【お花見おやつ】材料4つで出来る、ほんっとに簡単、よもぎ梅ヶ枝餅。
今回はとってもシンプルで、みんなが大好き「梅ヶ枝餅」の作り方をご紹介します。
梅ヶ枝餅は太宰府天満宮の銘菓で、
もちもちとした生地のなかに上品なあんこが詰まっており、
表面は香ばしく焼かれている、素朴でとてもおいしい伝統菓子です。
参照 http://item.rakuten.co.jp/ippin-club
本当の梅ヶ枝餅は、もち粉を丹念に練って作り上げられますが、
おうちで作る梅ヶ枝餅は、白玉粉とお豆腐があればフライパンで焼くだけ。
簡単に作れますよ。
そして、自分で作るから、とにかく焼きたてが最高!
カリッ、もちっ、あつあつを食べると、
「もう買わなくていいかも。」って思うくらい!
ノンオイルでグルテンフリーで、栄養価も高い優秀なおやつ。
前回紹介した「デーツあんこ」をはさめば、ノンシュガーのスイーツに。
【ほんとに簡単!小豆の炊き方。ノンシュガー「デーツあんこ」】
今回は生地に薬草である「よもぎ」を混ぜ込んで、
春の香りがたっぷり香る梅ヶ枝餅に仕上げます。
その前に、女性特有のさまざまな不調に効くにっぽんのスーパーハーブ、
「よもぎ」についてお話しておきますね。
女性のあらゆる不調に効くスーパーハーブ「よもぎ」の効能。
春は命が芽吹く季節、
冬に溜まった老廃物をどんどん流し、
新しい細胞が動き出す季節です。
また、春は苦味(=食養ではデトックス)の季節。
古くから「春は苦いものを食べよ」と言われるように、
この時期に食べるとよいとされる芽吹いたばかりの春野菜は抗酸化力が抜群に高く、
体内の毒素排出を促し、血の巡りを良くします。
菜の花、たらの芽、ふきのとう、せり、アスパラなど、
春に芽吹く旬の作物は少し「苦み」があるのが特徴です。
特に苦みのある春の野草は、デトックス力が抜群。
「薬草」としての効能をふんだんに秘めています。
春に河原や空き地に茂り始める雑草をよく見てみましょう。
春は薬草の宝庫!
よもぎ、すぎな、オオバコ、ホトケノザ、たんぽぽの根、つくし、オオイヌノフグリ、ツユクサ、なずな、どくだみ、すみれ、シロツメクサ、などなど(もっともっとあります!)、
どの野草も雑草扱いされがちですが、古くから様々な効能を持つ薬として漢方などに利用されています。
その野草の中でも「よもぎ」は、女性のあらゆる不調に効く薬草として知られています。
マクロビオティックで有名な若杉友子おばあちゃんも、
「ヨモギは優れた浄血・造血・止血剤!
3月~5月のうちに、絶対食べてほしい野草のひとつなんよ。」
と言っています。
よもぎの主な効能として、
・血行促進、造血作用
・血液の浄化作用(有害毒素の排出)
・抗がん作用
・健胃効果
・貧血予防
・腹痛、下痢、便秘の改善
・生理痛、腰痛などの痛み止め効果
・冷え性、むくみの改善
・ホルモンバランスを整える
・糖化で産生されるAGEsを分解
・保湿効果、体を温める効果 などなど、
きりがないのでこのへんにしておきます。
かいつまんで言うと、
「よもぎは血の巡りをよくし、内臓の冷えをとり、痛みをやわらげ、ホルモンバランスを整える。」
よもぎに含まる豊富なクロロフィル(葉緑素)、ビタミン(C・E・B1・B2)、ミネラル(鉄分・カルシウム・マグネシウム)、ベータカロチン等が、
造血、浄血、排毒を促してくれるわけです。
ただし、よもぎやその他のハーブ類も含め、
野草は生やサラダでそのまま食べてもアク(=毒素)が多く、
体にもほとんど吸収されません。
コンクリートのすき間からでも生えてくる野草、
そのぐらい野草は生命力が強く、野菜よりも硬い細胞壁で包まれています。
なので加熱したり、乾燥させて煎じたりすることで、
その固い細胞壁を壊す必要があるのです。
だから古くから野草は、ハーブティーや野草茶のように煎じてお茶として飲んだり、
薬膳スープのようにするのが、最も体に薬効を吸収させる方法として有効とされています。
また、いぶしてお灸やアロマ、入浴剤として。
毛穴の大きい皮膚から吸収させるのも非常に有効性があります。
生理痛の時は、よもぎの茶葉をだしパックなどに入れてお風呂に入れます。
そしてゆっくりと腰湯につかる。
じんわり驚くほど改善しますよ。
韓国の民間療法「よもぎ蒸し」なども有名ですね。
(実は私も月に一度はよもぎ蒸しに通うくらいのフリークです。)
(実は私も月に一度はよもぎ蒸しに通うくらいのフリークです。)
調理では天ぷらやスープなどで十分に加熱したり、
粉末にしてよもぎ団子や草餅などで取り入れるのも定番。
というわけで、
今回は粉末のよもぎを使います。
よもぎ茶をミルで粉末にしてもいいですよ。
【焼きたて最高!材料4つでほんっとに簡単、よもぎ梅ヶ枝餅。】
オーブン入らす、蒸し器いらず、フライパンで焼くだけ。
さっくりもちもち生地の中には、アツアツあんこ。
だれもが笑顔になるおやつです。
【材料】 (6個分)
・白玉粉 100g
・絹豆腐 100g
・あんこ 100g
・粉末よもぎ 5g(好みで調整を)
【作り方】
1、白玉粉と豆腐とよもぎをよく混ぜて、耳たぶぐらいの柔らかさにする。2、ピンポン球ぐらいの大きさに丸めた生地を12個作り、手で薄く、平べったくのばす。
3、一枚の生地の上にあんをおき、もう一枚の生地ではさむ。
4、端をしっかり閉じたら、手のひらで平たくし、形を丸く整える。
5、油をひかずに熱したフライパンに生地を並べ、フライ返しで抑えながら両面をこんがりと焼いて出来上がり。
(ポイント)生地のまわりが透き通ってきて、裏にしっかりと焼き目がつくまではなるべく動かさない。火が通らないうちに動かすとくっつく原因になります。
白玉粉を伸ばす水の代わりに「豆腐」を使うことで、冷めても固くならず、
しっとりとした食感に仕上がります。
焼いてから小分けにして冷凍保存も可能。
もし固くなってしまった場合は、フライパンで少し蒸し焼きにして焼き直せば、
また美味しく食べられますよ。
シンプルだからこそ、できれば白玉粉は良質なものを使ってみてくださいね。↓
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