【混ぜるだけで疲労回復】黒米ごはん
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冬が旬の食べ物といえば、野菜は山芋、ごぼうなどの根菜類や、白菜・春菊・ほうれん草などの青野菜、そして切干大根などの乾燥野菜、魚介類はヒラメ、カツオ、カレイ、マダイ、アンコウなどを思い浮かべる方が多いと思いますが、穀物にも旬があるのをご存じですか?
マクロビオティックでは1年を5つの季節に分け、その季節の旬の食べ物を食べれば、その季節に割り当てられた臓器を養うことができると考えられています。
【季節と穀物の関係】
この表に割り当てられていないけれど、とてもパワフルなエネルギーを持つ穀物が、「古代米」!
玄米よりも強い陽性の力を持つけれど、蕎麦に比べると若干弱い陽性の力を持っているといわれています。五行のエネルギー的にみると、ちょうど「金」と「水」の間あたりに位置しますので、寒い時期にはピッタリな穀物です。
古代米とは?
古代米は稲の原種である野生稲の特徴を受け継いでいる稲のこと。私たちが食べている米よりも地球上に長く生存してきたことからもわかるように、生命カが極めて強く、どんな荒れ地でも丈夫に育ちます。また、干ばつ・冷水などの環境の変化にも柔軟に対応できる強い性質をもち、無肥料・無農薬でも栽培することができますが、品種改良された現代の稲に比べて収穫量が少ないことと、稲の丈が高く栽培しにくいことから、明治以降はほとんど生産されなくなってしまった米です。
その古代米がここ最近、私たちが食べているお米に比べてタンパク質やビタミン、ミネラルを多く含むということがあきらかになり、健康食として注目を集めています。
古代米の種類
古代米には3つの種類があります。★赤米
(出典:ビッテ商店からのお知らせです http://bitteinfo1.jugem.jp/?eid=65)玄米の色が赤褐色で、糠層(果皮・種皮)の部分に赤色系色素(カテコールタンニン)を含んだ米。粒の形は、短粒(ジャポニカ種)と長粒(インディカ種)があり、日本ではジャポニカ種の「うるち米」が多く見られます。
《主な栄養成分》
たんぱく質や各種のビタミン・ミネラル・アミロースを多く含む
《食感》
粘り気のない、アッサリした食感
★緑米
(出典:ビッテこだわり商品 http://shop.bitte-ltd.com/?pid=17017064)葉は緑色、稲の穂は黒で、米は葉緑素が多くあるため緑色をしています。
《栄養成分》
亜鉛、マグネシウム、食物繊維が豊富
《食感》
もち米で、柔らかい食感
そして古代米の中でも一番おススメなのが…
★黒米(くろまい)
(出典:石川農園 http://park1.wakwak.com/~azemiti/kokumai.html)黒色で糠の部分に紫黒色をした色素(アントシアン系)を含んだ米。粒の形は、短粒(ジャポニカ種)と長粒(インディカ種)がありますが、長粒種が多く、ほとんどが「もち米」です。
《栄養成分》
たんぱく質・ビタミンB1・B2・ナイアシン・鉄・カルシウム・マグネシウムなどが豊富
《食感》
もちもちとした食感
マクロビオティックでは黒い色の食べ物には、腎臓・膀胱・生殖器を養う力があり、骨や歯を丈夫にし、髪の毛もキレイにしてくれる、アンチエイジングにピッタリの食べ物といわれています。
栄養学的にみても黒い色素のアントシアニンには、血管を保護、動脈硬化を予防する働きといった老化防止作用のほかに、発ガン抑制にも効果があります。
また、黒米は白米と比べて、たんぱく質やビタミンB1、B2、Eなどのビタミンが多く含まれているので、脂肪を燃焼させ肝機能を維持、疲労回復にも効果的。
その上、鉄分や亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれているので、現代人の食生活に不足しがちな栄養素を補うためにも、黒米を玄米に混ぜて召し上がってみてはいかがでしょうか。
疲労回復!黒米ごはん
By 1月 29, 2016
公開:- 出来上がり量: お茶碗4杯分 (4 人前)
材料
- オーガニック玄米 360cc
- 黒米 40cc
- 自然塩 二つまみ
- 水 米の1.2~1.5倍
作り方
- 玄米と黒米は軽く洗って、分量の水で6時間以上浸水しておく。
- 圧力鍋に玄米・黒米を入れ、蓋をして強火にかける。
- 圧が上がって1分位して圧が安定したら弱火にし、20分~25分位炊く。
- 時間になったら20秒程強火にかけ、余分な水分を飛ばしてから火を止める。
- コンロから降ろし、圧が落ちるまで放置しておく。
- 圧が落ちたら、蓋をあけ天地返しをする。
【オーガニック料理ソムリエが教える】美味しくつくる秘訣
1.お米を洗うときには、必ず上質な水で洗いましょう2.塩は日本の海で採れた、自然海塩を使いましょう
3.圧力鍋がない場合には、土鍋で炊くと美味しく炊けます
女優、大桃美代子さんから聞いた黒米パワー
女優の大桃美代子さんは新潟県で黒米を作っています。先日オーガニック料理ソムリエ認定講座を女優の小沢真珠さんと一緒に受講していただいた時に聞いたお話しですが、「黒米はパワーが強いので、他の水田の稲に受粉してしまい、近所の農家さんの作っている普通のお米が黒米になり、迷惑をかけてしまうことがあるの」とおっしゃっていました。
受粉とは花のメシベにオシベの花粉がつくことで、大きく2つに分けられます。
★自家受粉(じかじゅふん) … メシベにつく花粉が、同じ花のオシベの花粉の場合
★他家受粉(たかじゅふん) … メシベにつく花粉が、他の花のオシベの花粉の場合
通常、イネは自家受粉をおこないます。
イネのオシベは、開花とほとんど同時にオシベにある花粉がつまった部分がさけて中の花粉が飛び散りますから、メシベは同じ花の花粉を受けやすいそうです。
また、開花時間が2時間くらいと短く、開花後は完全に閉じ他の花からの花粉がつきにくいはずなのですが、黒米のパワーは私たちの想像以上に強いらしく、他家受粉してしまうそうなのです。普通のお米に黒米が混ざってしまうと、そのお米の等級が下がってしまうので、近所の農家さんに迷惑をかけてしまうのが大桃さんの悩みの種だそうです。
黒米は、中国では「薬用米」として古来より、虚弱体質の改善や回復期の病人の栄養食品として珍重されてきたスーパーフード。
黒い粒に秘められた強い陽性の力は、私たちの疲れた心と体を癒し、健康へと導いてくれるでしょう。
(出典:富士見堂 http://www.fujimidou.com/osnebei/kuromaiage)
今回の記事を担当したのは
マクロビオティック・キレイ料理教室G-veggie
代表:はりまや佳子
厳しい食事制限は一切なし!「sense of balance」をコンセプトにし、マクロビオティックの理論「陰陽五行」と家庭料理が基礎から学べる、美味しく楽しいマクロビオティック料理教室です。【1DAY体験レッスン(無料)開催中!】
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