意外とすごい薬膳から見たごぼうの底力。いざと言う時のお助け薬膳アイテム「ごぼう」を使った簡単養生スープ3種の作り方
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
12月に入りましたね。
年末年始になると飲んだり食べたりする機会が増えて「身体がスッキリしない」「胃腸が疲れる」という方も多いのではないでしょうか。
こうした不調におすすめなのが、今が旬の「ごぼう」。
でも身体にいいことは分かっていても、「下準備に少し時間がかかる」「なかなか食生活に取り入れにくい」という声もよく聞きます。
そんな方にぜひおすすめしたいのが、IN YOUで扱っている「無農薬のごぼうペースト」。
今回は、ごぼうペーストを使った簡単で美味しいスープ3種をご紹介します!
これならきっと、忙しい方もごぼうを食生活に取り入れられるはず!
ごぼうの効能とは?
ごぼうは、ヨーロッパから中国大陸まで幅広く自生しています。
中国などでは昔から「牛蒡子(ごぼうし)」という名前で薬として用いられてきましたが、根の部分を料理に使うのは日本だけと言われています。
ごぼうの約8割は水分。
ミネラル分は比較的少な目ですが、その代わりに食物繊維が豊富に含まれています(ごぼう100gあたり食物繊維は2.7g)。
<ごぼうの有効成分>
・食物繊維…水溶性と不溶性の食物繊維が豊富。便秘予防に効果が期待されています。
不溶性食物繊維「リグニン」にはがん予防の効果があるともいわれています。
・イヌリン…食物繊維に含まれる炭水化物のこと。
血糖値の上昇を抑えたり、ビフィズス菌の働きを高める整腸作用が期待されています。
薬膳の考え方では、ごぼうには次のような働きがあるとされています。
<薬膳の考え方から見た、ごぼうの働き>
・解毒・発汗作用
・利尿作用
老廃物の排出や、風邪の予防、便秘予防、動脈硬化の予防などにも効果が期待されています。
また、ごぼうは古くから民間療法としても幅広く利用されてきました。
<ごぼうを使った、民間療法>
・たん…ごぼうの皮をすりおろし、それを絞って汁を飲む。量は、1回につき盃1~2杯程度で、1日に数回程度飲む。
・虫刺され・湿疹…ごぼうを皮ごとすりおろし、その汁を患部に塗る。
・口内炎…ごぼうを皮ごとすりおろし、その汁で口の中をすすぐ。口内炎の痛みが和らぐ。
・あせも…ごぼうを刻んでから布袋に入れて、湯船に入れて入浴する。
これなら毎日続けられる!「ごぼうペースト」
料理だけでなく民間療法においても、「解毒」などの目的で幅広く使われてきたごぼう。
特に、年末年始など飲んだり食べたりする機会の増えるこれからの季節に、ぜひ取り入れたい食材のひとつです。でもごぼうは「下準備に少し時間がかかる」「調理法がワンパターンになりがち」などの理由から、「食生活になかなか取り入れにくい」という声が多いのも事実。
そんな方にぜひおすすめしたいのが、IN YOUで取り扱っている「無農薬のごぼうペースト」。
私自身はごぼうが大好きでよく使いますが、実は、最初に「ペースト」と聞いた時にはごぼうの味がするのかどうか半信半疑でした。
でも実際に食べてみると、ごぼう独特の香りは残しつつ、じっくり加熱することで甘さが十分に引き出されて美味しいことに驚きました。
「大地の恵みをギュッと凝縮した」と書いてありますが、まさにその通り!
写真右側のとおり、茶色っぽいペースト状になっています。
何と言っても使いやすいのが最大の特徴で、
これなら忙しい方もごぼうを食生活に取り入れやすいですね。
味噌汁やスープなどを作る時、「ごぼうの風味を少しだけ加えたいな」という時にも重宝しそうです。
ごぼうペーストを使った、簡単で美味しい養生スープ3種の作り方
ごぼうペーストは、自然な甘さがあるのでそのまま食べても十分に美味しい。
ただこれから寒くなってくると、温かいスープが恋しくなりますね。このペーストはごぼう独特の甘さと香りがあるので、スープのベースとして使うのにもぴったり!
そこで今回は、忙しい年末年始にぜひおすすめしたい「お湯を注ぐだけで出来上がり!」の簡単スープ3種をご紹介します。
仕事などで夜遅く帰ってきた時や、忙しい平日の朝食などにもおすすめです。
【スープ1】ごぼう味噌スープ …ごぼう×味噌×長ねぎ
IN YOUでもこれまで頻繁に取り上げてきた食材のひとつ「味噌」。身体を温め、免疫力を高める働きがあり、がん予防などの効果も期待されています。ごぼうと味噌は味の相性が良いですが、身体にも美味しい組み合わせに!「長ねぎ」を加えることで、身体を温める効果が高まります。
ごぼうペーストに甘さやコクがあるので、出汁を取らなくてもお湯を注ぐだけで美味しい味噌汁になります。
1人分につき、
・無農薬のごぼうペースト 大さじ
・味噌 小さじ1~2(味噌の種類により塩分が違うので加減してください)
・刻んだ長ねぎ 大さじ1
をお椀に入れて、熱湯 150ccを注いでよく混ぜれば出来上がり!
