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本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ IN YOU Market 本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
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世界中で明らかになった化学肥料の深刻な害と土壌汚染。いずれ肥料も枯渇して「使えなくなる」時代も近い?日本の土壌が不毛の地に変わる前に、私たちの意識を変えよう!化学肥料の歴史と問題点を俯瞰して見えること。

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農産物に含まれる硝酸塩の問題が明らかになってきた化学肥料。しかし、問題はそれだけではありません。

最近のIN YOUでは、化学肥料や硝酸塩に関する内容を数多くお伝えしてきました。

農薬だけでなく化学肥料の使用状況にも要注意。発ガン性も危惧される危険な「残留硝酸塩」の有害性とは?


【衝撃的な実験結果、初公開!】一般的なスーパーで売られている慣行栽培野菜の安全性って結局どうなの?危険な硝酸塩量をチェックしてみました!

化学肥料を投入することで世界中で作物の収量が上がったことは否定できないのですが、近年はその多用や依存による弊害が明らかになってきました。

土壌内の生態系の破壊による土壌劣化

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化学肥料は作物にとって楽に吸収できるので、根っこをびっしりと生やす必要がありません。
本来は根っこに無数の微生物がついて土壌中の養分を作物が吸収しやすくする助けをするのですが、
それができなくなるということは微生物が増えなくなり、やがてはいなくなるということになります。

そうなると土壌中の生態系のバランスが崩れ、有益な微生物の代わりに病原菌がはびこることになります。

農産物の品質の劣化

化学肥料を使えば見た目には立派になりますが、それはそれぞれの細胞が肥大化したということであり、
そこに外部の異物などが入り込みます。それは糖度の低さや硝酸塩による苦味といった形で現れます。

また、カリウムが過剰だと作物がマグネシウムやカルシウムを吸収するのが阻害され、その分栄養価の少ない野菜になってしまいます。

環境汚染・温暖化

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土壌から流れ出したチッ素(アンモニアや硝酸などの形)やリン酸は川や湖を汚染し、海に流出して富栄養化を引き起こしています。日本ではクラゲの大発生やサンゴの死滅などの被害がよく知られています。

また、作物に吸収されず土壌に残ったチッ素肥料由来の亜酸化窒素ガスは、温暖化の原因と言われるようになりました。

なぜこれほどまでの弊害が明らかになっても、世界中の多くの農家が化学肥料から脱却できないのでしょうか。


そもそも化学肥料はどんな経緯で生まれ、どのように広まった?

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18世紀末から19世紀にかけて、化学肥料の基礎になる大きな科学の進歩がありました。

チッ素、リン、カルシウム、カリウムの発見があり、1840年にはドイツの化学者リービッヒが植物は有機化合物がなくともチッ素・リン酸・カリウムなどの無機物だけで育つことを証明しました。

それからほどなく、チッ素とリン酸が作物の収量を大きく引き上げることが発見され、リンやチッ素を多く含むグアノ(鳥糞石)を求めて欧米各国がグアノが採れる島を次々と占領下に置きました。

アメリカでは、奴隷解放から間がなかったことも化学肥料の依存に拍車をかけました。
賃金がタダの奴隷を酷使して痩せてしまった土地で人を働かせても、収量が上がらない上に賃金まで支払わなければなりません。かといって土地を遊ばせておく経済的余裕も農園主にはありませんでした。

そこで農園主は開放奴隷や貧しい農家に土地を貸し出し、わずかながらの収穫物を受け取ったり、地代をもらったりしていました。
そこに目をつけた商人たちは、痩せた土地を耕そうとする貧しい人々を化学肥料を売りつけるターゲットにしました。

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作物の植え付けから収穫までに必要になる資金を貸し付け、
すぐに収量の上がる化学肥料を購入させ、短期・高金利で資金を回収でき、おいしい商売だったのです。


1909年にはドイツの化学者ハーバーにより大気中のチッ素をアンモニアに変える技術が発明され、同じくドイツの化学者ボッシュにより商業化に成功しました。これは化学肥料というよりも兵器の原料として使われることになりますが、第一次世界大戦後には連合国での生産も盛んになりました。

ところが第二次世界大戦が終わると、火薬の原料でもあったアンモニアが突然不要になり、アメリカを始め世界中の政府は売り先を探し回ったり、自ら作り出したりしました。

最初は先進諸国が化学肥料の消費のほとんどを占めていたのが、1980年代までには開発途上国での消費が爆発的に増加しました。

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そこには、

単に作物の収量を上げるだけではない、貧しい人をターゲットにしても利益を上げたい、儲けたいという人間の意図があったことを見逃してはいけません。


日本でも戦後爆発的に普及して農産物の収量は増加。ここでも裏の目的が。


化学肥料の存在は、日本の戦後の食糧難を解決し、その後の豊かな食生活を築くのに大いに役立ったと言われますが、実は別の側面もあったようです。それは、経済的な目的でした。

