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最強のスーパーフード梅干からとれる梅酢のすごいパワー。あらゆる不調に効果的な梅酢お手当法と活用術。

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日本の伝統食”梅干し”の副産物である『梅酢』。日本の土地で育つ梅こそ「身土不二」に即した、私たち日本人が食べるに相応しい、日本最強のスーパーフード。

奈良時代以前から、どんなに時代が変わろうとも人々に愛され続け、日本の食文化として、日本人が親しんできた’伝統食’’梅干し。

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梅干しの副産物である「梅酢」もまた、優れた効果効能を持ち、医食同源、食で身体を正すに相応しく、使いこなせればとても重宝する調味料です。

梅酢とは、塩と梅をかめに入れて梅干しを作る過程で、自然に水として上がってくる梅のエキスを「白梅酢」、白梅酢に赤紫蘇を加えたものが「赤梅酢」と呼ばれます。

穀物酢・米酢・りんご酢・ワインビネガーなどの穀物や果実を原料として酢酸発酵させた「醸造酢」とは作り方が全く違い、梅酢には揮発性のあるツンとした刺激臭を持つ酢酸は含まれていないため、まろやかな酸味と梅の香りが特徴です。

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梅干しを手作りするご家庭には、梅酢は常備されていると思いますが、一般のスーパーでの取り扱いがない地域も沢山あり、梅酢をご存知ない方が多く、とても残念な感も否めません。

マクロビオティックでは、身体を緩めたり冷やす作用のある’陰性’の醸造酢を調理に使用することもありますが、塩の陽性さが加わり、醸造酢に比べて’陽性’な梅酢を調理に使うことで身体にも優しく作用し、より陰陽のバランスをとりやすくなるので、甘酒などのように使用頻度が高い調味料です。

IN YOU読者の皆様は、酢酸を水で薄めてうま味調味料などを使用した「合成酢」は、間違っても使用しないように注意してくださいね。

梅酢は自然発酵で出来上がる過程で、クエン酸・リンゴ酸・ポリフェノールなどの有機酸が豊富に含まれます。それらの有機酸は、非常に優れた効果効能をもち、日本の土地で育つ梅は、身土不二に即した、私たち日本人が食べるに相応しい、日本の最強のスーパーフードと言える食材です。

梅酢を使ったことがないという方は、まろやかな酸味で食べやすいお酢『梅酢』を、ぜひ一度試してみてください。

今回は、梅酢を使いこなすためのとっておきの活用方法やお手当初心者の方も簡単にできるお手当法をお伝えします。

夏バテ解消・熱中症予防に効果的。
『梅酢水』の作り方

夏はスポーツドリンクよりも、この梅酢水で夏バテ解消・熱中症予防。
外出時の水筒に入れて携帯して。

私もこの梅酢水を知ってからは、夏はミネラルウォーターに梅酢を数滴たらし、外出時にも持ち歩いています。
喉がさっぱりと潤って、クエン酸が疲れ知らずの身体に。美味しい万能ドリンクです。IMG_5180 (2)
(作り方)

・ミネラルウォーター(浄水)・・・・適量

・梅酢・・・・適量


1、水とお好みの量の梅酢を混ぜるだけ。

お子様が飲む水筒には、梅味が分からない程度の梅酢を1滴たらす程度で熱中症予防に。

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お好みでマヌカハニーを入れたり、炭酸水で割って梅サワージュースしても美味しい。

自然塩を使用した梅酢は、どんなにとっても摂り過ぎることはありませんのでご安心を。

梅酢にはノロウイルスや大腸菌にも効果的な優れた殺菌・解毒作用あり。

梅酢の一番の働きといえば、驚くほど強力な殺菌・解毒作用です。その即効性は梅干しや梅肉エキスを超えると言われています。

食中毒は6月から10月にかけてがピークを迎えます。梅酢をこまめに身体に摂り入れることで、血液を浄化し、感染を予防したり、解毒したりする効果が期待できます。

特に赤梅酢は、紫蘇の殺菌作用や抗菌作用の相乗効果が加わり、お手当にも向いているお酢と言えます。

疲労回復のカギは「クエン酸」にあり。

梅酢にはクエン酸がたっぷりと含まれています。クエン酸を含む食品には、レモンや蜜柑などの柑橘類、キウイ・アセロラや一般的な酢などがあります。

クエン酸は、体内に取り入れた糖質や脂質をエネルギーに変換する「クエン酸回路」というサイクルを活性化させるために、欠かせない栄養素です。この回路の働きが低下してしまうことで、「疲労」を感じるようになります。

クエン酸を十分に摂取することで、エネルギーを効率的に生産します。さらに体内の老廃物や毒素を排出させ身体の酸化を防ぎ、疲れにくい身体づくりや疲労によるダメージの早期回復に役立ちます。

クエン酸は数回に分けてこまめに摂取することが効果的です。

基礎代謝の低い人は積極的に取り入れて。

基礎代謝とは、じっとしていて動かないだけでも、生命活動を維持するために使われているエネルギーのこと。太りやすいとか、冷え性の原因は基礎代謝の低い人に多いのです。

クエン酸を積極的に取り入れることは、先ほどお話した「クエン酸回路」を活性化させるため、効率的にエネルギーを生産して代謝を上げるので、ダイエットや冷え性の改善にも大変効果があります。

