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子供の好き嫌いを作る何気ない「一言」とは?|日本の悪しき習慣「完食指導」から我が子を守る方法

牧野睡
会食恐怖症(人前で食べられない症状)という対人恐怖症を経験したことにより、食生活の大切さに改めて気づかされる。 現在は、美意識研究ライターとして、有名Webサービス note.muで、記事を寄稿中。 『乃木坂46に美人が多い理由』 『小顔になれる!造顔マッサージを3ヶ月続けた結果』 は、週間タグランキングで最も読まれた記事に選ばれた。 現代において、必要とされる食のあり方や美意識のあり方について独自の観点から紐解いていく。

【投稿可能】

突然ですが、あなたは幼い頃に、

家庭あるいは学校で
「食べ物を残さず食べなさい!」
と叱られた経験はありますか?

また、
そのような指導を、
実際に見たことがあるという人はいるでしょうか?

おそらく、
多くの人がそのような状況に見覚えがあると思います。

「食べ物を残さず食べる」
ということは、善いことであり、

それを子どもたちに指導することは
大人の役割であるとされてきましたが、

近年、
そういった指導が、
実は、子どもたちにあまり良くない影響を及ぼしているということがわかってきたのです。

今回は、
そんな「食べ物を残さず食べる」ということに大きく関係している完食指導
というものについてお伝えします。

完食指導とは・・・


完食指導とは、
食事指導において、
人に、完食(出された食べ物を残さず食べること)を強要すること
を言います。
(参照)会食恐怖症を卒業するために私たちがやってきたこと

食事指導は、
主に、人が幼い頃に、大人から教わる食に関する根本的な指導ですが、
子どもたちが受ける食事指導は大きく二つに分類できます。


家庭における食事指導と、学校給食における食事指導



一つは、
家庭における食事指導です。

子どもたちにとって、
母、父、祖父、祖母、場合によっては兄弟といった
一つ屋根の下で暮らす大人から受ける食事に関する指導は皆、
家庭における食事指導です。

ここで、教えられることが、
子どもたちの食事に対する基本的な価値観を形成します。

家庭における食事指導は、
子どもたちにとってその後の食への在り方を決定する
大切なもの
であるとも言えます。

次に、
学校給食における食事指導です。

家庭における食事指導ほどではありませんが、
学校も子どもたちの食に対する価値観に大きな影響を
もたらす場所です。

特に、
給食は、家庭では学ぶことのできない
集団生活においての食事を学ぶ場
でもあります。

隣の席の子が、牛乳瓶をこぼしてしまったら、拭くのを手伝ったり、
同じ班の子と一緒に、クラスのみんなに給食を配ったりするなど
そういった経験は、家庭ではできないものですよね。

ここから、
家庭における食事指導も学校給食における食事指導も
子どもたちの価値観ができる過程でとても大切なものであると言えます。

しかし、
逆に言えば、食事指導は良くも悪くも
簡単に子どもの価値観を変えてしまうほど影響力が大きいもの
だとも言えます。

そんな食事指導の中でも大切とされてきたのが、
完食指導、つまり、子どもたちに出された食べ物を全部食べるよう促す指導なのです。

完食指導が、子どもたちに及ぼす影響


一見、
子どもたちにとって良い影響を与えてくれそうな完食指導ですが、
具体的に、子どもたちにどういった影響をもたらすのでしょうか。

良い点と悪い点を踏まえてお伝えしていきます。

子どもたちに、食の大切さを教えるための完食指導



子どもたちに、
出された食べ物を食べるよう促すことは、
今、自分たちが限りある食物を摂って生きているのだという一種の危機感を
子どもたちに教えます。


近年では、
食糧不足についてメディアで頻繁に取り上げられていたり、
紛争地帯や食料の恵まれない国では、
幼い子どもが栄養失調で亡くなったりということが珍しくありません。

それは、
子どもたちにとってはある意味、残酷な現実でありますが、
同時に、知っておかなければならない真実でもあります。

完食指導は、
そういった現実を直接ではなく、
「全部食べましょう!」
といったわかりやすい言葉で、
間接的に子どもたちに知らせるという役割を持っているとも言えます。


食べ物の好き嫌い克服には、むしろ逆効果となる



ここまで見ると、
完食指導はとても良い指導に見えますが、
完食指導には、実は、あまり良くない面もあるのです。

あまり良くない面に大きく関係することの一つとして、、
「食べ物の好き嫌い」が挙げられます。

食べ物に対する好き嫌いは
単純に「味や食感が嫌い!」という理由だけではなく、
食べ物に対して、ネガティブな感情や記憶との結びつきができると
好き嫌いが起きてしまうことがある
のです。
(参照)会食恐怖症を卒業するために私たちがやってきたこと