自然農の提唱者として知られる福岡正信氏は、「わら一本の革命」の中でこのように述べています。

こういうもの(農薬や科学肥料を指す)の研究も、技術者が積極的に、生産者と消費者のことを考えて、肥料を開発しているというよりはですね、儲けるために、新しいものを開発して出す、ということが先行しているのであって、試験場あたりから退職して関連会社に入っている技術者っていうものは、どこまでも目先の変わった、新しい肥料、農薬を開発して、それを売るというのが目標なんです。


これは、一体どういうことなのでしょうか。

日本で化学肥料を製造する企業を調べていくと、化学メーカーに限らず、どういうわけか鉄鋼やガラス、セメントなどの企業が出てきます。
そういった会社から分離してできた肥料会社もあります。

日本で化学肥料が作られるようになったのは明治以降ですが、当時は高価で裕福な農家しか買えないので普及しませんでした。
ところが戦後、鉄鋼・ガラス・セメント・自動車などの産業の製造過程で出る副産物が「安価にできる化学肥料」として転売されたのです。

戦争に負けた日本は、どん底の国力から再生しなければなりませんでしたが、輸出できるものがほとんどなく外貨を稼ぐ手段がありませんでした。

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それにもめげず、日本人はあらゆる産業で国の威信を背負って、勤勉かつ熱心に技術の向上に取り組みました。
先にあげた産業では、製造過程で塩化アンモニウムや硫酸アンモニウムなどの産業廃棄物が大量にできてその処理が問題となりました。

しかし、これが化学肥料として知られていた「塩安」「硫安」等と同じであることに気がつくのです。

業界としては、

ゴミを処理する必要がなくなるばかりか、
肥料に転用して農家に売ることで利益まで出る


願ってもないおいしい話だったのです。
政府は国策として化学肥料の普及を大きく後押ししました。

日本の高度経済成長を支えた産業と化学肥料の間には、密接な関係があったのです。

かつてのアメリカの貧農や開発途上国と同様に日本でも小さな農家がターゲットになり、
今ではそれを抜きにしては成り立たない、いわゆる依存体質になってしまっているのです。


しかし、いつまでも依存できる状態でいられるのでしょうか?

いずれは枯渇する、化学肥料の原料

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現在、化学肥料は成分そのものは害はない、有機肥料と併用するなど適量使うなら大丈夫、などの意見もありその是非が議論されています。
しかし、それ以前に

いずれ原料となる資源は枯渇する

ということを忘れてはいないでしょうか。

チッ素は空気中に膨大に存在しますが、チッ素肥料の製造には、膨大な石油や天然ガスが必要になります。世界の石油使用量のうち、なんと30%を農業が占めています。

リン酸カリウムについては鉱物資源であり、日本はほぼ全量が輸入です。

特にリンについては世界中に偏在していると言われますが、かつての輸出国だったアメリカは枯渇を理由に禁輸になり、
現在日本は中国から購入しています。ところが自国での消費も増え、四川大地震をきっかけに100%の関税をかけ、今後安定した輸入が見込めるかは未知数です。

国内の某シンクタンクは「原油は枯渇まであと40年、リンは約300年、カリは約370年で、毎年新しく資源が発見されている状態なので今のところ問題はない」と述べていましたが、もっと長い目で私達の子孫のことを考えた場合、のんびりしていられるのでしょうか。

一度痩せてしまった土壌は、おいそれと簡単には回復しないのです。

地球が資源を生み出すスピード以上に、消費をしてはいけない


これは人間が地球上の暮らしを維持する上での大原則です。
いずれ原料が枯渇するとわかっている上に、依存し多用すれば土壌の複雑な生態系を破壊するものを使い続けることに、どんなメリットがあるのでしょうか。

もっと化学肥料を投入すれば、その分生産量は上がる?

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1950年から1970年にかけて、化学肥料の使用によって世界の穀物は2倍近く生産量が増えましたが、それ以降は伸びが鈍くなっています。
アフリカではむしろ減少しています。

化学肥料を使った農業はすでに行き詰まりを見せています。

アメリカとメキシコの小麦収穫量は増えていません。

アジアではコメの収穫量が低下し始めており、収量を維持するだけでもチッ素の投入量を増やし続ける必要があることが
フィリピンの研究所の実験により明らかになりました。

この事実は、これ以上化学肥料を投入したところで、生産量が増えるわけではないということを示しています。

土壌を大切にしない文明は、結局衰退します

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古代のギリシアもローマも、土壌保全を考えずにひたすらに消費し尽くしたことが衰退につながったと言われ、
他の文明でもそのようなケースが非常に多いと言われています。

その衰退について、学校の授業では、どこがどこと戦争した、滅ぼされた、征服した、ということのみで「なぜそうなったのか」はたいがい無視されます。

様々な要因があったでしょうが、土壌の損失ということも共通して大きな要因でした。

農耕が普及して人が定住するようになり、増える人口を養うために農地を開墾、作物が育たなくなればその地を放棄して他に移り、新たに土壌が作られる以上の速さで土壌を消費し、さらに人口が増え山の急斜面まで開墾します。

その繰り返しで土壌侵食が起こって増え続ける人口を養いきれず、結局新たな土地を求めて争いが起こったのです。

ギリシアの建造物が石造りで、しかも神殿が多い理由は?

