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心身のリズムを整えるために「月のリズム」に合わせてみよう!

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今日は月のリズムのお話をしたいと思います。

その前に少しだけダイエットについて。ダイエットというと、やせることばかりに注目がいきます。たしかにスリムな体型であればあるほど見た目がよくなるのでよくわかるのですが、一方で実は太りたくても太れないことを悩みにしている人もいるんですね。羨ましい気もしますが、本来のダイエットとは、太りすぎたり、痩せ過ぎたりした体を、適正なバランス状態に戻す養生法(ようじょうほう)のことを言います。(養生法とは健康を維持したり健康を管理したりして長寿を全うするための方法の総称で主に東洋医学の文脈などで使われる表現です。)

ダイエットという言葉を英語の辞書でひくと、「健康のための食事」とか「食事療法」という訳が載っています。現代は生活習慣病が蔓延しています。そのなかでも、食べすぎた食べ物が不完全燃焼し、吐き出されたススのような老廃物が腸にこびりついた「メタボリック症候群」がかつて話題になりました。通称「メタボ」は、「燃え尽きない症候群」とか「スス化症候群」と呼ばれたりもします。詰まって出すことができない状況なのに、無理に入れることばかりしている状態をいうのです。これが身体にいいわけありません。

これは、人間の心も同じです。現代人は使いきれない情報を入力しすぎて、身動きがとれない状況になってしまっているようなものです。「情報デブ」なんて言われたりもしています。現代社会は、情報の洪水時代です。このような食べ物と情報のあふれる現状のなかで、今、私たちに必要なのは、いらないものを消去するという方向性です。断捨離ブームも続いていますが、とにかく不要なものを一掃して、「心と体のリセット」を行う必要があると感じます。本屋に行けば「自分リセット本」がたくさん並んでいます。それくらい多くの人がリセットを求めている時代でもあるのでしょう。

心と体のリセットを心と体のダイエットと言い換えてみましょう。さてどうしたらよいか。おすすめは「プチ断食」です。プチ断食で腸がきれいになると、モノへの執着もまたなくなっていきます。食べ物という物質的なものをなくすことで、目に見えないエネルギーによって心と体が満たされるのを感じることができるようになってきます。 プチが肝です。何もわからない人が急に断食をするのは危険でもあるのでおすすめできません。

ここで注目したいのが「月のリズム」です。心と体を調和させ、人間本来であるはずの美しく輝ける状態に戻すダイエット法として、「月のリズム」に合わせたプチ断食というものがあります。旧暦の1日と15日頃は新月と満月にあたりますが、この日は月の引力によって体内に滞った毒素の排油力や体の若返りの力が、もっとも高まる日でもあるのです。

つまり、もっとも効率がよく、しかも確実に効果のあるダイエット法が、月のリズムを活用したプチ断食なのです。とても簡単です。ひと月に2回だけ、新月と満月の日に夕食を抜くのです。これくらいなら、多くの人が無理なくできるでしょう。断食という言葉を聞くと、怖いとか危険だ、などのマイナスのイメージをもつ人が少なくありません。(玄米甘酒を飲みながらというのも効果的だそうです。)プチ断食なので、おなかもすかないし、リバウンドという断食明けのヤケ食い状態も引き起こしません。身も心もスッキリとして、本当に楽しく実践できます。翌日の朝の目覚めがよいことにも、ビックリするでしょう。この感覚が大変心地よく、本当におすすめです。体をいたわり、自然治癒力を上げることにもつながります。 

プチ断食にはこんな効果があります。

・スリムになった
・肌のツヤがよくなった
・シミが薄くなった
・髪の毛が黒くなった
・頭がスッキリした
・気持ちが明るくなった
・前向きに生きられるようになった
・シンクロニシティ(共時性、偶然の一致)が起こり始めた

私はとにかく「頭がすっきり」「気持ちが明るくなる」という精神面に効果があるように感じています。「月のリズムで心身ダイエット」は、単にやせる目的の手段や体質改善の健康法ではなく、ストレスや不安、恐怖などのマイナスの感情で摘んでいる心をケアする力のある、画期的な養生法なのです。しかもお金もかかりませんし、特別な場所も必要ありません。必要なのはゆっくりと自分と向き合う時間だけです。

 

日本人は月を感じながら暮らしてきた 

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昔から日本には、旧暦の8月15日(十五夜)9月13日(十三夜)に月をめでる、お月見という風習があります。昔話には、満月の夜に月に帰って行くかぐや姫の話もありますし、子どもの頃には、だれもが「月にはうさぎがいる」と本気で思っていたものです。このように、月は私たちにとって、とても身近なものとして存在してきました。日本人が生活のなかで長く使用してきた旧暦では、新月の日を1日とするので満月は15日あたりになります。人々は旧暦を使うことで、自然に月の満ち欠けを知ることができたのです。

 旧暦とは、明治5年にグレゴリオ暦という新暦が採用されるまで使われていた暦ですが、「太陰太陽暦」ともいい、月のリズム(陰のリズム)と太陽のリズム(陽のリズム)が陰陽調和したカレンダーで、日本人はこの旧暦で月を感じながら、大自然と調和した生活をしてきました。


人は満月で陰性になる

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人は満月で陰性になり、心が活性化する 最近「陰陽」という言葉をいろいろなところでみかけますが、マクロビオティックでいうところの「陰」とは、拡散していく遠心的なエネルギー、 あるいはそのような状態をいいます。「陰」の性質は、冷やす、ゆるめる、溶かす、ふくれる、水分が多い、上昇といった特徴があります。

