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電磁波の発がんリスク、その真偽は?実は5000年も前から健康増進、病気治療に用いられてきた事実。

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電磁波の発がんリスク、その真偽は?

いまだ未解明な部分が多い電磁波

健康志向の高いIN YOU読者の皆さんは「電磁波」と聞くとどんなイメージを持たれますか?

電子レンジやIH、携帯電話など。

最近話題になったニュース、

某グローバル企業が発売したワイヤレスのイヤホンについて一部の専門家は「一定の時間を超えて大脳に近い耳の中に電波を送り続けると、血液脳関門を傷つけることになる。」と指摘しており影響について危惧の声が上がっています。

また、インターネット上では携帯電話の使用は発がんリスクを高めるという記事をよく見かけます。
実際、米国保健福祉省が研究した結果、携帯電話の電磁波をラットに当て続けると
一部(2%)のラットに脳腫瘍が発生した、という報告があります。
もちろんこれは1日9時間、毎日2年間当て続けるという特殊な環境下のものでありこの結果がそのまま人間に当てはまるかは疑問ですが、
他方、オーストラリアのがん専門家グループによる30年間分の脳腫瘍患者と携帯電話の相関関係における追跡データでは、
男性においてわずかに患者数が上昇しているものの、女性は変わらずという結果が出ています。

男性においても高齢者のみで、この傾向は携帯電話普及以前から始まっているもので最終的には携帯電話の電磁波と脳腫瘍は無関係と結論づけています。
これは一例で、各国でさまざまな動物実験や患者の調査研究が行われています。

現段階で人体に何らかの影響を及ぼすのではないかという可能性を指摘されているものの、
明らかな発がん性を認める結論には至っていないのが現状で未だこの研究は続いています。

ちなみにWHO(世界保健機関)による分類では、携帯の電磁波の発がんリスクはグループ2B(5段階の真ん中)で漬け物やコーヒー、自動車の排ガスと同じです。「発がん性が疑われるが限定的」という表現になっています。

電磁波であっても使い方によって影響に差が出てくる可能性はあります。例えば前述した耳に直接つける最新のワイヤレスイヤホンや、通話時に長時間耳と頭に密着させて使うなど必要以上の使い方をしてしまえばリスクは上昇してもおかしくはありません。

ほかに健康リスクとして電磁波過敏症というものがあり、目、鼻などの違和感、頭痛、手足の痺れ
めまいや吐き気などいわゆる不定愁訴のような症状
があります。

ただしこれらは誰にでもということではなく、日光過敏症同様に体質によるものですので
電磁波の有害性を肯定する性質のものではありませんし、科学的に証明されていないことから
電磁波過敏症の13の症状を発表したウイリアム・レイ博士の実験は現在のところ学術的に否定されています。

とはいえ

それでもやっぱり気になる電磁波・・・
原因は目に見えないから?

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朝日新聞の調査によると、電磁波が人体に影響を与えると思っている人は80.9%にも上ります。
見えないものへの不安、得体が知れないものへの怖れがあるのでしょう。
前述したとおり使い方によっては中長期的にみるとリスクになる可能性も否定できない電磁波ですが、
一方で電磁波についてきちんと理解を深めると、電磁波全てが悪というわけではないことがわかってきます。

一般的な「電磁波」と言えば
「電波」その健康への影響


私たちが身近に接したり利用しているのは、低周波から高周波の電磁波で、
これらを「電波」と呼びます。
たとえばこんなもの。

低周波~中間周波・・・IH調理器具、道路交通情報ビーコン、AMラジオ
高周波・・・FMラジオ、航空管制


さらに高周波の中でも周波数が高くなるとマイクロ波と呼ばれ、皆さんが日頃手放せない携帯電話や電子レンジ、
それにテレビ放送に無線LANも含まれます。

周波の強い電波を浴び続けるとチリチリとした刺激を感じます。
そして強いマイクロ波には熱作用があり、物質を温めます。(電子レンジはこの作用)携帯電話は電子レンジほど高いマイクロ波ではないので熱作用はありません。

そしてこの電波(低周波~高周波)よりさらに低い周波数が
家電や高圧電線などが分類される「超低周波」です。

電波より高い周波数に当たるのがこれから紹介する「光線」です。

電磁波=電子レンジや電化製品

というイメージが強いかと思いますが
実は自然界にも「電磁波」が存在することをご存知でしょうか。

古代から自然療法に用いられてきた電磁波「光線」

実は紀元前3000年(つまり5000年前)の地球で、
すでに電磁波が健康のために利用されていたのをご存知ですか?

