脾胃を養い血行をよくする働きのある旬の栗。栗を活用した栗ご飯と、京風渋皮煮の作り方。
こんにちはIN YOUオーガニックアドバイザーのルリアンです。
栗が旬を迎えました。
デパ地下では栗ご飯、栗のデニッシュ、モンブランなど、美味しい料理に出会えます。
栗は美味しいだけでなく、実だけでなく渋皮にも効能がたくさんあります。
皆さんは栗はお好きですか?
栗の栄養素
栗はナッツ類の中では脂肪分が少なくタンパク質や、ビタミンAやB群も豊富でカリウム、食物繊維も多く、ビタミンCはデンプンに包まれているため熱でも壊れにくく美肌効果が期待できます。骨を健康に保つ効果があるマンガン、貧血予防や健康を維持する銅も他のナッツ類とは比べ物にならないくらい含まれています。
さらに、渋皮には ポロフェノールの一種であるタンニンがたくさん含まれています。タンニンは、強い抗酸化作用つまり若返りや美白効果、抗がん作用、老化防止が期待できます。
栗の効能
薬膳から言うと、脾・胃・腎に対して効果を発揮します。・脾・胃を養い血行をよくする働きがあるので、冷え、食欲不振、下痢、疲れ気味の人ににおすすめです。
・腎機能をアップするので、頻尿・足腰のだるさ・むくみ、また、呼吸器系とも関係があるので、咳・喘息などにも良いです。
渋皮をたっぷり食べられるのはやはり渋皮煮。
一般ではグラニュー糖を使いますが、やはり甜菜糖や黒糖などを使いましょう。
マクロビオティックでは砂糖の類は体を冷やす陰性になると言いますが、渋皮煮を作るときは時間をかけて熱を加えるので陽性を傾くようになってます。
しかも、最後に醤油を加えて、甘みを引き出すことでバランスをとります。
食べ過ぎなければ、罪悪感はないはずです。
京都の実家で教えてもらった方法をグラニュー糖から甜菜糖(またはGI値の低いアガベシュガー等)に変えて作ってみましょう。
それから、美味しい栗ご飯の作り方も紹介します。
京風渋皮煮
材料
有機丹波栗 20こ
食用重曹 大さじ2
無農薬の甜菜糖 またはオーガニックブルーアガベシロップ 200g(長期保存用 350〜500g)
有機醤油 大さじ1
作り方
① 鍋にたっぷりのお湯をわかし、栗を入れて5分程茹でる。② 冷たい水にとって鬼皮を下の方から丁寧にむく。
③ 鍋に剥いた栗を入れて、水1L、重曹大さじ1を入れて茹でる。沸騰するまでは強火、その後、中火で茹でる。
湯が揺れすぎると栗が崩れるので、ゆるく揺れる程度を目安にする。
④ 茹で汁が赤黒く変わったら、茹で汁を捨てて、綺麗な水でさっと洗う。
⑤ 渋皮の筋などをつまようじで丁寧に、栗を傷つけないようにとる。
⑥ ③と同じように鍋に栗を入れて茹でる。茹で汁が綺麗になるまで繰り返す。(2〜3回)
⑦ ⑥の栗の水をきり、鍋に栗がかぶるくらいの水を入れ、甜菜糖を加えて落し蓋をして栗が踊らない程度の火で煮る。
⑧ 煮汁がひたひたになるまで煮詰め、火を止めてから醤油をまわし入れる。
⑨ 一晩煮汁につけておく。
⑩ 長期保存用するときには、甜菜糖を多めにし、滅菌消毒した瓶に⑨を再度わかしてから詰める。
又は、一粒ずつアルミホイルに包んで冷凍する。解凍する時は冷蔵庫で戻し、少し柔らかくなります。
栗ご飯
材料
自然栽培米 2合
有機栽培栗 100~150g(20粒程度)
昆布 5cm程度
有機酒 大さじ1
塩 少々
作り方
① お米を洗って水を切っておく。② 栗を少し渋皮を残すようにむく。
③ 炊飯器に材料を全て入れて、普通に炊く。
④ 炊き上がったご飯から昆布を取り除きかき混ぜる。
⑤ ご飯に胡麻塩をかけて召し上がってくださいね。
栗を1日に3個程度を毎日食べることをおすすめします。
10個を越えると人によっては便秘しやすくなりますから、注意してくださいね。
秋の夜長に、渋皮も一緒に食べることができる渋皮煮作りにぜひ挑戦して、秋を満喫すると同時に、美容効果もアップさせてください。
この記事を書いたのはIN YOUオーガニックアドバイザーです。
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