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現代人の体で今、何が起きているのか。牛乳によって起こる恐ろしいカルシウムパラドックスとは?

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カルシウムと言われても….


イライラする時はカルシウム不足?骨を強くするなら牛乳でカルシウムを摂る?
なんて話は耳にしたことがあるけれど、一体どうして…?最近では牛乳がよくないなんて声も聞こえてきますが…

実のところ、私たちが持つカルシウムのイメージや知識ってとても曖昧ではありませんか?
カルシウムと言えば、骨や歯を作るのに必要な栄養素。
では骨が弱いとイライラしたり、気分を左右するの?なんでなんで?!
…なんて著者も最近まで考えていました。

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実はこのカルシウムはもっと重要なお仕事を私たちの体内でしています。


私たちはカルシウム不足??


カルシウムは人体に必要なミネラルの中で最も 重要な栄養で、体重の約2%をも占めています。
アメリカ国立衛生研究所の発表(1994年)では
健康な成人のカルシウム適切摂取量は1日に1000mg(高齢者などはより多く1500mg)
も必要と言われているほどです。

そんななか、日本厚生労働省によると日本人の大半はカルシウム不足であると報告されています。
その理由として、現代の偏った食生活が原因という事も挙げられていますが、
一部の研究から日本の土壌が原因の一つという説を説く人たちもいます。

なぜかというと、日本の土壌は火山灰地で、そのため水は軟水です。
つまりカルシウムの含まれる量が硬水に比べると多くありません。

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そのような性質を持つ土から養分を吸い上げて育つ作物はカルシウムをはじめとするミネラルが
硬水環境で育った作物よりも少ないという調査結果がでています。

日本にいる私たちにはちょっとショックなデータですね。
それなら、なおさら効率も質もよいカルシウムを積極的に摂取したいと思いませんか?


99%のカルシウムは骨に。ではあと1%は….?


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そんな重要なカルシウム、世間一般で知られているような「骨」や「歯」のためだけの栄養素ではありません。

あなたが摂取したカルシウムの99%は骨になります。
そうですね、世間のイメージ通りです。

さて、次です。あとの残りの1%は、血液や細胞となります。

このたった1%のカルシウムの働きが、生命維持の為に非常に重要な役割を担っているのです。

血液中のカルシウムは心臓や脳を動かす為、”24時間年中無休”で死ぬまで働いています!

もし血液中のカルシウム濃度が極端に上がると心臓の働きは止まり、
逆に極端に低すぎると今度は呼吸が止まってしまうと言われています。

なにより私たちの体内にある60兆個もの細胞はカルシウムがないと、
それぞれのお役目を果たさない程に大切な栄養素なのです。


主に以下のような働きをカルシウムが担っています。

・ 筋肉の収縮
・ 神経の興奮伝達
・ 酵素の活性化
・ ホルモン分泌



カルシウムといえば牛乳って本当?

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巷ではカルシウム不足には牛乳!なんてことをよく耳にします。
IN YOU読者の皆様のなかではヴィーガン生活を送っていたり、アレルギーがあったり、
なにより健康について詳しい方が多いので「牛乳は飲まない」という方もいらっしゃると思います。

ここで牛乳を全否定するわけでは決してありません。
牛乳の美味しさや栄養もそれ自体すべて否定する必要はなく、有機でこだわったいいものを選べば良い面もある事でしょう。

ただあまりにも世間は「牛乳=カルシウム=良いモノ!」という方式に“妄信”しすぎてはないか?
と、アンチテーゼを提唱する医療従事者や研究者など専門家たちの意見を組んで著者は警鐘を鳴らしたいと思います。

ここ数年で少しずつ知っている方も増えているとは思いますが、
一説にはカルシウムパラドックスとよばれるカルシウム摂取をしても
体はカルシウム不足になっている状態が問題視されています。

骨粗鬆症(骨粗しょう症)の原因のひとつに牛乳が挙げられているのは
このカルシウムパラドックスという現状が起きているからと考えられています。

体で何が起きている?カルシウムパラドックスとは?

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パラドックスとは「逆説」という意味で使われています。
カルシウムを摂取しているつもりなのに、体(骨)に正しくカルシウムが吸収されていない「逆」の現象をここでは意味しています。

では、どういう事が起きているのでしょう?

牛乳を飲んだ時に起きる現象をカンタンにまとめてみました。

牛乳を飲む

血液中のカルシウム濃度が急激に上がる

※体は常に一定のカルシウム濃度を保つようにできている!

カルシウム濃度が上がる事により、
体は危険を感じて自動的に一定に保とうと血液中のカルシウム濃度を下げ始める

がんばりすぎて、逆に下がり過ぎてしまう。

この不足を補う為に、なんと骨のカルシウムと自ら溶かす

骨から溶かしたカルシウムで血液中のカルシウム濃度を一定に保つ

骨はカルシウム不足になってしまう!?


