しょっぱいものをおやつ感覚で食べたい時に！うま味たっぷり「ねぎごま玄米ペースト」の作り方

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冬は気を付けていても風邪をひいたり
忙しくて疲れたり、
身体も心もバランスを崩しやすい時期。

そんな時、

「ちょこっとお腹を満たしたい。」
「一味アレンジを加えたい。」

カバンの中に
少しおなかが空いたときに食べられるものがあったり、

冷蔵庫の中に、
少しアレンジができるものが入っていたりすると、
忙しい時こそ、助かりますよね。

特に仕事をしていて、
甘いものが食べたいときもあれば

しょっぱいものが欲しい時もあるのは、
きっと私だけではないはず。


ただその時に化学添加物や白砂糖が沢山入っているものを
食べ続けてしまえば、元気になろうと口にしたものが
実は身体にとって逆効果なこともあるかもしれません。

そういうときこそ身体にもよくて
栄養も高く心から安心して食べられるものであれば、
さらに嬉しいですよね。


今日は直接食べてもいいし、
何かと組み合わせればアレンジもできる、
便利な玄米を使ったソースをご紹介いたします。

それでは、忙しいあなたにもおすすめの
これさえあれば栄養満点でうま味たっぷり！
ねぎごま玄米ペーストをご紹介いたします。

体調を崩しやすいと感じるときこそ
意識したい「中庸」

陰陽五行では、「中庸」を意識した食べ方がおすすめされています。
例えば、年中スーパーで置かれていて、お弁当にも見た目も可愛いトマトは暑い時期に育つ、陰性ですし、
食べやすくて、比較的安くデザートにお菓子にも食べやすいバナナも陰性の食べ物。

身体を冷やす傾向がありますが、
今の季節を考えると、いくら暖房や洋服で体をあたためても、
身体にいれるものが陰性であったら、
なかなか身体は暖まりません。

しかも陰性よりの冷え性の方、
特に女性に多いですが、そういう方の場合は
極端に陰に傾いてしまったら体調を崩してしまうのも想像がつきます。

なので、今回は、
中庸寄りの、玄米、ねぎ、そしてごまを選んだレシピとなっています。

ご自身の体調や体質に合わせて、
陰性寄りの方は、白ごまを黒ごまにしたり、

陽性寄りに心掛けたり、
陽性寄りの方は白ごまの量を調整したりして

アレンジしてみてくださいね。

天然の栄養補強食材、玄米！

玄米といえば豊富な栄養素。


玄米は食べるだけでおかずも一緒に食べているくらい、
バランスよく栄養を摂ることができる素晴らしい食材です。

以前、栄養の豊富さを白米と比較しながらお話しましたので
よろしければ、あわせてどうぞ。

玄米プディングの作り方

玄米で豊富に摂れる栄養素は、

こまめに摂るのが大切なビタミンB群、ビタミンE、
栄養を身体に送るのにベースとなるミネラル、
便通を改善するのに欠かせない食物繊維など、

現代に生きる私たちにとってとてもありがたいですね。

特にバランスが崩れやすい季節の冬、特に忙しくなる年末にかけて、
意識をしていきたいのがミネラルの摂取についてです、

実は自分の身体の症状がミネラル不足と関係している可能性もあるかもしれませんよ。

そもそもミネラルとは何か？

ミネラル（無機質ともいいます）には、カルシウム、鉄、ナトリウムなどがあります。
必要な量は少ないのですが、人の体の中では作ることができないので、食べ物からとる必要があります。
ミネラルは、骨などの体の組織を構成したり、体の調子を整えたりする働きがあります。

地球上に存在する元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いたものをミネラルといいます。

およそ100種類ある元素の中で、人の体の中に存在し、栄養素として欠かせないことがわかっているミネラルとして、
現在16種類（ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、
カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素）が知られています。

出典：農林水産省HP

ミネラルが足りないと栄養も十分に吸収されない？

ミネラルが不足すると身体にも心にも
様々な障害が起こってきます。

だからと言って、摂りすぎてもよくないのですが、
身体が正常に機能するのに欠かせない栄養素であり、
栄養素のベース(底辺)の部分がミネラルです。


IN YOUを読んでくださっている皆様は、
何事も「バランス」が大切だということをわかっていらっしゃると思います。

陰と陽のバランス、
身体と心のバランス、
そして、ミネラルにとってもバランスが大切ですね。

なぜバランスが必要なのか、
ミネラルの摂取を意識するときにあわせて知っておきたいのが、
「リービッヒの最小律」と「ドべネックの桶」

「10世紀のドイツ有機化学者リービッヒ氏は植物の生育は最も不足する栄養分に左右されるため、
最も不足する栄養分を施さない限り、他の養分を施しても植物の収量はよくならないという最小養分率を提唱した。
(一部省略)
植物の成長速度や収量は、必要とされる養分のうち、与えられた量の最も少ないものにのみ影響される理論である。」

