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退院予定だった頃に息を引き取った義母。どうして・・?亡き義母の2度の入院の担当医師の違いで私が感じたこと。いざという時、自分の命を預けられる医師に出会うために今から私達が考えるべきこと

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一昨年の夏に癌で亡くなった私の義母が亡くなった時の話をします

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彼女は一昨年の夏に肝臓癌で病院で亡くなりましたが、私が見た彼女の最期1年は私に「病気との向き合い方」について考えさせるきっかけになりました。

義母に肝臓癌が発覚したの亡くなる8年ほど前でしたが、担当医の勧めるラジオ波の治療すら断り、
私たちの説得も聞き入れず彼女の頑固さには医師とともに私たちも手を焼きました。

まず義母はとても病院治療というものが嫌いでした。
昔に子宮筋腫の手術をした際に輸血した血液製剤のせいでC型肝炎になったという理由からだと思います。
それも1つの信念。

治療なんか嫌だ!という元気な大人を無理矢理入院させるわけにもいかず、
そのまま時が流れてもなぜか元気そのもの、大好きなお酒を飲み、友達とお食事に行って犬の散歩を毎日欠かさずしたりと義母の生活を今まで通り過ごしていました。

そんな彼女が最初に倒れたのは亡くなる一年前で、数日間倒れていたのを見つけ、救急で運ばれて入院しました。

癌も進行していたのと、体もだいぶ弱っていたのもあり、正直主人とはもうダメかもと話していましたが、
なぜかその入院中にみるみる元気になり肌ツヤまで良くなる始末で、私たちにとっては喜ばしいことでした。

その後退院して9ヶ月ほど在宅看護は入りましたが割と元気に過ごしたのち、
徐々に腹水でパンパンになり入院して3週間後義母は、食事がとれずに少しずつ体が弱っていき息を引き取りました。

義母の2度の入院に付き添い、私が感じたことは医師の人間性のクオリティによって大きな差でした。


クオリティの差と書くと、随分と失礼で乱暴な言い方になってしまうのですが、ここで書くクオリティとは人間力の差です。
義母の1度目の入院したところは救急車の受け入れたA病院ではじめての病院でしたか担当になった若い医師の対応を見て私はとても安心したのです。

彼は頑固で初対面の人はあまり信用しない性格の義母なので、
医師や看護師から少々厄介にも映る対応に根気強く対応して、入院すら拒む義母を一時間後には笑わせてくれる、そんな人でした。

お見舞いに行くたびに先生が毎日ふざけて笑わせてくれるんだと嬉しそうに話し、どんどん肌ツヤがよくなっていく義母を見て、
検査結果はあまりよく無かったもののそんな元気な姿を見て「絶対に回復して家にすぐに帰れる。」と私たち夫婦は確信し、
実際2週間の入院で元気になりました。


退院予定だった頃に息を引き取った義母。どうして・・?

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2度目の入院時は割と元気でしたが、黄疸とむくみがひどかったので検査入院が目的でした。

残念ながらA病院の担当医師が遠方の病院に転勤になっていたため、
自宅から一番近く訪問看護との提携もあったB病院に入院することになりましたが、そこの担当医師は前回とは違い、驚くほど高圧的な態度で対応してきました。

担当医は入院してすぐに抗がん剤を拒否する義母の前で聞こえるように、あえてホスピスの話をしたり、
薬の投与の度に内容を質問する義母に対し、あからさまにめんどくさそうな表情をするタイプで、
その雰囲気はむしろ治療をなるべくしたくないと突っぱねる義母をバカにしているようにも感じるほどです。

その後入院した当初は面会する私たちに冗談を言っていたりして割と元気に見えた義母でしたが、
入院期間中はどんどん顔色が悪くなり食欲がみるみる低下した後、退院予定とされてた3週間経った頃に医師の言っていた余命をはるかに早めて息を引き取りました。

癌患者の一年は進行度合いも違いますので勿論医学的に亡くなった時の状態は悪化していたと考えるのが普通ですが、
義母の癌は進行が非常に遅いタイプだったのか、前年と亡くなった年の2つの入院時で検査した血液検査や画像診断に関して大きな違いはなく、
別の場所に転移している様子もなかったので大きく進行しているようには見受けられませんでした。

