血液のバランスを整える、カラダの救世主「ごま塩」。ミネラルたっぷりの「万能ごま塩」の作り方。
自然災害が後を絶たない、昨今。
私たちは、人間には及ばぬ力を相手に生きていくんだと思いしらされます。
血液の状態を良くするとは、どういう状態なのでしょうか?
「人間は海から生まれたから、人間の体液はほぼ、海水と同じ濃度。大地と人間は見えない力でつながっています。
今、天災が絶えないのは、人間の身体が狂い、悪いエネルギーを発しているから。
一人一人が食を正し、自然からのサインをしっかり見つめる時です。」
というお話を聴いたことがあります。
私たちが大地のパワーを授かることはあっても、
大地に影響を与えているなんて、少し想像し難いですよね。
でも、体の60%を占める体液(血液)の状態を良くすることは、健康を保つ上で必要不可欠であるということは、言うまでもありません。
さて、血液の状態を良くするとは、どういう状態なのでしょうか?
ナトリウムとカリウムのバランス
血液の中には電解質というナトリウム(Na), クロール(Cl),カリウム(K),
カルシウム(Ca),マグネシウム( Mg) などが含まれており、
これらのバランスが常に維持されることで、身体の細胞の浸透圧の調節や筋肉・神経細胞の働きを円滑に保っています。
その中でもナトリウムと、ナトリウムと拮抗するカリウムは血液中の割合が高く、重要な役割を果たしています。
ナトリウムは血液、骨、細胞を取り囲んでいる間質液などの細胞外液中で濃度が高く、その濃度は腎臓の働きにより一定に保たれています。
カリウムは細胞内で濃度が高く、消化管から吸収されたカリウムは先ず細胞外液に入り、
そこから細胞壁にあるを通路を通って細胞内に取り込まれます。
ナトリウムとカリウムが細胞内外の浸透圧を一定に保っているので、
正常な細胞形状を維持でき、機能を発揮できるのです。
この他にナトリウムとカリウムは酸・塩基(アルカリ)平衡を維持しています。
体液の酸・塩基状態を表すpH値は非常に狭い範囲内に維持されていて、
そこからpH値が酸性側、アルカリ性側にずれると、頭痛、悪心、嘔吐、過呼吸、嗜眠などが起こります。
また、神経細胞内へこれらの電解質が出入りすることにより
電位差が生じて神経刺激が起こることで、心臓機能、筋肉運動を起こします。
カリウムは心筋の収縮運動を支配する機能を持ち、
一定に維持されている細胞外液中のカリウム濃度が高くなると、
高カリウム血症で心臓が停止することもあるので、腎臓機能との関係でカリウムの摂り方には注意が必要です。
このように、ナトリウムとカリウムは
食品から摂取するしか方法がないにもかかわらず、
体内で大きな影響を持っており、
身体機能を維持する上で、極めて重要であることがわかります。
カルシウムとマグネシウムのバランス
さらに、体液中で重要な役割を果たしているのが、カルシウムです。
カルシウムは骨や歯に99%、血液や組織内に1%の割合が保たれています。
骨中カルシウムは常に蓄積と排出を繰り返し、
血中濃度が低下すると、蓄積されているカルシウムから血中に補給されて、血液内の濃度を保っています。
そうすることで、以下のような様々な生理機能を果たしています。
細胞の情報伝達に関係する、精神の安定をはかる、
心臓や筋肉の働きを正常に保つ、出血時に血液を固める、細胞分裂を促進する、
白血球の貧食作用を補助する、ホルモンや唾液、胃液の分泌を調整する、
体内での鉄の代謝を補助する、 など
しかし、カルシウムが排出される際、
逆に血中に過剰に補給されすぎて、様々な障害がおこります。
血管に付着し動脈硬化や高血圧を促進したり、関節部に沈着し関節炎になる、
筋肉の痙攣や血栓の発生、発ガン促進、アルツハイマー誘発なども、
このカルシウム不足から引き起こされる、血中カルシウム過多が原因の一つだと考えられています。
このように、骨に蓄積されていたカルシウムが過剰に血中に排出されることで、
当然、骨はスカスカな状態になり、骨粗鬆症のリスクも高まるのです。
また、マグネシウムはカルシウムと拮抗し、ナトリウム、カリウム、カルシウムの濃度を調整しています。
その上、約300種類以上の酵素反応に関係しており、体内で様々な働きをしています。
エネルギー代謝を促進して疲労回復を手助けする、
筋肉の働きを調整する、筋肉痛を緩和する、イライラを解消する、
血液を固まりにくくする、体温や血圧を正常に保つ、
