくなり30年前の3倍にまで増えてしまいました。

また花粉が悪いのではなく、花粉に、農薬や有害物質が花粉に付着して乗っているという説もあります。

2.食生活の変化と腸内細菌環境

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食生活の欧米化で、アレルゲンとなる牛乳などの動物性たんぱく質の摂取量が増えています。

また、肥満によって副交感神経が優位になることで、IgE抗体の量が増えアレルギーが悪化する傾向にあります。
生まれたばかりの赤ちゃんはTh2優位の体質ですが、その後腸内細菌のバランスが変わり、ビフィズス菌などによって徐々にTh1優位の体質になると言われています。

動物性たんぱく質摂取の増加や、まだ腸が未発達な状態での離乳食で腸内環境を乱したり、
また抗生物質の使用などで腸内細菌を殺してしまうことなどによってTh2が優位なまま成長してしまうことが、アレルギーの原因
とも言われています。
ちなみに腸内細菌環境は生後2年程度で決まってしまい、その後はなかなか変えることが困難であるとのことです。

3.環境汚染・農薬や添加物

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近年問題になっている食品汚染。
農薬や化学肥料の多用によって土壌が汚染されてしまうことによりお母さんや子供の口に入るものの品質も低下しています。
気をつけていても外食などもしますしゼロにできるわけではありません。

また前述した通り花粉にも農薬や化学物質などが付着している可能性もありますし、人によってはコスメなどメイクをする人もいるでしょうから、
食べるものや生活用品にこだわっていたとしても、摂取する有害物質は少なからずあるのです。

それから、ディーゼル車の排気ガスや環境ホルモンなど増加。
アレルゲンが入ってきたときに、免疫反応を強くする触媒のような働きをする物質があります。 

国立環境研究所HP参考

4.衛生仮説

衛生仮説というのは、現代型の生活環境において細菌や寄生虫の感染症が減ったことによりアレルギーが増えたという仮説です。
アレルギーは白血球のうちのTh1細胞とTh2細胞のバランスが崩れ、Th2が優位になることで起きます。
しかし、細菌に感染するとTh1細胞が細菌を殺すための指令を出すため、Th1が優位になります。その結果、アレルギー反応が起きにくくなるといわれています。

5.ストレス

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ストレスを感じると交感神経でアドレナリンが多く作られます。
このアドレナリンがTh1の働きを抑えるためTh2優位となり、結果としてアレルギー体質になるといわれています。

Th1とTh2のバランスが大切


食べるものに気をつけていたのに・・・3ヶ月検診で肌が酷すぎるからと予防接種を受けられなかった息子

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結婚を機に体質改善を始めました。
子供の頃からアトピーがあり、重度の便秘症。

婦人科系のトラブルもあり、自分の健康はもちろんですが、生まれてくる子供のために、体を整えたいと思いました。
添加物や乳製品や卵を控え(一時期はベジタリアン)、調味料はスーパーでは買わずオーガニックやこだわりの物を揃え、野菜も無農薬か減農薬の宅配で購入。
白砂糖もお付き合い程度に、甘い物が食べたければ手作り。

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そんな生活をしていたら、アトピーが良くなり、生理痛も無くなりました。

そんな中子供が授かり、きっとアレルギーがない健康な子なはず。

・・・・と思っていたら、なんと、1ヶ月を過ぎた辺りから湿疹が出始め、どんどんとその湿疹は全身へと広がっていきました。


ただの乳児湿疹で、時期が来れば治る。
今悪い物が出尽くしたら治る。ステロイドは使いたくない。


そんな思いも虚しく、検診では「これは酷いから、病院へ行ってください。予防接種を受けて反応が出ても、これではわからない。肌が治ってからもう一度きてください」と言われ、病院へ行くことに。

先生には「どうしてこんなになるまで放っておいたの!傷口から感染して危ない状態になるところだったよ!」と厳しく怒られました。

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採血の結果、6ヶ月で食物アレルギーの検査をした時には乳、卵、大豆、小麦、ゴマ、陽性でした。

母乳だったので私もこれらの食品は完全除去。
離乳食で息子にあげるご飯もお米アレルギーになってはいけないと、α米というものを食べていました。
アレルギー体質を見る非特異的lg−Eの値は、通常赤ちゃんが3〜4のところ、息子は393でした。

あんなに食事に気をつけていたのにどうして・・。しかも重度のアレルギー体質。

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妊娠中に行っていたローフードが体を冷やしてダメだったのか。
私の努力が足りなかったのか。
食事に気をつけてたのに・・・。