むしろA病院に運ばれた時は自宅で倒れて意識不明でしたが、B病院の時は自分の足で向かったので入院時の症状してはA病院の時の方が危険だったのですがその後、彼女が一度驚くほどに回復したのは義母と相性の良かった担当医師の力のおかげだったと私は思っています。

ちょっとしたことで義母の不安を和ませてくれたり、治療に希望に対して耳を傾けて「ちゃんとあなたを見ていますよ」という気持ちを見せてくれたA病院の若い医師と、
自分の治療方針を拒否する患者に対して排他的な態度をとるB病院の医師。

特に義母のように末期癌患者で、「治療」らしい治療はないであるからこそ、
医師との精神的な繋がり、信頼関係が患者の生きるための持久力を左右してしまうのではないかと感じてしまいました。

実績がある人たちがいい医者ではない。
患者の顔をちゃんと見てくれる医師を選ぶために、私たちがどう言う態度で病気に向き合うかを明確にしておく

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私たちはつい、先生という肩書きの人をを見る時、その人のキャリアや肩書きに左右されがちで、いつのまにかそれが判断基準の全てになってしまうことすらあります。

もちろん外科手術など、技術的な行為が関わる場合は実績も1つの判断基準になるのも仕方ありませんが
長期にわたる治療でお世話になる場合は特に、医師と患者の立場が対等であることがとても重要だと思います。

勿論、専門知識を持ち最良な治療方法を考えてくれる医師に対して、私たち患者は敬意を払うことは必要ですが、決して言いなりになってはいけません。

患者は病気になった時、自分がどういう風に生きていきたいのかを明確に持って、
自分の言葉でそれを医師に伝え、それが例え医者の医師の提案する治療法と反する事でも頭ごなしに否定せずにちゃんと耳を傾けてくれるかどうか、
私たち患者も医者を選ぶという意識持つことが、その病気と穏やかに付き合えるのかどうかの鍵になると思います。


私の義母の時はA.B病院共に、義母は検査の結果が悪くても本人が抗がん剤など化学療法を義母は希望していないことを告げると、
A病院の若い担当医はゆっくり頷き、「できるだけこの入院中に体力つけて元気に帰って今までの生活ができるように考えていきましょうね。」と私たちの目を見て話してくれました。

しかしB病院の担当医は私たちの目を見ようともせずパソコンを見ながら聞き流し、入院中の義母の病室に、顔もなかなか見せないといった態度でした。
老年期は特に、医師の存在は死に方の影響力をもたらします。

義母がB病院の担当医によって死期が早まったとは言いませんが、
もし2回目の入院もA病院の時の義母を毎日笑顔にしてくれたあの担当医だったらもしかしたらもう少しだけ元気で生きてくれたかもしれないと感じてしまいました。

ちゃんと自分の命を預けられる医師を見極めるために。今後付き合っていけるいい医者かどうかの見分け方

人間と人間の相性なので、なによりもファーストインスピレーションはとても大切ですが、それ以外では最低限なにも見極めるべきなのでしょうか。

少なくてもどう患者に向き合っているかを見るために、下記のような医師はなるべく避けたほうがいいと思います。

診察時にPCの画面ばかり見て目を見ないで話す。

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これはある意味基本の基本、どんな病気になってもすぐに良い医師かどうかを見極める事ができる1番のポイントかもしれません。

若い時から色んな病院に通って沢山の医師に会った私ですが、患者をちゃんと見て話す医師とほとんど見ない医師は真っ二つに分かれました。
人間力の違いと言ってしまえばざっくりとしてしまいますが、実はそれだけではありません。

顔を見て話してくれる医師は検査データだけでは本当の病状を見極めることができないことを知っています。

患者さんが伝えきれない体調の具合を見極めるために、入室時から歩き方によろめきがないか、目の色に変わりがないか、顔色に変化がないのかをしっかりと見逃さないように顔を見て対話してくれています。

