ザ・シンプル！新たまねぎの旨味をじゅうぶんに楽しむ「新たまねぎだけピラフ」の作り方。

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今回は、新たまねぎが美味しい季節に作りたい、
初夏の香りを楽しむごはんを紹介します。

具材は、玉ねぎだけ。
シンプルイズベストな美味しさです！

炒めたお米が、玉ねぎの甘みで引き立ち、
なんともいえない至福の味。
底にできる香ばしいおこげも一緒にざっくりと混ぜていただきます。


固めの炊きあがりにすると、お米がアルデンテに仕上がり、とっても美味しい！
炊飯器でも土鍋でも簡単に作れますから、ぜひ挑戦してみてくださいね。

玉ねぎの辛み成分は最強の毒素排出パワー。サビた体を蘇らせる強力な解毒力。

玉ねぎは緑黄色野菜でもないし、水分や糖質が多く、あまり栄養価ないように思いますが、
実は、玉ねぎには毒素排出を促すフィトケミカルが何十種類と含まれており、
特にデトックスパワーは野菜の中でもトップクラス。

玉ねぎの辛みや刺激の成分は硫化アリル、ケルセチン、セレニウム。
これらの成分が複合的に働き、解毒力を高める免疫システムを作ります。

まず、
ケルセチンが血中で毒素をつかまえる。
　　　　　　　↓
硫化アリルが肝臓の解毒力を高める。
　　　　　　　↓
セレニウムが毒素を対外に排出。

というように、各栄養素が解毒におけるすべてのステップを踏むのです。
また、ケルセチンは体内の粘膜を強くしてアレルゲンの侵入を抑制、
ヒスタミンの流出を軽減するので、
花粉症などアレルギー改善の手助けもしてくれます。

生で食べれば抗酸化力抜群、加熱して食べれば胃腸を整える！調理法で変わる玉ねぎの効能。

体内から老廃物をシャットアウトして解毒力を高める玉ねぎの栄養素は
なるべく生で食べるか、サッと炒めて食べるのがおすすめ。

生のまますりおろして玉ねぎドレッシングを作るのもいいですね。
血液サラサラ効果は抜群です。

また、玉ねぎはビタミンB１を多く含む豚肉と一緒に調理すると吸収率がグンと上がり、
効率的に栄養素を摂ることができます。
豚肉と玉ねぎの組み合わせは疲労回復にも効果があります。


一方で、玉ねぎを柔らかくなるまで加熱すると、甘みが増し、
今度はオリゴ糖やポリフェノールなど別の栄養素が倍増します！

そうなんです。加熱した玉ねぎの甘さは「オリゴ糖」の甘さなんです。

加熱することで甘み成分のオリゴ糖が倍増し、胃腸の調子を整え、腸内環境を改善。
薬膳では、「加熱した玉ねぎはお腹を温め、消化力を高める」と言われています。
玉ねぎを使った温かいスープや味噌汁は、風邪予防の効果も期待できます。


生で食べるか、加熱して食べるか、調理法次第で体への効果が変わる玉ねぎ。

「いま自分の体はどう食べたいか？何を食べたいか？」で、日々の体調が分かりますね。

健康の効果だけに気をとられるのではなく、
自分の体の声に耳をすませることは、結果として体調を整えることに繋がると思います。

おいしい出汁と、玉ねぎさえあれば。シンプルだけどほんとうに美味しい「新たまねぎだけピラフ」の作り方。

香ばしい玉ねぎの甘みと香り、簡単で幸せごはん。
具材を入れて海老ピラフやチキンピラフにしても。
できればぜひ土鍋で。
ちょっとした感動を味わえます。

【材料（２合分）】

・米 2カップ

・新たまねぎ（普通の玉ねぎでもOK） 1個

・バターまたはオーガニックオリーブオイル 大さじ２

・だし汁またはスープストック（※） 2カップ

・塩　小さじ1/2〜炊き上がりに味をみて調整。

・好みでガーリックチップやナッツなどをトッピングしていただきます。

（※）だし汁は鰹節や昆布でとった出汁でもよいし、くず野菜を煮出してとるベジブロスでもよし、
鶏ガラや手羽先やスペアリブを煮出してとるボーンブロスでも美味しくできます。
出汁をとる時間がない場合は無添加コンソメなどを使いましょう。

前の晩に仕込むだけ。簡単おいしい水だしのとり方。

1.5Lの水に昆布10cm、
削り節or煮干し3匹、
切り干し大根ひとつまみ、
玉ねぎの皮1枚、
あれば干し椎茸１個を入れ、
一晩置いて水だしをとる。
（出汁になる具材は２〜３種類でもOK。水だしは5日間冷蔵保存できるので、いつでも美味しい味噌汁が作れます。）

ピラフの炊き方。

【炊飯器で炊く場合】

１、米はよく洗ってザルにあけ、しっかり水をきる。
２、フライパンにバターの半量を入れて、みじん切りにした玉ねぎを炒める。
次に水をきった米を加え、米粒が透き通る程度に炒めて全体をなじませる。

３、炊飯器に米を移し、塩、だし汁（またはブイヨン）を注ぎ、残のバターを加え、あとは普通に炊く。

４、炊けたら味をみて、必要であれば塩や醤油を足して、底からざっくり混ぜて空気を入れます。
お好きな塩加減に調整してください。

【土鍋で炊く場合】

１、手順３までは炊飯器と同じです。
材料を土鍋にセットしたら強火にかけ、沸騰して穴から吹いてきたら弱火にし、１５分加熱します。
２、15分ぐらい経過すると、穴から出る蒸気が弱くなってきます。
そうしたら火を止めて10〜20分蒸らして完成。
3、味をみて、必要であれば塩や醤油を足して、底からざっくり混ぜて空気を入れます。

土鍋で炊くピラフは香ばしいおこげもできて、感動的な美味しさ！


好みでガーリックチップやナッツなどをトッピングしてもよし、
オーブン料理やシチューの付け合わせにもぴったりです。

じぶんの目でみて、つくるごはんは、おいしい、しあわせ。

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