「油分は味方」。体を健康にするオージャスと油の関係性。オリーブオイルの使い方がありきたりになりがちな人に教える、オリーブオイルのアレンジ術と使い回し方。
油はやっぱり敵だって思ってる?
「油は太る」
「油はダイエットの大敵」
「油は良くない」
このような考え方はまだまだ根強いようです。
使用している油の質や、調理の仕方、食べ方など様々な要因が絡んで結果的にそのようなイメージを与えてしまう場合がありますが、
本来油分や脂質は私たちになくてはならない味方であり、敵対視する必要は全くありません。
今回は、アーユルヴェーダの知恵が結集した究極デトックス法であるパンチャカルマの例を挙げながら、
本物のエキストラバージンオイルを全品に使用したオリーブオイルが主役の食卓を紹介します。
アーユルヴェーダの究極デトックス法|パンチャカルマでも多用される油
皆さんは、パンチャカルマという言葉を聞いたことがありますか?
本格的なものは、専門の治療院に21日間以上入院して行われる細胞レベルに働きかける、
アーユルヴェーダの深い浄化法で、健康維持や健康促進、病気予防、病気治療、若返りなどの目的で行われます。
その様々な工程で油が多用されます。
外からも、中からも油まみれになります。
マッサージにも大量の油を(1回の施術で450mlのボトル一本を使い切ることも!)使いますし、
万能オイル=ギーをハーブで煎じたものを4日〜1週間ほど飲み続けます。
人によって日数の幅があるのはどうしてかというと、体内の潤い度合いが関係してきます。
普段から適度な油分や水分が欠けた食生活(クッキー、クラッカー、ポテトチップス、パン、サラダなど)をしたり、
ヴァータが上がるような生活(移動が多い、睡眠不足、分刻みのスケジュール、話すぎなど)をしていると、
体内もカサカサになってしまいます。
そういった人は体内に薬用ギーが行き渡るのに時間がかかるために、このような日数の幅が出てきます。
”油に浸すとどんな木でも曲がるようになる”
ここで、アーユルヴェーダでよく言われるメタファーを紹介したいと思います。
カラッカラに乾いた枝を水に浸し、太陽の力で一気に乾かしたらどうなるでしょう?
ポキっと折れてしまいますよね・・・。
今度は乾いた枝を油に浸しておくと、どうなるか。
全体が柔らかくなって、ぐにゃっと曲げられるようになります。
油に浸すのをやめても長い間乾きませんし、また乾いてきたとしても、再度油に浸せば柔らかさが戻ります。
あなたの体、乾ききっていないですか?
ポキッといく前に、油と仲良くなりましょう♪
油をたっぷり使って2週間でマイナス6kg!
外から、中から油まみれになるアーユルヴェーダの治療を受けた結果、
体は軽くなり、スッキリしただけでなく、オイルのおかげでお肌はしっとりと輝きを放ち、体の柔軟性も増しました。
中には2週間で6kg痩せた方もいらっしゃいました!体がかたくて前屈しても手が床につかなかった人が、つくようになった方もいらっしゃいました。また、話すのがゆっくりになる、よく眠れるなど、心もしっとりと潤う感覚がありました。
つまり、以前おにぎりの回でお話しした元気と輝きの素、オージャスが上がったんです!ホリスティックな効果に感動しました。
オージャスと油の関係性
アーユルヴェーダでいう健康な状態、それは単に病気になっていないというだけではありません。
肌や、髪の毛、目、声、話し方、体臭、消化や排泄の状態、睡眠の質、感情面などを総合的に診ます。
その全体をつなげ、調和させるのがオージャスです。
オージャスの量=私たちが使うことができるエネルギーの量ですので、健康状態を高めるにはオージャスを高めることが必須です。
しっとり、しなやか、柔らか、なめらか、やさしい、安定感
これらは全てオージャスに共通する質ですが、油の持つ質とも共通していますね。
つまり、オージャスを維持するには体内に適切な油分と脂肪が必要ということです。
油分を避けた食生活をしていると、オージャス貯金が減っていきます。
本物のオリーブオイルのように良質な油は、私たちを穏やかにし、安定させ、潤いを与え、肉体としての体を作り、維持するのに役立ちます。
バランスのとれた健康的な生活には適度な油が欠かせません。
食事を通して摂取するのに加えて、セルフオイルマッサージ(アビヤンガ)も行えるとなお良いでしょう。
衝撃的な美味しさ。本物のエクストラバージンオリーブオイル
今回使ったのは、小豆島で農薬や化学肥料を使わず育てられていたオリーブを、コールドプレス製法で絞ったエクストラバージンオリーブオイル。
日本で初めて有機JASの認定を受けたのだそう。
江戸時代から続く醤油屋さんが、老舗のメンツをかけて、大和魂で美味しさを求めて作られたオリーブオイルです。
通常のオリーブオイルは辛味と苦味が強いことが多いですが、こちらのオリーブオイルは甘くて、軽くて飲めてしまうほど!
