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シンプルが美味しい!サクサクふんわり、手作りがんもどき。

がんも2

秋だごはんだ!新米がおいしい季節だ!
今日はごはんに合うとっておきのお豆腐レシピ。

和食ってなんだろ?

明治以前なら一汁一菜。
精白米が普及した後は、一汁三菜。
和食の基本は、

ごはん
汁物
漬物
おひたしや煮物など野菜のおかず1〜2品です。

基本的に和食というのは「メインディッシュのない食事」と言われます。
メインがなくても、それぞれ旬の素材をいかしたお惣菜を、一口づつゆっくり噛みながら、お米と一緒に味わう。
そうすると、食べ終わる頃にはちょうど腹八分目になっているので、メインが特にいらないんですね。
 
この「メインにならないおかず」を丁寧に作れるようになってこそが「和食」の神髄らしいのですが、毎日のおうちごはんではちょっと忙しくっても、パパッとつくれちゃっても、
「おいしく・たのしく・ありがたく」いただけるだけで、幸せですね(笑)
 
さて、そこで今回は現代の私達にも簡単で入りやすい
「お豆腐だけどメインディッシュにもなっちゃうおかず」。
お豆腐と旬の野菜があればすぐに作れる、サクサクでアツアツの「手作りがんもどき」です。
がんも3

栄養価はバッチリ、さっくり中はふわふわ、一度作ったらもう市販品は買えなくなるぐらいおいしいの!
今までがんもだと思っていたものは何だったのか。
「がんもどき」のもどき?笑

揚げたてサクサクのがんもに、しょうが醬油。
これ、最高に美味しい!
煮物やおでんにしても美味しいですよ。
甘めのつゆにつけて揚げ出しにしても。
じゅわ〜っとだし汁の染みこんだ一口、これまた幸せの味。
お豆腐というのは比較的無添加で遺伝子組み換えでないなものが手に入りやすいですが、豆腐加工品となると無添加・ノンGMOへのハードルはグンと上がってしまいます。
 
まず、大豆が遺伝子組み換えでなくても、油揚げや厚揚げやがんもに使われる揚げ油の菜種がほぼ遺伝子組み換え不分別。
そして、スーパーで陳列されている時点でもう油の酸化はまぬがれないわけで、加工されてから時間がたった油揚げ、厚揚げは、必ず湯通しして油抜きしてから食べないと、油が古くてくさみが出る。
というような商品も少なくありません。
 
さらに具入りや味つけのしてある加工品となると、添加物や化学調味料もどんどん増えてしまいます。

では、いったん視点を買えてみましょ。
安全な豆腐があれば、作れます。厚揚げ、がんも、油揚げ。

一方向に固まった視界をちょっと広げてみるだけで、毎日の食事作りの幅もぐーんと広がっていきます。

水切りした豆腐を、おいしい太白ごま油で両面こんがり揚げれば、「厚揚げ」。
豆腐をパックごと冷凍してから再び解凍、水を切れば、「高野豆腐」。
薄く切った豆腐をじっくりキツネ色に揚げれば、「油揚げ」。
水切りした豆腐に好みの野菜と片栗粉を混ぜて揚げれば、「がんもどき」。

どれも揚げ物なわけですが、うちでは油はほんの少ししか使いません。
フライパンにはった少しの油でじっくり揚げ焼きにしていく方法です。
まずは良質な油を買ってきて(油に関しては前回の記事で書きましたので省略させていただきます)。
太白ごま油でも菜種油でもオリーブオイルでもココナッツオイルでもかまいませんよ。
ポイントは豆腐の水切り。
これさえしておけば、あとは豆腐が扱いやすいの。

揚げたてが食べられるのも、手作りだからこそ。
自分で選んで、作って、出来たてを食べる。
それって、本当に「ごちそう」だと思うんです!

シンプルが美味しい!サクサクふんわり、手作りがんもどき。

By IN YOU 編集部 公開: 9月 19, 2014

  • 出来上がり量: 6個分

材料

  • 木綿豆腐 1丁
  • 戻しひじき 軽くひとつかみ程度
  • にんじん、ねぎ、れんこん、いんげん、枝豆など好みの野菜 軽くひとつかみ程度
  • 長芋、または山芋 10〜15cmぐらい(80g)
  • ★片栗粉 大さじ3
  • ★醤油 クルッとひとまわし
  • ★塩 小さじ1/3(3つまみぐらい)
  • 【つけだれ】
  • 針しょうが 適量
  • 醤油 適量
  • 大根おろし 適量

作り方

  1. 豆腐に塩少々をなでつけ、布巾またはペーパータオルに包み、上に皿をのせて1時間ほどしっかり水切りする。 (前の晩にやっておくと便利。) ひじき、にんじん、いんげん、れんこん等の野菜類は細かく切り、あらかじめ下ゆでしておく。
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  2. 水切りした豆腐をボウルに入れ、泡立て器ですりつぶしながら混ぜる(すり鉢でなめらかにしても)。 さらに★の材料をすべて入れ、なめらかになるまで混ぜる。
  3. それ以外の具材を加え混ぜたら、手で食べやすい大きさに丸める(またはそのままスプーンですくって揚げます。)
  4. フライパンに油を1cmぐらい入れ、中火にかける。 大量の油を使う必要はありません。 菜箸の先にタネを少しつけ、油の中に入れてみてシュワシュワと泡立つぐらいの温度になったら、ひとつづつ油に落として揚げていく。 底面が色づくまでは、端で触ったり動かさない。
  5. 片面がこんがりしてきたら裏返し、両面カラッと揚げて出来上がり。 熱々に生姜醬油をつけていただきます。 たくさん作って冷凍保存もできます。 冷めてしまったものは煮物に入れても美味しいし、おでんや鍋の具にしても美味。
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  6. 【おまけ:揚げ出しつゆ】 醤油大さじ3:みりん大さじ3:だし汁(または水)大さじ3:酒大さじ1を火にかけて一煮立ちさせるだけ。 甘めのつゆが好みの方は、きび砂糖を大さじ1程度加えてください。 揚げたてのがんもをつゆに浸して、大根おろしなどを添えていただきます。 じゅわ〜っとつゆの染みたがんももまた美味し。

簡単でしょ。
「お豆腐しかない」から「お豆腐さえあれば」と考えてみる。
視界、広がるでしょ。

自分の目でみて、つくるごはんは、おいしい、しあわせ。
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