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【イタリア発レポート】西洋と東洋の医学を超えて予防医学に取り組むフランコ・ベリーノ医師がたどり着いたマクロビオティック。多くの人を救ってきた彼の偉大な活動をご紹介します!

【イタリア発レポート】西洋と東洋の医学を超えて予防医学に取り組むフランコ・ベリーノ医師がたどり着いたマクロビオティック。多くの人を救ってきた彼の偉大な活動をご紹介します!


皆さんこんにちは!

以前お伝えした記事では、コロナ禍のイタリアで日本の伝統食文化が注目を浴びているという内容をお伝えしました。
★【イタリア発レポート】衝撃!日本食はコロナ禍のイタリアで大注目され習慣にまでなっていた。現代の日本がイタリアから逆輸入する日も近い?

この日本の伝統食文化を広めた人物こそ、イタリアの疫学者、フランコ・ベリーノ医師です。

彼が長年のがん研究の末たどり着いた食生活はマクロビオティックであり、これまで多くの人々を救ってきました。

今回は、ぜひ皆さんに彼の素晴らしい取り組みを知っていただき、私たちの国の素晴らしい食文化の価値を再発見していただきたいと思います。

イタリア疫学の権威、フランコ・ベリーノ医師

健康長寿のメソッドをイタリア国内外に発信!フランコ・ベリーノ医師とは



ある早朝。修道院の大きな石畳のベランダでヨガの太陽礼拝をし、裸足で雑草の生えた大きな裏庭を、深い深呼吸をしながら散歩してアーシング。

瞑想の後、合掌しながら笑顔でみなに挨拶。

物静かではありますが、その奥に火のように熱い情熱を抱き、人々に健康の大切さ、予防の大切さを説くその人は、イタリアの疫学者、フランコ・ベリーノ(Franco Berrino)医師です。

「対処療法だけに頼らない。」
「病気は予防できる。」

そのような意志のもと、健康長寿のメソッドを研究し、イタリア国内外に情報発信をしています。

わたしがベリーノ医師のことを最初に知ったのは、ある掲示板でした。

「定例の水曜日の講習会を忘れずに!見逃した人はYouTubeのアーカイブで視聴できます。」という文字。

「今週は『乳がん』についてのトークです。」


わたしの母は、何年も前に乳がんを患ったことがありました。

なので、わたし自身、乳がん予防には関心を抱いていましたし、何を食べてもお腹の調子が悪く、いつも疲れ気味のわたしはどうしていいのかわからないでいました。


当時、ベリーノ医師は、ミラノがんセンターの予防医学所の所長でした。

毎週水曜日、庶民のためにがん予防、生活習慣予防の勉強会を無料で行っていました。

わたしが想像していたのは、難しい医学用語や化学式でいっぱいの講習会。

ところが、そこにはベリーノ医師の人々に対する愛情と、いつまでも健康でいて欲しいという願いがつまっていました。

初めて聞く、糖とがん細胞の関係。血糖値と再発の関係。

何十年も前から、糖とがん細胞の関係はわかっていたのに、DNAの解析でがんの全てがあきらかになるだろうという人間の淡い期待。

見事に破られ、振り出しに戻ったがん研究。

そして、病気になった時の心の持ち方や、ご自身がネパールの山を毎年トレッキングして思う歩くことの大切さ、子供たちに聞かせる絵本の話、食の大切さ、チャクラやカルマ、東洋医学…ベリーノ医師の口からは、次々と心と魂の話が飛び出しました。

イタリアのベリーノ医師が長年の研究の末たどりついたマクロビオティック


(すり鉢でごま塩をつくるベリーノ医師)

ベリーノ医師は、

「長年、がん予防の食事法がないか研究してきた。その結果、こんな食事がいいのではないか、と思いついた食事法がもう50年以上前に日本で開発されていた。それが、マクロビオティックだった。」

