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海外の視点から学ぶマンモグラフィーによる乳癌早期発見についての世界の研究結果や見解をまとめます。マンモグラフィは毎年受けるべき?受けない方がいいのか?

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乳癌早期発見について、より客観的に考える為にマンモグラフィーについての投稿第2回目です。
第1回「世界のマンモグラフィーに関する現状」をまだご覧になっていない方はこちらも併せてご参照下さい。

こちら↓

https://macrobiotic-daisuki.jp/manmogurafi-129524.html


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前回の記事にも書いたように

命が伸びることを証明できたがん検診は1つもない
世界的に権威のあるBMJ(英国医師会雑誌)は、「命が伸びることを証明できたがん検診は1つもない」と言う衝撃的な論文を発表しました。
それによると、過剰な診断や、過剰な検診によって「必要のない処置」つまり過剰な手術や、命を奪うレベルではない病変(=偽がん)に対して、過多の治療や投薬(抗癌剤含む)を受け、命を縮めてしまうケースが多く、それこそが癌の総死亡率が減らない原因だと発表したのです。
実際に世界各国の現時点における癌検診の実態とはどのような状態なのでしょうか?

◉スイスでは、医療委員会が乳癌検診(マンモグラフィー)の廃止を勧告しています。

◉英国や欧米各国では、過剰検診によるデメリットの方が生存率の向上よりも多いことから、がん検診(特に前立腺癌、乳癌)を推奨していない。

◉米国では30年間に渡る研究結果により、検診で発見された乳癌の3分の1が過剰診断だと報告された事で、がん検診の定期検診を推奨していない。

◉カナダでは国立乳癌検診の25年間による研究発表で、乳癌検診による結果の22%が過剰診断だったとされ、定期検診が見直されている。

つまり、定期的ながん検診をしたからといって、必ずしもそれが生存率の向上に繋がる訳ではないと言う研究結果により、様々な意識改革がもたらされているのです。


過剰な心配は、過剰な検診回数となり、誤診を生む機会が増え、必要ではない手術や投薬によって体の免疫力が弱まり、
同時にストレスによる精神的苦痛も増える事が、QOL低下の要因となり得ると危惧しているのです。


マンモグラフィーを使った乳癌の早期発見は、客観的に冷静に捉えることが大切で、
日本の常識=世界の常識では必ずしもない事から本当に必要な人が、最低限の回数で受けるのが好ましいとの意見が世界各国では既に広がっています。

乳癌のデメリットとして一番怖いのが「誤診」

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マンモグラフィーはわずか1mmの癌細胞の発見が可能です。
その点では優れた最先端の機能を搭載してる為、早期発見には飛躍的な効果を表しています。

でも・・なぜそれでも乳癌による死亡率は低下していないのか?


それは、マンモグラフィーによって「癌腫瘍」と診断された腫瘍が「実は本当に癌腫瘍だったのか、否か」という大問題が残っているからだという事です。
その大きな課題に取り組んだスタンフォード大学の研究結果の一部を記載すると

マンモグラフィーによる早期発見結果によって、乳癌切除手術を受けた2000人以上の女性の半数が「遺伝的リスクを持っていなかった」つまり、癌転移のリスクは極めて低かったにも関わらず、必要ではない化学治療をした結果が原因による死亡率の増加ではないかと発表しています。


つまり、乳癌の誤診で多いのは


・単なる良性のポリープ
・乳腺炎
・カルシウムが沈殿しただけの石灰化


が主に挙げられますが、これらが誤診と呼ばれる理由は

1.マンモグラフィーでの検診によって確認された腫瘍が、その時点で癌細胞と呼ばれる「悪性」なのか?
2.はたまた上記のポリープ等のような「良性」なのか?
3.また、それらは果たして今後成長して転移する’悪性腫瘍’になり得るのか否か?