引用：「化学肥料に関する知識」BSI生物科学研究所

そして、そのリービッヒの最小律をわかりやすく図式化したのが、
「ドベネックの桶」です。

きっと栄養学について学んだことがある方は
この図を一度はご覧になったこともあるのではないでしょうか。


「植物の成長を桶の中に張られる水に見立て、
桶を作っている一枚一枚の板をそれぞれ養分とその他の成長を影響する要因と見立てた場合、ほかの板がどれだけ長いとしても、
一番長い板の部分から水は溢れ出してしまう、その結果、桶の水嵩は一番短い板の高さまでになるという考えである。」

引用：「化学肥料に関する知識」BSI生物科学研究所

ビタミンも酵素もそれぞれの食べ物の栄養も、
ミネラルが不足していると身体に吸収されません。

なので、体内の4％しか必要とされてはいないけれど、
欠かせないミネラルを栄養ピラミッドの大地の部分と想像して意識的に摂っていきたいですね。

なぜ「ミネラル不足」になりがちになるの？

様々な理由が考えられますが、
現代の食生活も一つの大きな要因といえることができます。

①弁当、惣菜、冷凍食品、レトルト食品などの原料に、水溶性成分とともにミネラルが溶け出た「水煮食品」が、たくさん使われるようになっている。

②「リン酸塩」がたくさんの加工食品に添加され、ミネラルの吸収を阻害している。

③加工食品の原材料の大半が精製されていて、水煮食品と対になる「油脂」も精製されてミネラルが抜かれている。

出典：『食べるなきゃ、危険！』
手軽で便利、より、
ひと手間かかってもヘルシーでハッピーで、おいしい、
そんな料理を大切な自分自身と大切な人たちに届けていきたいですね。

そんなミネラルがたっぷり含まれている玄米ソースと合わせていくのは、
今が旬の長ネギとねりごまです。

冬の定番野菜、長ネギは、最古の栽培野菜、

長ネギの歴史は古く、原産である中国では約3000年前から栽培されていたと言われています。

奈良時代以前に日本に伝わったといわれ、『日本書紀』にも名前が登場されています。

昔から神事や祭事にも使われてきた長ネギ。
殺菌作用や解毒作用がある薬効食材としても歴史的にも日本人には欠かせない食材だったのですね。

そういえば、
私も経験としてあるのですが、

風邪をひいたときに、ネギを首に巻き付けて寝た経験がある方も
多いのではないでしょうか？

これは自然療法でも非常に有名なお手当手法です。


水分が約90％と言われているネギ。

首に巻いて効果があるとされている理由の一つは、
たまねぎやニラと同様に、

長ネギに含まれている辛いにおいの元、硫化アリル(アリシン)という刺激成分があるため。
殺菌効果や抗酸化作用などがあります。
また、アリシンは炭水化物に含まれる糖質のエネルギー代謝を助けるビタミンB1の吸収を助け、ビタミンB1の持続時間を長くします。

疲労回復や血行を良くして身体を温めるので、風邪をひきやすい今の時期にぴったりですし、
神経を鎮めてくれるので、気持ちも落ち着かせてくれ、ストレス緩和の助けにもなります。
ただ、アリシンは熱に弱いので、ネギを煮た場合は汁もそのまま召し上げってくださいね。

それでは、忙しいあなたにもおすすめの
栄養満点、うま味たっぷりの
簡単ねぎごま玄米ソースの作り方をご紹介いたします。

ねぎごま玄米ペーストの作り方

材料
・無農薬長ネギ　(白ネギ。青ネギもOK)１本
・無農薬玄米　お茶碗１杯弱
・味噌　小さじ3～4
・ねりごま　小さじ１
・海塩　適量
・白ごま　大さじ１～

手順

１玄米に水を加えて煮て、玄米おかゆを作っていく。


２長ネギをみじん切りにして、玄米おかゆに加える。


３玄米と長ネギがトロトロになったら玄米をミキサーにかけ、
味噌・ねりごま・塩を加えて味を調整し、味が整ったら白ごまを混ぜ合わせて出来上がり。

ねぎごま玄米ペースト
使いまわしテクニック

使い道さまざま
おすすめの食べ方

おすすめの食べ方１　パンにのせて
Rice on bread


シンプルなパンの味が
ねぎごま玄米ソースのおかげで和風に。
ごはんとおかずを一緒に食べているような味わいがおいしいですよ。

おすすめの食べ方２　ごはんにのせて　Rice on rice


Rice on riceという感覚で、ごはんにちょっぴり乗せてもとても合います。
ごはんがより進む味です。おかず一品が忙しくて作れないときは特におすすめですよ。

おすすめの食べ方３
無添加のクラッカーにのせて　Rice on cracker


ちょっとおなかが空いた時にあるとうれしいクラッカー。
私が好きなのは穀類がたっぷり入ったクラッカーに、
このねぎごま玄米ソースをかけること。歯ごたえも味わいもいいですよ。

身体も心もバランスを崩しやすい時期だからこそ、
食に力を借りて、
ハッピーに過ごしていきたいですね。

特に年末にかけて忙しくなっていく今の時期、
使いまわせるねぎごま玄米ソースで、
心も身体も満たされてくださいね。

今日のおすすめコーナー

炊飯器でも白米と同じように炊ける手軽さと、玄米の栄養価が一般のものより高いこと、
そして何より、美味しさがウリの自然栽培玄米をおすすめしています。

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