市販品や一般的なお菓子の原材料の中身知ってる?砂糖不使用でもしっかり満足できるごちそう贅沢ナッツのタルトの作り方。
お取り寄せスイーツとしても人気のナッツタルト。コンビニでも販売。しかし原材料を見てみると?
ナッツタルトはとても人気なようで、近年コンビニ各社もこぞってナッツタルトを販売しました。
市販のナッツタルトは、どのような材料が使われているのでしょうか?
★某コンビニ商品の場合
原材料名:タルト生地、アーモンド、くるみ、キャラメルソース、はちみつフィリング(はちみつ、砂糖)、卵、マーガリン、水あめ、砂糖、小麦粉、洋酒、りんご果汁、膨張剤、グリシン、糊料(増粘多糖類)、香料、酸味料、乳化剤、調味料(有機酸)、カロチノイド色素、(原材料の一部に乳成分、大豆を含む)★某ホテル監修商品の場合
原材料名:小麦粉、砂糖、くるみ、蜂蜜、マーガリン、クリーム(乳製品)、発酵バター、カシューナッツ、鶏卵、バター、かぼちゃの種子、水飴、アーモンドパウダー、きざみアーモンド、香料、乳化剤、酸化防止剤(V.E)、着色料(カロチン)(原材料の一部に大豆を含む)★大手食品メーカー商品の場合
原材料名:砂糖、乳等を主要原料とする食品、小麦粉、マーガリン、アーモンド、全卵、カラメルソース、水あめ、でん粉、インスタントコーヒー、ゼラチン、洋酒、食酢、食塩、植物油脂、カラメル色素、膨張剤、香料、カロチン色素、クチナシ黄色素、安定剤(増粘多糖類)、(その他 大豆由来原材料を含む)どれも欧米では危険性が常識化されているマーガリンが使われていますが、
日本ではまだまだ大量生産、低コストの方が優先されているようです。
また、使用されている添加物の安全性もこれだけでは不明ですね。
もちろん原材料にこだわって製造しているメーカーやお店もあると思いますので、すべてがこういうわけではないのかもしれません。
一般的なレシピの配合を調べてみると興味深いです。
ここでは「味」という面から考えてみます。
私が何か初めてのスイーツを作ってみる時は、マクロビなどのレシピではなく、ごく一般的なレシピを探ってみます。
今回も、15件ほど調べてみました。分量は、だいたいこのような感じでした。
★タルト生地
・薄力粉(アーモンドプードルを混ぜる場合も)…120~140g程度(18センチ型)・卵(卵黄のみ使う場合も)…半分~1個
・バター…だいたい60g程度
・甘味(だいたいグラニュー糖。ハチミツを混ぜる場合も)…30~50g
★ナッツのフィリング
・バター…だいたい50g程度・甘味(グラニュー糖、ハチミツ、水あめなど)…50~100g
・生クリーム…ほぼ50g程度。
・ナッツ…100g前後(自由度が高い)
ネット上には似たり寄ったりのレシピが数多く投稿されているものですね。
が、それはさておき、
タルトに卵を使っているのは、つなぎのためということもありますが、食感をサクサクさせるためだと思われます。卵の水分の代わりに水や牛乳だけだと、固くせんべいのようになります。
バターは、香りはもちろん、グルテンができるのを防いでホロホロとした口当たりにし、しっとり感も生み出します。
砂糖などの甘味ですが、タルト生地で上記程度の配合だと、一般的なプレーンクッキーの配合とだいたい同じで甘くなります。
ということは、
タルト生地が甘くなると、フィリングはもっと味に変化を加えて甘くする必要が出てきます。
また、タルト生地にバターも配合されて風味が強くなるため、フィリングが果物というわけでもないのにあっさりしすぎてしまうと負けてしまい、印象の薄いおいしくないタルトということになります。
こういった「足し算レシピ」は、際限なく「口が喜ぶおいしさ」を追求していきます。
「体が喜ぶおいしさ」はどこへ行ったのでしょうか。
味覚が繊細になれば、一般的な配合のナッツタルトの味は強烈に感じます。
この味覚のラインが普通になってしまうと、「煮物にも砂糖」が当たり前になってくるのは頷けるものがありますね。
マクロビのタルトレシピでも、メープルシロップや甜菜糖などをめいっぱい使用するレシピがありますが、
「特別な日用に、気が向いたら」くらいでよいのではと思います。
考えてみれば、
タルト部分はそこまで甘くする必要はなく、
フィリング部分を砂糖不使用で自然な甘みにすればそれだけで幸福感、満足感が得られるはずです。
手作りの場合、卵・バターなしでオイルを少し多めにしたり、アーモンドプードルを入れたりすることで代替できますし、
バターの風味ではなく、粉の素朴な味、ナッツの香ばしさなど、一般的なナッツタルトとは異なる次元で楽しみましょう。
おやつからも栄養補給を。
菜食であれば栄養不足が気になる方も多いと思います。
成長期のお子さんがいるご家庭は、特に気をつけておられるのではないでしょうか。
おやつが単なる糖質や炭水化物、油分の摂取になるのはもったいないです。
できれば少しでも栄養補給につながるといいですね。
今回はナッツを使った、砂糖不使用でもしっかり甘いタルトをご紹介します。
αリノレン酸やビタミンE、ミネラル類の補給にどうぞ。
派手さはないけど、「ちょっと特別な日」に作ると喜ばれます。
タルトは作るのに少し時間がかかりますので、普段のおやつで出すのはなかなか難しいです。
なので、たとえば年末年始とか、子供が「逆上がりができるようになった」とか、
「九九を全部おぼえた」とか、日常のうれしい出来事のおめでとうスイーツとして作ってあげると喜ばれます。
甘いですが、「甘すぎる」ことはないので、男性にも喜ばれます。
コーヒーを入れて、ゆったりとくつろぎたい時にもどうぞ!
