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本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ IN YOU Market 本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
IN YOU Market

発達障害のリスクも指摘される危険なネオニコチノイド系農薬、先進国が次々と規制をする中、日本は毎年緩和、逆行し続けています。

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こんにちは。 INYOUオーガニックスペシャリストの小林くみんです。

食品添加物は、食品の裏に記載されている表示をみれば、ある程度は避けることは可能かもしれません。

しかし、農薬は、毎日スーパーで買っている野菜に一体どんな農薬が、どれくらい使われているのかが分かりにくいのが現状。

そのため、つい見落としがちになるのが「残留農薬」ではないでしょうか?

そんな農薬の中でも、今、話題にあがっているのがネオニコチノイド系農薬

「ミツバチの減少に関係性が高い」
「私たち人間の脳と神経の発達に悪影響を及ぼす」

そんな報告が相次ぎ、海外でもその使用に規制をかける国が後を絶ちません。
そんな中、日本では2015年5月、厚労省がネオニコチノイド系農薬であるクロチアニジンとアセタミプリドの残留農薬基準を大幅に緩和。

そして、さらに
2016年6月ネオニコチノイド系農薬であるチアメトキサムの残留基準値も緩和しています。

世界の動向と全く逆に進む日本。

一体、日本では何が起こっているのでしょうか?

日本ではネオニコチノイド系農薬が主食であるお米も含め、多くの作物に使用されています。

人体への影響は、まだきちんと分かっていないから・・・。
生態系への影響も、まだはっきりとはしていないから・・・。

「大丈夫。」なのでしょうか?

ネオニコチノイド系農薬に関して、
ここ数年で発表された研究結果から分かっていること、それに対する諸外国の動き、そしてネオニコチノイド系農薬に対する日本の現状を知ることから、
私たちが、「今、出来ること」を考えてみましょう。

「ネオニコチノイド系農薬」ってよく聞くけど・・、なんでそんなに心配なの?

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今、世界中の注目を集めているネオニコチノイド系農薬。
現在分かっている問題点をまとめました。
(参照:一般社団法人 アクト・ビヨンド・トラストHP)


農薬残留基準値が守られていても、1日摂取許容量を超える可能性がある

ネオニコチノイド系農薬は、たとえ濃度が低くても水に溶けて農作物の隅々まで浸透する特徴があります。
そして、一度散布すると三ヶ月くらいは効果が続きます(残留します)。

農作物の中に浸透した残留成分は、もちろん洗っても落ちません。

そして、ここでポイントとなるのが、日本が設定している1日摂取許容量と残留基準値。
1日摂取許容量とは、
「人が一生の間、毎日とり続けても健康に影響しない量」として国で定められたもの。

日本のネオニコチノイド系農薬の一日摂取許容量は0.012~0.53mg/kg/日(欧米とほぼ同じ量)。

しかし、「人が摂取しても安全と評価した量の範囲」である食品ごとのネオニコチノイド系農薬残留基準は欧米よりも高く設定されています(茶葉や一部の果物など欧米の数百倍というケースも・・・)。
この場合何が起こるか?

たとえ農薬残留基準値が守られていても、1日摂取許容量を超える可能性があるのです。

単純ではないから分かりにくい、私たちヒトへの影響

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当初、このネオニコチノイド系農薬は、
「害虫だけに毒性を持ち、私たちヒトには安全な農薬(殺虫剤)」をキャッチフレーズに売り出されました。
まさに「夢」のような農薬。

しかし、その後、私たちの人体への影響に関する研究結果が数多く報告されています。
今現在、危惧されているネオニコチノイド系農薬による人体への様々な影響の中から、私たち消費者にとって身近なものをお伝えしていきます。

神経系への影響:

ネオニコチノイドは、私たちの体の機能で重要な役割を果たす神経系への影響が懸念されています。
それは、神経系のなかで重要なアセチルコリン受容体(脳神経だけでなく免疫系、皮膚、生殖器にも関与する)に作用するため。
アセチルコリン受容体の中でもニコチン性のアセチルコリン受容体に影響を与えし、喫煙による健康被害と類似したリスクも心配されています。
(ニコチン性アセチルコリン受容体は、神経から筋肉や自律神経への信号伝達、記憶・学習・認知、神経回路の形成などに重要な役割をもつ)。