腎臓や血管壁へのカルシウムの沈着を防ぐ、カルシウムとともに骨を強化し、
歯のエナメル質をつくる、インスリンなどのホルモンや酵素の分泌を促進する など
そのため、マグネシウム欠乏は、カルシウム欠乏時の症状のほかに
倦怠感の増長、体全体の筋肉収縮の力が低下し、筋肉の痙攣や硬直・しびれ・震えなどの症状を引き起こす
情緒が不安定になる(うつ症状)
血液が凝固しやすく心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まる
高血圧や不生脈を誘発する、骨や歯をもろくする
糖尿病や肥満を引き起こす、血管障害による冷え性や目の病気
腎症の発生
など様々な病気を誘発するなどの危険性があります。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、
マグネシウムなどの電解質は、細胞形成、機能維持のために常に一定の濃度を保つようになっています。
だから、これら電解質のアンバランスが続くと、心身の不調となって、現れてくるのです。
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ごま塩は電解質のバランスを改善する救世主
マクロビオティックでも欠かせない食材
胡麻は、カルシウム、マグネシウム、鉄分、リン、亜鉛などミネラルが豊富で、
その吸収を助ける良質な油脂と排出を助ける食物繊維とが一度に摂取できます。
ごまに含まれる油脂は肝臓機能を高め、抗酸化作用が高く、アンチエイジングやガン予防効果も期待されています。
マクロビオティックでも骨粗鬆症や貧血予防などに欠かせない食材のひとつです。
中でも、「ごま塩」は血液をきれいにし、免疫力を高めると言われており、玄米ごはんの消化を助けるため、セットでお勧めすることが多いのですが、
頓服薬としてお手当に使われることもあります。
長期的な病気の予防と治療としては、
貧血、高血圧、糖尿病、花粉症、うつ症状、蓄膿症、
難聴、筋腫、乳がん、糖尿病、心臓病、など
速攻性のある効果としては、
手術後や怪我、鼻血の止血作用、集中力を高める、
偏頭痛を和らげる、疲れにくくする、睡眠を深くする、
筋肉の疲労回復を助ける、パソコンや携帯を使いすぎた目や耳を助ける
などが言われています。
なぜ、ごま塩は血液をきれいにし、免疫力を高め、
以上のような効果が得られるのでしょうか?
ごま塩は血液の電解質濃度の調整に役立つミネラルを豊富に含んでいる!
それは、すべて、ごま塩の服用により血液中のナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムのバランスの変化を起こすからだと考えられます。
マクロビオティックのごま塩の基本はごま:塩=8:2です。
ごま80g、自然塩(並塩)20gとして計算したごま塩100g中の成分と、
マクロビオティックで病気の原因だと考えられている砂糖の成分を比較します。
(ここでは、成分をすべて精製した上白糖でなく、ごま塩との成分を比較検討しやすいように、砂糖本来の成分組成を表す黒砂糖の成分を示します。)
砂糖を食べると、カリウムが血液中に増え、
ナトリウム/カリウムバランスが崩れることが分かります。
砂糖や砂糖類を多く含む加工品のとりすぎがカルシウムやマグネシウムの欠乏を招くと言われていますが、
カリウム過多により、細胞内濃度の調整にカルシウムやマグネシウムが消費されるからであると考えられます。
体調不良や病気の時、
カリウム濃度が上昇し、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムを消費した状態になっているとすれば、
ごま塩を服用することで、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムが補給され、
血液のバランスを正常にすることができるので、
先に挙げた様な即効性、また持続性のある効果が得られると考えられます。
また、カルシウム/マグネシウムバランスを見たときに、カルシウム:マグネシウム=2:1が理想的です。
それに比べるとごま塩の成分が少しマグネシウム欠乏の状態なのが
血液の止血作用に効果をもたらしているのでしょう。
さらに、マクロビオティックの基本である
玄米ごはん茶碗1杯(150g)にごま塩小さじ1杯(2g)の合計
