【5分で出来るよ!】乳製品も小麦粉も使わない米粉ホワイトソースの作り方。
寒くなると恋しくなるクリームソース。
体はポカポカしたくて待っています。
そして寒くなるにつれ、体から熱を逃さないようにするために、夏よりも油脂を含むこってりとした料理を自然と欲するようになります。
「食欲の秋から抜け出てない?ヤバい、ダイエットしなきゃ!」なんて焦らずに。
寒い冬に備えて体が油脂を欲するのは、体を保温するためにも、皮膚や髪の潤いを保湿するためにも、ウィルスや細菌から体を守るためにも、必要なことであり、自然な体の声なのです。
アレルギーやグルテンや添加物のことを気にせず、グラタンやシチューを食べたい!
でも、ルーから手作りするのは、すんごく面倒そう…。
と、思っている方に。
ホワイトソースは、5分で作れますよ!
乳製品を使わなくてもできますよ!
グラム計量も必要ありませんよ!
そして用意するものは、
豆乳(またはナッツミルクなど好みのミルク)、
玉ねぎ、
味噌、
米粉(または小麦粉)、
オリーブオイル、
だけです。
しかもこの作り方を覚えてしまえば、グラタン、シチュー、ラザニア、クラムチャウダー、クロックムッシュなど、様々なクリーム系の料理に活用できます。
ヴィーガンにこだわりがなければ、この分量で牛乳や生クリーム、チーズを使えばいいだけ。
だって、市販のホワイトソースって、
食べた後、のど乾きません?
もたれません?
不自然な味しません?
市販のソースを使うと、すべてがコンソメ味やチキンエキス味になっちゃいません?
市販のホワイトソースやクリームシチューの原材料表示を見てみると、添加物の多さもさることながら、
一番見落としがちなのは「植物油脂」。
シチュールーにも、カレールーにも、この植物油脂が必ず入っています。
イコール、それは、ヘキサンという化学溶剤を使って工業的に抽出された油脂であるということ。
プラスチックと同じ構造をしたマーガリンと同等の精製加工油脂が入っているものもあります。
それを溶かして飲む、と考えると…、私は買うのをためらってしまうのです。
どんなに「化学調味料無添加」とか「植物原料100%」と謳っているホワイトソースであっても、それをまとめる油は「ヘキサン抽出の油脂」を使わざるを得ないことがほとんどです。
人間の細胞は、水と油でできています。
水で満たされた細胞を、油でできた細胞膜が覆っています。
そして人間の細胞は毎日毎日新しく作られています。
悪い油を食べていたら?
酸化した油を食べていたら?
肌あれやガンの原因になるのかしら?
「そんなこと言ってたら食べるものがなくなる」とつっこまれてしまいますが(笑)、
お菓子や外食などのほとんどがヘキサン抽出の大量生産型油脂を使っているのですから、お家で作るごはんだけでも
「自分で選んだ油を使って作ろう」と私は思うのです。
100ある中の100を変えることは難しいけれど、100ある中の2〜3個を変えてみようと思うと、なんだか楽しくなりませんか?
だって、このホワイトソース、
5分でできるんですから。(笑)
体に入るものはたったこれだけ。
あとは、好きな具材を入れて、好きなチーズまたはベジチーズをのせて、トースターやオーブンで焼くだけ。
今回は、このホワイトソースを使ったグラタンレシピもご紹介します。
オススメなのは、里芋と長ネギのグラタン!
とろりと焼けたネギの甘みに、
ねっとりとした里芋とホワイトソースが絡みあって、
最高に、しあわせの味がします。
最初はこの味が少し物足りないと思うかもしれませんが、これが自然な味なのかもしれません。
子供にはシンプルでぴったりだと思います。
もちろん、自分の舌をリセットするためにも。
昔ながらの家庭のグラタンは、そもそもコンソメの素や化学調味料など使わなかったわけですから。
まずは、熱々のグラタン、おためしあれ。
5分でできるよ。米粉と豆乳のホワイトソース(&グラタンレシピ)
- 出来上がり量: 2〜3人分(クリームシチューを作る場合はホワイトソースのすべての分量を倍にします。)
材料
- 【基本のホワイトソース】
- 豆乳(またはナッツミルクなど好みのミルク)1カップ
- オリーブオイル 大さじ2
- 米粉(もちろん小麦粉でも作れます) 大さじ2
- 玉ねぎのみじん切り、または薄切り 大1/4個ぶん
- 白味噌(または甘口の味噌) 大さじ1
- 塩・こしょう 味をみて調整
- 【グラタンの材料】
- にんにく 1/2片
- ゆでたマカロニ、ブロッコリー、アスパラ、じゃがいも、里芋、ほうれん草、鶏肉、ツナなど好みの野菜 両手にいっぱいのるくらい
- 玉ねぎ 大1/4個
- 塩・こしょう 適量
- オリーブオイル ぐるっとひとまわし
- 【トッピング用ヴィーガン豆腐チーズ】
- 絹ごし豆腐 1丁(300gのもの)
- 味噌 大さじ1
- 酒粕(なくてもよい) 大さじ1
- くず粉(または片栗粉) 大さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
作り方
-
【ホワイトソースを作る】
- 鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎをしんなりするまで炒めたら塩、米粉をふり入れる。
- 粉と玉ねぎをからめながら炒め合わせ、米粉がなじんで色づいてきたら火を止めて、豆乳と味噌を加える。
- よくかき混ぜたら再び鍋を中火にかける。
とろみがついてきたら弱火にし、たえず混ぜ続け、クリーム状になったら完成。 -
【グラタンの具材を蒸し焼きする】
野菜、鶏肉等を食べやすく切り、鍋またはフライパンに重なりすぎないように入れる。
※里芋やじゃが芋など火の通りづらい食材は薄切りにして加えるとよい。
オーブンでも火を通すので鶏肉等は焼きすぎないように。 - 具材全体にオリーブオイルと塩適量をまぶし、少量の水をふりかける。
ふたをしたら中火にかける。 - 具材がジューッと沸いてきたら弱火にし、そのまま5〜6分蒸し焼きにする。
野菜から出た水分が飛び、好みの硬さになったら火を止める。 -
【グラタンを焼く】
にんにくを半分に切り、切り口をグラタン皿にまんべんなく塗って、皿に香りをつける。 - グラタンの具材とホワイトソースを合わせ、グラタン皿にしきつめる。
その上にヴィーガンチーズ、または好みのチーズをたっぷりのせ、200℃に余熱したオーブンで20分ほど、こんがり焼き色がつくまで焼いて出来上がり。 - これは、蒸したかぼちゃをスライスして、ホワイトソースで作ったシチューをIN。
上にゴーダチーズをのせて焼いたもの。
他にも、まるごと蒸したかぼちゃをくり抜いて「まるごとかぼちゃグラタン」にしても。パーティにぴったりです。
作ってみなくちゃわからない、
試してみなくちゃ始まらない、
体で、舌で感じて、思考する、
台所はいつも新しい発見で満ち溢れています。
だから、自分の目でみて、つくるごはんは、おいしい、しあわせ。
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