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自宅出産経験者が語る!すんなり受理されない出生届、虐待扱い、周囲の偏見・・。それでも元気に育つわが子を見ると「これで正しかった」と確信した話

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以前こんな記事を公開しました。

私でもできた自然出産!どんな食事をしてきたか?なぜ自宅出産を選んだのか?決断までの紆余曲折を詳しくお伝えします。


そう、私は自宅出産経験者です。

自宅出産そのものは素晴らしいことが多くあった一方で、
出産後出生届が受理されるあたりまでは本当に一日千秋というか、気苦労が多く時間のたつのが遅かったような気がします。

それでも一切後悔のない出産。

子どもの元気な成長が私に自信を与えてくれました。

プライベート出産後の問題の1つ。なかなか受理されない出生届。

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現在、医療従事者(医師や助産師など)の立会がなく、家族だけで出産すると、
医療機関で記載された出生証明書がないという理由で出生届を出してもすぐには受理してもらえない自治体がほとんどだと思います。

家族だけで出産した場合、母親が赤ちゃんを出産したことを証明するのが
医師でも助産師でも救急隊員でもなく『父親』というのが、一般的ではないのですぐに受理できないようです。

「あなたにもできる自然出産」(さかのまこと著)の中でも、プライベート出産すると出生届が受理されるまでに時間がかかるということで、対策が色々と書かれてありました。

うちの場合は、

出産後に市役所に届出をする前に、県の法務局へ電話をして戸籍担当の課につないでもらいました。


「自宅で家族のみで出産したので、医療機関で書いてもらった出生証明書が出せません。
出生届を提出する時に何か準備する書類などはありますか」と問い合わせました。

すると、特に驚いた様子もなく、県内のどの市に在住しているか聞かれました。

同じ県内でも、市町村によって対応が異なるようです。

私の住む市では、「出生届と出生証明書にわかる範囲で記入して、お母さんが妊娠していたことや産まれた赤ちゃんが
そのお母さんの子供であることが確認できるような写真などをつけてください。」と言われました。

それらを市役所に提出した後に、市役所から法務局へと送られ、
法務局の担当職員がうちへ聞き取り調査に来て、その後法務局で決済が出たら市役所で受理、とのことでした。

私は、職員の聞き取り調査にかかる時間をできるだけ短縮したかったので、

「なぜ自宅で出産することにしたのか」
「出産当日の様子(時系列で説明)」


などを詳しく説明した経緯書のようなものをWORDで7ページ(A4サイズ)ほど書きました。
これは特に決まった様式はありません。書類の最後に住所と自筆の署名をつけておきました。

後日、夫に市役所に行ってもらい、

・出生届(書ける範囲で書く)

・写真(プリントアウトしたもの。私のお腹が大きい時の写真、出産直後に母子がへその緒でつながっている写真、へその緒がつながったまま赤ちゃんに授乳している写真の3点。撮影日時についてはデジカメのデータで証明。)

・経緯書


を出してきてもらいました。

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役所の戸籍担当職員さんたちが慌てたり困ったりするかなと思っていたのですが、
夫によると「すぐに受理されなかったけど、丁寧な対応だった」との事でした。

数日後、一日でも早く出生届を受理してほしかったので法務局に電話をしてみると、
ようやく書類を市役所から受け取ったとのこと。聞き取り調査日程については、
すぐに訪問かと思っていたら担当職員に出張などが入っていて1週間以上先になってしまいました。

大変申し訳ありませんと言われたものの、この期間に赤ちゃんに何かあったらどうするのかと疑問を感じずにはいられませんでした。

血相を変えて飛んできた保健師と子育て支援センターの職員。

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出生届がまだ受理されていない期間中、市役所の戸籍担当係から連絡を受けたと思われる保健師さんと子育て支援センターの職員の方がうちに飛んできました。
もともと私が子供たちをいっさい集団検診に連れて行かないため、よく「お子さんはお元気ですか」と電話をくれたり、訪問してくれたりしているので、顔見知りの方々でした。

集団検診については、一番上の子の時はまじめに行っていたのですが、
長時間待たされるだけであまり意味がないと感じ、病気をもらってくるのも嫌だったので途中から行くのをすっかりやめていました。

非常に心配してくださり、「自宅で産んだって本当?!妊娠してるって教えてくれたらよかったのに。」と言われましたが、
そんなこと言ったら「病院はどこ?」とあれこれ聞かれて自宅で産む妨げになったに違いありません。

