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6月30日は夏越大祓。子どもたちと一緒に。上新粉でつくる本格マクロビオティックな「水無月」と「茅の輪のお守り」の作り方。

    柳原 里実
    日本の四季の行事や暮らしの手作りを体験する「いつもがわくわく*こどもてらこや」を主宰。 日本の文化体験・国際交流体験の他、自然農法で野菜を育て、重ね煮・マクロビなどを取り入れた料理体験などを行っている。 その他、「いま・ここ」にゆるりと心を込め、「日常」をしあわせにたのしむことをテーマとするイベント・ワークショップの主催・共催、寄稿、ラジオ出演、バンドのヴォーカルなど。 循環型暮らしを提案するイベント2015年親善大使。 共著本『What’s LOHAS? ロハスブックvol.3』(株式会社交通タイムズ社)では、四季・暮らし・食事・テーブルコーディネート・育児・工作・植物・こころなどに関する制作・撮影・エッセイ・イラストなどを担当。

    1 新しき年のはじまりから半年です


    梅雨、梅仕事、夏至、父の日などを連想する六月ですが、元旦から数えるとちょうど半年経った月ですね。
    前年度のしめである三月、そして新年度始まりの四月も含まれるこの半年は、大きな変化の伴った方も多いのではないでしょうか。


    たった半年。されど半年。
    生まれてからいままでずっと、一瞬一瞬の選択を重ね、「いま」「ここ」にいる。

    現状に満足されていても、されていなくても、これまでされてきた数え切れないほどの選択は、そのときにできた最善のもの。

    人生には本当にいろいろあり、自分のことでも、見えていること、表層では気づいていないこと、見ないでおこうとしていること、
    人には見せていないことなどあり、かつ、誰もが刻々と変化しています。

     あなたのおられる「いま」「ここ」まで、よくぞたどり着かれました。
    本当によくがんばって来られました。いままで生きていてくださってありがとう…。
     この機会にどうぞご自身をねぎらってあげてくださいね。

    2 夏越大祓(なごしのおおはらえ)とは?歴史と意味

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    さて、元旦からちょうど半年にあたる6月30日、神社では「夏越大祓」という神事が行われます。
    大祓は、常に清らかな気持ちで日々を送るため、禊(みそぎ)をする機会で、年に2回あります。

    6月の大祓は「夏越の祓(なごしのはらえ)」、12月の大祓は「年越の祓(としこしのはらえ)」ともよばれ、
    それぞれ半年の間に身体や心に積もった穢(けが)れを払い、罪や過ちも祓い清める目的があります。

    また、本格的な夏を迎える直前の夏越しの祓には、病気や疫病の流行りやすい時期を無事に乗り切るという、ことさら大きな意味合いがあったことでしょう。

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    多くの神社で、年中行事、恒例式となっており、境内(けいだい)に「茅(ち・かや・ちがや)」を束ねた大きな「茅の輪(ちのわ)」」を設置されているところもあります。
    平安時代中期に、約1300首の和歌がまとめられた「拾遺和歌集(しゅういわかしゅう)」には、「よみ人知らず=誰が詠んだのか定かではない歌として、次の和歌が載っています。

    「水無月の 夏越しの祓(はらい)する人は
        千歳(ちとせ)の命 延(の)ぶというなり」


    「水無月に夏越しの祓いを受ける人は、千歳分も寿命が延びる」という意味です。
    「茅の輪(ちのわ)くぐり」は、この歌を唱えながら、8の字を描きつつ3回くぐることで厄払いをするというものです。
    (神社本庁公式HP)


    3 大祓にかかせない「茅」と「水無月」

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    茅の輪の材料の「茅(チ)」は、茅(チガヤ)、菅(スゲ)、薄(ススキ)の総称です。
    茅(チガヤ)は、イネ科チガヤ属の植物で30cm-50cmくらいになり、日向の草地で見られます。

    この写真のチガヤは、娘の小学校の脇に生えていました。

     古事記では「かやのひめのかみ」、日本書紀では「くさのおやかやのひめ」という草の神様として描かれています。
    現代の暮らしではほとんど見かけなくなりましたが、古くは暮らしのなかに根付いていました。