(マクロビオティックにて推奨)
と白米ごはん茶碗1杯(150g)の比較を見てみます。
玄米ごはんにごま塩をかけた場合、
・ナトリウムとカリウムがほぼ1:1である。
・白米ごはんに比べ、不足しがちなカルシウムとマグネシウム、鉄が多い。
と言えます。
マクロビオティックで玄米とごま塩の組み合わせを主食にすることを勧めるのは、
ナトリウムとカリウムのバランスが整っているため、
玄米とごま塩中のカルシウム、マグネシウム、鉄分だけでなく、
副菜の栄養も効果的に吸収でき、様々な不調、病気に作用しやすいからではないかと思います。
このように、マクロビオティックの判断基準はカリウムとナトリウムを代表とする、
陰陽のバランスを整える立場を取っていて、
それは血液をバランスを整えることにつながっています。
病気になった時に、カロリーを整えた食事をとること、薬や手術をすることも
選択肢の一つですが、
マクロビオティックの食事に変えることも有用な手段
だと考えられるのではないでしょうか?また、カリウムの多い砂糖や果物を減らしたり、ごま塩を使って、日々の体調管理や急な不調を整え、
病気を招かない身体作りや生活習慣にすることが可能だと思います。
簡単!ごま塩の作り方
ごまは、消化性の悪さから吸収率が悪いのですが、マクロビオティックのごま塩のごまはその成分効能が吸収されやすいように、煎って擦ったものと自然塩を混ぜてつくります。
①塩をスプーンすりきり2杯、フライパンで煎る。
②さらさらになったら、すり鉢に入れて擂る。
③ごまをスプーン山盛り8、フライパンで強火で煎る。
④左手でフライパンを振り動かしながら、右手で木べらを動かしながらかき混ぜる。
⑤パチパチと爆ぜてきたら、2〜3粒、指でつぶしてみる。
⑥簡単に潰れ、いい香りがしたら、②のすり鉢に移す。
⑦30分かけて、力を入れずにすりこぎで擂る。
(力を入れると油が浸出してしまいます。)
私にとっては、この30分が極上の時間です。
瞑想にも似た感覚で心地いい時間が流れます。
時間がなくてできない・・・そんな方へおすすめの作り方。
ただ、そんな時間がない方もいらっしゃるかと思います。
そんな時は
「電動ミルサー」
の出番。ボタンを軽くポン、ポンと様子を見ながら押し、
油がでないように細かくすれば、一瞬で出来上がります。
もちろん、電動の熱で酸化されやすいし、手で丁寧に擂ったものとは、効果も味も全然ちがいます。
それでも、
食べないより良いし、買ってくるより随分ましです。
この方法、スペイン人の友達に教えてもらいました。
生活習慣も食事もまったく違う彼らも、健康に気を使ったり、新しい料理に挑戦したい気持ちは同じです。
100%日本人のようにできなくても、
「やらないよりいいよね!?」
と何かのゲームのように楽しんでいました。
マクロビオティックは「難しい」。
今更、砂糖なしなんてできない。分かっていても、つい、、、。
今までと違うことって、ついつい後に回しがちですよね。
それは当然のことです。
慣れるまではやっぱり、癖がでてしまうし、面倒に思うこともあるかもしれません。
それでも、「今日はこれにしてみようかな。」
「明日もチャレンジしてみようかな。」と気軽に取り入れて、毎日楽しんでもらえたらいいなぁと思います。
まとめ
ごま塩は血液のバランスを整える万能選手です。
様々な病気の治療効果も期待できると考えられるほどです。大きな病気や症状で悩む前に
・試験の前に少食にしてごま塩を小さじ1で集中力アップ
・飲みすぎた〜ってときは、そのままごま塩小さじ1!
肝臓をケアし、お酒のせいでかすんでいた目も良く見える!
おぼつく手足もすっきりする!かもしれません。
・麻酔かけて手術、抜歯!!そんなときも、ごま塩で止血効果
・甘いお菓子食べ過ぎた!と思ったら、ごま塩を食べておくと、
疲れにくかったり、ぼんやりする頭をしゃきっとしてくれるはずです 。
・放射線・放射性物質対策にも欠かせないようです。継続摂取を!
ごま塩は薬ではないけれど、時には薬のように食べて、
食べ物の持っている力を実感しても、いいかもしれません。
あなたは、あなたの口にしたもので作られています。
あなたが、これから口にするもので変えることができます。
あなたとあなたの大切な人の人生を応援します。
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