とにかく自分で無理な出産をしただろうから体が心配だ、一度総合病院で診てもらいに行こう!と何度も言われました。

私と赤ちゃんは今までにないほど穏やかで健康で、何の心配もいりませんと話しても、
保健師さんは「そんなはずはない!もしも何か異常があったらどうするの!」と譲りませんでした。

その時に私の血圧を計ってくれたのですが150くらいあり、それがどうしても気になるので
一緒に付き合うから病院に行こう!と言われ、自分の血圧が高いのは産後の疲労が原因だろうけど、
まあ赤ちゃんの健康状態くらいは診てもらっても損はないだろう、と私も考え直して1日だけ総合病院の検診に行くことにしました。

保健師に伴われて行った検診。医療従事者からは虐待扱い?!結果は母子とも問題なし。

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思い出すのも腹が立ちますので検診の詳細は明かしませんが、1つ言えることは、

もし自宅出産をして母子とも健康だったなら、病院との関わりは持たない方が賢明です。


もちろん気になることがある場合や緊急時は行くべきだと思います。
しかし、私の場合は時間ばかりかかって嫌な思いをしただけで得なことはありませんでした。

医療従事者は、自分たちこそ出産のプロフェッショナルであり、妊婦は素人だと決めつけています。
「素人」が「何の知識もなく」自分たちだけで出産をすることは、「赤ちゃんへの虐待」だと決めつけています。

「虐待行動」をしておきながら赤ちゃんや母親の健康状態が異常ないのは、たまたま運がよかっただけと思っています。


この考え方の差は、まるで異星人と話をしているかのようでした。
分かり合うことは永遠に無理なんじゃないかとさえ感じました。

おそらく自宅プライベート出産を選択された方々は、赤ちゃんや自分、家族の幸せを考え抜いた上でそういう選択に至ったんだろうと思います。
そのために、食を含めた生活全般や精神状態をベストな状態に持っていけるよう、日々整えていたと思います。そうでなければ赤ちゃんを無事に迎えることはできないです。

私にとっては、食事を変えてから約7年ものあいだ自宅出産に向けて準備を重ねて、
出産の日まで細心の注意をしてきたのですから、健康無事だったことは偶然ではなく、必然でした。さかの先生の本なんて、読みすぎてもうボロボロです。

赤ちゃんのために、病院で産む。
赤ちゃんのために、自宅で産む。


この価値観の違い、みなさんはどのようにお感じになりますか?

法務局の聞き取り調査は、終始穏やかに。
「産まれた赤ちゃんと父母は本当に血縁関係があるか」を調査するものでした。

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さて、病院での検診をはさんで、ついに聞き取り調査の日がやってきました。
やってきたのは女性が2名で、予想と違い終始和やかに話ができました。

調査の目的は、

「産まれてきた赤ちゃんが、本当にこの父母の子供か」

ということを確認するためだそうです。出生を証明する人物が夫というのは客観性に欠ける、という判断なのですね。

最初に私が1時間半ほど、次に夫が1時間ほど、別々の聞き取りとなりました。
経緯書を前もって提出していたので、それに沿うかたちで詳細な質問をされました。

私が聞かれたのは、

・なぜ病院出産しなかったのかという詳しい理由
・当日の陣痛から出産までの経緯の詳細
・出産準備物の詳細
・出産で強く感じたこと(感想)


などでした。

職員の方は、物的証拠もデジカメ撮影していかれました。

・赤ちゃんのカラカラに乾いたへその緒
・出産した浴室とその時使用したもの(洗面器、たらい、バスマットなど)
・冷凍保存してあった胎盤(ビニール袋に入った状態)


夫への質問は、

・出産にあたって準備したものの詳細
・妻や自分の分娩時の様子詳細
・へその緒を切った時の様子詳細


などだったそうです。

職員の方は話を聞きながらメモをびっしり取って、
「なるべく早く受理されるようにいたします。ありがとうございました。」と笑顔で帰って行かれました。
この日の調査内容をレポートにして上司に提出し、決済をもらうとのことでした。

その後2週間ほどして、市役所から出所届受理の電話連絡がありました。
その後日、郵送でもその旨を伝えてきました。

出生届提出から受理まで、約1ヶ月もかかってしまいました。


この1ヶ月、赤ちゃんに何もなくて本当によかったと胸をなでおろしました。

自宅出産で産まれた子供はとても落ち着いていて、病気にも強い?

