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注目されている、ドイツ発「ゲルソン療法」とは何か?

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余命半年、ステージⅣの末期ガン。
大腸からのガンは肝臓にも転移し、肝臓の2/3を既に蝕んでいました。

たとえ手術をしても、待っているのは「抗ガン剤に苦しむ1年ちょっとの延命」。
私の母は西洋医学から「見放された組」でした。

母の他界から1年ぐらい経った後、私はある治療法に出逢います。

知り合った方のお姉さんが、ガンをその療法で克服したという「ゲルソン療法」。

米国でマクロビオティックとともに、食事療法として知られるいわずと知れた療法・・・

それがゲルソン療法です。

もちろん生まれながら丈夫な人もいます。

その一方、私の母がそうだったように、子どものころから体が弱いにもかかわらず、
自分の体力以上のタスクを、体の声を無視してこなし生活している人もいます。

丈夫な人ならば、耐えられるであろう、わたし達の身の回りに溢れる有害物質。
国が決めた基準、「体に(すぐには)害はない」という基準に基づいて添加される食品添加物、使用される農薬や目には見えない空気汚染。

日本人の2人中1人がガンと診断されている現実を、それは他人事、または遠い将来の出来事と思っていないでしょうか?
ガンは沈黙を守り続けるサイレントキラー。

もし、それらの病気の対策や再発防止に少しでも役立つ情報があればお伝えしたい。
あなたとあなたの大切な人を守るために。

ゲルソン療法とは?

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ゲルソン療法は日本ではあまり知られていませんが、欧米ではガンの予防や治癒、再発防止の食事療法として広まっています。

ドイツからアメリカに移住したマックス・ゲルソン医学博士が1930年代に提唱した食事療法で、もともとはゲルソン氏自身が偏頭痛を改善するために考案した療法でした。

後に結核治療をはじめ、ガンの治療や再発防止、高血圧、肝炎、血栓症、腎臓病、痛風の治療に効果がみられ、薬を使用しない治療法として注目されています。

アメリカの医学界、FDA(米食品医薬品局)、米ガン協会や全米ガン研究所(NCI)などの医療機関は「より科学的な検証が必要」と主張しゲルソン療法の有効性を正式には認めていません。

しかし欧米ではゲルソン療法を試みるガン患者が多いのが現状です。

ゲルソン氏によるゲルソン療法

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ゲルソン氏は「ガンとは病気に対する抵抗力・免疫力・治癒能力の喪失から体全体の代謝がダメージを受けている代謝疾患であり、ガン細胞や腫瘍を生み出すような体全体の栄養代謝の乱れを正せばガンは治る」と述べています。

ゲルソン療法は、解毒を担う肝臓に負担がかかる食品を排除し、食物の持つ様々な栄養素をバランスよく摂取して、 わたし達が本来持っている体の機能を高め、病気を改善しようとするものです。

ゲルソン療法の最大のポイントは、人間の持つ自然治癒力を高めること。

しかしゲルソン療法では多くのビタミンを摂取するために果物や生野菜で作った大量のジュース(1日に300ml程を4~13杯)を飲んだり、塩分・脂肪・動物性タンパク質の摂取を禁止する厳しい制限があったりと継続することが難しいともいわれています。

今回お伝えしたいのは「星野式ゲルソン療法」。

「助からない、治療法がない」と医師にさじを投げられた状態から、ゲルソン療法にアレンジを加えた独自の食事法でガンを克服した星野仁彦博士(福島県立医大の医師、「ガンと闘う医師のゲルソン療法」の著者)はより実践可能な星野式ゲルマン療法を提唱しています。


星野式ゲルソン療法

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星野式ゲルソン療法はゲルソン氏によるゲルソン療法の根本的な考え方に従い、その大枠は変えずにゲルソン療法をより実践しやすく、そして継続しやすくしています。

そのポイントをみていきましょう。

1.星野式ゲルソン療法では、ゲルソン氏によるゲルソン療法同様に玄米・全粒粉・胚芽米などの穀物やイモ類などから炭水化物を摂取し、新鮮な野菜や果物、海藻類、豆類などを中心とした食事を継続します。


2. できるだけ減塩する
ゲルマン療法が「無塩食」を提唱しているのに対し、星野式ゲルマン療法では、塩分を控え、ニンニク・酢・蜂蜜・レモンなどを使用し塩分の摂取量を減らすことを薦めています。


3. タンパク質は植物性タンパク質から摂取
元のゲルマン療法同様、肉類・魚介類・卵・乳製品などの動物性タンパク質や油脂の摂取は控え、豆腐・納豆・豆乳などから植物性タンパク質の摂取を提唱しています。


4. 人工的食品添加物やタバコやカフェイン、アルコールなどの嗜好品は極力控える。

5. 野菜ジュースを毎日3杯飲む
有機栽培や無農薬のキャベツ・にんじん・レモン・りんごなど生の果物や野菜から作ったジュース(300ml程)を1日に3回以上飲みます。


氾濫する「XX療法」・・
本当にあなたに合うかを見極めることが出来るのはあなただけ!

マクロビオティックなどとは真逆の発想も含まれている・・・?