という現象が起きるのが「カルシウムパラドックス」です。
私たちの体は、自然と血液中のカルシウム濃度は8.8〜10.0mg/dl、PH値は7.4(弱アルカリ)を常に保つように出来ています。

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このバランスが崩れると様々な病気を招くのです。
骨のカルシウム不足が続くようであれば、骨粗鬆症を引き起こす危険があります。

もちろんそれだけでなく、
血液中のカルシウムが吸収されず血管などに吸着してしまうことや、膀胱や腎結石の原因となる事もあります。


WHO(世界保健機関)や国内では山梨医学大学環境ホルモン学会などからは、
このカルシウムパラドックスに関連する事象を上げて、健康への影響を勧告しています。

牛乳自体はたしかにカルシウム含有率が高い食品ですが、そのままそっくり体(骨)に取り込めるかとはまた別です。
カルシウムが多いだけでなくリンも含む牛乳。
リンがカルシウムを吸収するのを妨げる働きがあります。

このリンについても問題があり、添加物など加工食品にはリンが含まれている物が多くあります。
それらも併せてカルシウムを摂取している現代の私たちはなかなか効率的に栄養を吸収できないでいる現状があるのです。

善玉カルシウムと悪玉カルシムがあるの?


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先にご説明したように、牛乳のカルシウムが必ずしも「体に良い」とは言い切れない要因があるのはお分かり頂けたと思います。
骨や歯に行き届いて体を造る事ができてこそ、良いカルシウムです。

実はこの事はカルシウム研究で知られている川村昇山医師を始め、近年徐々に研究/発表がなされています。

良いカルシウムとそうでないカルシウム….
彼らはそれについて以下のように呼んでいます。

◇善玉カルシウム

いわゆる今、著者が簡単に言い表し「良いカルシウム」のことです。

・血液中のカルシウム濃度を変えない
・骨になるカルシウムである  
・小魚、野菜、海藻、貝化石など自然から摂れるカルシウム

 ※自然とは「未精製」「未加工」と捉えると分かりやすいかと思います。

・非イオン化カルシウムあるいは非活性カルシウムとも呼ばれる


◇悪玉カルシウム
・血液中のカルシウム濃度を急激に上げる
・細胞や血管に吸着してしまい、骨までカルシウムが吸収されない
・骨から溶けたカルシウムも同等の性質を持つ
・人工的に加工されたカルシウムである
・イオン化カルシウムあるいは活性カルシウムと呼ばれる



どんなカルシウムなら、いいの?

野菜にもカルシウムはあります!

善玉と悪玉があるのはわかったけれど、一体どんなモノからカルシウムを摂ったらいいのでしょう。
つまりは先に挙げた「善玉カルシウム」と呼ばれている自然の食材から積極的にカルシウムと摂りましょう。

小魚や海藻、これらは確かにミネラル豊富とは聞きますがやはり多くの方は
野菜からカルシウムが摂れると聞いても「たりるのかな?」と不安を感じることもあると思います。

大丈夫、野菜にもシッカリとカルシウムなど栄養は含まれています。
しかしその場合も、

葉もの野菜などはピンとしっかり伸びて茎の部分がしっかりしたモノを選びましょう


その状態は比較的ミネラルなど栄養が豊富だと以前、有機栽培農家さんから伺いました。

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そして最近では貝化石から出来た善玉カルシウムのサプリメントなども有ります。

この善玉と悪玉カルシウムがあるという事をまず知っていれば、これからご自身で良質なカルシウムを選ぶ事で出来るはずです。


結局、牛乳は悪いの?


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この答えに関しては皆さんそれぞれの体質にも関係してきます。
人によっては牛乳を飲んでも大丈夫でしょうし、アレルギーの方はとんでもありません(著者は後者の体質です)。

ただどうしても言える事のひとつとして、日本人など東アジアの人々は、どうしても乳製品が合わない体質の人が多くいるという事です。

牛乳に含まれる糖質/乳糖を分解する酵素を持たない場合があり、日本人の約80%近くが当てはまると言われています。
この酵素を持たないとどうなるかというと上手く吸収ができず、いわゆる牛乳など乳製品を飲むと胃に違和感、ゴロゴロする…などの症状を感じる事でしょう。

心当たりのある方が多いと思います。
その場合は是非、乳製品を一度控えてご自身にあった摂取量を知ると良いでしょう。


品質や加工方法も気にして!

