ハロウィンレシピにも!もちもちグルテンフリーポンテケージョの作り方
コンビニでも売られているポンテケージョ、安心安全に手作りしてみよう!
台風による気圧の変化が大きく、体調が不安定な方が増えています。早めの夕食、睡眠時間の確保が、内臓を休めることになります。
1日の時間の配分を考えたい時期でもありますね。
IN YOUオーガニックエキスパートのLelienルリアンです。
台風の後、澄み渡った青空を見上げるとお出かけしてみたくもなります。
そういう時のお出かけのお供や胃腸を労わる軽い食事の時に、応用したかぼちゃの形にできるポンデケージョを作ってみませんか。
ポンデケージョはブラジルを代表するチーズの入ったもちもちしたパンです。
最近では、コンビニでも売られていますが、残念なことにpH調整剤を始めとする添加物が加わっていたり、
白砂糖が使われていたりと体に負担がかかる商品が多いです。
しかし、家庭で作ればそういう心配もありませんし、今回のレシピは少量でも作れます。
しかも、常温でも2、3日は柔らかいまま。お疲れ気味の方に嬉しい、そしてベジタリアン、ビーガンの人の不足しがちと言われるビタミンB12たっぷり取れます。
ビタミンB12とは
ビタミンB12 は 代謝、特にDNA合成や脂肪酸の合成とエネルギー産生に関与しています。また「赤血球」の形成に必要な栄養素で、不足すると巨赤芽球という不良な赤血球ができ正常な赤血球が不足して貧血症状を起こします。
ビタミンB12は、神経を合成するたんぱく質とリン脂質の合成を促進するので、
疲労物質がたまり硬くなった筋肉が圧迫して傷つけた抹消神経を修復します。
市販されている眼精疲労の点眼薬の成分にもなっています。
摂りすぎによる副作用の報告は今の所無いようです。
ビタミンB12はどこから?
私たちの祖先は、ろ過されていない水や土の付いた野菜の表面などから細菌が生成したビタミンB12を摂取する事ができました。しかし、現在口にする水や野菜はキレイなっていますから、ビタミンB12がほとんど存在していませんし、場合によっては化学物質等が混ざっています。
草食動物は腸内細菌としてプロピオン酸生産菌等を保有し、これが生産したビタミンB12を摂取しています。
又、1980年のNatureによると、人の小腸内でもビタミンB12を合成できる細菌が2種類はいると書かれています。
“Vitamin B12 synthesis by human small intestinal bacteria”M. J. Albert, V. I. Mathan & S. J. Baker : Nature volume 283, pages 781–782 (21 February 1980)
食用動物は体内でビタミンB12を作れるにもかかわらず、ビタミンB12を始め色々な添加物を含んだ飼料で育てられています。
そのおかげで栄養豊富にはなっています。
飼料添加物
飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律 第2条第3項には「飼料添加物」とは、”飼料の品質の低下の防止その他の農林水産省令で定める用途に供することを目的として飼料に添加、混和、浸潤その他の方法によつて用いられる物で、農林水産大臣が農業資材審議会の意見を聴いて指定するものをいう。”となっています。
そして、その用途とは以下の通りです。
(1)飼料の品質の低下の防止(17種類)
抗酸化剤(3種類)、防かび剤(3種類)、粘結剤(5種類)、乳化剤(5種類)、調整剤(1種類)
(2)飼料の栄養成分その他の有効成分の補給(88種類)
アミノ酸等(13種類)、ビタミン(34種類)、ミネラル(38種類)、色素(3種類)
(3)飼料が含有している栄養成分の有効な利用の促進(52種類)
合成抗菌剤(6種類)、抗生物質(17種類)、着香料(1種類)、呈味料(1種類)、酵素(12種類)、生菌剤(11種類)、その他(4種類)
(飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律施行規則 第1条より)
飼料に含まれた添加物がどのような結果を生み出しているかは、比較データがありませんから、ここでは皆様の想像にお任せします。
では、ビタミンB12の効果的に食べられる食品は
牛レバー、二枚貝、魚、肉、鳥肉、卵、牛乳およびその他の乳製品があげられますが、
海苔、そして、ニュートリショナルイーストがお薦めです。
ニュートリショナルイーストとは
古代エジプトではビール酵母やニュートリショナルイースト等の酵母を食用として利用していました。ニュートリショナルイーストとはサトウキビとビートを原料とする糖蜜を培養・発酵させて作った酵母(イースト)を洗って乾燥したものです。
乳製品を取らない人の間で、この黄色いフレークはチーズの代用品となっています。
9種の必須アミノ酸を始め、18種類のアミノ酸を含む高タンパクの食品です。
ミネラル(鉄、亜鉛、マグネシウム)や食物繊維が含まれ、免疫力を上げるβ1,3-グルカンが豊富ですし、
グルタチオンはアンチエイジングや脂肪肝や肝機能障害の予防に、マンナンは便秘改善やコレステロール値の低下などが期待できます。
特に、ビタミンB群が豊富に含まれていて、ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB6、ビタミンB9(葉酸)、ビタミンB12などを、大さじ1/2程度の摂取量で一日に必要なビタミンB群の半分から全てを摂取する事ができます。
ビタミンB12に限ると成人の1日の平均摂取推奨量は2.4μgのところ、大さじ1/2で8μg約3倍量を摂取できます。
このレシピのポイント
- グルテンフリーだからお腹に優しい!
- 本格的なもちもち食感!
白玉粉で作るグルテンフリーポンデケージョの作り方
下準備
ポンデケージョは、南米ブラジルのミナスジェライス州が発祥のパンです。
小麦粉ではなくキャッサバの根茎から作られるタピオカ粉を使用しています。
名前の「ポン Pão」の部分はパンを意味し、「ケージョ Queijo」の部分はチーズを意味しています。
ポンデケージョの特徴は、表面はパリッと、噛みしめるとタピオカ粉特有ののもっちりとした弾力を感じる中にたっぷりのチーズとを味わえるところです。
ピンポン球くらいの一口サイズで発酵を行わずに作れるパンです。
今回は、グルテンフリーバージョンと疲労回復に役立つビタミンB12を加えた乳製品なしバージョンで作ります。
① ボールに白玉粉、塩、オイルを入れて、豆腐(豆乳又はトマトジュース)を少しずつ加えながら、
白玉粉が残らないようにしっかり混ぜる。耳たぶくらいの硬さにする。注:豆腐を入れすぎないてゆるくならないようにすること。
② 粉チーズ、又はニュートリショナルイーストを加えて再度混ぜる。
③ ②をピンポン球(20〜25g位)の大きさに丸める。
④ 180℃に予熱したオーブンに15〜20分入れる。
焼き上がりの目安は表面が割れてきて3分位。焼きすぎると丸い形が崩れます。ご注意ください
アレンジ編
かぼちゃ型のポンデケージョやトマトのポンテケージョにもなるよ!
かぼちゃの場合・・・
トマトの場合・・・
ハロウィンにぴったりのレシピですね!
ぜひ皆さんもお試しください。
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