と赤く腫れた息子の顔を見ては、絶対塗りたくなかったステロイドを塗る時、
飲ませたくなかった痒み止めの薬を飲ませる時、自分を責める日々が続きました。

こうなってしまったからしょうがない。
まずは先生を信じて治療をしていくしかない。

と思い先生の言う通りに治療を進めたら、肌は良くなり、食べられる物も多くなっていきました。

体と心は繋がっているということを教えてくれる、著書リズ・ブルボー著の「自分を愛して!病気と不調があなたに伝えるからだからのメッセージ」にもありますが、アレルギーは本来悪い物ではないものを過剰に攻撃する免疫過剰の状態。
食事だけではなく、多くのことを学んだ結果、子供の健康は親の思考も大きく影響していることがわかってきました。
アレルギーを持っている人は周りに対して嫌悪感を持っている場合が多かったり、傷つきやすく周りから攻撃されていると思い込んでしまう傾向が多いように思います。

本来悪くない食べ物でさえも過剰に排除したりする頑ななこの考え方が、子供を重度のアレルギー体質にしてしまったのかもしれません。
参考図書「自分を愛して!病気と不調があなたに伝えるからだからのメッセージ」リズ・ブルボー著

私が子供のアトピーで学んだ大切なこと

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この体験で、私自身重要なことを学んだ気がしました。

・現代医療は必ずしも善とは限らない。ただ、頑なに悪と決めつけて敵対視してしまう、その思考性にも問題がある。
・他者を受け入れない、他者を排除する頑なな考え方は病気を呼ぶ。
・自然なものやオーガニックを選ぶことは大前提で重要だが、どのようなスタンスで行うかどうかの方が重要である。


子供への影響については、体質改善を行う前の若い頃の習慣にも多少なりとも問題はあったのかもしれません。

ただ、目に見えるものだけじゃなく、その他にも原因が潜んでいる可能性を考えてみました。


実際、オーガニックなライフスタイルを送ったことで私自身、不調は克服できました。

だからこそ出来る限り体にいいものを取り入れることはこの現代社会で健やかに生活していくためには重要なことは確かです。
ただそれだけではなく、どのような考え取り入れるのかはもっと重要です。

私の場合は、少なからず苦しい思いをしたくないといったネガティブなフィーリングや、目に見えない精神的ストレスもあったのでしょう。
それが知らず知らずのうちにお腹の中の子供にも大きな負担となって伝わっていたのだということを、痛感しています。

そしてオーガニックをマイナス思考からスタートしていて、(これも良くないから、体に良くないからなどの理由)プラス思考で取り入れていなかったことにも問題があるのかもしれません。

子供はお母さんを選んで生まれてくる。

大好きだから健康にしたいと思っている。だからお腹の掃除をしてくれるんだよ。


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この言葉を知った時、体にある私の悪い物を持って行ってくれたんだから、
今度は私が息子の身体を綺麗してあげよう!と前向きに思うようになりました。


アレルギーになったのは遺伝かもしれない。
世間一般に言われる環境や食事のせいかもしれない。
皮膚からアレルゲンが入ったせいかもしれない。


でも、色々な原因がある現代社会において、これという原因を特定するのは難しい。
実に、色々な原因があります。

だからこそ、そんなことを「全て自分のせいだ」と責めて、落ち込んだまま子育てをすることになんの意味があるのでしょうか。

起こってしまったこと、過ぎたことにはとらわれず、
最大限、食事に気をつけ、お母さんが栄養や環境問題、社会や文化について多くのことを学び、それを家族に還元していく。

これが大事です。

私の尊敬する方から教えていただい大好きな言葉があります。

「女は五役をまとう。役者、芸者、医者、易者、学者」悲しくても家族の前では笑顔、
本当は怒っていなくても家族を導くために怒ったりフリをしたり、周りを楽しませることができる明るさがあり、薬を使わなくても家族の健康のケアをできる、
社会の流れを読み必要な物を家族に提案できる、そして多くの幅広い見識を持っている、そんなお母さんになれたらどんなに幸せか。

息子がアレルギーを持っていたから、多くの事をを学び感じる事が出来ました。

もし、今お子さんのアレルギーで悩んでいたら、
その悩むパワーをネガティブな方向性ではなく、

「子供がどうやったら心地よく生活していけるか」ということに
意識を向け多くの事を学び実践していって欲しいと思います。


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井村 政子
本物の健康へ導く予防医学指導士・ヨガインストラクター。2児の母。 大学から出産までの8年間、在宅で両親の介護をしていました。 その経験から、健康の大切さに目覚め、 多くの自然療法、代替療法を勉強実践。 結果、自分や家族のアレルギーや 不調も改善しました。 「私に関わった人全員、ピンピンコロリ」を目指し、 予防医学セミナーやカラータイプカードを使ったオリジナルの健康カウンセリングをおこなっています。 ブログ→https://ameblo.jp/solmaneyoga
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