お腹にもお財布にもやさしい居酒屋メニュー。粉なしグルテンフリー、ふわふわ山芋鉄板の作り方。
今回は、小麦粉、米粉など穀物を一切使わない、胃にもたれないおつまみメニュー、
豆腐入り「山芋鉄板」の作り方を紹介します。
山芋鉄板は、博多では居酒屋さんの定番メニュー。
家庭によって、ネギ入り、桜海老入り、じゃこ入り、チーズ入りなど、さまざまなバリエーションがあるみたい。
粉類を使わないので、食後も胃が重たくなりません。
チーズをトッピングしてスキレットで香ばしく、オシャレですね。
裏返すことができないくらい、とってもふわふわの食感なので、
フライパンや鉄鍋ごと食卓に出すことから「山芋鉄板」という名前がついたそうです。
キャベツや桜エビ、ネギなど、お好きな具材を混ぜて焼くことで栄養バランスも良いおつまみに。
子供のランチやおやつにもぴったりです。
もともとは滋養強壮の薬。山芋・長芋の3大食養効果。
山芋・長芋は「滋養強壮の薬」として
ジャガイモやさつまいもよりも古くから食べられていた、日本の在来野菜です。
山芋・長芋・自然薯の主な成分と効能は、
・ぬめり、ねばねば成分が疲労回復、胃腸の粘膜を強くしたり、免疫力UPを助ける。
・消化酵素ジアスターゼがタンパク質や糖質の消化を助ける。
・鉄分・亜鉛・カルシウムなどのミネラル類とビタミンB1がエネルギーの燃焼を助け、タンパク質の吸収を高める。
すりおろした山芋・長芋には消化酵素のジアスターゼが大根おろし並みに豊富に含まれており、
タンパク質の消化・分解を促進する作用が。
そばや麦飯にとろろを添えて食べるのは、スタミナをつけるためだけではなく、
分解に時間のかかる蕎麦や麦のタンパク質の消化を助けるためでもあるんですね。
(特にそば粉はタンパク質の多い穀物なので、腹持ちが良いかわりに、消化にも時間がかかります。
そのため、山かけそばや、大根おろしそばが最適の組み合わせになったんでしょうね。)
とろろの消化酵素は加熱してしまうと効力を失ってしまいますが、
こんどは加熱することによってとろろ特有のかゆみ成分が失効し、
胃を温める効果や、腸内環境を整える効果が期待できるので、胃腸に優しい食材に変化します。
また、長芋・山芋の糖質量は小麦粉や米粉の半分以下。
米粉の100gあたりの糖質量は76.6g。
小麦粉の100gあたりの糖質量は73.4g。
対して、
山芋の100gあたりの糖質量は24.6g
長芋の100gあたりの糖質量は12.9g
(※五訂増補日本食品標準成分表を元に算出)
糖質量の多い小麦粉や米粉と違い、
血糖値を上げにくく、
体に負担がかかりません。
お酒を飲む人、炭水化物の摂り過ぎが気になる人にはぴったりの食材ですね。
今回は、シンプルな山芋鉄板に、タンパク質豊富なお豆腐を合わせて、栄養バランスUP。
お豆腐が加わることでさらにふわふわ、とろとろの美味しさに。
子供も喜んで食べてくれますよ。
【材料】
・長芋、または山芋 20〜30cmぐらい
・絹豆腐 1/2丁(好みで木綿でも。)
・平飼い卵 1個
・ねぎ 1/2本
・醤油・塩 少々
・塩麹小さじ2
・油 大さじ1〜2
・桜エビやかつお節、しらす、キャベツなど好みの具材を足してもOK。
【作り方】
1、山芋または長芋は皮付きのままコンロの直火であぶってヒゲ根をとり、
皮つきのまますりおろす。(皮の部分に栄養が豊富に含まれます。)
豆腐の水気はしっかりきっておく。
2、ボウルにすりおろした山芋(長芋)、卵、ねぎのみじん切り、塩麹、醤油を合わせ、よく混ぜる。
好みで桜えびやチーズ、キャベツなどを加えても。
3、フライパンを中火で熱し、油をひく。
油が十分に温まったら豆腐を手でちぎってフライパンに入れ、すぐに2のたねを流し入れる。
4、2〜3分焼いたら弱火にし、ふたをして、火が通るまで蒸し焼きにする。
5、最後に少し火を強めて、生地の底面をこんがりさせる。
ふわふわでとても柔らかいので、そのまま食卓へ。
好みで青ネギやかつお節、醤油またはソースをかけていただきます。
青ネギとポン酢をかけて食べるのもおすすめです。
これは、有機ソースと豆乳マヨネーズをトッピングしたもの。
具に白菜のみじん切りを加えています。
白菜の甘みとソースの香ばしさが食欲をそそりますよ。
5分で作れる豆乳マヨネーズの作り方は、こちら。
自分の目でみて、つくるごはんは、おいしい、しあわせ。
お野菜を洗うときにはこちらがお勧め
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