【白砂糖・乳製品不使用。材料4つ。5分で作れる「紀の善」みたいな抹茶ババロア】
暑い日に美味しい、ひんやりおやつシリーズ。
まずは、超〜初心者編。
「白砂糖・乳製品・卵・ゼラチンを使わない抹茶ババロア」です。
抹茶ババロアといえば、神楽坂「紀の善」の抹茶ババロアを思い浮かべる方も多いのでは。
生クリームたっぷり、ほろ苦く、もっちり濃厚な紀の善の抹茶ババロアは、私も大好きです。
でも、東京まで足を運ぶ機会がなかなかないので、めったに食べられないご褒美のひとつですが。
そんな老舗和菓子店の味をおうちでも作りたくて。
でも、おうちで作るからには白砂糖も、乳製品も、動物の皮から出来たゼラチンも使わずに、
お店みたいなババロアにしてみました。
ほんと、5分で出来ますよ。
冷やす時間は除きますが。
材料もたったの4つだけ。
鍋ひとつで混ぜて、冷やすだけ。
トッピングはお好みで。
材料がシンプルなほど、身体に入るものもシンプルです。
代替品としてのツール、生クリームの置き換え、ココナッツミルク。
これから汗が多くなる時期は、体の熱をとってくれるココナッツミルクがぴったり。
ココナッツの果汁は電解質を多く含み、イオン飲料と同じくらい体への吸収が良いので、天然のスポーツドリンクとも呼ばれます。
暑い土地のタイやフィリピンではココナッツの実に穴をあけて、そのままジュースを飲んだりします。
特に豆乳の摂取が気になる方は、夏場はココナッツミルクやアーモンドミルクに替えてみるのがおすすめです。
豆乳についてですが、未発酵の大豆には発芽毒があり、ミネラル・酵素の吸収を阻害する物質や甲状腺腫誘発物質などが多く残ります。
料理やお菓子に使う程度なら全く問題ないですが、
生の豆乳を毎日ガブガブ飲んだりするのは控えたいところ。
なにごとも適量。
海外ヴィーガンの間では、豆乳よりもナッツ系ミルクのほうが主流になってきていますね。
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ココナッツミルク特有のなめらかで濃厚なコクは、カレーを作る以外にもお菓子やアイスクリーム作りなど、生クリームの代用として幅広く使えます。
ココナッツは暖かい土地で何もしなくてもグングン育つ植物のひとつなので、
それほど農薬や化学肥料の心配がいりません。
実際、東南アジアの田舎に行くとココヤシの木がいたるところに生い茂っており、
食料として、石鹸として、道具や家の材料として、様々な形で人々の生活を支えています。
ただ、商業品として買うココナッツミルクで気をつけたいことは、
できれば乳化剤や漂白剤を使っていないものを。
これらのメーカーのココナッツミルクは、BPAフリーの缶を使っているのでより安心ですね。
陰性のココナッツミルクを「中庸」に傾ける陽性の食材は?
ココナッツミルクの脂肪酸はカルシウムやマグネシウムの吸収を高め、抗酸化作用が高く、
血糖値の上昇もゆるやかで低GIです。
またウイルスへの抵抗力を強め、紫外線や皮膚感染からも守ってくれる効果があり、
スキンケアでもココナッツオイルが注目を浴びていますよね。
ただし、言うまでもなくココナッツは南国の食物なので、食べ過ぎれば体を冷やしてしまいます。
あくまでも嗜好品としてのココナッツミルクのおすすめであり、
豆乳もしかり、アーモンドミルクもしかり、
何ごとも「これが良いと聞いたらそればかりを食べ続ける」というのが一番体のバランスを崩します。
日本には日本人に合った食べ物がたくさんあるわけですから、
ココナッツミルクも、「手作りツールのひとつ」として楽しみましょうね。
今回は体を冷やしてしまうココナッツミルクに、体を温めてくれる陽性の食材「くず粉」を使います。
くず粉は陰性に偏りがちな甘いスイーツを、陽性よりに傾けてくれる数少ない食材。
くず粉は胃腸の調子を整えて、体を芯から温めてくれる漢方であり、風邪薬の代表格「葛根湯」の原料ですね。
わが家では風邪薬や胃腸薬を買う代わりに、くず粉を台所にひとつ常備。
風邪をひいたら生姜を入れたくず湯。
のどが痛い時ははハチミツくず湯。
お腹の調子が悪い時はりんごのくず練り。
ずいぶんと助かっていますよ。
トッピングには以前に紹介した砂糖不使用の「デーツあんこ」をのせて。
【ほんとに簡単!小豆の炊き方|ノンシュガー「デーツあんこ」の作り方。】
シンプルに黒みつをかけても美味しいし、
生クリームの代わりにココナッツホイップクリームをのせても美味しい!
乳製品不使用。材料4つ。5分で作れる「紀の善」みたいな抹茶ババロア
【材料】
・抹茶 大さじ1
・くず粉 大さじ2〜3
・アガベシロップや米飴やきび砂糖など好みの甘味料 大さじ3
・ココナッツミルク 2カップ(1缶)
【作り方】
1、小鍋に材料をすべて入れ、よく混ぜ合わせる。
くず粉と抹茶がなじんだら鍋を中火にかけ、とろみが出るまでかき混ぜる。
2、とろみが出てきたら弱火にし、さらに2~3分絶えずかき混ぜて、とろみにぽってりとしたツヤが出てきたら火からおろす。
(つやが出るまで混ぜないと粉っぽさが残ります)。
3、容器に流し入れて、冷蔵庫で一晩しっかり冷やして出来上がり。
スプーンですくって盛りつけても良いし、小さなカップにそれぞれ流して冷やし固めても。
好みであんこや豆腐ホイップなどを添えていただきます。
抹茶以外でおすすめなのは、「大麦若葉」。
青汁の原料ですね。
大麦若葉の甘くて香ばしい香りは、抹茶が苦手な子供にも大好評。
自分の目でみてつくるおやつは、おいしい、しあわせ。
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