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本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ IN YOU Market 本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
IN YOU Market

特別栽培農作物と表示していても25回の農薬散布?いかにも特別そうな特別栽培農作物は、決して無農薬でも無化学肥料でもなかった。

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現在の農作物の種類

現在日本の農業においての方法は

慣行農業または近代農法

有機農業(栽培)

無農薬農業


一般的にはこの3つに大きく分けられます。
では、それらの農法の違いをあなたははっきりご存知でしょうか?

そのメリット・デメリットを知った上で、生産物を選んでいますか?

またその中で特別栽培農産物という定義の農作物をご存知ですか?

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今回はこれらの農法のメリット・デメリットと、正しい生産者の選び方を考えていきたいと思います。


多くのIN YOUライターの方が取り上げられているので、簡単に要約いたしますが、

農法
慣行農法
有機農業
無農薬農法
化学肥料
使用可 使用不可 使用可
有機肥料
使用可 使用可 使用可
化学農薬
使用可 使用不可 使用不可
有機農薬
使用可 使用可 使用不可
遺伝子組換
使用可 使用不可 使用可

・一般的な農法で、近代農法とも言われる
・農薬や化学肥料に特に制限はないが、地域によって生育条件が違うため、その使用量に全国一律の基準はない
・大量生産で安定した収穫が見込める
・堆肥などで土づくりを行う
・種まきや植え付け前の2年以上、禁止された化学肥料や化学農薬を使用していない田畑で栽培する
・有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査し、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができる
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・病害虫に掛かりにくい作物が選ばれるため、遺伝子組み換え種の使用も疑われる
・自然栽培も無農薬という点ではこのカテゴリにあてられる(合鴨農法、BM菌農法などが有名
・平成20年の農林水産省のガイドラインにより「無農薬」「減農薬」「無化学肥料」「減化学肥料」という表記は禁止されている
・現在は、これらすべてを含めて「特別栽培農産物」という名称であらわされる

これらの農法の違いについは IN YOUライター 煙山氏による
慣行栽培、有機栽培、自然栽培の違いとは?腸内は「自然栽培」でよくなる。私が出会った、若き自然栽培農業者たちの取り組み。
に詳しく掲載されています。


選んではいけない有機農作物


一般的に有機農法というと、無条件で「健康に良い」というイメージだと思います。

先の表にもあるように、有機農法の定義では、化学肥料を使用しません。
代わりに使用するのは有機肥料です。
有機肥料は有機物が主な原料で、家畜の糞尿を発酵させて作られる「動物性肥料」と、草を発酵させた堆肥、米ぬかなどから作られる「植物性肥料」があります。

しかし、上記の煙山氏も記事の中で

家畜の病気の予防と成長を促すために投与されている抗生物質の残留とその安全性はどうなのか?
また、植物性肥料であれば農薬や化学肥料の使用による残留はどうなのか


と提言されているように、ただ有機肥料であればよいという生産者が存在することも事実です。

家畜
また、以前私の投稿しました記事
危険な硝酸態窒素でメタボ化する現代野菜の深刻な実態。 慣行野菜だけでなく、有機野菜にも”メタボ化野菜”が多い訳を知っていますか?

にもありますように、現在出回っている種類の野菜は有機野菜とはいえ、硝酸性窒素だらけのメタボ野菜であることも懸念されるのです。

また、動物性肥料の原料となる家畜のフンや残飯には、サルモネラや病原性大腸菌O157など食中毒を起こす病原菌が含まれていることがあるといいます。
「堆肥を作るには、原料を数ヵ月かけてじっくりと発酵させる必要があるのですが、未熟なまま出荷して使用されることもある。発酵が不十分だと堆肥の温度が上がらず殺菌が不十分となり、病原菌が堆肥のなかに残ってしまうことがあるのです」(佐賀大学農学部・染谷孝准教授)
週刊現代本当は危険な有機野菜 安全? 健康にいい? 何の根拠もありませんより

ただ有機という文字を鵜吞みにすることなく、誠実な農業を行う信頼する生産者から購入することが、一番大切なことなのではないでしょうか。

無農薬栽培の現状

では無農薬栽培は有機農法より安全安心なのでしょうか?

実はここにも落とし穴があるのです。

平成15年の農林水産省のガイドラインによれば、無農薬農法とは
「当該農産物の生産過程等において農薬を使用しない栽培方法により生産された農産物」とありました。

しかしこれは消費者に「土壌に残留した農薬や周辺ほ場から飛散した農薬を含め、一切の残留農薬を含まない農産物」
というイメージで受け取られ、国や国際基準をクリアした「有機」の表示よりも優良であると思っている消費者が6割以上(「食品表示に関するアンケート調査」平成14年総務省)という結果でした。

また「減農薬」「減化学肥料」にしても

・農薬の基準がどのくらいか
・どのくらい農薬を減らしたのか
・何の農薬を減らしたのか


などの基準があいまいで、消費者の混乱を招いていました。

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こういった経緯からガイドラインの改訂が行われ、一定の条件を満たす農作物をすべて「特別栽培農作物」と表示する規定が決められたのです。

特別栽培農作物なのに特別ではない基準

特別栽培農作物と表示してあっても25回の農薬散布をしてもいいことになっている。

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農林水産省の特別栽培農作物に係るHPによれば

その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物です。

節減対象農薬と化学肥料双方の節減が必要です。
なお、節減対象農薬を使用しなかった場合、「節減対象農薬:栽培期間中不使用」との表示になります。

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地域の慣行レベルとは?

これは、農薬化学肥料の量を農作物に対する気候や生育条件によって各地方公共団体が設定するもので、都道府県によって違いがあります。
神奈川県の例を見てみましょう。

表1
表2
上表の慣行レベルの半分以下で「特別栽培農作物」という表示ができるなら
生で食べることの多いキュウリでも通常50回、特別栽培農作物と表示してあっても半分の25回の農薬散布をしても表示ができるということなのです。

都道府県を代表するような表示を堂々と張って、野菜売り場で幅を利かせていますが

特別栽培農作物といういかにも特別そうな農作物ですが、決して無農薬でも無化学肥料ではないのです。


私たちにできること


IN YOU編集部の掲載した記事
イチゴにかけられる農薬散布回数は65回。多くの国内食材に残留農薬が含まれていることが明らかに。私たちは今何を選ぶべきか。

でも紹介されていますが

さらに言わせていただければ、

本物の生産者さんを大切にする

ことが、この先の私たちのためにもなっていくのではないでしょうか。

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有機野菜、オーガニックや無農薬農法の野菜は本当に手間がかかります。


そしてその分どうしてもお値段が高くなります。

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しかし、本物の生産者さんを選び購入することこそが、私たちの健康や子供の未来を守る一番の近道になるのではないでしょうか。

目先の一歩にとらわれることなく、生産者さんと一緒に消費者も育っていく、そんな社会であって欲しいと願ってやみません。

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