最近行われたマウスを使った研究では、ネオニコチノイドは曝露後短時間で脳に達するというデータも出ています。

神経の機能は細胞から細胞への信号伝達により成り立ちます。
受容体にネオニコチノイドが作用すると細胞間の伝達がうまくいかず、障害が起こるのです。
実際、ネオニコチノイドがヒトのニコチン性アセチルコリン受容体に作用するという細胞レベルの研究結果も報告されています。

ネオニコチノイド系農薬が記憶や学習に関係する脳と神経の発達に悪影響を与えるという研究結果や、
記憶障害がある人たちからは、より高い頻度で尿からネオニコチノイド系農薬が検出されたという研究結果があります。


小さなお子さんへの影響:

お子さんの発達障害(自閉症や注意欠陥・多動性障害(ADHD))に関しても、ネオニコチノイド系農薬との因果関係を示唆する専門家もいます。
アセチルコリン受容体はお腹にいる赤ちゃんや、お子さん(幼児期)の脳の神経回路形成に大きな役割を果たしています。
この受容体に作用するネオニコチノイドが発達障害を引き起こすリスクが心配されているのです。

参照:
黒田洋一郎他『自閉症・ADHDなど発達障害増加の原因としての環境化学物質-有機リン系,ネオ二コチノイド系農薬の危険性』(『科学』2013年6月号・7月号)


国産作物でも安心できない?!ネオニコチノイド系農薬による亜急性中毒:

また、農薬の残留量が高い食品を長期間、大量に摂取が原因と思われる亜急性中毒も報告されています。
体中に感じる倦怠、そして頭痛、震え、さらに記憶障害を訴えて来院した患者。
そんな患者の半数の尿からは、アセタミプリド(ネオニコチノイド系農薬)や、その代謝物も検出されています。

患者の多くは国産の果物を1日に500g以上、茶飲料を500mL以上摂取していましたが、
そういったネオニコチノイド系農薬の残留量が高いと思われる果物や茶飲料の摂取をやめたところ、1ヶ月以内に症状に改善がみられました。

「たとえ農薬残留基準値が守られていても、1日摂取許容量を超える可能性がある」。

それは、見てみぬふりの出来ない事実なのかもしれません。

ゆくゆくは私たちに戻ってくる・・・、環境やミツバチへの影響

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ネオニコチノイド系農薬は「効き目が長持ちする」ことが生産者(農家)にとって最大の魅力。
それを言い換えれば、長いあいだ残留し、分解されても毒性が続くということ(土壌中では数ヶ 月から数年間、毒性が持続)。
水に溶けやすい性質から、「水に乗って」さらに周辺の環境に広がることによる環境へのリスクや農作物における「害虫」以外の生物への悪影響も心配されています。

たかがミツバチ?!
ミツバチ減ると、私たちの寿命が縮む?!

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アインシュタイン博士が残したといわれる、このような言葉があります。

If the bee disappears from the surface of the earth, man would have no more than four years to live. No more bees, no more pollination, no more plants, no more man.

「もしハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きることはできない。
ハチが いなくなると受粉ができなくなり、そして植物がなくなり、そして人間がいなくな る」
(参照:大和ミツバチ研究所)

「ミツバチがいなくなると、私達人間も生きてはいけない」ちょっと大げさに聞こえますね。
でも、ミツバチは私たちが毎日食べている「農作物」において「受粉」という大きな役割を果たしています。

どんな食物も「受粉」しなければ実をつけることはできません。
そして、ミツバチが貢献しているのは「農作物」だけではないのです。

花が咲き、蜜が出る植物は、受粉しなければ実(種)が出来ません。
ミツバチがいなくなる=植物は子孫を残せない=森がなくなる。

森がなくなれば、そこに住む動物にも影響し、そして山崩れなどの天災も後を絶たなくなるでしょう。
そして水(川・海)も変わってしまいます。

山に降った雨は、木々や土壌のミネラルなどの成分を含み川に流れ、その川は無数の生物を養います。
そして、海に流れ込む栄養豊かな川は、プランクトンの餌や、海草の栄養分などを運び、豊かな海を創る役割を果たしているのです。
既に、日本国内でも海の漁師達が、山に広葉樹の植林運動を行っています。

しかし、山に木を植えても森にはならない。
畑に種を蒔いて一生懸命育てても、作物は出来ない。

そこにはミツバチの力、「受粉」が不可欠なのです。

「ミツバチがいなくなると、私達人間も生きてはいけない」
これは、今私たちが直面している現状への「予言」だったのかもしれません。

何で?! 理解しがたい日本の逆行!

