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東洋医学から見た休み明けの憂鬱と不調対策。「心身一如」でストレスを軽やかにする方法とは?

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休み明けの憂鬱と不調!東洋医学の「心身一如」でストレスを軽やかに!


8/31前後は自殺者が最も増えるとして今年も政府含め、自殺者を出さないアプローチが各機関で進められました。
長期間の休みが終わって、また普段の生活が始まる・・・。

この時、心をうずまく憂鬱とともに、体へも影響が出ていることがあります。

ぼーっとして仕事上のミスが相次いでしまう。
わけも無く涙が溢れてしまう。
無気力で頭が働かない。

これは、心の変化から体に出た不調かもしれません。

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東洋医学の「心身一如」と憂鬱


東洋医学には「心身一如」という考え方があります。

心と体は繋がっていて、心の変化は体に影響し体の状態も心の状態に影響する、という考え方です。

現代では西洋医学が診療の中心となっていますので、どこがどう悪いかを精密に調べることができます。
検査の結果、原因を見つけ、そこをピンポイントでアプローチすることができます。

一方、2000余年の歴史のある東洋医学は、現代のような精密な検査などを用いなかった時代から発達した医学です。
ですので、その人全体のバランス・状態を、心や体、さらには環境の変化や天候なども含めて、全体的な目線で把握することに長けているのです。

「心身一如」は心と体は切り離せず、体調の不調も心の憂鬱も、一緒にバランスをとってアプローチしていく考え方といえます。

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東洋医学の名医は環境も見立てとして生かした


東洋医学の名医と呼ばれる人たちは、その時の気温や湿度、世の中の出来事などで
「今日はこういった患者が来る」「今後はこういう患者が増えるだろう」などの予測を立てて備えていました。

また、患者の訴えに、場合によってはその人の周りであった出来事なども含めて見立てを行っていました。
気候などの自然環境やライフイベントも人の心身に影響があり、見立てに必要なところは見過ごさない、というのが名医だったのです。

新学期やクラスがえ、
転職や人事異動、家庭環境や生活環境の変化。

それらは充分に心身に影響を及ぼすものです。


スルーしながら辛さを抱え込まないで、
「東洋医学ではこれも見立てのひとつだったんだ」と自分のSOSをきちんと感じてあげてみてほしいと思います。

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気と憂鬱

東洋医学と気


東洋医学では、人間の体は「気・血・水」というそれぞれが充実して、体を循環していることが健康であるとされています。
その中のひとつ「」。なんだか怪しげな雰囲気で敬遠しがちな言葉かもしれません。

「元気がでない」「気力がわかない」よく言うこれらの言葉。
これも「気」ですし、考えたら身の回りにたくさん「気」という言葉が溢れていることに気づけるはずです。

昔からこの「気」という概念は、我々が無意識のうちに、脈々と受け継がれています。

体があるだけでも、血があるだけでも、心臓があるだけでもそれは生きていることにはなりません。
東洋医学では、これらを動かし、生きる源になるものが「気」と考えられているのです。

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その憂鬱は東洋医学の「気」が関係している?

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頭が痛い
ボーっとする
げっぷばかりでる
だるい
元気が出ない


などの不調、もしかしたら東洋医学でみると、気が関係しているかもしれません。
東洋医学で気の不調をさす言葉があります。

①気虚(ききょ) 気が足りなくなったり使いすぎてしまった状態
②気逆(きぎゃく) 気がうまく全身をまわらなくなり、上がったままになった状態
③気滞(きたい) 気が循環せず滞っている状態

もしかしたら、今感じている不調は、休み明けの気の不調かもしれません。

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①気虚(ききょ)

気が足りなくなった状態の気虚。
冷え、疲れ、だるさ、かぜをひきやすい、流行病にかかりやすい、治りにくい、食欲がない、眠りにくい、胃腸が弱い。
これらが気虚の主な症状です。

②気逆(きぎゃく)

気は、頭から足先指先まで、全身をぐるぐると循環していることが必要です。
しかし、何らかの原因によって下には巡らず、気が上部に昇ってしまう状態を「気逆」といいます。

頭が痛い、息がなんだか苦しい、げっぷが多い、ドキドキする、咳が多い、めまい、吐き気がする。
これらが気逆の主な症状。

③気滞(きたい)

気の循環が滞って「気滞」となってしまうと、胸、のど、お腹のあたりがつまった感じがしたり痛む感じがする、
食欲がわかない、吐き気、お腹のはり、下痢や便秘
などの不調があらわれます。

さらに、それが、東洋医学で血の貯蔵などにかかわっているとされる「肝」という臓に影響が出ると、
憂鬱、イライラ、カリカリ、変な夢ばかり見る、熟睡できない、頭痛やめまいという症状になります。