砂糖不使用でもしっかり甘い、ぜいたくナッツタルトの作り方。
★材料
【タルト生地(20センチタルト型1台分)】
・全粒薄力粉…50g
・無農薬の地粉…130g
・無農薬甘酒…大さじ4
・無農薬なたね油…大さじ4
・塩…1つまみ~
・有機無調整豆乳…必要に応じて
※これは一例であって、生地の材料はすべてお好みです。
粉類に関して言えば、全粒粉で作っても、米粉(玄米粉)+アーモンドプードルでも、全粒粉+米粉でも。
みなさまの食生活のスタイルに合わせて材料や配合を選んでください。
甘酒を使ってはいますが、できあがりの生地はあまり甘くありません。
【ナッツのフィリング】
・みじん切り有機デーツ…50g
・無農薬甘酒…大さじ3
・粉寒天…小さじ1/4
・塩…ふたつまみ(味を見ながら増減)
・無農薬のなたね油
・有機ナッツ…合計で150g(ここではくるみ、アーモンド、カシューナッツ、ピーナッツを使用)
★作り方
【タルト生地】
1、ボウルに粉と塩をふるい入れて泡立て器でよく混ぜる。
2、1になたね油を入れ、手ですり合わせるようにして粉と油をなじませる。
3、2に甘酒を入れて、ゴムべらでさっくりと混ぜ合わせる。粉っぽさがなくなってきたら手でまとめる。(まとまりにくければ豆乳を適宜足す。)
4、生地を麺棒で型よりひとまわりくらい大きめに伸ばす。生地を型に乗せて、手できっちりと敷き込む。
5、型の上から麺棒を転がして、まわりにはみ出た余分な生地を取り除く。
6、生地の底にフォークで穴をあけ、180度にあたためたオーブンで15分~20分くらい焼く。焼きあがったらオーブンから取り出し、型ごとさます。
【ナッツのフィリング】
1、ナッツ類は、フライパンで油をひかずに、弱火で加熱する。頻繁に動かすようにして、香ばしい香りがしていい焼き色がついたら火からおろす。
2、加熱したナッツ類を食べやすい大きさに包丁で割っていく。(大きさはお好みで)
3、みじん切りデーツを小鍋に入れ、ひたひたの水(分量外)を入れて煮る。
デーツが煮溶けたらOK。
4、3に甘酒と油、粉寒天を入れてかき混ぜながら煮詰めていく。
(最初はこんな感じで水分が多いです)
(スプーンでかき混ぜた時に、底が見えるくらいまで煮詰めます)
煮詰めてとろみがついてきたら、塩を少しずつ足して細かく味見し、「甘さが一番引き出されるポイント」を見つける。
5、火を止め、ナッツを鍋に入れて冷めないうちにまんべんなく4とからめる。
6、5を冷ましておいたタルト生地に入れ、上を平らにならす。
7、6を180度のオーブンで15~20分ほど焼き、フィリングにいい焼き色がついたらOK。取り出して型ごと冷まし、型から取り出して完成!
これはかなり贅沢なタルトです。
ちゃんと甘い上にナッツの歯ざわりや香ばしさ、タルトの食感がとてもよく、後をひきます。
子供たちにも喜ばれます。
1度作ると「次いつ作るの?」といつも聞かれるほどです。
甘いケーキがあまり好きでない夫曰く、「これならクドさがないから、男の人でも普通に食べられる」とのこと。
一切れ食べると、「もう一切れ…」と感じるのですが、1つでお腹も心も十分に満足してしまうようで、食べすぎるということがありません。
ここが動物性食品と精製砂糖たっぷりのタルトとは一線を画するところなのかもしれません。
※型がなければ麺棒で四角く伸ばして土台を焼き、上にフィリングをまんべんなく乗せればフロランタンです!
ちょっといい事があった日、ごきげんな日に、ナッツタルトを焼いてみてくださいね♪
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