    チガヤは稲わらとは異なり、油分があり水をはじき、強いので、屋根や笠につかわれてきました。

    この季節に出るふわふわとした白い穂は、火打石(ひうちいし)の火花を受け、炎にするための「火口(ほくち)」として使われていたそう。
    ちなみに端午の節句で食べる「ちまき」も元々は、チガヤで餅を巻いた「茅(ち)巻き」なのだそう。

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     また、各地に伝わる「蘇民将来(そみんしょうらい)」という信仰もあります。
    昔、身なりの貧しい旅人に一夜の宿を頼まれた蘇民将来(そみんしょうらい)という男が、そのお礼にと、茅の輪を渡されます。

    実はその旅人は神様で、茅の輪をかけた蘇民将来の一族だけが、その後病を逃れ、豊かに暮らしたという話です。
    (詳細は諸説あり)この小さな茅の輪かざりが「茅の輪くぐり」の元になっているそうです。

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     夏越大祓の頃、和菓子屋さんに並ぶのは、「水無月(みなづき)」という菓子です。

    6月の旧名そのままが御名(ごめい)になっているという、今月そのものの菓子です。

    ちなみに、これほど雨の降る月にもかかわらず、なぜ「水が無い月」と書くのでしょう?

    ここでの「無」は「ない」という意味ではなく、「水の月」という語句の、連体詞「の」を漢字表記したものなのだそうです。

     和菓子「水無月」の歴史は、平安時代にさかのぼるそうです。
    特徴的な三角の形は、その昔宮中で配られた貴重な「氷」を表し、上に乗せられた小豆の赤い色で厄除けを表すといわれています。

    4 水無月と茅(ちがや)のお守りの作り方


     梅雨の日のまなびあそびに、水無月をつくってみませんか?

    専用の型がなくても、ケーキの型、ほうろうやガラスの保存容器、牛乳パックでできます。
    蒸し上がった水無月の粗熱をとっている間に、茅の工作をするとちょうどよいですよ。

    <上新粉でつくる本格マクロビオティックな「水無月」レシピ>


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    [材料]

    ・小豆の水煮 2/3カップ
    ・上新粉 1カップ
    ・塩 ひとつまみ
    ・無農薬の甘酒 3/4カップくらい
    ・お好みで 水 少々


     *甘酒の濃度・甘さによって仕上がりの固さや味が変わります。
      濃度の高い甘酒の場合は、水で調節してください。

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    [作り方] ①ボウルで、小豆の水煮以外の材料を混ぜます。
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    ②水で濡らした型に入れます。
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    ③水を張った鍋に型を入れて、ふきんをかませたふたをして30分くらい蒸します。
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    ④表面に、マクロビあんを好みの量広げ、さらに5分くらい蒸します。
     冷ましてから、三角に切ったらできあがりです。
     *切る度に、スパチュラと濡れ布巾で包丁をきれいにすると美しく切れます。

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     *型の大きさ、生地の厚さで蒸し時間は変わります。透明感が出て、竹串をさしてなにもついてこなくなるまで蒸しましょう。

    <茅の輪のお守りの作り方>

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    [材料] ・茅 数本
     *イネ科のアレルギーがある方は要注意

    [作り方] ①数本束ねて、くるくるひねりながら、小さな輪になるよう、両端が5cmくらい残るまで、幾重かに丸めます。
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    ②むすんだらできあがり。そのままかざったり、ひもでランドセルにぶら下げたりしてみましょう。
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    こどもたちは誰ともなく、小さな茅の輪を、腕や足首につけはじめました。
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    まるで天然のミサンガです。
    ミサンガは、諸説ありますが、2000年以上前の古代メキシコで、編んだひもをお守りとして腕に巻いたものです。
    時と宗教を越えて、清々しいお守りができました。

    5 まとめ

    健康面においても、あらゆる選択肢を自ら選べるありがたい時代。
    半年の間の穢れを払い、夏を無事に乗り越えるために、大々的な行事を行うことは、現代には思いつかないことですね。

    忙しい現代、季節の行事はともすれば「面倒な存在」と感じられる時もあるかもしれません。
    けれどそんな時こそ、いったん立ち止まり深呼吸することを、自ら求めているのかもしれません。

     季節の行事は、わたしたちの流れる日常の中のちいさな標(しるべ)となって、いつもそこにいてくれる気がします。
    温度湿度の高くなりゆく時期、どうぞご自愛ください。

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