その電磁波の正体は、光線です。
もちろん今から5000年前にLEDはおろかどんな人工光源など存在するわけもなく、
光線と言えば太陽による、太陽光線ということです。

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え?・・・太陽光線って電磁波なの?

000186338(出典:総務省)

実はほとんどの方が認識していないかもしれませんが
太陽光線もれっきとした電磁波なのです。

医聖ヒポクラテスも治療に活用していた太陽光線

紀元前3000年の古代ギリシャでは日光浴場(ソラリウム)が作られ、人々が健康増進のために利用していました。
また紀元前1360年、エジプトの王が日光浴している様子が石版に彫刻されています。

とは言えただの日光浴じゃないか!
ではさらに医学的に用いられた歴史を辿ってみましょう。
医学の父、疫学の祖と呼ばれるヒポクラテスは日光を使い骨折や疫病などさまざまな治療を行っていたことがわかっています。そしてギリシャのコス島に作った病院(健康院)は日光療法のためのものでした。
紀元前400年頃のことです。

hippocrates_rubens(出典:National Library of Medicine 2006)

その後、キリスト教を主体とする中世ヨーロッパの時代になると
日光療法は衰退しましたが、14世紀になると大流行した黒死病の殺菌消毒のために
日光療法が用いられた
ことから、また太陽光の力が見直されました。

さらに時代は進んで19世紀。ナイチンゲールが看護師として活躍したクリミア戦争。
野戦病院で屋内に収容しきれず、外で治療をしていた傷病兵のほうが
回復が早い
ことに気がついたナイチンゲールは、積極的に屋外治療を行ったと言われています。

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その後エジソンによって人工光源が発明されると、19世紀末、公園の街灯の下で
暖を取るホームレスの病気回復が早いことに気づいたデンマークの医師、
ニールズ・フィンゼン博士によってカーボンアーク灯が発明されます。

このカーボンアーク灯により根治不可能だった尋常性狼瘡(皮膚結核)治療の実績が評され、
第3回ノーベル医学生理学賞を受賞したのは前回お伝えしたとおりです。



東大医学部でも治療に使われていた光線療法

その後、日本では二人の人物によって本格的な光線療法の研究が始まりました。
一人は東大医学部名誉教授の土肥慶蔵博士。
彼は明治41年にフィンゼン式のカーボンアーク灯を持ち帰り東大皮膚科で治療に使い始めました。

そしてもう一人、黒田保次郎氏。
彼はなんと米や肥料を扱う米穀商人でしたが、50歳頃になって
胃がん末期の友人が日光療法でがんから回復していく様を見て驚き、
私財をはたいて突然光線研究の道に入りました。昭和2年のことです。

当時、フィンゼン博士の功績である光線療法の本質は紫外線によるものとされ
現代医学においても紫外線による殺菌効果は広く認められ、治療に用いられています。
しかし黒田氏は偶然による発見から、紫外線以外の光の作用に気づき理化学研究所の二神哲五郎理学博士のもとを訪れたのです。

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そしてこのように回顧しています。「光線研究に重大な関係がある一点は『可視線の反射』である」とご指摘をいただいた。その後五年間ドイツからのカーボンについては改良改善を加え、研究により、生物体内外にある色は同じ色を反射除外して、他の可視線と近赤外線とを総合して日常生活に資することを発見した」(黒田保次郎著『遺伝と光線』101ページ)。

光線療法で紫外線による害はないのか?という疑問

ここまで古代日光療法から近代光線療法に至る歴史について述べましたが
では、光線療法の紫外線に害はないのかという疑問がわきませんか?

