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【1月15日は、実はまだ正月だった!】カンタンで美味しい小豆粥を食べよう。

olympus digital camera

一月も中旬。
今日は1月15日。何の日だか知っていますか?

とうの昔に正月も終わり、なんてことはない普通の日だと思っている方も多いかと思いますが、実は今日が「小正月」と呼ばれていることをご存知でしょうか。

豊作祈願の行事?小正月とは何か。

1月7日までのことを「大正月」と呼び、1月15日を「小正月」と呼びます。
15日からやっと働き者の女性が落ち着ける、という意味から一部では「女正月」とも呼ばれているそうです。
これは、日本で満月から満月までを一か月と数えていた頃の時代に、小正月までを正月としていた暦の名残りから来ています。

さて、そんな小正月15日には、一年の健康を願い、小豆粥を食べる風習がありました。

現代人にとっては馴染みのない習慣かもしれませんが、今でも一部の地方や農村地区で、こうした習慣が続けられています。
小正月には「農作物が豊富に実るための祈願」という意味も込められており、人々はこの日に農作物に関する様々な祈りや占いなどの行いをしていたそうです。

しかし、なぜお粥の中に小豆を入れて食べていたのでしょうか?


小豆は赤飯と同様、めでたい日である「ハレの日」に食べる食べ物だと位置づけられています。
一件祝いの印象の強い小豆ですが、小豆にはもう一つの意味があり、実は昔から中国などで魔除けの効果があると考えられていました。

そう、小豆は魔除けになる食として、厄払いの意味も込めて年始に食べられていたのです。
そんな歴史のある小豆粥を簡単に作ってみました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
使うものはお米と小豆。そしてお餅ひとつだけ。
とってもカンタン。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
身体が温まり、ぐんと体調もよくなります。

かんたん小豆粥

By 松浦 愛 公開: 1月 15, 2016

  • 出来上がり量: 3 人前
  • 調理時間: 50 分

材料

  • 500ml〜調整
  • 玄米 2分の1合
  • 茹でた小豆 3分の1カップ
  • 玄米餅 1個
  • 自然塩 適量
  • 醤油 お好みで お好みで
  • ごま油 お好みで お好みで

作り方

  1. 土鍋にお米と水を入れ、ふたをして強火にかけ、様子を見て弱火にして30分炊く。
  2. 途中でお餅を加え、柔らかくまで炊く。 最後に小豆も加え出来上がり。
  3. ※炊飯器で作る場合 炊飯器にお米を入れ、お粥の位置まで水を注ぎ、洗った小豆も一緒に入れ、塩一つまみ加えて炊く。 炊けた時に水の量が少ないと感じたら、食べる前にフライパンや鍋にお粥を入れ、お湯を加えて煮込んでから食べてもOK。
味が足りない場合は、醤油とごま油をかけると香ばしくて美味しくなりますよ。

季節ごとに変わる行事の食。
「生まれた地のものを旬にしたがって食べましょう」という、マクロビオティックの考え方とも一致します。

特に小豆粥は、お通じにもよく、デトックス&美肌効果がありますので最近暴飲暴食で食べ過ぎてるな、という方はぜひお粥デーにしてみては?
たまには昔の習わしに従ってみるのも、いいかもしれませんよ。

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