女性だと、月経痛や生理不順、胸の痛みや張っている感じになる方もいます。

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私は気逆になりやすいタイプでした。
きれいな話でなくて申し訳ないのですが、私はとてもげっぷが多くなる時があって、
そのときの食事にもよるのですが、仕事中もコホコホげっぷが上がってしまうことがありました。

胃腸や食道などを検査しても異常はなかったので、あまり気にしてなかったのですが、東洋医学を知るようになってから、このげっぷは「気逆」も一因だったのだと知りました。仕事が忙しいときや、考え込むことが多いときに特に増えるのです。

普段も多いほうなので、もともと気逆状態になりやすい体質なのでしょう。
一時的に気に異常が起こる場合もありますし、私のようにもともと気逆などとして症状がでやすいタイプの方もいます。
また、気逆や気滞などのどれかひとつではなく、それぞれが一緒に絡み合って症状としてでてしまう場合もあります。

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気はストレスで乱れ、憂鬱の原因にも

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暑さ寒さの天候の変化でも、体は影響を受けています。
さらに、様々な細やかな変化や協調にうまく乗ることが強いられる現代社会。
私達はいま、生きる上で様々な無数のストレスに常にさらされているのです。

学校や職場、家庭などで、気を遣わないといけなかったりいやなことがあったり、
それでなくても神経の細やかな方や、環境の変化に敏感な方などは、休み明けに大きなプレッシャーやストレスを抱えていることでしょう。

ぼんやりとした憂鬱感や、体調不良。
敏感に「気」が反応し変調をきたした影響があらわれているのかもしれません。

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漢方や食事で憂鬱感や体と心を癒す


気の不調や憂鬱感などへのアプローチとして、漢方薬という方法もあります。

私が漢方を勉強し始めて驚いたのですが、悪夢ばかりみて辛いときに、「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」という漢方薬を飲んでみると、私は変な夢をみずに眠れるようになります。

気滞のときに適した漢方の一つで、気が滞ってモンモンとしてしまっている状態から気を巡らせてくれる効果があるとされています。
実家に帰省するときや、仕事で新しいことが始まるときは、私は変な夢を見て目が覚めるときにはクタクタになってしまっていることがあります。
そういうときにとても助かっている漢方です。

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憂鬱などの気の不調に。ショウガとシナモンがオススメの食材


ふだんの食事からでも、気をケアすることができますので、おいしい食事から試してみてはいかがでしょうか?

しょうがは体を温める作用があり、気虚状態の方に適しています。
元気が出ず、だるくてしかたないというかたは、普段の食事の薬味としてしょうがを使ってみてくださいね。

ジンジャーパウダーも手ごろにしょうがの暖め効果が得られるのでおすすめです。
ココアや紅茶などに入れてもおいしいですよ。

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また私のようにげっぷが多かったり、イライラ、憂鬱、変な夢を見る、などが苦しい方はシナモンがおすすめです。
シナモンは漢方で「桂枝(けいし)」といい、気逆をおさえるとし、多くの漢方薬に含まれています。

スーパーでもシナモンパウダーが手に入りますので、ココアやコーヒー、カレーやスイーツなどにかけて手軽に楽しめますよ。

※なお妊婦さんの過剰摂取や肝臓に持病がある方の過剰摂取は健康に影響を及ぼす可能性があり、
 またアレルギーのある方には適しませんのでご自身にあっているかよく判断してくださいね。


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休み明けの憂鬱は甘えではない。心と体のSOSをキャッチして


休み明けに襲ってくる憂鬱。
体調不良。

それらは決して甘えなどではありません。
東洋医学の目線を取り入れて、まずはその憂鬱や不調を自分自身で
こんな状態になるのはおかしいことじゃないんだな」と受け止めてあげてくださいね。
そして、相談場所や、休憩場所で、心と体を守ること。

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その解決方法の一つとして東洋医学・漢方という選択肢もあること。
これらも覚えておいていただけると、自分が助けられた経験がある私としては、とてもうれしいことです。

心と体のSOSをキャッチして、うまくケアしながら生活を送っていきましょう。

シナモン入りハーブティーを買ってみよう!

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野上 きよ
生きかた、治しかたのひとつとして「漢方」という選択肢もあります。 闘病、依存、介護、看取り、不妊、流産、事故、老い…人生のなかのさまざまな忍耐と悲しみに、東洋医学は寄り添い、理不尽な思いが腑に落ちるまで消化させることもできます。自身や家族の経験から「漢方」というひとつの方法もあるということを伝えたく執筆させていただきます。医薬品登録販売者。漢方薬局勤務経験あり・漢方塾受講。趣味はコンテンポラリーダンスとほどほどのお酒と
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