と、マクロビとの出会いを振り返ります。

玄米粥は腸の炎症を抑え、インスリンもゆっくり上げていくこと。

お味噌汁は心も体も温め、腸のお掃除をしてくれること。

葛湯は胃腸を優しく包み守ってくれること。

茎茶は、葉っぱがほとんど混入しておらず、カフェインが少なく消化を助けること。

自然が与えてくれるものを季節ごとにそのまま頂くこと。

「マクロビオティックでは、なにを食べてはいけないということはなく、極端を避け、自分軸に戻すようにバランスよく食べることが一番大切である。」

このように語ります。

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イタリア・ミラノがんセンター予防医学所が主催!マクロビを基礎としたがん予防の料理教室



わたしは、こんな素晴らしいお医者さんの主催するがん予防のお料理教室ならぜひ行きたい!とすぐに申し込みました。

当時のわたしは、マクロビオティックという存在すら知らず、健康的なイタリア料理・地中海料理を想像していました。

無添加で野菜の多いお料理なのかな、と思っていました。

ところが、そこで語られたのは、科学的に証明された、食の中の陰陽の関係でした。

梅干しやお味噌を取り入れた季節料理。

抗がん剤治療中の患者さんたちのための、梅干しや葛の使い方。

初めて見るすり鉢とすりこ木の使い方。

「あなた、日本人?」と、シェフが微笑んでわたしに話しかけました。

「Surikogiって、なんて発音するの?これで正しい?」
(イタリア語では、「gi」は「ジ」と発音するので、すりこ木を「スリコジ」と言うことが多々あります。)


初めて目にする本当のごま塩の作り方。

アツアツの胡麻を「スリコジ」で潰していきます。

参加者の多くは、がん治療中の方が多く、参加者同士、すり鉢に入った胡麻を廻しながら、ゆっくりすりこ木で潰していきます。


「時計と反対まわりで。」と、シェフ。

「なんて、香ばしくていい匂い!」と、参加者から声がもれました。

「気持ちが落ち着くわ」

ぱちぱちと胡麻がつぶれていく音に耳を傾けながら、静かに時間は過ぎていきました。

残念ながら、お料理教室にベリーノ医師はいらっしゃいませんでしたが、彼の意思、人々に対する愛、優しさがスタッフや患者の方々の間に息づいていました。

お料理教室の目の前には、日本の自然農の父、福岡正信氏の農法から多大な影響を受けた「シネルジック農法」の畑がベリーノ医師の指示で育まれ、大都会ミラノの片隅に広がっていました。

わたしにとっては、マクロビオティックも福岡正信さんのことも初めて知る日となりました。

ベリーノ医師と共に創られるイタリアの健康意識


(イタリア人がつくるfutomaki)

現代の人間は人類史上、こんなに『食べる』という行為をしたことがない。

西洋の日常のパン、東洋の一杯のお米すら、ここ100年で変わってしまった。

19世紀に導入された、鉄鋼製の精製機で精製された穀物は外皮や胚芽などが取り除かれ、長期間保存が効くようになり、経済産業の上では大きな成功をおさめたが、それにより、食物繊維、ビタミン、必須脂肪酸、その他の栄養分が失われる。

一世紀前初頭では、この工業の精製法が人々にビタミン不足を引き起こし、病が広がった。

当時の医療はこの病はバクテリアや細菌であることを発表したが、1930年代には栄養学の疫学者たちが、例えば脚気は精製穀物のチアミン(ビタミンB1)不足であると発見した。

(中略)

これらの重大な発見により新たなパラダイムが姿を現し、一方では医療にビタミン不足による病を予防するという機会を与え、一方で産業にいい機会を与えた。

精製により食品に不足している成分を添加するなど、サプリメントのビジネスの始まりである。

精製ビジネスと添加ビジネスは、現在でも広がりつつある。

動脈硬化、糖尿病、骨粗しょう症、癌、アルツハイマー、など、その原因は複雑であり、この成分が足りないから、あの成分が足りないからなど言えるほど、シンプルではない。

しかし、精製食品がこのような疾患を促すという研究があり、反対に、全粒穀物を食べる人々がこのような疾患を患う確率は低いという研究がされている。

精製されて失われてしまった成分を、人間の手でビタミンやミネラルを添加したり、遺伝子を変えてさまざまな成分を増やしつけ足したり、奇跡の錠剤にしたりして、偉大なる大自然の成分や栄養分に取って代われると思うなどは錯覚である。