それともう一つ。

わざわざ光線治療器を使わなくても日光に当たればタダじゃない?という疑問。

太陽光に紫外線が含まれているように、人工太陽灯と呼ばれる
光線治療器(ここではコーケントー)にも紫外線は含まれています。
そこで黒田氏は次のように説明しています。

地表に照る太陽光線(東京都日本橋街路上、四月晴天時※1)
赤外線70% 可視線25% 紫外線5%


コウケントー治療器(発光点から50センチの距離)
赤外線78% 可視線20% 紫外線2%

(※1 測定年代は不明ですが初版昭和38年発行 黒田保次郎著「ガン征服の新路線」による)

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同書において厚生省(現厚労省)への安全証明実験のデータが記載されています。

1.課長室の硝子越しに机上に照る太陽光線中の紫外線量 20.0
2.60ワットの電球を装用せる電灯直下の紫外線量 10.0
3.カシセントー(コウケントーの旧名称)光線治療器普通照射の紫外線量 6.0


ガラスを通すと半減する紫外線のさらに1/3未満の紫外線量ということで
人体への無害性が証明されました。この検査は厚生省立ち会いのものと行われています。

さて、もう一つの疑問である「日光ではダメなの?」ですが

1926年には八ヶ岳山麓に結核療養所が開設され、良好な治療結果を出していました。
これこそ国内初の日光療法施設、サナトリウムだったのです。tati2
                                      (出典:sakkora.net)

西暦1000年にアラビア王室医師であったアビセンナ曰く

「十分な太陽と空気の前に疾病は起こり得ない」


逆を言えば病気回復にしろケガの傷口修復にしろ、体内にエネルギー(熱)が足りなければ
自然治癒力は高まりません。

食事や呼吸からもエネルギーは産生されますが、それにはエネルギー消費も伴います。
ですが日光、もしくはそれに近い光線なら直接体内にエネルギーを入れることができるのです。

ただし、健康な人が維持増進目的なら日光浴を適度に行えば良いのですが
すでに体力の低下している人や高齢者が同じようにするとより体力を消耗する危険性があります。

手っ取り早いのは光線治療器を利用すればよいのですが
日光を利用する場合、部分的に当てていくのが効果的です。
全身症状ではなく、患部が特定されている場合はその部分のみ露出しポカポカ温まるまで日光に当てます。

大切なのは患部と周囲の温度差を作ること。

これにより患部に血液が集まり治癒効果が高まります。
日光だと紫外線が強すぎるのでできればガラス越しのリビングなどがいいですね。
ケガの傷口を早く治したいときなどに一度お試し下さい。
光線って意外とすごいんだ、ということを実感できるはず。

最後に・・・これからは真剣に病気予防を考える時代

ついに自己負担額が高くなる時代到来


先日厚労省が発表したところによりますと
来年度以降、高齢者の医療保険や介護保険に関して見直しが決定的のようです。
もちろん今より自己負担額が高くなります。

病気になったら病院に行き治療を受け薬をもらう時代から、
病気にならないよう個人個人が真剣に努める時代の本格到来
です。
高齢者の割合は増える一方、下支えする世代は減少していますので
医療負担5割なんて時代が来るかもしれませんね。

今回ご紹介した日光療法、光線療法は病気を回復させる力もありますが
免疫力を向上させ、全身状態を健常に維持する最適な手段の一つです。
日々、食事や運動に気をつけると同時に、代替医療にも目を向ける時かもしれません。

科学の発展に応じて様々な機器が登場しますが電磁波に限らず得体のしれない恐れているものに対して、一つの情報に偏らず
自分自身で様々な歴史を調べることによって発見も見えてくるかもしれませんね。

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金戸 隆雄
温活屋さん7℃経営しております。 日本成人病協会認定・健康管理士一般指導員 光線治療師
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