その他

なぜ人々は天寿をまっとうできず現代医療のもとで病死を迎えるのか。長寿村フンザから見る、病知らずで健やかに人生を全うする方法。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
hospice-1793998_960_720

health
こんにちは、沖縄の調和療法家、ひかりあめのゆうすけです。
僕の暮らす沖縄本島中部には、つい最近、超大型ショッピングモールと大型病院が隣接する形で営業を開始しました。

利用者の流れの異なるこの二つの大型施設は、駐車場を融通し合うなどをしながら、
まさに何でも揃う、何でも出来る便利空間を演出していますが、本当にそうなのでしょうか。


現代医療は成功しているのか、破綻しているのか


blood-pressure-monitor-1952924_640

あなたへの質問です。


現代医療は完全に機能していると、あなたは、お思いでしょうか?


そもそも医療とは、何なんでしょうか?

医療とは、病気や症状を治す、国の支援する合法的なシステムに決まっているし、遺伝子操作まで可能な勢いまで有するそんな現代医療が、機能していないはずがないと確信さえする人も少なくないのかもしれません。

ですが、仮に現代医療が上手く機能しているのなら、病人の数は確実に減少傾向にあってしかるべきですよね。

しかし残念ながら、実際には全く逆の現象が起こっています。


前述のわが村に出来た大型病院の例だけでなく、日本各地の医療施設はどこも超満員で、おびただしい数の患者さんたちが、それらを定期的に利用しています。

それらの施設内を覗くと、診察の予約をとって訪れた患者さんたちがひしめき、ドクターの診察を今か今かと、待っています。

予約来院でありながら、長時間待つことに疑問を感じることなく静かに順番を待ち、中にはそんな診察の順番を待つ間、待合室内に完備されたファストフードショップで、砂糖たっぷりのドーナッツをほおばるお年寄りの姿まで見つけることができます。

診察が終われば、会計を済ませるための順番待ちです。そして、次に目指すのは院外薬局でしょう。

薬の院外処方が当たり前となった昨今では、ドクターから処方される薬は、院外の薬局で手に入れる必要があるため、患者さんたちは移動を余儀なくされます。

architecture-2557567_640
ちなみに前述のショッピングモール内にも、処方箋を受け付ける薬局があって、ここにもビジネス上の遣り繰りの構図が存在しています。

何から何まで、システマティックに機能しているようにも見えますが、大きな矛盾に気付かぬまま、僕たちはそうした商業ベースの流れの中で暮らしているのです。

現代医療は、患部を直接治療する


cardiac-217139_1280
先の質問に戻って、医療とは何か再考してみましょう。

医療とは、病気や症状を治す仕組みのように見えますが、彼らが目指すものは「患部の沈静や緩和」であって、「平癒や根治」ではありません。

例えば、あなたが風邪をひいたのなら、医療機関では症状に見合った薬が処方されます。

一方、ちまたのドラッグストアでは、風邪の初期の諸症状に万遍なく効く総合感冒薬しか手に入りません。

医療機関であれば、発熱が顕著なら熱を下げる薬が、喉に痛みがあるのなら喉の炎症を和らげる薬がピンポイントで処方されるのですから、効果を感じないはずがありません。

はやく結果を求めたい現代人にとって、患部を直接治療する現代医療のこうした在り方は、実に好都合なのです。

しかし、あなたが風邪をひいたのには、その背景となる出来事があったはずです。

風邪の症状を何度和らげたところで、同じ出来事と遭遇すれば、あなたはまた病院へ行かねばなりません。

つまり、あなたが風邪をひくきっかけとなった、免疫力を低下させた何かを、あなたの生き方から遠ざけない限り、何度でも病院へ行くことになるのです。

この生き方の癖との決別こそが、病院から縁遠くなるために、どうしても必要なことです。

僕の治療所の提供する調和療法は、どんな病気や症状であっても、病を平癒させることを目標に掲げますが、効果を感じるためには一定の時間が必要となります。

前述した生き方の癖を、心理的要因を含めて利用者と共有した上で、生き方のシフトを提案し、日々の積み重ねの中で、病気にならないご自身を目指して頂くのですから、一ヶ月単位の時間を要します。