参照:フランコ・ベリーノ著『Il Cibo Dell’Uomo(人間の食事)』より


健康と食の関係が大きく取り沙汰され、多くの情報が溢れる現在であっても、人々の健康への意識はなかなか変わることはなく、意識が変わらなければ、いくら知識があっても変わることは難しいのではないでしょうか。

ベリーノ医師は、このようにも話しています。

「肥満は多くの疾患やがんを引き起こす可能性があります。あなたは何をどれだけどう食べていますか。」

「わたしたちの身体は聖なる神殿のようなもの。その神殿がなければわたしたちは存在することができない。敬い、感謝しましょう。」

「アルツハイマーになって、子供たちの名前も思い出せないなど、どうか、子供たちに悲しい想いをさせないで。親に思い出してもらえないことほど、子として辛いことがあるでしょうか。」


元患者アントネッラさんインタビュー



『私は長年、自己免疫性萎縮性胃腸炎に苦しんでいました。

痛みにもがき苦しみ、薬なしでは生活できない、そんな日々でした。

医者には一生治らないから病気と付き合って生きなさいと言われていました。』

このように語るのは、ベリーノ医師の元患者アントネッラさん。

『ある日、末の息子が「ママ、こんな面白いお医者さんがいるよ」と連れて行ってくれたのが、先生との出会いでした。

普通のお医者さんとなにが違うって、とにかく一時間わたしのはなしをずっと聞き続けてくれたのでした。

そして、一生治らないと言った医者達に怒り始めました。

そのあと全身を触診し、背中の膨らみをみつけました。

胃が悪いのに背中を診てくれたお医者さんは初めてでした。

そしてこう言ったのです。「肝臓がちょっと弱っているようだね」。

処方されたのは、玄米粥、梅干し、みそ汁、茎茶。。。

どうなったかですって?

すっかり痛みもないし、薬ももう飲んでないわ!

お味噌汁は一日多い時で3杯飲むわよ!

朝起きたら、空腹で葛湯も飲んでいるの。

先生に葛を飲みなさいと言われたわけではないけど、リトリートセンターで教えられたベリーノ医師の食事法をライフスタイルしたら、自然と葛湯はいいんじゃないかって、自分でもわかるようになったのよ。』

アントネッラさんは、ベリーノ医師達が企画する旅行に同行したこともあります。

『とにかく、先生の周りには人が集まり、その癒しのエネルギーは素晴らしいの。

冬の北極圏の森をみんなで歩いた時は、森の妖精かと思ったものよ。

消えたり現れたり、先回りして大きな岩の上で瞑想をしていたり(笑)』

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健康長寿リトリートセンター、ラ・マウゾレア(La Mausolea)


(ラ・マウゾレア)

2015年に医療現場から引退されたベリーノ医師は、共同主催者のジャーナリスト、エンリカ・ボルトラッツィと共に、健康長寿を目標に『食、運動、そしてマインド』から癒していく団体、ラ・グランデ・ヴィア(La Grande Via)を立ち上げました。

トスカーナ州の美しいカゼンティーノの聖丘に囲まれた修道院ラ・マウゾレア(La Mausolea)に本拠地を置き、日々セミナーなどを行い、人々の健康への意識を高め、ライフスタイルを見直していくことで、生活習慣病やがんを予防してもらおうとしています。

現代のわたしたちは、お腹まわりはどっしり重く、両肩にも重い責任やストレスがのしかかり、社会との関わりも重い、家族関係も重い、そして魂においても、全ての点において、重石を背負っているようなものです。

不満やフラストレーション、自分は欠けた人間ではないのか、という不安がわたしたちの身体をさらに重くしていったのです。

インスタントフードやジャンクフード、食べ過ぎ、長時間座ったままの生活、鬱。

このような、悪循環をやめ、生活の中に軽快さや身軽さを再発見しましょう。

日常を感謝しながら責任をもって生きる。

そして、健康な体型に戻り、生きる活力を再び手に入れ、人生がワクワクする満足感でいっぱいになったら、きっとわたしたちは幸せを手に入れることでしょう。』

参照 フランコ・ベリーノ著『La Via Della Leggerezza(身軽への道)』より



(UNESCOカゼンティーノ国立森林公園のブナの森)

