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抗がん剤は毒?臨床経験から思う、がん患者の生死を決める理由とがんサバイバーの特徴とは。

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身近ながん、
あなたは治療法について判断することができますか?


これまで、がん細胞についての記事をいくつか執筆させていただきました。
がんは死因別死亡率の1/3を占めています。

がんが大好きなものと,大嫌いなものを知ろう!死因理由一位の「がんに負けない体を作る方法」教えます。

私の記事を読んでくださったことがきっかけとなり
がんサバイバーの方とも何人か繋がらせていただきました。

がんの種類も胃がん・肝がん・乳がん・甲状腺がんなどさまざまです。

ご存知の通りがんになると、多くの方が「抗がん剤」を使用している傾向にあります。

自然派の方はおそらく抗がん剤自体がとても恐ろしいものだと思っていると思いますが、具体的にどのような作用があるのかご存知でしょうか?

また、抗がん剤を使うことで余計に余命が短くなるのでは・・と指摘する方もいますが、
どうしてそのようなことになってしまうのかまではよくわからない、という方もいらっしゃるかと思います。

客観的に「抗がん剤は使わないほうがいい」ということは簡単ですが、
もし病気になったとき、あなたは冷静に判断ができますでしょうか。
どのような判断をされますでしょうか?

がんの三大療法以外にもいろんな治療がありますが、
どんな治療法を選ぶかについて、他人任せにするのではなく自分でしっかりと情報収集をしたうえで、決めていただくことが必要です。

今回は私がこれまで病院で臨床をしていて感じた、抗がん剤治療とがんの生死を分ける境目について、
私が経験したことと、実際に調べた結果つながったことを踏まえてお伝えさせていただきます。

抗がん剤について

現在多くの治療に使われているのは「細胞のDNAの合成を阻害するものや細胞分裂を阻害するもの」

輸液
抗がん剤には大きく分けて、

細胞のDNAの合成を阻害するもの
細胞分裂を阻害するもの
特定の遺伝子がある細胞を攻撃するもの
ホルモンのバランスを乱すもの自分の免疫力を増強するもの


があります。

遺伝子・ホルモン・免疫増強させる抗がん剤は、
ここ最近の分子生物学的技術が使われた最先端の抗がん剤のため、薬の効果範囲が狭くなります。


その分だけ、がん細胞に狙い撃ちができる薬になります。

現代の抗がん剤治療は、まずは旧世代の細胞のDNAの合成を阻害するもの、細胞分裂を阻害するものを使います。


治療の時は、がんの種類によって、抗がん剤ごとに効果的な組み合わせと副作用予防のための薬の投与時期を鮮明に記したレシピ(レジメンと呼ぶ)を元に行われます。

img_xeloxbev_01 img_xeloxbev_02 出典:東和薬品

上記が実際の大腸がんの3剤併用のレジメン(XELOX(CapeOX)±Bev 療法)の1つです。
このようなレジメンによる抗がん剤治療を何クールか休薬期間を2週間から4週間空けながら行っていきます。
ものによっては、決まったクール以上は行えない抗がん剤治療もあります。

従来の抗がん剤には副作用は必ずあらわれる。
たとえ最新のものであっても副作用は消えにくい

このような抗がん剤治療では、いきなり遺伝子・ホルモン・免疫増強するような最先端の抗がん剤を使えないことがあります。
それは、添付文書内に「治癒切除不能な進行・再発◯◯癌」「手術不能又は再発◯◯癌」のような記述が入っているためです。

初めは皆、旧式の抗がん剤を使って、効果が見られなかったりしたときに、改めてもっと狭い範囲のがん細胞を攻撃できるものに変えます。

そして、旧式の抗がん剤は、がん細胞関係なくすべての細胞に作用するので副作用は確実に現れます。
そして、例え最先端技術のものを使っても、抗がん剤治療の副作用はなかなか消えないのです。