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現在、諸外国ではネオニコチノイド系農薬に対する様々な対応がみられます。
それに対し、日本では、諸外国の規制に逆行するかのようなネオニコチノイド系農薬残留基準の緩和。
各国の主なネオニコチノイド系農薬への対応状況や日本の対応(一部)をみてみましょう。
(参照:有機農業ニュースクリップ)

2013年:

海外諸国:


4月;EUは2013年12月から3種類のネオニコチノイド系農薬(クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)に2年間の. 一時使用禁止を決定する。

7月;EUは2013年12月末からフィプロニルの使用制限を決定

8月;カナダの環境保護庁はネオニコチノイド系農薬4種類に使用制限表示を義務付けを発表する。

12月;欧州食品安全機関は胎児や幼児の脳や神経系に影響を与える可能性を危惧し、ネオニコチノイド系農薬(アセタミプリド、イミダクロプリド)の摂取許容量の引き下げを提案

日本:

8月;農水省「農薬による蜜蜂の危害を防止するための我が国の取組」を公表

11月;厚労省、ネオニコチノイド系農薬のクロチアニジンの残留基準値の大幅緩和に1600件の反対意見が集まり、再審査に追い込まれる。


2014年:


海外諸国:

2月;フランス、2022年から農業以外でのネオニコチノイド系農薬使用禁止を決定
3月;韓国、ネオニコチノイド系農薬であるチアメトキサム、イミダクロプリド、クロチアニジンについて、EUの評価が完了するまで新規と変更登録を禁止

5月;カナダ・全国農民連合、ネオニコチノイド系農薬の5年間の使用禁止を提言

9月;シアトル市議会、市有地でのネオニコチノイド系農薬使用禁止を決議

11月;カナダ・オンタリオ州、ミツバチ保護を目的としたネオニコチノイド系農薬の使用削減規制を発表

日本:

6月;農水省、「蜜蜂被害事例調査の結果と今後の対策について」を公表。斑点米カメムシ防除の農薬散布によるミツバチ被害を認め、「平成26 年度の水稲の開花期に向けた蜜蜂被害軽減対策の推進について」を通知

12月;厚労省、ネオニコチノイド系農薬であるクロチアニジンの残留基準値を大幅に緩和する案を再提案


2015年:


海外諸国:

1月;ブラジル、ハチへの影響を考慮し、綿花開花期の周辺でのネオニコチノイド系農薬など浸透性農薬4剤(イミダクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジン、フィプロニル)の使用を禁止

4月;ポートランド市、市有地でのネオニコチノイド系農薬の使用を禁止
4月;米国ホームセンター大手ロウズは4年でネオニコチノイド系農薬関連商品排除を約束

4月;欧州科学アカデミー諮問委員会(EASAC)、広範なネオニコチノイド系農薬の使用がミツバチ以外の昆虫や生物にも悪影響を及ぼしているとする報告書を公表


7月;カナダ・オンタリオ州、北米初の本格的ネオニコ系3農薬の使用規制導入を発表

11月;米国環境保護庁、ネオニコチノイド系農薬であるスルホキサフロルを正式に登録取消し

日本:


1月;農水省は、新たなネオニコチノイド系農薬を11剤を登録。

5月;厚労省、クロチアニジンとアセタミプリドの残留農薬基準を大幅に緩和した新基準を告示



6月;農水省、「平成26年度蜜蜂被害事例調査の結果と今後の対策について」を公表

12月;農水省、バイエルクロップサイエンスの新しいネオニコチノイド系農薬フルピラジフロンを登録



2016年:


海外諸国:

3月;フランス議会、18年9月からのネオニコ系農薬禁止法案を可決

7月;フランス、原則18年9月からネオニコチノイド系農薬を全面禁止

5月;米国メリーランド州議会、18年1月1日からの全てのネオニコチノイド系農薬の販売と農家などを除く個人使用禁止法が成立

11月;カナダ保健省、イミダクロプリドを3年で使用禁止の方針を 発表

日本:

6月;厚労省、たまねぎなどのチアメトキサムの残留基準値を緩和


日本は、ネオニコチノイド系農薬の規制はおろか、2015年には新しくネオニコチノイド系農薬を登録しています。

また同年に、ネオニコチノイド系農薬の残留農薬基準を大幅に緩和した新基準ももうけています。

世界各国の動きと逆行する日本の異常行動 ・・・・

一体、この日本の行動の原因はどこから来るのでしょうか?

次回は、この日本の「逆行」の理由、そして今、この現状で私たちが出来ることをお伝えしていきます。

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