一方「陽」とは、収縮していく求心的なエネルギー、あるいはそのような状態をいいます。 「陽」の性質は、温める、しめる、かためる、縮める、水分が少ない、下降といった特徴が あります。 この「陰陽」の考え方で、人間の状態との関係性をみていくととてもおもしろいことに気がつきます。 満月のときには、頭上にある月によって上方に水が引き寄せられますが、これは陰性の力によるものです。このときは、人体の水分もまた、上半身に引き寄せられるため、冷えのぼせ状態(熱が上気することで、足腰が冷える状態)、つまり陰性な体の状態になります。 顔にむくみが出やすく、のどがかわいて水をたくさん欲するのも満月の頃です。そして体が水ぶくれ状態という陰性状態になるわけです。夜露が多いのも満月の頃の特徴ですが、人 間もまた水気を多く含み、細胞が膨張した陰性状態になりやすいのです。つまり、満月は「人の体を陰性にして、心(体に比べて陰性)の活性を高める」と考えておいてよいでしょう。

昔から、神社で行われる神事は、旧暦の1日と15日を中心に行われてきました。神事とは月のエネルギーから体にもたらされる影響を考慮に入れてなされる、宇宙エネルギーとの共鳴現象と考えられています。日々月を意識して暮らしてきた昔の人は、人間の体と月が波動共鳴しながら機能しているということを、直感的に知っていたのでしょう。「腎」や「肝」、「腸」や「脳」のように、人間の内臓を表す漢字には「月」がついています。体と月の密接な関係が、そこに表れているような気がします。また、「ツキがある」とか「ツキがない」という言葉がありますが、日本語では、運のことを「ツキ」という言葉で表しています。「月とともに生きるとき人生にはよいことが現れる」ということを、示しているのかもしれません。

 

月は、地球、人、生物に影響を与えている 

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形をもたない柔らかな物質である水は、川の引力の影響を強く受けます。川と向かい合った海面は、月の引力に強く引かれ、大きく盛上がるため、水位が上がります。そのちょうど反対側の面も、地球の自転による遠心力によって盛り上がり、この二面が満ち潮の状態になります。その水の移動によって側面では引き潮となります。月の引力によって、潮の満ち引きが起きているのです。

この干満による水の動きは、潮流となって海中の生物に影響を与えます。大きく引いたり、寄せたりするときには、水の動きに伴って魚たちの動きも活発になるといいます。また海の生物には、満月や新月のときに生殖活動を行うものが多くあります。ウミガメは満月の日に浜辺にやってきて卵を産み、珊瑚もまた満月の晩に一斉に産卵を始めます。人間も新月と満月のときには出産件数が増え、満ち潮で赤ちゃんが誕生し、引き潮に合わせるようにお年寄りが息をひきとるということが見られるように、月のリズムは人の生死にも影響を与えているのです。

私はヨガが好きでセルフメンテナンスとしてやっています。古来インドに伝わるハタ・ヨガの瞑想法では、満月の日は大自然・大宇宙の力と人間が結びつきやすいことから、満月の夜の瞑想が重視されてきました。普段の日の順想以上に自己の内側に深く入り、宇宙とのつながりを得られるとされています。

また、満月に集められた野草や野菜は、より強い威力を発揮するといわれています。満月では葉や花、 実のほうにエネルギーが蓄えられるのです。満月の日に収稚された野草や野菜、種子類にはビタミンやミネラルが多く、これらを用いて料理をすると浄化力が増し、心が穏やかになるというのです。


人は新月で陽性になり、体が活性化する

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新月の日は月が地球の裏側にあり、大地のほうから引力が働きますが、これは陽性の力によるものです。そのため、人体の水分は、体のなかでも陽性な足腰に集中します。足腰に血液や体液が集まると、熱もまた足腰に集まるので、頭寒足熱状態、つまり地に足がついて安定した陽性な状態になるのです。

新月には、植物も大地のほうから月の引力に引っ張られて、根に栄養が集まるのですが、 人間もまた足がむくみやすくなるというように、下半身に「気・血・水」が集まる陽性状態になりやすいのです。 つまり、新月は人の体を陽性にし、体(心に比べて陽性)を活性化するととらえるとよいでしょう。陽性の作用には、「かためる」「切り分ける」「すえる」「動じなくなる」「始める」 などの働きがあります。

さてさて、プチ断食ダイエットの話から月と陰陽のバランスの話や宇宙など何とも摩訶不思議な内容になってきましたね。今日はここまでです。月のメカニズムは非常に興味深く、マクロビオティックとも大いに関係があるんですね。続きはまた次週にて!

 


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戸田 耕一郎
東京と島根の二拠点生活中。仕事はイベント企画・制作やウェブ・広告・映像制作を行うフリーのコンテンツディレクター。2015年夏、スローフードな週末ベジカフェ「kuraniwa」と、毎日営業のベーカリー「tsumugi」による『蔵庭』をオープン。第12回Vege&Fork Market(神奈川)は2016年5月に開催予定。好きなことはサーフィン、ヨガ、ラン、アウトドア、ギター。 戸田耕一郎ブログ http://todakoichiro.com/ Vege&Fork Market ウェブサイト http://vegeforkmarket.com/ 蔵庭|KURANIWA http://kuraniwa.jp/
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