ベリーノ医師の主催するリトリート・センター、La Mausoleaでは、さまざまな公式な試みがされており、恒例となったセミナー、ラ・ヴィア・デッラ・レッジェレツッア(La Via della Leggerezza)は、21日間の合宿でライフスタイルを習慣化していきます。

レッジェレツッアとは「身軽な」「軽快な」という意味です。

体重を軽くするだけでなく、心も軽くする。

肥満により生活習慣病になってしまった人や予備軍の参加者に合宿前と後に血液検査をしてもらい、中性脂肪、コレステロール、血圧、お腹まわり、体重などの数値の変動を見ていきます。

合宿中の食事は、マクロビオティックを基礎とする地中海料理マクロメディテラネア(Macromediterranea©)。

そして、朝焼けの中のヨガ、トレッキング、森林浴、瞑想、ファスティングなど、グループで楽しみながら、楽に新しい健康なライフスタイルを習慣化していきます。

特に森林浴は、「Shinrinyoku」と日本語で呼ばれ、センターの周りを囲むUNESCOにも登録されているカゼンティーノの国立森林公園で、樹齢600年のブナの木々の生える森をトレッキングしたり、深呼吸したり、ピクニックをしたり、木々や植物の出すリラックス成分を取り入れて、ストレスを開放し、リラックスします。


合宿に参加したジャンパオロさんの証言


『僕は、小さい時からぽっちゃりで、年頃の時期はいろいろなダイエットをしたけれど、どうしても痩せられず、自分の姿が嫌になるだけでなく、人との付き合いも苦手になっていったんだ。

そして、それが中年になったころには、健康の問題に発展していった。

合宿参加前の僕は、中性脂肪、コレステロール、血圧の薬を飲んでいた。

人に対してもいつもイライラしているような、家から出ると人を近づけさせないような人間。

でも、21日後には、全ての薬を止めることができ、15㎏痩せたんだ。

それよりも、一番素晴らしいのは、心の持ち方が変わったことだよ。

気持ちが明るくなり、イライラもしない。

以前は仕事も独りでするほうがよかった。人と関わりたくなかったから。

でも、いまはグループで仕事をするほうがいい。』

と、当時の感動が蘇り感情がゆさぶられるジャンパオロさん。


(ラ・マウゾレアの休憩室)

イタリアのベリーノ医師が推奨する、コロナ禍の過ごし方とは?

最後に、ベリーノ医師が推奨する「コロナ禍の過ごし方」をご紹介いたします。

免疫を強化しましょう



コロナ騒動中にベリーノ医師が発信し続けたことは、「自己免疫を高める」こと。

「ロックダウンで家に閉じこもらなくてはならないなら、この機会に台所に戻りましょう。」

「インスタントやファストフードではなく、命を頂きましょう。」


ベリーノ医師自ら、自宅の台所で健康的なブラウニーの作り方などをSNSで発信したりなさっています。

「散歩ができるようになったら、外に出てたくさん歩きましょう。」

未来を見据えて健康を考える



現在ベリーノ医師は、コロナ規制で閉鎖状態のリトリートセンターで、ヨガや瞑想を行いながら、最新の予防医学情報や、人々がどのように健康で幸せになるかの研究を休むことなくされています。

規制を緩和した時にお客様をお迎えできるように、精神を磨きつつ、多数セミナーの準備をされています。

いま特に力を入れられているのは、高齢者のための合宿です。

「高齢者は孤独な人が多い。

そのなかで、疾患や病気をよくすることを疎かにしてしまい、病院や薬に頼ってしまう。

もう一度、生きる希望を思い出して、自然治癒力で身体は健康になるということを知ってほしい。


このように、日本のマクロビオティックを実践し、多くの人を健康に導いてきたベリーノ医師。

彼によって幸福と健康を取り戻した人は数えきれないほどいるのです。

一方、今の日本では昔ながらの伝統的な食事を忘れ、不調を抱える人が激増しているといいます。

ぜひイタリアでのベリーノ医師の取り組みを知っていただき、今からでも日本の素晴らしい食文化を取り入れてみていただきたいのです。

今後も彼の活動から目が離せません!

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