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この星野式ゲルマン療法を含むゲルマン療法に対し「?!」と感じた人もいるかもしれません。

マクロビオティックをはじめとする東洋医学の考え方も根本にありますが、マクロビオティックとは相反する部分もあります。

マクロビオティック的視点からすると「陰性」よりな食事法(簡単に言うと「体を冷やす」療法)ともいえますね(塩分を控え大量の生野菜や果物を摂取する)。
ゲルソン療法は肉類をはじめとする動物性食品(陽性)の摂り過ぎで体調を崩した方には向いているのかもしれませんが、陰性食品(添加物や化学物質、甘い物や生野菜や果物など)の摂り過ぎの場合はどうでしょうか?

同じ病気でも一人一人病気に至った経路は違います。
万人に効く薬がないように、万人に効く食事療法も残念ながらありません。

たとえその食事法が今のあなたに合っていたとしても「一生あなたの体は変化せず、その食事法が合う」とは言えません。

ある程度改善したら、自分の体調を感じながら食事も変えていく、
あなたが万人と同じでないこと、常に体は変化していること、四季は移り変わり、あなたの体も自然と共に変化していることを忘れないで欲しい。

体のシグナルを無視しないで。

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現代の私たちは「風邪引いた=薬を飲めばよい=体のシグナルを無視する」といった生活に慣れきってしまっています。
それは西洋医学の発展の「たまもの」なのかもしれない。

今、マクロビオティックやゲルソン療法を初めとして様々な食事法や療法が溢れています。

ゲルソン療法以外にも「ガンに有効」といわれる食事法は沢山ありますが、「病気になったから」ではなく普段からの食事を整えていくことが大事。
そうすることで体に起こる変化や、季節の移り変わり、その時々にあなたやあなたの家族に合うものを感じ取る「感覚」が養われると私は信じています。

まずは「あれが良い、これが良い」と考える前に旬の食材のおいしさを感じてみてください。

西洋医学が良いとか東洋医学が良いとか、オーガニックが良いとか、ベジタリアンが良いとか、グルテンフリーが良いとか、スーパーフードや良いとか・・・
私にとってみれば、本当はそんなことどうでもいいんです。
それらはあなたが、あなたの家族が、健康に毎日を過ごす為の一つのツールでしかない。

そのツールでしかないものに、毎日を振りまわされないで欲しい。
あなたにはそのツールを上手に使って、毎日笑顔で過ごしてもらいたい。
添加物がたっぷり、化学物質がしっかり入った食品を毎日口にしていたら、イライラします、怒りっぽくもなります。

だって、体に負担かけているんですもの。

化学物質まみれ、自然からかけ離れた食べ物ではなくて、自然の恵みを頂くことにより、本来自然の一部である私たちの力が目覚める。
頭で「あれが良い、これが良い」と一生懸命考えなくても、今の自分はこれが食べたい=体が欲している、必要としているものが分かるようになる。

自然の恵みをただ純粋に感じて生活していたら、体の声を敏感に感じて毎日を過ごしたら、体だけでなく本当の意味での「健康」があなたの元にやってくると思うのです。

時間が戻るのであれば、
菓子パンと甘いヨーグルトではなく、せめておにぎりとお味噌汁を母に食べてもらいたい

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母の病状を知り、私は仕事を辞め実家に戻り、母が他界するまでの7ヶ月間、私にできる限りのことをしました。
末期ガンの母と過ごした、長くそして短い7ヶ月間に私が感じたことは「病気を未然に防ぐことの大切さ」でした。

お酒もたばこも摂らない母でしたが、朝食には菓子パンや白砂糖がたっぷりのヨーグルトを常食し、私たち姉妹が実家を出て父と二人で暮らすようになってからはコンビニ弁当、スーパーのお惣菜もよく食べていたようです。

一日最低1回の食後のコンビニデザートは必ずでした・・・。

病気になったからといって、いきなり食生活を変えようとしても長年培った嗜好は直ぐには変えられないのだと痛感しました。
添加物で味付けされた「たべもの」で麻痺した舌は、急には変わらない。

もちろん、人それぞれ生活スタイルはあります。
毎日せかせか歩き、「速い&早い=良い」とされる現代社会。

私だってその中で生活している一人。
便利な生活の恩恵を十分受けています。

でも、もし今、時間が戻るのであれば、忙しい朝でも菓子パンと甘いヨーグルトではなくて、せめておにぎりとお味噌汁を母に食べてもらいたいと思うのです。

あなたの大切な人と、あなた自身の未来のために、今のあなたができることは何ですか?

忙しい毎日の中、一瞬でもいい、あなたにとって一番大切な人の笑顔を思い出してください。

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小林 くみん
小林くみん IN YOU Director/オーガニックスペシャリスト IN YOUオーガニックセルフセラピスト、IN YOUオーガニックアドバイザー代表講師 NYを拠点とし活動していたブロードウェイ・ミュージカルの元ダンサー。 日本を代表する自然療法活動家東条百合子の弟子の元で食養を学びアシスタントを務めていた経験を持つ。 陰陽五行、薬膳、マクロビオティック、アーユルヴェーダ、自然療法などの東洋医学を中心とした知見や資格をいかし、INYOUライター/エディター/INYOUライセンス講師代表として活躍中。 NYのIntegral Yoga Instituteにて全米ヨガアライアンス認定インストラクター(ERYT200, YACEP)の資格を所持し、国内外のスタジオやスクールで豊富な指導経験を持つ。(講師歴計10年)。 がん、心臓病、他の慢性疾患患者へのヨガの専門家としてアメリカで活躍するジャナーニ・チャップマン氏に従事。 ジャナーニ・チャップマン氏の監修のもとYCat Yoga(ガン&慢性疾患患者のためのヨガ)を提供できる唯一の日本在住日本人。
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