【夏のカンタン辛うま麺！】高野豆腐ミンチを使った『汁なし肉みそ麺』のレシピ。

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みなさん、辛いものはお好きですか？

夏になるとカレーやタイ料理や担々麺など、辛いものが食べたくなりますよね。
唐辛子の発汗作用は汗と共に体内の余分な熱をとってくれて、
さらに基礎代謝も上げてくれます。
そして、各種スパイスの食欲増進作用や健胃・整腸作用で、夏バテを防止してくれるんですよ。

今回は、ランチにと〜っても簡単に作れる、
辛い夏の麺を紹介します。

豆板醤と香味野菜の食欲をそそる肉味噌の香りが、暑さでバテた体に効きますよ！
ベジ仕様でない方は、ぜひ豚ひき肉で作ってくださいね！

粘りのあるお米は体の熱や湿気をため込む性質も。夏の体調によって主食を工夫した養生を。

出典 asagohan.santoku-net

こうムシムシしていると、
ついついお米より小麦に手が伸びてしまいますが、実はそれも体が求めているから？
つるつる、するする入るものが美味しく感じますね。

ごはんは粘り気があり、水分を溜め込むので、体に湿気がこもりがちになります。
アーユルヴェーダでも夏場はサラサラしたバスマティ米や蕎麦などを推奨しますし、
マクロビオティックでも、夏場は小麦の季節であり、そうめんや冷や麦などが体の暑気払いをするとされています。

夏になると小麦の出番が多くなるのは、
体に滞った湿気を流すためでもあるんですね。


お米なら、夏は玄米より白米や分づき米を。
サラサラした冷や汁や、酢飯、ライスサラダなども最適です。

私の経験上、体の声を無視することは、逆に具合を悪くすると感じています。
この時期食べる気が起きない粘り気の強い「ごはん」を無理に食べる必要はない。
「食べたくない」という体のサインですから。

おいしいと思うときが、体の滋養になっている時だと感じています。

ただし、昔と違って現代の品種改良を重ねすぎた小麦はグルテンの毒も強いので、
食べ過ぎには注意しなければいけませんね。

でもやっぱり小麦の季節です！（笑）

グルテンアレルギーのひとつの要因とされている輸入小麦のラウンドアップ、グリホサート（強力な除草剤・農薬）や、ポストハーベストの害を避けるために、
できれば国産小麦で作られた地粉うどんや地粉そうめんなどを選ぶようにしましょう。

地粉、要するにうどん粉は、日本で採れる中力粉で、
グルテンの含有量が強力粉よりは少なく、痩せた土地でもたくまくしく育つので
昔からず〜っと庶民の体を作ってきた「にっぽんの小麦粉」なのです。
こちらの中華麺では国内産小麦粉を使用し、かんすい・化学調味料及び添加物を一切使用せず仕上げた後、天日乾燥で仕上げています。

栄養価もお肉並み！ひき肉の代わりになる高野豆腐のミンチ

今回作るのは肉味噌といっても、お肉は使いません。
ベジタリアンの方でも食べられる「ベジ肉味噌」です！
お肉の代わりに植物性たんぱく質と食物繊維が豊富な「高野豆腐」を使います。

高野豆腐には油脂分や必須アミノ酸も豊富に含まれているので、
ミンチ状にしてひき肉の代わりに使うと
ほんっとにお肉みたいな食感とコクが出るんですよ。

高野豆腐１個には牛乳１本分のカルシウムが含まれているって知っていました？
鉄分やマグネシウムもお肉以上だって知っていました？

さらに、夏に不足しがちなカリウムや食物繊維がたっぷり摂れる！
水分でゆるんだ体のむくみ解消にもなる！
これはお肉では摂取できない栄養素ですね。

高野豆腐ミンチの最大のメリットは、通常の肉味噌と違い「冷たい麺に活用できる」ということ。

通常、ひき肉を用いた肉味噌は、冷めると肉の脂が白く固まってしまうので、
温かい麺や温かいご飯にしか合いませんよね。
でも高野豆腐ミンチには豚脂（ラード）が含まれていませんから、
冷たい麺と合わせても油が固まらず、まろやかなままの状態で楽しむことができるんです。


もちろんお肉より消化が早いので、ランチに食べても胃が重くなることがなく、
のどの渇きもありません。

水分の多い夏野菜や冷たいものの食べ過ぎで、胃腸の消化機能が弱ってくるこの時期、

冷たいもの・甘いもの
↓
消化力の低下
↓
食欲減退
↓
代謝低下
↓
夏バテ
↓
むくみ・夏風邪・熱中症

という典型的な夏バテの経路をたどらないように、
唐辛子とスパイスから夏のエネルギーをもらいましょう！

肉不使用なのにお肉みたいなコクと食感！『汁なし肉みそ辛ウマ麺』

豆板醤と香味野菜の食欲をそそる肉味噌の香りが、暑さでバテた体に効きますよ！
ベジ仕様でない方は、もちろん豚ひき肉で作ってくださいね！

【材料】（２人前）

・中華麺（またはそうめんやうどん、米粉麺、ビーフンなどお好きな麺） ２玉
・高野豆腐 大２個（通常の豚ひき肉で作る場合は100〜150g）
・（A）有機ねぎのみじん切り 大１/2本分
・（A）有機生姜のみじん切り １片分
・（A）有機にんにくのみじん切り 1〜２片分
・（A）有機ごま油 大さじ２
・（A）有機豆板醤 小さじ１〜激辛までお好みで！
・（B）有機八丁味噌（なければ普通の無添加味噌でOK）大さじ１
・（B）有機みりん 大さじ１
・（B）有機酒 大さじ１
・（B）あれば有機豆豉（刻む。醤油麹で代用可。なくてもOK） 大さじ１
・（B）有機醤油 小さじ１〜味をみて調整

【作り方】

１、高野豆腐を水で戻し、フープロにかけてミンチ状にする。
もしくは包丁で細かいみじん切りにする。
２、フライパンに（A）のごま油、ねぎ、生姜、にんにく、豆板醤を入れてから火にかける。
３、次第に豆板醤やねぎ・ニンニクがじくじくしてきます。
全体から香ばしい香りがたって、油が真っ赤になるまで火を通す。
４、油が「食べるラー油」のような感じになったら高野豆腐ミンチを加え、しっかり炒める。
５、高野豆腐ミンチがポロポロになったらその他の調味料（B）を加え、全体にからめながら炒める。
６、麺をゆでる。冷たくして食べたい場合は冷水にさらして水をきる。
７、出来上がった肉味噌に麺を加え、よくからめていただきます！
好みで塩・胡椒で味を調整してください。

アレンジ。
にんにくの芽と一緒に炒めても美味。
他にオクラやいんげん等も合いますよ。

豆板醤も豆豉（トウチ）醤も、消化を助けてくれる発酵食品です。
だからこそ豆板醤・豆豉は化学調味料などを使っていない豆と唐辛子と塩だけで発酵させた無添加のものがオススメ。
味の深みと熟成度が全然違いますよ。

高野豆腐肉味噌のコクと、ごま油の香りを麺にしっかりからめて食べてくださいね。
もちろん冷めても油が固まらず、まろやかなので、
冷やしうどんやそうめん、グルテンフリーの米粉麺やビーフンにも合いますよ。

自分の目でみて、つくるごはんは、おいしい、しあわせ。

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