元シェフが手がける“お米のジェラート”。海外進出を見据えた起業秘話
海外で注目度高まる「第3のミルク」。
牛乳、豆乳に続く植物性ミルクのことで、オーツミルク、アーモンドミルク、ココナッツミルクなど多岐に渡ります。
とりわけ、日本人になじみ深いのがお米から生まれた“ライスミルク”でしょう。
実は日本でも最近、そのライスミルクを使ったデザートが続々誕生し、話題を集めています。
そこで今回は、京都・丹後発の“ライスミルクジェラート屋さん”にフォーカス。
お米の新たな可能性や、素晴らしさに出会える『コメトテ』の魅力に迫ります。
「農家さんとの出会い」が起業誕生のきっかけ
京都を中心に、イタリア料理のシェフとして約20年のキャリアを持つ橋田さん。
そんな彼が立ち上げたのが、丹後コシヒカリ米を使った“お米のジェラート屋”。
もともとシェフであった彼の人生を変えたのは、農家さん達との運命的な出会い。
前職のシェフ時代に、農家さんの畑に赴く機会がありました。
その時、農家さんのこだわりや想いが作り手に伝わり、それが消費者の方に届くことに感銘を受けたそう。
こうした農家さんのバトンをつなぐために、地元へUターンし起業を決意するのです。
どういった商品をつくるか悩んだ末、たどり着いたのが“お米を活用した新たな食べ物”。
「地元の宮津市にジェラート屋がなかったこと」
「将来的に海外展開した際に、長期保存ができること」
この2点が決め手となり、事業をスタート。
日本全国、世界には良い素材が沢山ありますが、なかなか他府県の方に直接お伺いする事は難しいもの。
そこで、地元である京都・丹羽産の素材にフォーカスした商品づくりを決断。
「地産地消」という小さな枠にこだわることで、より深く素材と向き合えるメリットもありました。
京都と一口に言っても、海もある丹後地方は自然豊かなエリア。
日本人だけでなく、海外の方にも丹後に関心を持ってもらい、直接足を運んでもらえたらという願いも込められています。
ライスミルク✖️京都・丹後特産品で新たな価値創造
こうして完成したのが、丹後の魅力が存分に堪能できる個性豊かなジェラート達。
お米が原料のライスミルクに、力強い味わいの野菜や果物を絶妙なバランスでブレンド。
ケールに里芋、クレソン、黒ニンニク、とうもろこしなどここでしか味わえないフレーバーも満載!
植物性の原材料のため、ヴィーガン、ベジタリアン、乳製品アレルギーにも対応しています。
日本人の主食・お米に、新たな切り口を追求
地元食材に加えて、ベジタリアンやヴィーガン、グルテンフリーへのこだわり。
それは、「日本人の主食であるお米に、新たな切り口として何か作れないか」との想いが着想源。
日本社会が直面している問題への突破口になると考えました。
日本は現在、食の多様化による米消費量の減少、農業の高齢化による生産力の低下や後継者不足など、問題が山積みです。
こうした課題と対峙した結果、ベジタリアンやヴィーガン、グルテンフリーなどに対応できる植物性ベースの商品が時代のニーズであると確信。
昨今のコロナ禍による健康志向ブームや、ヴィーガン・ベジタリアンの方が欧米を中心に増加傾向にあることも後押しに。
将来的に、海外から日本に旅行で来られるインバウンド需要も見越して、 多様な人々に喜ばれる商品が生まれたのです。
365日食べたくなるライスミルクジェラートの秘訣
一番苦労したのは、ベースとなるライスミルクを、ジェラートに合うような濃度、味わいに仕立てること。
まだまだ、試行錯誤を重ねながら日々より良い商品が作り上げられるよう精進中だと語る高橋さん。
原材料の主となるものは、地元丹後の素材にこだわっています。
直接目で確かめて、農家さんともコミュニケーションを図り、その想いを消費者の方々に届けたいという理由によるもの。
使用するお水も、まろやかで甘味のある宮津市真名井原の地下水を組み上げているんです。
その他の原材料も、なるべく天然由来のものや、高品質なオーガニック素材のみを使用。
植物性で作り上げているので、一般的なアイスクリームに比べると低カロリーで低脂質。
あっさりとした味わいなので食べやすく、しつこさが一切ありません。
子どもにも安心。罪悪感ゼロのポジティブスイーツ
実際にご購入いただいたお客様からは、以下のような嬉しいレビューも。
「乳製品アレルギーを持つ子どもにも、安心して食べさせることができる」という親御さんの声や、「カロリーや糖質などを気にならず、罪悪感も低くていい」などの声が寄せられています。
植物性素材でできたヴィーガンジェラートは、動物性食材を控えている方はもちろん、宗教や思想の枠を超えたまさにインクルーシブなスイーツ。
「ギルトフリーなデザートが食べたい」という時の第一選択肢にもぴったりです。
丹後を知ってもらうコンテンツの1つに
「お米のジェラートを通して、地元丹後に興味を持ち、直接足を運んでもらいたい。」
丹後を知ってもらうための、コンテンツの一つとして情報を発信したいと語る高橋さん。
「丹後のみならず、お米が美味しい地域が日本には豊富にあります。
地域がらみでお米・農作物を発信しながら、商品づくりのお手伝いができれば嬉しいですね。
今後の目標は、生産者や協力者の方々と、その地域で獲れるお米と農作物を使った商品開発に携わること。
お客様に喜んでもらえる事に加えて、地元の素材をお客様に届けるサポートにも精力的に取り組む予定です。」
上質なヴィーガンスイーツは、贈り物や手土産にも好適!
日本人の体質に合うお米の魅力を再発見できる、『コメトテ』のライスミルクジェラート。
定番プレーンのSHIROを始め、京丹後産“翁の塩”を使ったTANGO SIO CARAMEL、京丹後産緑茶のGREEN TEAなどメニューは多彩。
他にも、京丹後産のさつまいもやイチゴ“章姫”、新芳露メロンを織り込んだジェラートまで世代を問わず愛されるフレーバーが満載です。
お中元やお歳暮、母の日や父の日に、サプライズギフトとしてご活用してみてはいかがでしょう。
>>『コメトテ RICE GELATO OMUSUBI』公式サイトはこちら
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