これに、ごはんと野菜のおかずを組み合わせれば、朝食にもOK。ちょっと疲れた昼下がりなどに、コーヒーやお茶の代わりにいただくのもおすすめ。ホッとする一杯です。
【スープ2】ごぼう生姜海藻スープ …ごぼう×海藻×生姜×梅干し
胃腸がもたれている時や身体がすっきりしない時に、特におすすめのスープです。「めかぶ」や「若芽」などの海藻には腸内をきれいにし便秘解消の効果が、「生姜」や「梅干し」には消化を促進する効果が期待されています。
ごぼうペーストをベースに使うことで、スープ全体の味が上手くまとまります。
1人分につき、
・無農薬ごぼうペースト 大さじ1
・めかぶなどの海藻 大さじ1.5~2
・生姜すりおろし 小さじ1/2
・勇気梅干し 1/4~1/2個(塩分・大きさによって量は調整してください)
・有機しょうゆ 少々
をお椀に入れて、熱湯 150ccを注いでよく混ぜれば出来上がり!
【スープ3】ごぼうとろろ豆乳スープ …ごぼう×山芋×豆乳
最後にご紹介するのは、疲れている時におすすめの、身体を癒すスープです。「山芋」は寒い時期に旬を迎える食材。
薬膳では、滋養強壮の効果や、身体を潤し胃腸の働きを高める効果が期待されています。自然薯が手に入ればベストですが、難しければ大和芋や長芋でもOKです。
ここに、身体を潤し元気にするとされる「豆乳」を組み合わせました。
とても簡単なスープですが、トロトロのポタージュのような舌ざわり。疲れている時にもすんなりと身体に入っていく仕上がりになります。
1人分につき、
・無農薬ごぼうペースト 大さじ1
・山芋すりおろし 大さじ1.5~2
・塩 ふたつまみ
・黒コショウ(粒)少々
をお椀に入れて、沸騰直前まで温めた 豆乳150ccを注いで、よく混ぜれば出来上がり!
塩の代わりに、お好みで白味噌を使うのもおすすめです。
さいごに
安心できる質の良い素材があれば、パパっとシンプルに調理するだけで、身体に染み込む養生ごはんになります。今回ご紹介した「姿煮ごぼうペースト」は、忙しい時にも役立つアイテムだなと思いました。
年末年始の食べ過ぎや飲みすぎなどで身体が疲れきってしまう前に、食のセルフケアを始めてみてくださいね。
健やかな年末年始をお過ごしください!
IN YOU Marketで「姿煮ごぼうペースト」をチェック!
熊本県菊池産の無農薬の有機ごぼうを使って、長時間、高温高圧で火にかけているので
糖度は25度~30度(天然の甘味なのでバラつきがあります)、なんとメロンの倍の糖度です。
もはやごぼうとは呼べないくらい甘いこのペーストは、そのままでもスイーツ感覚で食べられます。
添加物、化学物質一切不使用どころか、原料は「ごぼう」だけ!
IN YOU Marketでごぼうペーストを使った、簡単美味しいスープを作ろう!
化学肥料、農薬不使用、自家採種の材料を使ったお味噌。
F1種を使わず、固定種や在来種にこだわり、自家採種を続けてきました。
熊本県の本田さんが育てた米と大麦、大豆と
沖縄の塩だけを使った、生産者の顔の見える安心安全なお味噌です。
崎産の肉厚で歯ごたえがよく、香りの良い湯通し塩蔵わかめ。
市販の塩蔵わかめは安く、高く見せかけるために塩がたっぷりまぶしてありますが、
このわかめは無塩に近い、30%の塩分です。
一瞬、他のわかめよりも価格が高く見えるかもしれませんが、水につけると3〜4倍にふっくら戻り、
何と言ってもその食感の良さ、噛んで広がる香りの良さは、他のわかめにはないもの。
湯通ししてから塩蔵してありますので、水につけて戻すだけでお刺身感覚で食べられます。
農薬・肥料を使わずに和歌山県で育った
化学添加物不使用の梅干し。
天然素材のみを使い、天日干しされた、
究極の梅干です。
梅干しは皮ごと食べるものなので、
できれば農薬を使用していない、
安全なものを食べたいですよね。
江戸時代から小豆島で作り続けられている醤油。
今ではほとんど見られない、杉樽を使った木桶仕込みを守り続けている
大変希少なお醤油です。
アルコールも無添加、丸大豆と小麦と塩だけのシンプル・イズ・ベスト。
本来の味を楽しめます。
太陽と風が作り上げた粒状の塩は、
一切加熱処理をせず、自然のままの結晶です。
この塩は、海の藻屑さえも含まれ、
加熱処理されていない塩なので、
海の成分がそのまま入っています。
人間は海から来たもの、
この塩は、海に最も近い塩と言えるでしょう。
オススメの記事
冬の過ごし方一つで見た目年齢に大きな差が出ます。腎力をアップさせる「ノンシュガー黒豆あんこ」の作り方とおすすめレシピ2つ2017年11月29日不測の事態にも命を守る優れた日本の伝統保存食「漬け物」。砂糖も添加物も不要の、昔ながらの漬物の作り方と 漬物活用アレンジレシピ。
体を温める冬の疲労回復デトックスお酢ドリンク。海外でも大人気の『スウィッチェル』の作り方。喉のイガイガや痛みもスッキリ解消!
この記事が気に入ったら
いいね!しよう