等の判断が、マンモグラフィーの結果からでは難しいという事です。

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これと同時に、イェール大学の研究チームがNew England Jounal of Medicine誌に掲載した研究論文によると、悪性化した腫瘍は成長速度が極めて早い為、大多数の患者が自己判断で発見できる

という見解を発表しました。

つまりマンモグラフィーの「利点」として一番に挙げられている「癌腫瘍の早期発見による延命」の裏付けとして

①そもそも腫瘍の特性自体が根本的に良性で、悪性の癌腫瘍とは異なる為に、治療によって消去できるタイプの腫瘍であった
②もともと良性であった為、転移の可能性が極めて低いことが治療自体の成果として挙げられている


と論文の著者である医師は発表しています。

同じ医師から、これと対等した意見として、もしマンモグラフィーで早期発見された極小の腫瘍が「悪性の癌腫瘍」であれば、
それはアッという間に大きくなるので頻繁なマンモグラフィー検査すら必要ではない勢いで成長して行く
、との報告を論文に残しています。

このように、スタンフォード大学とイェール大学の研究結果を簡単にまとめましたが、要するにマンモグラフィーで腫瘍が発見されたとしても

・それが転移を起こす悪性であるのか
・それとも逆に処置する必要がない良性であるのか


という判断は現時点では難しいということです。
その為に起こりうる不必要な化学療法により、正常細胞を傷つけた結果、元々は良性であった腫瘍が悪性へと変化する可能性はあるということです。

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リードタイムを知る

リードタイムとは、例えばマンモグラフィーで腫瘍が発見されてから、腫瘍が悪性化(癌化)するまでにかかる時間の事です。

冒頭で述べたような近年の大学での研究結果によると、例えばマンモグラフィーで発見された数ミリ単位の腫瘍が悪性の癌腫瘍へと変貌を遂げるまでかかる時間(リードタイム)とは、20年近くにも及ぶものも多く、従って「マンモグラフィーで腫瘍が見つかった」と言われ、それが仮に癌化するとしても、場合によると20年程の期間がかかる可能性もあるということです。

例:乳癌と診断される女性の多くが55〜65歳という事実から、例え小さな腫瘍があったとしても、
乳癌として発症する前に生涯を終える場合も多数起こりうるという事です。


従ってそのような女性達は、例え小さな腫瘍を胸に抱えていたとしても、知らなかったらそのまま平和に笑って一生を遂げられる可能性もあるという事であり、
一方マンモグラフィーで数ミリの極小腫瘍を発見したが為に、不安になり、化学療法やホルモン剤や手術を施し、良性の細胞を悪性へと導いてしまったり、または精神的苦痛によりその生涯を縮めてしまう可能性もあるという事です。

乳がんステージ
これらの事を総体的に含めた結果、世界各国では既に

マンモグラフィーによる早期発見が必ずしも生存率の向上に繋がるわけではない

と発表されているという事です。

とは言え、長年「早期発見が好ましい」と洗脳的に信じているのは患者だけではなく、医師らもそれを信じて患者に勧めている現状があるのも事実です。

実際に2009年、石川県立中央病院で乳がん術後患者に「今後も再発防止の為に検診を受け続けるのか?」というアンケートによると、
80%以上の患者が「安心したいから」等の理由で積極的に術後検診を受けることを希望してると結果が出ています。

しかし、今までの「当たり前」を、「当たり前だから」という理由だけで信じていると、客観的に自分の人生を見つめる事が難しくなってきます。
医療は日々進歩しているのと同時に、過去の膨大なデータの中から新たに発見されている「新事実」に目を向ける事も必要な時期にいるのだと思います。

医学も科学も、全て私達のQOLを上げる為に作られたのだとしたら、それを自分でどう選び、どう取り入れるのかが大切です。
それが、自分自身に責任をもって楽しい人生を送る術なのかもしれません。

検診に自分の健康状態を委ねるよりも、日々の生活に責任をもって食べるもの、
呼吸、排泄、睡眠、笑い、人間関係を築いていく事が必要不可欠だという事だと思います。

理想は、検診に行くことさえも忘れてしまう生活をしている事であり、
日々の積み重ねによって創られて行く体の責任を自分自身で持つ事だと思います。

その為には、全身の要である「腸」を整える生活が基本になります。


<腸活の基本>

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・できるだけ早い時間に夕食を済ませる。
・朝は白湯や生姜湯をゆっくりと飲む。
・早寝早起き
・ヨガ、散歩など深い呼吸を伴う運動
・発酵食品を食べる
・粗食
・白砂糖、インスタント食品を避ける
・嫌なことをやめる


などの基本をできる事から取り入れて、「検診しなくても自分を心配しない自分」を自分で創り上げる事は可能であり、
それが自分の健康状態に責任を持って生きるという事だと思います。

(※これらは研究資料などに基づいた客観的な見解です。マンモグラフィーに関する賛否を仰いでいる訳ではありません。
私が実際に体験した乳癌治療からの経験による情報の一部である事をご了承ください。)


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