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牛乳=悪とは言い切れないでしょう。
というのも、実はあまり気にしていない「品質」にも左右されるという事をお忘れではないでしょうか?
牛乳など乳製品そのものの栄養や性質だけではなく、現代社会に溢れる環境汚染などで乳牛のエサや水、育成環境はあまり良い状態ではない事もあります。(製品による)

そして原発事故以降は、牛乳から放射性物質が検出されていることもあります。
これは決して風評被害などではなく、現実的に検出結果をシッカリと調べて受け入れ、賢い消費者となる必要があります。

次に注目したいのが

加工方法

です。

よく耳にする「高温殺菌」している牛乳があります。
「殺菌」という言葉のイメージから「安全!」「良さそう!」なんて思いたくなります。

しかし、この高温で殺菌する過程で一般的に「善玉菌」などと呼ばれるような体に有益な働きをする菌や酵素までも殺してしまい、
その牛乳を飲むと消化吸入されにくくなるという説があります。

特に注目したいのが、活性酸素を分解する働きを持つペルオキシターゼという酵素が多量に失われてしまうことです。

活性酸素は万病の元とも言われています。それを分解出来る酵素は無いだなんて…。

もし牛乳を飲みたいなんて時は、なるべく有機で、かつ低温殺菌のものを選ぶ方が幾分良いでしょう。


大自然で始めて感じたフルオーガニック牛乳の美味しさ

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余談ですが、著者はアトピー体質で幼い頃から医師に乳製品を摂らないように指導されていました。
今、飲んでもお腹が張るような心地の悪さを感じます。

しかし、以前ネパールの農村に滞在した時のことです。
毎日、彼らがいつも口にしている日常の食事を振る舞って頂きました。

朝はミルクティー、1日2回の食事にも牛乳が出されたのです。
折角作って頂いたのだから有り難く口にしました。

それでも牛乳を摂ることは体質的に不安があったのですが…
なんと・・、お腹の調子は全く異変がありませんでした。

それどころか、ほんのり甘いような今まで味わった事のない優しい味と香りに感動しました。

そう、実はその家族は自宅裏に2頭の牛を飼っていたのです。いや、飼っていたのか定かでないくらい、そこらへんを歩いてました…。
そして毎朝その牛たちから絞ったばかりの牛乳を小さな土間でじっくりと
まるで魔法をかけるかのごとく軽く熱してからミルクティーや食事に使っていたいのです。

つまり、軽く熱していたのは「低温殺菌」法なのでは?!と著者は気付いてしまいました。
そして、なによりその牛たちはいつも雑草など自然に生えた草や家族の食べ残しを食べて、のびのびと育っています。

意識するまでもなく

“超天然オーガニックミルク”

だったのです。
それは美味しいはずですね!

何度もお伝えします。
牛乳が絶対に悪い!とは言いません。

ただどうしてもお伝えしたいのが、いくら素晴らしい品質の乳製品であっても「毎日必ず摂取する」など盲信するのではなく
ご自身の体質や製品の品質を是非考慮して嗜好品適度に摂取する
というスタンスを個人的にはおすすめしたいと思います。

それに原発事故があった現代に生きる私たち。

チェルノブイリや福島の事故の後、牛乳には放射性物質が含まれてしまっている検出結果は、多々出ています。
風評被害ではなく現実をしっかりと受け止めて、私たちは産地や品質には気を使わなければありません。

以前、著者の別記事でご紹介した「Oリングテスト」http://macrobiotic-daisuki.jp/oring-68291.html

をご自身で取得して頂くなど自分の体の状態をご自身で感じられるようになる事、
また信頼出来る販売店や生産者さんと繋がる事が大事でしょう。

皆様すでに実践されているとは思いますが、
是非これからもより良質で効率のよいカルシウムなどの栄養を摂って、
もっともっと健康的な日々をお送りください!


<参考資料等>
カルシウムにも善玉悪玉があるhttps://sites.google.com/site/yakumofuukakarusiumugnryou/
中村式温熱療法http://hyperthermia.asia/meal/paradox.html
牛乳摂取習慣と乳糖不耐症http://lin.alic.go.jp/alic/month/domefore/2008/jun/spe-02.htm


失われがちなカルシウムを効率的に補う
ドイツ発、安全性、品質、材料に最高にこだわったカルシウムサプリ

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メガカルシュムプルスは「マイクロ水酸化アパタイトカルシュム(MCHC)」といって、分子式は 3Ca (PO4)2Ca(OH)2で表されます。
このMCHCは、40種類以上のミネラルが含まれている、天然ミネラルやコラーゲン、
アミノ酸などの複合体なのです。ただのカルシウムだけのサプリメントとは違うのです。
原料は小牛から取られていて、もともと成分の配列状態を変えない特別な方法で製造されているので、
そのままの形で栄養素を摂取することができるのです。ニュージ-ランドの健康でBSEの危険が無い自然飼育の子牛を原料にしています。

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桺町 瑠璃
タイ古式マッサージセラピスト/シータヒーラー/自然農民 幼少期から喘息とアトピー発症。 10代後半に西洋医学の薬を断ち、代替医療/自然療法を独学で学び実践。 タイ移住後に古式マッサージやヨガ等の伝統医療を学ぶ。 パーマカルチャー式生活を目指し、タイを中心にエコヴィレッジにも滞在。 現在はオーガニック農園プロジェクトマネージャー。
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