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知っていますか?「アリウム属の野菜」の効能とパワー

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朝・晩と冷え込む日が多くなってきました。
気が付けば暑い夏が終わり、身体の冷えが気になる季節が到来。

そんな時期、強い味方になってくれるのがアリウム属の野菜なのです。


アリウム属の野菜って何?

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アリウム属」という言葉、聞きなれない人も多いのではないでしょうか。

アリウムとはユリ科アリウム(ネギ)属の植物を総称したもので、その種類は700以上とも言われています。
その中で、食用と鑑賞用に分けられます。

アリウム属に分類される代表的な野菜は、ニンニク玉ねぎニラネギらっきょう

エシャロットなど。

そもそも、アリウム(Allium)とは、古いラテン名でガーリック(Garlic)という意味。

匂い」という意味のalerehaliumが語源となっているそうです。

アリウム属の野菜の特徴にはどんなものが?

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アリウム属に分類される野菜を見てみるとイメージしやすいと思いますが、
独特の臭い」や「ネギ臭さ」、「辛み」が特徴です。

古来から薬用として使われてきた、薬効の高い野菜たち。

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ニンニク、ニラ、らっきょう、ネギは、中国で古くから漢方薬として使用されてきた生薬。

中国だけでなく世界各国で古くから食べられていて、健康効果が高いとされています。

日本でも、アリウム属の野菜は様々な料理に使われ、とても身近な食材になっていますね。

アリウム属の野菜は身体を温める効果~がん予防まで!

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アリウム属の野菜に共通して効果が期待できるものとして

■身体を温めて血行を促進する

■悪玉コレステロール値を下げる

■血圧を下げる

■殺菌作用

■滋養強壮


などが挙げられます。

ポイントは「イオウ化合物」。

アリウム属の野菜が持つ豊富な「イオウ化合物」が、現代病予防に効果があるとされています。

アリウム属の野菜、それぞれの効果効能はこちら。

馴染みのあるアリウム属の野菜、それぞれの具体的な効果効能をピックアップしてみましょう。

ニンニク(陰性)

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スタミナがつく!”としてお馴染みのニンニク。

■殺菌効果

■疲労回復

■血糖値を下げる

■抗炎症作用(風邪・インフルエンザ予防)

■骨密度を高める

などの効果があります。

世界各国で古くから感染症がん消化器疾患外傷などに万能薬として使われていた歴史があります。
中でも、ニンニクのがん予防効果に関しては数々の疫学研究で証明されており、アメリカ国立がん研究所を中心としていた“食事によるがん予防を目的としたプロジェクト”において発表された、がん予防に有効とされる野菜、果物、香辛料のトップにニンニクが位置付けられています。

玉ねぎ(陽性よりの中庸)

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■血糖値を下げる

■中性脂肪を下げる

■高血圧抑制

■抗アレルギー

■肝機能強化


1923年カナダでの実験により、糖尿病に対する効果が報告されています。
その後日本でも血糖降下作用に関しては多くの報告がありますが、玉ねぎの有用成分により糖尿病患者約80%の血糖値の降下が確認されたとう有名医師による臨床試験も報告されています。

 

ニラ(陽性)

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■スタミナアップ

■胃腸機能の改善

■美肌

■骨粗鬆症予防

■貧血予防

古事記にも記載されているニラ。江戸時代は薬草として栽培され、野菜として食すようになったのは戦後と言われています。

 

ネギ(陰性よりの中庸)

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■疲労回復

■発熱時の発汗・解熱作用

■抗炎症作用

■安眠効果

古くから伝わる民間療法として、ネギを刻んで枕元に置いておくと「イオウ」の匂いによるリラックス効果が得られるという安眠方法があります。

「イオウ」には鎮静効果があり、安眠作用は科学的にも証明されています。

 

らっきょう(陰性)

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■血液をサラサラにする

■保温作用

■循環器系の働きを正常にする

■心臓病予防

■神経痛解消

身体に様々な効果があることから「畑の薬」とも言われているらっきょう。

脂肪の吸収を抑える効果がありますが、同時に食欲増進作用もあるのでダイエット食として食べるのは不向きかも?

 

香り、食感、効能を最大限に引き出す食べ方とは!

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アリウム属の野菜の効果を最大限に引き出すには、生食がベストと言われています。
乾燥粉末やサプリなどもありますが、生で摂取した時ほどの効果はあまり期待できません。

サラダに使ったり、細かく刻んで薬味として食べるのが高い効果を期待できます。

しかし、特徴的な香りや食感が苦手という人も多いかと思います。無理なく食べられる方法で、日ごろからコツコツ食べることが長期的にみて病気の予防や健康づくりには効果的でしょう。

 

精進料理では避けるべきとされている五葷(ごくん)

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五葷(ごくん)という言葉を知っていますか?あまり聞いたことがない人も多いと思います。

私自身も、その知識を持ち合わせていませんでした。

精進料理では避けるべきとされている食材が、大きく2つに分けられています。

①動物性の食材【三厭(さんえん)…獣・魚・鳥)】

②「葷(くん)」に分類される臭いの強い野菜【五葷…ニンニク・ニラ・ネギ・らっきょう・あさつき】

※五葷の扱いは時代や地域によって異なります。

この2つを合わせて、【三厭五葷(さんえんごくん】とされています。

これらは仏教の思想に基づく菜食の一種です。
さらに、東洋のベジタリアンまたはヴィーガンの一部はこれらを食べません。

また、ヨーロピアンでもレストランにおいてオニオンとガーリックを抜いてほしいとオーダーする人もいるそうです。

これら「五葷」と呼ばれるアリウム属の野菜が避けられる理由は、
大自然の天然の気を傷つけてしまう”、“香りが強く精神を乱す”などが一般的です。

お寺に関して調べてみると“性欲を刺激する”、“強い臭いが修行の妨げになる”などの理由も挙げられていました。

まとめ

日本の食事にはアリウム属性の野菜が多い。

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日本の食事では、アリウム属の野菜は比較的使用頻度が高いと思います。

玉ねぎはどんな料理でも使いやすくて常備しているし、味噌汁を毎日食べたい我が家ではネギもよく冷蔵庫に入っています。

精進料理のように、バランスのとれた食生活を送っている人に関しては、五葷を避けるという考え方は理にかなっているのかもしれません。

反対に、砂糖や化学物質、肉や加工食品を多く摂取しがちな現代人にとっては、これらアリウム属の野菜を摂取することが、身体のバランスを中庸に戻すのに活用できる食材ともいえるでしょう。

いつも辿り着く大切なことは、バランス

これを食べると健康になる!というわけではありません。

自分の身体の状態、今何を身体が必要としているのかを感じ、必要としている物を与えることが重要です。

寒い冬はすぐそこです。
年末に向けて健康に過ごすためにもアリウム属の野菜を上手に活用してみてくださいね。

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佐次本陽子
3歳の息子を育てるシングルマザー。 インターナショナルスーパーフードアドバイザー資格所持。 スーパーフードと出会い、食の大切さを知る。 以前は売ってるものは安全と思って何でも食べ、体調を崩すこともあったが、スーパーフードを生活に取り入れ、親子揃って健康体になる。 現在もオーガニック、マクロビオティックについて学び、知見を深めている。
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