顔を見ないとい医師は検査データだけが全てで患者の症状の変化はあまり意味がないという考え方なのでとても危険です。

患者からの質問をめんどくさがったり嫌がったりする。

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患者からの質問をめんどくさそうにするのは応用力がない医師だということです。
またプライドが高く、自分の治療法を何も文句言わずに受け入れてほしいと言った傲慢な性格である可能性もあります。

そんな医師に大切なあなたの身体を預けられますか?
わからない事や深く知りたい事、どんどん質問してもちゃんと向き合ってくれて、万が一分からないことがあれば素直に「いま分からないので調べておきます。」と対応できるような医師のほうが頭ごなしに言いたいことだけを言う医師よりもよっぽど安心できると思います。

セカンドオピニオンを阻止したり検査データの提供を抵抗する。

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セカンドオピニオンはすべての患者に与えられた権利です。

今の日本は20年前とは違い、セカンドオピニオンを積極的に受け入れる傾向になってきましたが、
それでも医師によっては検査データを出し渋ったり、時間がないと脅したりして担当患者が他の病院に受診するのを嫌がる人も未だいるようです。
患者が望むようなその病院の治療方針が受けられない、もしくは納得していない場合、医師の方からも積極的にセカンドオピニオンに行くことを提案してくるような医師であれば安心できるのではないかと思います。

無駄にたくさんの薬を処方し、長期通院をさせたがる。

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これは入院を必要としないようなちょっとした通院に関しても言えることなのですが、
症状が良くなっても長く薬を処方したがり通院を促したり、不自然なほど薬を大量に処方する医師は、利益主義担っている可能性もあります。

私も実際、そういった医師に受診経験がありますが、処方が不自然に多く疑問がある場合は一度その処方薬を持って
別の病院に相談してみるのも自らの体を守る1つの方法です。

患者さんと常に対等な姿勢で、病気ではなく患者さんを見てくれる。そんな医師が増えれば私たちにとっての病院のあり方が変わります

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今回の記事は義母についてのことでしたが、小さい頃から病気がちで入退院を繰り返しきた私にとって医師は非常に近い所にいつもいる存在でした。

救いだったのは、私の母は割と現代的な考え方の持ち主なので、昔の人のように医者を崇めすぎず疑問に思う治療法を提示したり、
相性が合わないと感じた担当医に当たる時は躊躇せずに転院をさせてくれたので、
結果的に様々な医師に出会いそれが医師を見極める糧となっていった気がします。

性格的に相性が合うのか合わないのかと言う部分と、知識や技術的に治療が可能な医師かどうかと言うのも異なるので、
人間的に信頼できる医師が命を全て預けられるかは分かりません。

でも、患者の病気ではなくその人自身を見てくれるような医師はその人にとってベストな治療法を知っているので、
もし自分がその治療がで来ない場合はその旨をしっかりと患者さんに伝え、他の病院を提案するなどの道しるべを示してくれます。

大きな病気にかかった時、大病院のたくさんの治療実績がある、なかなか予約の取れない医師についつい目を向けてしまうのは仕方ないことですが、
極論を言えば最終的に命の炎を左右するのは自分の免疫力です。

何もかもを医師のキャリアや肩書きに委ねすぎず、自分の病気を自らで治すためのサポートになるような存在として、
医師の存在を考えることができれば、QOL(Quality of LIfe)を上げながら、穏やかに病気とも付き合っていけるのではないかと私は思っています。


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mamiko
幼少期より喘息で入退院を繰り返す病弱な幼少期を過ごすが高校時代に留学したニュージーランドでの生活で喘息の発作が激減し、健康な学生時代を過ごす。 20代半ばに再び喘息に悩まされ、30代前半には癌が見つかりそこから初めて「食養」に興味を持ち始め体が喜ぶと感じたままに体に過ごした結果、抗がん剤治療を行わなかったのにもかかわらず癌細胞が壊死していたという不思議な体験をする。 現在は主婦業をしながら日本の食物を中心とした日本の薬膳を学んでいる。 保有資格:国際薬膳食育師
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