心身に表出した症状は、生活習慣に潜んだ生き方の問題がアウトプットされただけに過ぎませんから、
原因を無視して症状を癒すだけの現代医療のスタンスでは、症状が再発するのは当然ですし、投薬が永遠に続くことも避けられません。

そうした、一見手っ取り早いのだけれど、平癒には程遠い現代医療を選ぶのか?
それとも、時間と手間をかけて、日々の生活を自然則に沿わせることを通して人間力や生命力を高め、結果として問題となる病気や症状を手放すのか、その選択はあなた次第なのです。

根本的な原因を考えず早期発見!早期治療!ばかりにとらわれる日本人

生き方を見直さずに受ける健康診断に、意味はあるのか


検診
このように現代医療は、問題の原因を無視した、患部の直接治療を続けることに専念する、矛盾をはらんだシステムなのですが、さらに不思議なシステムが健康診断です。

早期発見、早期治療!を合言葉にした健康診断は、無料で受けられるケース(実際には税金で支払っていますが)も多く、健康維持にはなくてはならない便利なシステムのようにも見えます。

「そのとき」の自分の身体状態を医学的に知って、何等かの問題があれば通院して再検査し、治療と証した緩和処置や薬の処方が始まれば、平癒への道が開かれるように感じる人は少なくないのではないでしょうか。

ですが、「そのとき」が「数日前の単なる延長」でしかない、
つまり生き方を何も見直さずに、身体にとって良いとはいえない衣食住とともにあって、心理的な成長もないのであれば、心身が良好なはずがありません。

そうした状態の中での「そのとき」に、医学的な異常が見つからなければホッとし、見つかればがっかりするだけの健康診断なら、単に病院に通い始めるきっかけと出会おうとしているだけにすぎないのではないでしょうか。

スポンサーありきのマスコミに踊らされるまま、信頼性のない健康情報を鵜呑みにして生きていれば、人生のどこかの時点で大病を患ったり、

幸運にも大病ではなくても、血圧やコレステロールをコントロールする薬を毎日飲むはめになってしまえば、それは人生の最後の瞬間まで続くことを意味するのと同じなのです。

こうした傾向は、皮肉にも先進国が顕著で、そうした国々の人々は医療に生かされる人生をほぼ自動的に選び、天寿をまっとうすることには、到底いたらないようです。


何もない地方、フンザ


hunza-2211845_640
パキスタンの北端に位置するフンザは、ロシア、中国と国境を接した場所です。

6つの山脈が集中し、山々の高さは6000メートルに達し、7500メートルを超えるラカポシ山のようなものまで存在します。

フンザの人々は、岩の塁壁に囲まれた肥沃な山あいに暮らし、この2000年間、殆ど外界との接触がありませんでした。

それは、彼らの暮らす谷を取り囲む道が、道として機能しておらず、一年中危険だったからです。

1964年、アメリカの有名な心臓専門医だったポール・ダドリー・ホワイトは、心疾患とは無縁で非常に長生きするフンザの住民を自ら確かめるために、バッテリー駆動の携帯用心電計を持ってフンザを訪ねました。

彼らは誕生の記録を持たないので、正確な年齢を特定することはできなかったのですが、血圧や血中コレステロール値を調べ、心電図もとりました。

その結果、彼が調べた最も高齢者の中にも、心疾患はまったく見つからなかったのです。

また同じ頃、フンザ人の視力に魅せられたアメリカ人検眼士アレン・E・バニクがその地を訪ねた時の感激を、以下のように自著にまとめています。

何世紀も生き抜いて来たこの部族は、驚く程の活力と体力を持っている。外界と殆ど隔絶していた2000年の間に、フンザの人々は寿命を大いに延ばすような生活や食事、思考や運動の様式を発展させて来たようだ。彼らには金がないが、貧困も病気もない。この土地の住民は、清浄な身体だけでなく、誠実さと相互の信頼を享受しているのだ。フンザの人々は頑健で病気にならず、比類なき長寿を誇っている。多くの高齢者が仕事を続けているし、アメリカではよくある老いの兆候がまったく見られないことは驚きだ。