抗がん剤がマイナスになる理由とは

つらい副作用

やはり強力な副作用で苦しむ方が多い傾向にあります。
もちろん、抗がん剤治療の中で、副作用対策のための薬も投与されますが、なかなか改善されない現実もあります。

抗がん剤の代表的な副作用


末端神経障害
手足の温度センサーが敏感になって、過度に冷たく感じたり、熱く感じたり、しびれるような症状が現れます。

手足症候群
遺伝子を標的にした抗がん剤にでやすいと言われており、水ぶくれ、赤く腫れあがるなどの症状が現れます。

過敏症
蕁麻疹や顔が赤くなる、脱力感など

悪心・嘔吐、下痢、脱毛など

さらに、ストレスもあります。
副作用で苦しんでいる自分、身なりが少しずつ変わっていくのが見ていくうちに恐くなっていき、精神的にダメージを与えてしまいます。

栄養失調

抗がん剤によって食事がとりにくくなった結果、痩せこけてしまうサルコペニア

サルコペニア

手術・抗がん剤治療をすると食事がときどきできなくなったりします。

その結果、点滴だけの栄養管理となり、口から食事が難しくなる方がいます。

そして、そんな状態が長くなるにつれて、少しずつ痩せていき、脂肪から筋肉までも失ってしまう「サルコペニア」と呼ばれる栄養失調の状態になります。

この状態がどんどん進むと、脂肪も筋肉も無くなっていくので、立てなくなり車椅子で移動するようになってしまいます。

食事も食べれなくなる方もおり、今までできていたことがどんどんできなくなっていくことで精神的にも苦しんでしまうのです。

がん治療の中で最悪な状態である、悪液質

血液に毒素がまみれている状態


毒
そして、がん治療の中でこれが一番最悪な状態と言っても良い「悪液質」と言われる状態です。

サルコペニアが進行すると悪液質となります。


悪液質を簡単に言うと血液が「毒素」にまみれている「泥水」が体を巡っている状態です。

悪液質の状態

・血液ドロドロ
・栄養がほぼない
・抗がん剤が流れてる
・死んだ細胞が流れてる
・炎症物質が溜まっている
・酸素もかろうじて巡っている


一度悪液質になってしまうと、ほとんどの場合元の体に戻れなくなることが多い

この悪液質の状態になってしまうと、残念ですがもう元には戻れません。

内臓の機能自体がもう正常でない場合がほとんどだからです。

見た目の特徴は、黄疸と呼ばれる黄色の肌の状態になり、骨と皮だけの状態で目の周りが窪んでいるのが特徴です。
個人的には、体臭も特徴的な異臭を放っている印象があります。

もうどんなに点滴で栄養を補っても、
ミトコンドリアでエネルギーが作れないので、少し動くだけでしんどい状態になり寝たきりになります。

あえて例えるのであれば「エジプトのミイラ」のような状態です・・

がん患者の死因の多くを占める原因:栄養失調による悪液質


抗がん剤は、確かに強い毒ではありますが、
一番の直接的ながん患者さんの死因の原因は、この栄養失調による悪液質にあるのです。

がん患者さんが亡くなるのは、栄養失調により体の機能が維持できなくなってしまうことなのです。

がん告知とストレスの関係性、余命のちがい

がん告知による精神的なストレスがネガティブである以上、余命を超えることができない。

mc01_03 出典:がんとこころ

がんを告知されると、一時的には精神的に落ち込みます。
この落ち込みを、いかに早く回復させて前向きに捉えられるかが、生死の別れ目でもあると感じます。

前向きにとらえ、できるだけ自分で調べて、治療法を選んだりする姿勢が重要なのです。
逆にそれができず、落ち込んだまま他者の言いなりになってしまえば、

抗がん剤治療をしようがしまいが、手術をしようがしまいが、自然療法やゲルソン療法をしようがしまいが関係なく、精神状態が前向きでないとほぼ余命どおりに亡くなります。


そういった意味ではがん告知自体が大きなストレスとなります。


秒読みのように日々恐怖を感じるようになりますので、そのストレスは尋常ではないはずです。

ではどうすればいいのでしょうか。

私の経験から思う
がん患者で、生き残った人とそうではない人の違い

患者

自分が「生きる目標」を持っているかいないないか


・子供が幼いから成人するまでは生きる
・子供の授業参観に行けるように治療する
・夫婦で最後に◯◯へ旅行に行くために生きる
・娘の結婚式を絶対に見るまでは死なない
など