健康の秘訣は、酸化した身体を弱アルカリ性に戻し、バランスを保つこと。

私たちの身体は弱アルカリ性の血液と体液に保たれています

肉や乳製品などの動物性食品・白砂糖・精製や加工された食品の多くは酸性食品であり、酸化血を作り出し様々な病気や不調を引き起こします。
野菜・果物・海藻・玄米などはアルカリ性食品です。アルカリ性食品を多く摂る方が身体にとっては当然良いのです。

梅酢は強アルカリ食品なので、酸性食品の暴飲暴食などで、酸化した身体を弱アルカリ性に戻し、バランスを保つ働きがあります。

優れた抗酸化の能力

抗酸化性の高いポリフェノールやビタミンEが多く含まれていて、血中の活性酸素を除去し、身体を内外のストレスから保護してくれます。

そのほか梅酢には、カルシウムや鉄の吸収促進・胃がん予防・ピロリ菌抑制・食欲増進美肌効果高血圧予防・痛風・二日酔い解消・アンチエイジング効果など、様々な効果効能を期待できます。

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お手当初心者でも簡単に出来る『梅酢』を使ったお手当法。
症状を薬で抑え込むのではなく、根本的な原因を身体の外へ出してあげましょう。

お手当とは、マクロビオティックでは陰陽論に基づき自然の中で生まれたものを使い、身体を中から治していく自然治療法です。

そこまで厳格ではなくても、先祖代々、医療の発達していない昔から、陰陽など考えずに自然と向かい合い生活していく中で、身を持って実践し病を食で治してきたようなお手当方法は、どのご家庭にも伝わっているではないでしょうか。

私も子供のころに熱が出たときは、風邪薬は飲みましたが、そのあとはお茶をたくさん飲んで布団に包まり、身体から汗と一緒に熱を出したり、トイレにこまめに行くことは、今思えば我が家流お手当法だったのかと思います。

まずは難しくとらえるのではなくて、簡単なお手当をやってみましょう。
症状を抑え込むような薬を飲まずに、根本的な原因を外へ出してくれるお手当を実践し、身体で効果を感じてみることが大事です。

梅酢を使ったお手当法『うがい薬』

風邪予防・喉が痛いときの手当法。

クーラーをかけたまま寝てしまった、外出先の空調が悪くて・・などこの時期にも、喉の痛みを感じることはありますよね。
そんな喉の炎症を梅酢が緩和してくれます。

秋から冬にかけてのインフルエンザの時期も勿論、一年中使えるので、このうがい薬があれば、わざわざ市販品を購入する必要はありませんね。

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風邪予防・・・梅酢のポリフェノールにウイルスの増殖を抑制する効果があります。
喉の痛み・・・殺菌効果・炎症を抑えてくれます。
口内炎や口臭が気になるときにも。
赤梅酢の方が、紫蘇の殺菌効果が加わり、より薬効があります。

(作り方)
・水    ・・・・ コップ1杯

・赤梅酢  ・・・・少々

1、コップに少量の梅酢をたらして、うがいをする。梅酢は強い抗菌作用があるので、ほんの数滴で効果があります。

梅酢を使ったお手当法『梅酢と味噌の葛練り』

腹痛・下痢・胃腸の調子が悪い時・夏バテの手当法。

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葛は腸の整腸・消炎作用があります。梅酢の殺菌作用との相乗効果で、症状を緩和してくれます。

味噌を少量入れることで、心身にも優しく作用し、良質なビタミン・ミネラル・たんぱく質・脂質を含む栄養補給ができます。

症状に合っているときに飲む葛練りは、身体に染み入るように本当に美味しいです。
私も何度この葛練りに助けられたことでしょう。
逆に症状に合っていない時は、美味しいと感じられないので、ほかのお手当方法を試してみてください。

主に陰性の症状に効果的ですが、寝ている間のクーラーによる寝冷えや、下痢・腹痛・胃腸の調子が悪い時に飲んでみてください。
また、夏バテを感じたときの、胃腸を休めるお手当法として、朝食の代わりに葛練りを。

梅干しが苦手なお子様でも、梅酢を使用すれば優しい酸味で食べやすいです。

重い症状の場合は、無理をせずに病院へ行くことをお勧めします。特にお子様の場合は注意してあげてくださいね。

IMG_5279(作り方)
・葛粉      ・・・・大1

・水      ・・・・80~100cc

・赤梅酢  ・・・・小1/2

・味噌   ・・・・小1/4~1/2

1、小鍋に葛と水を入れて木べらでかき混ぜ火にかける。

2、そのまま透明色になるまで練り続ける(水が少なければ足す)。

3、とろんとゼリー状になったら火を止めて、梅酢と味噌を加えてさらに練ったものを器に入れる。

夏の暑さを乗り切るために。

スタミナをつけようと、過食していませんか?動物性食品の取りすぎは、栄養過剰により体内に活性酸素を発生させたり、胃腸の働きを悪くします。
水分の取り過ぎによる塩分不足にも気をつけましょう。
是非、『梅酢水』を活用してみて。

次回後編では、夏の料理を美味しくする【梅酢の活用術】をお伝えいたします。

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前之園知子
ナチュラルフード料理研究家。 シュタイナー教育での子育てを通じ、マクロビオティックの世界観の素晴らしさを学ぶ。 カフェやケータリングでの調理経験を通し、食による癒しの効果を実感。小田原で自然農の畑と子育てをしながら、料理教室を主宰。 「自然と寄り添う暮らし」を目指し、最終的なゴールは「子どもたちの明るい未来を繋ぐ活動」。
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