旬の生の果実や乾燥果実、発酵されたミルクを飲む原住民の健康の秘訣

フンザの人々の食生活の秘密


apricot-138874_1280
フンザにはアンズ園が多く、殆どの世帯がアンズの木を育てています。
彼らの自慢の地味豊かな段々畑の多くは、アンズをはじめとした沢山の種類の果物を育てており、収穫期は生食しながら乾燥させ、冬場には乾燥させたものを様々な料理に使います。

またフンザは牧草地に適した土地がないため、畜産は不可能に近く、動物性蛋白質の摂取は羊や山羊の乳から作った発酵ミルクを飲むだけで、住民が肉食することは、殆どありません。

フンザの成人男性の一日のカロリー摂取量は1900キロカロリーで、その99%が植物性です。
炭水化物からは73%、脂質からは17%、蛋白質からは10%のカロリーを摂取します。少量の自然塩は摂りますが、砂糖や加工食品は全く口にしません。

そのため、これらの食事情から肥満や病気とは無縁なのです。

加工食品や砂糖を手放すことのない私たち現代人の問題

医療に頼る日本の老人と自然に生きるフンザの老人の圧倒的な違い


時計
フンザ人の健康を支える背景を垣間見て頂いたところで、目線を日本に戻しましょう。

忙しい現代人の横行する首都圏も、僕の住む沖縄の片田舎も、食文化に多少の差はあれ、フンザのそれとはあまりにも違うことは言うまでもありません。

僕の実家は1500キロ離れた埼玉にあって、隣県の東京と文化的な差を殆どない感じない場所です。

数年前に86歳で他界した父は、80歳のときに脳梗塞で倒れる直前まで、日本中を股にかけて活躍した営業マンでした。

最後の最後まで愛する仕事を楽しんだ、幸せな人生を送った典型のような人でしたが、
脳梗塞を発症するまでの数十年間はインシュリン注射を欠かさずに過ごし、その後何度か入退院を繰り返したあと、最終的には2種類の癌を併発して病院で亡くなりました。

彼の最期を看取った母親は今も健在で、明るくユーモアたっぷりな人なのですが、血圧とコレステロール値が高めで、その治療と称して毎日服用する血圧やコレステロールの薬の影響からか、認知症傾向が年々顕著になっています。

また、7年前に大腸癌の手術をした際、かなりスマートになったのですが、今では再び貫録十分な体型に戻ってしまっています。

このように二人とも、ストレスの多い現代にいながら、心理的にはストレスフリーな生き方を選べた幸福な人たちなのですが、身体的には「医学的に生かされていた」と言えます。

年をとってからも、フンザの人々の150%前後のカロリーを一日に摂取し、その半分近くが動物性で、カロリーの殆どを蛋白質と脂質から摂取し、砂糖も加工食品も手放しませんでした。

何でもある便利な国で、メンタル的にも良好であったにも関わらず、フンザの長寿の仕組みからは程遠い印象を受けるのは、僕だけではないはずです。


現代人である私たちが、人生を完全燃焼するために、あと何が足りないのか


happy
ここまで読了されたあなたなら、この問いに対する答えは、すでに見つけられたことでしょう。

僕たちの生活には、足りないものは何もありません。
どうやら、逆に有り過ぎるようなのです。


便利な暮らしに、すっかり慣れ親しんだ僕たちは、フンザの人々のような生き方は、きっと選べないかもしれませんが、天寿をまっとうし、人生を完全燃焼するためのヒントとして、その多くを活かせるのではないでしょうか。

僕の場合、健康のためにではなく、動物への愛から純菜食者になりました。
そして、数十年間患った喘息と乾癬の自己治療のために、グルテンフリーを選び、そして少食にもなりました。

また、無意識を浄化する目的で、マスコミ断食も続けており、典型的な世間知らずです。
そんな僕はこの沖縄の地で、自然則に沿って生きることで、天寿をまっとうする気満々なのですが、果たしてフンザの人々のような最期を迎えることができるのでしょうか。

その答えを体感できるのは、おそらく数十年後なのでしょう。
※参考文献 JOHN ROBBINS / HEALTHY AT 100

IN YOUMarketで始めよう!
健やかな心身を保つ、オーガニックな暮らし。

market01



IN YOUMarketは、「全ての人にオーガニックな暮らしを」をコンセプトにした
これまでにない、厳選オンラインストアです。

編集長自らが商品選定を行い、本当に自分でも使いたいと思えるレベルのものしか扱いません。

あなたもオーガニックな暮らしを始めて、
心身ともに健やかに暮らしてみませんか?