このような、数週間後から数年後先までさまざまですが、生きる目標を自分で持っている人の生存率は確実に上がります。

それに加えて、自分の意識が常に目標を目指して前向きになりますので、治療に対して受け身になりません。


自分で恐がらずいろんな情報を調べて、積極的に代替療法も一緒に取り入れている方もいます。
また、苦しいと思えば抗がん剤を止める選択も自分で行えるため、生き残ることを本当に諦めない姿勢で取り組みます。


がん患者の周りの人たちのサポート


がんであること、余命宣告のことを伝えたときに、がん患者さんの周りにいる人まで悲しい気持ちでネガティブな雰囲気を作っていては、がん患者さんの今後に影響します。

一番は、知っていたとしても今までと変わらず普通に接することです。

また、治療方針については、絶対に口出しをしてはいけません。

口を出すことで、精神的にぶれて不安になって心が病んでしまう方が生存率を下げます。

サポートする側は、がん患者さんが自分で選んだ治療法を受け入れたうえでできるサポートをしましょう。
そして、一番にできることはサポート側が常に笑顔でいることです。

まとめ

がんサバイバーの方たちの共通点


・がんと共に生きる姿勢
・生きる目標がある
・サポートしてくださる方に常に感謝
・医療機関のいいなりになる受け身の治療ではなく、自分でも調べて代替療法も取り入れている
・サポート側も常に前向き
・がん告知後の立ち直りの早さ


ここに挙げたものは、がんの種類や早期・末期関係なく言えることです。
そして、がんサバイバーの方たちは、皆さんこのように言います。

「自分の第2の人生は、自分に素直な生き方にしよう」

自分に素直に生きることは、すべての人に必要な生き方かもしれません。


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宮本知明
薬剤師/GAJ認定ジェモセラピスト(植物療法士)/漢方ソムリエ。 病院薬剤師を経て“薬と共存しない生活”の念いからホリスティックな健康観と出逢う。新婚女性、新米ママさんを西洋医学・東洋医学・自然療法の良さを合わせた統合医療の知識をもった“ホリスティックな健康観を持つ女性”に育成する「ホリスティック医療家」として執筆業・講師業で活動中。 公式ブログ /公式HP
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コメント

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  • コメント (2)

    • 坂本
    • 2016年 11月 07日

    最近は、ガンについていろいろわかったからね。
    元々ガンというのは病気ではなく一種の毒状態という言い方が近い。
    簡単にガンを治す方法
    1、43度以上のお風呂に10分以上入る。
    2、富士山みたいに高いところに登る。
    3、ゴーヤ、大麻などを食べる。
    抗がん剤というのは、毒だからね。
    抗がん剤をうたれた後の治療法。
    2・3日ほど断食する。その後、食べ物を食べると細胞が再生することが最近の研究で判明。

    • 宮本知明

      コメントいただきありがとうございます。

      本当に最近いろんなことが情報として入ってきますね。
      がんは、体の中で正常に細胞分裂が行われなかったときに一時的に傷をふさぐ「かさぶた」のようなものという説もあります。
      転移の理由は、抗がん剤・手術・放射線などで傷ついたことで、しっかりと正常細胞で傷が塞がらなかったためにがん細胞が転移する話もあります。
      また、炎症反応で部分的に酸性状態になると、免疫系が炎症部位に集結して、傷が塞がれないとがん細胞を誘導することも分かっています。

      体は、血液を質の良いものにすること
      心は、常に上向きであること

      これができるような方法を見つけて実行に移していただけたら、間違いないと思いますね。

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