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【疲労回復レシピ】1分でできる、デトックス味噌汁

今年も残すところわずかとなりましたね。
12月は忘年会やクリスマス会など、外食をする機会が多くなる時期。 気の合う仲間と美味しく楽しい時間を過ごせるのはとても素敵なことだけど、脂っこく、味付けの濃い料理は体、特に胃腸に負担をかけるので、疲れがたまりやすくなります。

そして夜遅くまで出かけた翌朝は食欲が湧かず、何も食べないで出かけてしまう方も多いのではないでしょうか?
年末に向けて寒さが増してくるこの時期に、胃袋に何もいれないままでいては、体温があがらず、イマイチ元気がでない一日がはじまってしまいますし、風邪を引きやすくなるので要注意。
そこで今日は忙しい朝でもたった1分でできる、体温が上昇して、食べ過ぎた脂をデトックスできる、超簡単なお味噌汁の作り方をご紹介します。

大根と生姜のWみぞれ汁

By はりまや佳子/Yoshiko Harimaya 公開: 12月 8, 2015

  • 出来上がり量: 1人前
  • 調理時間: 1 分

材料

  • 大根 50g
  • 生姜 少々
  • 180cc
  • 麦味噌 大さじ1

作り方

  1. 大根と生姜は、すり下ろしておく。
  2. 1と麦みそを一緒にお椀にいれておく。
  3. 沸騰したお湯を注いでできあり! (写真:飾りに大根の葉を刻んだものをのせました)
生姜のすりおろしには血行を良くし、体温を上昇させる効果がありますので、飲むだけで体の内側からポカポカと温まり、風邪予防に効果抜群です。

そして昔から「大根おろしに医者いらず」という言葉があるように、大根はすりおろすことで様々な効果効能が期待できます。

【大根おろしのメリット】
大根には食物酵素が豊富にふくまれていますが、酵素は熱に弱く、50℃前後の温度で失活してしまうので生でいただきましょう。

大根の食物酵素パワー
★アミラーゼ  
・デンプン分解酵素
★プロテアーゼ
・タンパク質分解酵素
★リパーゼ 
・脂肪分解酵素

また、秋の臓器「肺・大腸」を養う辛味成分には、たくさんの健康に良い作用が期待できるだけではなく、アンチエイジングの面でも効果があるといわれています。

肺・大腸を養う辛味成分
★イソチオシアネート 
・解毒作用殺菌作用
・抗炎症作用
・食中毒予防
・発がん抑制
・血液サラサラ効果で血栓予防
・消化促進
・抗酸化作用

この成分は皮の部分にたくさん含まれていますので、皮ごとすりおろすのがおすすめ! オーガニックの大根なら安心していただくことができますね。 またイソチオシアネートは時間がたつと揮発してしまうので、おろしたらすぐに召し上がってください。

大根は下の方ほど辛くなりますので、辛味成分が苦手な人は、上の太い部分をおろすと美味しくいただくことができますよ。

マクロビオティックでは「陰性の大根おろし」には、新しい脂を流して体外に排出する力あり、天日で干した陽性の「切干大根」には、体にたまった古い脂を流す力があるといわれています。
「切干大根」は色が茶色い物ほど強い力があるので、内臓脂肪を落としたい方は切干大根の煮汁を味噌汁代わりに飲み続けてみると、無理なく体内脂肪を落とすことができます。

【おまけのレシピ/切干大根のお茶】
材料:
切干大根 20グラム
水      2カップ(400cc)

作り方:
1. 鍋に水と切干大根を入れ弱火でゆっくり沸騰するまで加熱する。
2. 沸騰したら20分くらい煮る
3. ザルでこして煮汁を飲む
(残った切干大根は料理につかってください)


年の瀬を迎え何かとご多用な毎日だと思いますが、大根おろしと生姜おろしのWパワーで、余分な脂を上手に体外に排出しながら体温を上げて、疲労回復&風邪予防してみませんか?

今回の記事を担当したのは

マクロビオティック・キレイ料理教室G-veggie 代表:はりまや佳子
厳しい食事制限は一切なし!「sense of balance」をコンセプトにし、マクロビオティックの理論「陰陽五行」と家庭料理が基礎から学べる、美味しく楽しいマクロビオティック料理教室です。

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