オリーブオイルの他にも、調理用オイルにはギー、ココナッツオイル、ごま油、ひまわり油など様々あり、
体質や季節によって使い分けられると素晴らしいのですが、こちらについてはまたの機会にお伝えしたいと思います。
それでは、オリーブオイルを楽しむための、オリーブオイルが主役の食卓です。
シンプル イズ ベスト。オリーブオイルが主役の食卓 オリーブオイル使い回し!アレンジレシピ
ふっくらツヤツヤ!オリーブオイルご飯
ご飯を炊く際に、お米1.5合に対して、小さじ1のオリーブオイルと小さじ1/8の塩を入れて、いつも通りに炊く。
炊き上がったら、小さじ2のオリーブオイルを垂らしながら全体に馴染ませて出来上がり
お米がオリーブオイルの芳醇な香りをまとい、ふっくらツヤツヤとした炊き上がりです。オージャスの香りが漂います!
旬の有機野菜に、エクストラバージンオリーブオイルを使ったドレッシング3種を合わせて
ザ・定番。オリーブオイルx塩
オリーブオイルに荒く挽いた岩塩をひとつまみ入れて。IN YOUオススメ塩
オリーブオイルx醤油
オリーブオイルと醤油を1:1の割合で合わせて。お好みでわさびや柚子胡椒を入れてもOKですが、なくてもシンプルで美味しいです。
IN YOUオススメ醤油
オリーブオイルxフレッシュハーブ
オリーブオイルに、刻んだ旬のハーブ(今回はフェンネル)と、少量のレモン汁を入れて。野菜は素焼きにするか、少量のオイルで炒めるだけでOKです。
お酒のお供にもぴったり、ビーガンカシューナッツチーズ
材料
・オーガニック ローカシューナッツ 1カップ
・有機レモンの絞り汁 大さじ1弱
・岩塩 小さじ1弱
・有機タヒニソース(ごまペースト) または アーモンドバター 小さじ1 (省略可)
・水 ブレンダーにかけるのに必要な量
・有機フェンネルの葉 少々
下準備としてカシューナッツを4時間以上ひたひたの水に浸しておく。
フェンネルの葉以外の材料をブレンダーに入れ、硬めのペースト状になるまでしっかり攪拌させる。最後にフェンネルの葉を足して全体に馴染ませたら完成です。
少しブルーチーズを彷彿とさせるような”クセあり”の味に、オリーブオイルをかけると、フレッシュさをプラスされます。
簡単にできるものばかりですが、素材が良いものはシンプルに調理するのが一番ですね。せっかくならお野菜も有機栽培の新鮮なものを選んでくださいね。
オリーブオイルが主役の食卓、いかがでしたか?油を必要以上に敵対視せず、良質なものを適量摂るように心がけてみてくださいね。
オリーブオイルが主役の食卓。日本初の農薬不使用オリーブオイルを試してみよう!
オーガニックかつ日本人に合うエクストラバージンオリーブオイル今すぐここをクリック!小豆島で農薬や化学肥料を使わずに育てられている
エクストラバージンオリーブオイル。
日本で初めて有機JAS認定を受けたオリーブオイルです。
昔ながらのコールドプレス製法で化学物質に頼らずに絞られたフレッシュなオリーブオイル。
瀬戸内の自然の中で日本人が日本人の為に作り上げた、
日本食に合う、正真正銘のオリーブオイルです。
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海洋汚染とは無縁の透き通った塩。
気が遠くなるほど長い年月に渡って蓄えられた、
太陽のエネルギーもが刻み込まれています。
人間の手が加えられるのは、採掘したあと水で洗浄し、販売に適したサイズに粉砕するところだけ。
この岩塩は、太古の海から人間へのメッセージのようなものなのです。
母なる海の力は、私たち現代人の体を
「本来あるべき状態」に整えてくれます。
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