オススメの記事

日本が長寿国になれたのは、麹のおかげだった。これを見れば麹がわかる!知っておきたい基本の調味料の選び方。

アメリカでは救急車一回呼ぶだけで約8万円以上!私が目の当たりにした海外と日本の医療事情の驚愕の違い。なぜ日本人はすぐに病院任せにするの?

これはハマる!お味噌で混ぜるだけ3分!何にかけても激ウマ。万能「味噌生ラー油」の作り方。


IN YOU一押しコンテンツ
究極のアンチエイジング。自然治癒力を高め老化抑制する方法。
本当に安全なオリーブオイルの選び方
ここまでこだわったのは初めて!体をととのえるオーガニックな酵素

オーガニックなオンラインストア IN YOU Market OPEN!

詳しくはこちら

  • この記事が気に入ったら
    いいね!しよう


いいね!して、
IN YOUの最新記事を受け取ろう。

ひかりあめゆうすけ
唄う調和療法家(セラピスト)。目の故障をきっかけに、20年に渡るロボットエンジニアのキャリアを捨て、沖縄に移住。自らのパニック障害を通じて、自然由来の療法に出会い、ひかりあめを北中城村に開く。自然則を活かした、心身に優しい独自の調和療法によって、薬も通院も不要な暮らしを提唱する。2009年の初著出版後、エコロジカルな生活に目覚め、純菜食家となった。1959年、東京都出身。自然則に沿った生き方の実践で、身体年齢は実年齢マイナス30歳。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. img_3791 風邪を引いた時に一番食べたい養生食の決定版!身体が芯から温まる「…
  2. ika 【食材の選びかた】旬の食材で体を整えよう。
  3. egg-yolk-2119126_960_720 カロリー制限するダイエットはもう古い?食べることを我慢する必要は…
  4. still-life-1460067_640 発がん性物質も含まれる合成香料で作られた市販香水の実態と、安全な…
  5. 1280px-たまり醤油(ヤマミ醸造) 被ばく症状緩和から腫瘍発生抑制まで?やっぱりすごかった!日本が誇…
  6. sinjitu 体に取り込んだ有害物質による病気は、あなただけでなく、子どもや子…
  7. n4paQAx7pfrR9as1426420242_1426420303 週5で通うOL、サラリーマンのリピーターが続出中。今最も人が集ま…
  8. dsc_5645 海の薬草「昆布」の知られざるパワー!昆布の簡単出汁の作り方と使い…

新着記事

デイリーランキング

IN YOU公式レギュラーライター 一覧

  • 松浦愛
  • くみんちゅ
  • 小林 くみん
  • IN YOU 編集部
  • 越野美樹
  • 松永加奈恵
  • 佐野亜衣子
  • 品川まどか
  • izumi
  • hiroro
  • 河口あすか
  • 池田 歩
  • 前之園知子
  • yuriesasaki
  • 松橋佳奈子
  • haruna
  • 工藤 万季
  • 煙山 昭子
  • はりまや佳子/Yoshiko Harimaya
  • lelien
  • 加藤 晴之
  • 桺町 瑠璃
  • yokosato
  • クレイトンまき
  • 室谷 真由美
  • ゆみえこば
  • Mint
  • riko tanaka
  • うちゅう
  • 霜崎 ひろみ
  • 横田 浩
  • 加藤 貴大
  • yumi
  • Mao
  • 佐藤いづみ
  • 坂田 まこと
  • AYANO
  • 足立 由紀子
  • AKIKO MIYAKAWA
  • akemi
  • 永樂茶百合
  • jyuan
  • MARIE
  • 東條 由美子
  • yoshi.fukusawa
  • hata ikue
  • 高根 佳子
  • 深井ゆきえ
  • ami iwasaki
  • 山﨑 拓
  • arikawatoshiko
  • 結緒織
  • 山口 りりこ
  • yukiko

カテゴリー

PAGE TOP