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色々と産後にすったもんだがありましたが、あの時赤ちゃんだった我が子は今や2歳を過ぎました。

これまで私は5人の赤ちゃんのお世話をしてきましたが、

この子が最も落ち着いていて、よく寝てくれて、夜泣きもなく、とても育てやすい赤ちゃんでした。


11年前、私の食生活が悪い中、病院出産でさまざまな処置を施されて産まれてきた一番上の子が、
とても神経質でよく泣き、ベビーカーにもまったく乗らないほど抱っこされていないと不安で泣き続けていたのとは大違いでした。

また、

自分の本能を大切にして生きているようにも思えました。


1歳を過ぎても食べ物には目もくれず、母子手帳などに書かれているような離乳の進め方とは大きくかけ離れていました。
物をまともに食べ始めるようになったのは2歳になるころ、ちょうど奥歯が生えてきたあたりでした。

周囲は心配していましたが、私は「なんて道理に合った成長なんだろう!」と内心感動していました。
他の哺乳動物でもそうですが、「離乳食」というものは必要ありませんでした。

病気にも強いようです。

不思議なことに、上の子たちが学校でインフルエンザをもらってきて家族全員が順番に罹るということがこれまでに何度かあったのですが、この子だけは熱も出ずずっと元気なのです。

これまで多少咳込んだり鼻水が出たりということはありましたが、一度上の子からおたふくかぜをうつされた時をのぞいて、
熱が出たとか苦しそうとかお腹をこわしたとか、そういうことはこれまで一切ありません。

これは、家で産まれたことと何か関係があるのでしょうか。
おそらく世界中を探してみても自宅出産の子供の健康に関するデータは存在しないと思いますが、
私が5人の子供を育てていて、やはりどこか違っていると直感的に感じるものがあるのです。

ちなみに、

集団検診は一度も行っておらず、予防接種は1本も打っていませんし、今後も打ってもらうつもりはありません。


どうして何の医療処置もなく元気に産まれてきたのに、
後になって人の大勢集まる検診の場に行かなくちゃいけないんだろう。
ワクチンを体に取り込まなくちゃいけないんだろう。


そんなことをしてはもったいない!と強く思うんです。

あらためて、自宅出産を経て思う事。

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思い返してみると、自宅での出産はメリットがとても多く、
健康な人にとってはデメリットはほとんどゼロではないかと感じています。(産後の病院での検診は嫌な思い出ですが。)

家族の絆も強くなりました。

「新しいいのち」を病院の密室ではなく家庭で温かく迎えることができ、家族みんなで赤ちゃんを大切にしてきましたし、
さまざまなシーンで助け合うことも多くなりました。上の子供たちは2年以上たった今でも末っ子誕生の日のことを思い出して感慨深げに話をすることがあります。

言葉で言っても薄っぺらいですが、

家族全員にとって、一生忘れることのできない、かけがえのない経験ができました。


大切ないのちは、自分たちで守っていくものです。
医療機関に任せきりにするものではありません。
大切ないのちをこの世にお迎えするとは、どういうことなのか。

そのために、自分はどう暮らしていけばいいのか。


今一度たくさんの方々に考えてみてほしいと思っています。

以上、3回にわたって私の自宅出産について長々と書いてきましたが、最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。

何かのお役に立てれば幸いです!


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うちゅう
地方在住、現在5人の子供を子育て中。 学生時代に、食糧自給・食品の安全などがコンセプトのNPO活動に参加したことや、環境政策が専門の教授に師事したこと、自然食品店でのアルバイト、援農ボランティアなどをきっかけに、食について興味を持ち始めました。しかし勤務時代の不摂生により産婦人科医から「不妊症予備軍」と診断されることに。菜食になったのは、なんと結婚後の「経済的困窮」がきっかけ! 動物性食品を買わなくても食いつなぐ方法を求めたところ学生時代に耳にしたマクロビオティックを思い出し、日々図書館通いをしマクロビオティック、精進料理、自然食など本を読み漁って実践。以降食生活の改良を重ねてきた結果、健康も子宝も手に入れ、2015年には第5子を自宅自然出産にて迎えることができ、今も元気に育ってくれています。 格差社会と言われる今日ですが、お金に困った人間ですら食の方向転換をしたことで体も心も健康に向かうことができたのですから、多くの人に希望を持っていただきたいです。
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