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石作りの建造物の理由は、森林が開墾され尽くして建物に使える木がなかったからと言われています。
そして、土壌侵食や水不足により農業は崩壊状態で貧困が大きな問題となって、神頼みのために神殿が多く建てられたといいます。つまり社会不安を表しているのです。

プラトンの著作「クリティアス」では、ギリシアの森林破壊と土壌侵食について言及されています。

土壌をタダ扱いし、その中に存在する豊かな生態系を軽視することは、
自らの崩壊につながるということを、何度も歴史が証明しているにもかかわらず、どうして人間は同じようなことを繰り返すのでしょうか。


現在はグローバル化で世界中がつながり、脆くて不安定な状態です。
これまでのように、世界のある一地域の文明の衰退で済むような事態ではなくなっています。

目先の利益を捨てて、
どこかで引き返さなければなりません。


一消費者、一市民としてできることは?

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一人の行動は小さなものかもしれませんが、足元からの行動が積み重なれば必ず大きな力となります。

土に関する意識の高い生産者の農産物を選び、応援する。


「有機JAS認証マークがついているから安心」
「無農薬・無化学肥料と書いてあるから安心」

という自分の食卓の問題だけでの判断基準から一歩踏み込んで、心ある生産者の取り組みをもっと知るということも大切なことです。

我が家の例ですが、

お米は自然栽培・あるいは無農薬無化学肥料栽培のものを、日本各地の生産者から購入するようになったのですが、
どの生産者も例外なく、お米に加えて何枚も紙を同封してご自身の取り組みを丁寧に知らせてくださいます。

福島原発から遠く離れた地域でも放射能検出結果のコピーを同封してくださる方もおられます。

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また、地元の直売所では、農業をするために移住してきた方々も野菜を出荷されていて、
無農薬・無化学肥料の野菜が珍しくなくなりました。メールアドレスを記載している方もいて、直接連絡を取ることも可能です。

以前は農産物に「無農薬・無化学肥料」というシールを貼ってあるだけでしたが、次第にそれに加えて「肥料に何を使っているか」という詳細が記載してあったり、「化学肥料農薬ゼロ宣言」といったような意気込みがロゴになっていたり、そういった商品が少しずつ増えてきています。

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こういった生産者の方々を知るにつけ、これはもっと応援しなくては!という気持ちにさせられます。
それに加えて有害物質チェックマシーンで硝酸塩量を測定すればなお安心で、その後も信用して購入することができます。

自分で家庭菜園をするなら、土の状態を観察しよう。

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自分の家の庭や、畑を借りて菜園をする場合、農業改良普及所やJAに土を持っていけば化学分析による土壌診断をしてくれるそうですし、ネット通販で簡易土壌診断キットも購入できます。

また、そういった方法以外にも手軽にできる診断方法があります。

以下、「伝承農法を活かす家庭菜園の科学」(ブルーバックス)からの要約です。

1、持ち主や前の借り主に畑の来歴を聞いておく(借りている畑の場合)

ほとんどの場合は、これだけで土作りに必要な情報が得られるようです。

・もともとその場所が畑だったのか(土壌構造がしっかりして作物がよく育つ)、人の手で畑作用に作られた場所なのか(様々な層の土が混ざり合って栽培に適していないことがある)

・水はけは良いかどうか

・これまでに栽培した野菜の種類や成長・収穫の様子

・これまでに発生した病害虫

・どんな肥料(有機・化成)をどのくらい使っていたか


2、土壌の断面を調べる

土壌を70センチほど掘って断面を観察します。そこに含まれる根の深さや量、土壌の粒の様子、有機物の有無・その分解の程度など、多くの情報が得られます。

3、そこに生えている雑草によって診断する

一口に雑草と言っても、やせ地を好むものから肥沃な地を好むものまで様々で、そこに生える草を見て地力を判断できます。

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4、野菜の成長具合によって診断する

例として、このような判断方法があります。

・ほうれん草は酸性に弱いので、育ちが悪ければ酸性
・アブラナ科の野菜は肥料を吸い上げる力が強いので、これらがよく育つ畑は肥沃

また、大豆は土壌水分が過多になるとうまく育たない、逆にさつまいもは乾燥状態でも強いなど、その場所でどの作物が適しているかを知ることも大切です。

足元の土は価値あるもの。もっとよく知ろう。考えよう。

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地球の資源を考える時、原油や鉄鉱石というと戦略的な資源という印象ですが、日々食物を通して多大な恩恵を受けているにもかかわらず、土壌というとあまり実感がわきません。

ところが土壌こそ何にも代えがたい、私達のいのちを支える貴重な資源です。
人間がこれからもこの地球に暮らしたいと願うなら、土壌に対する考え方もあらためる必要があります。

ぜひみなさんの足元の土やそこに生える草、そこに住む生き物についても、思考をめぐらしてみてください


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