例えば、
野菜をあまり食べない子どもがいたとして、
その子に「野菜も残さず食べなきゃだめだよ!」
と言い続けると、

お母さんに叱られるというネガティブな事柄と結びつき、
野菜を好きになるどころか嫌いになってしまうことがあるということです。


条件付きの愛情を植え付ける原因になる



「ごはん全部食べられたなんて、〇〇君は良い子だね」
なんて言葉を一度は聞いたことがあると思います。

この言葉は、
一見、子どものことを褒めている優しい言葉に見えますが、

実を言うと、
この言葉は、子どもにある種のプレッシャーを与えてしまう
ことがあります。

というのも、

「ごはん全部食べられたなんて、〇〇君は良い子だね」
という言葉は、

「ごはん全部食べられない子は悪い子」
とも言い換えられる
わけです。

もちろん、
全部食べられなかったからと言って、
「全部食べられないなんて悪い子」
なんてことを言う人は、今時珍しいと思いますが、

ここで問題になってくるのは、
「全部食べられない子は悪い子」
という言葉を直接言わなかったとしても、

「ごはん全部食べられたなんて、〇〇君は良い子だね」
という言葉を口にすると同時に、

「ごはん全部食べられない子は悪い子」
という言葉が、子どもの頭の中に無意識的に刷りこまれてしまうという点
です。

そのため、子どもも
「全部食べないとだめなんだ」
というプレッシャーを無意識的に感じてしまうことが少なくありません。

この場合、
親御さんには悪気はなく、
また、お子さんもその言葉にただ従って頑張って食べようとしているだけですが、

結果として、
こういう言葉が子どものプレッシャーとなってしまうことがあるのです。

完食指導を極力しないためにも、必要になってくる考え方



ここまで読んでいただけた方は、
おわかりいただけると思いますが、

完食指導は、
ただ「全部食べなさい!」と強要することだけではなく、

一見、
優しい褒め言葉にも見える
「ごはん全部食べられたなんて、〇〇君は良い子だね」
といった言葉も、場合によっては完食指導となり、
子どもの心を無意識的に束縛してしまうことがあるのです。

これは、
子どもを育てる親御さんからしてみても
とても不本意なことですよね。

子どもを大切に思う親御さんなら誰しも、
子どもたちに、食というものを純粋に楽しんでほしい!
と、思うはず
です。

そこで、
極力、完食指導をしないためにはどういった考え方が
必要になってくるのか
について具体的にお伝えします。


好き嫌いがある子には、食べ物にポジティブな印象を付けてあげる!



好き嫌いが多い子に対しては、ついつい
「全部食べなさい!」と叱ってしまいそうになりますが、

そこを少しこらえて、
「食べ物にポジティブな印象を抱いてもらうためには、どうしたらいいか」
ということを考えてみてください。

例えば、
ピーマンが苦手な子に対しては、
ピーマンを楽しそうに料理して、
美味しそうに食べるキャラクターが出てくる絵本を
読んであげたりすると、
子どもの食べ物に対する印象は、それだけでガラッと変わることがあるのです。

ありのままを愛してあげる



「ごはん全部食べられたなんて、〇〇君は良い子だね」
という言葉は、

ある意味、
「ごはん全部食べられない子は、悪い子」
と表裏一体の言葉となり、子どもたちを苦しめてしまうことがあります。

そこで、
「ごはんを全部食べられても、食べられなかったとしてもあなたは良い子だ」
という考え方を胸に、子どもに接することがとても大切になってきます。

この考え方は、
ごはんを食べられても食べられなかったとしても、
子どものことをしっかりとカバーできます。

また、
より良い親子関係を築いていく上でも、
大切な考え方でもあります。

「残さず食べる」ではなく、「楽しく食べる」を子どもたちに伝えたい!



今の食事指導として、
やはり、「子どもがどのくらい食べられたか」という
量を基準としているところがあります。

もちろん、
子どもがどのくらい食べ物を食べることができたか
ということも重要ではありますが、

それと同じあるいは、それ以上に大切になってくることが
あります。

それは、
「子どもが食事をどのくらい楽しめたか」
ということです。

これを判断することは、
なかなか難しいことではありますが、

「残さず食べる」ではなく、「楽しく食べる」
という考えが浸透していけば、

もっと多くの子どもたちが食に対して
関心を持つようになることは、
間違いないでしょう。

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会食恐怖症(人前で食べられない症状)という対人恐怖症を経験したことにより、食生活の大切さに改めて気づかされる。 現在は、美意識研究ライターとして、有名Webサービス note.muで、記事を寄稿中。 『乃木坂46に美人が多い理由』 『小顔になれる!造顔マッサージを3ヶ月続けた結果』 は、週間タグランキングで最も読まれた記事に選ばれた。 現代において、必要とされる食のあり方や美意識のあり方について独自の観点から紐解いていく。
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