材料たったの4つだけ。ザ・シンプル!で超無添加な「無糖プリン=栄養プリン」の作り方。
みなさんプリンは好きですか?
伝統的なカスタードプリンは、体づくりにぴったりなおやつ!
良質なタンパク質・脂質。
ビタミンA・E・D、ミネラルもたっぷり。
ただ、砂糖のたっぷり入ったプリンは?
いくら良質な乳製品と卵を使っても、砂糖という害が加わるだけで、
少なからずAGE糖化物質(=老化物資)は産生されてしまいます。
逆にいうと、
砂糖を加えなければ、
体を構成するために必要な要素として働きますね。
今回の子供おやつレシピは、砂糖を一切入れない「無糖プリン」。
「ザ・栄養プリン」です。
プリンが無糖?
マズそう・・。
と、思いきや、一度食べるとハマるんですよこれ!
ひとくち食べるたびに栄養を感じます。
風邪を引いたときに、つるんとしたプリンが無性に食べたくなることがありませんか?
ほら、風邪をひいて体力がない時に作る
「たまご酒」的なね。
(卵酒はお酒と書くけど、アルコールは飛ばすので、子供でも飲める栄養ドリンクです。)
良質な卵には、
吸収のよいたんぱく質、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンB群、鉄分、カルシウム、
抗酸化物質のルテイン、レシチン、リン、アミノ酸など、
ビタミンC以外の体に必要な栄養素がすべて含まれています。
そして、ノンホモジナイズドされたまま作れられる生クリームは、
脳細胞や細胞膜の材料になる必須脂肪酸を含みます。
テスト勉強をがんばる子供の脳の栄養補給に。
汗かいてめいっぱい遊ぶ子供のたんぱく質・ビタミン補給に。
成長期の子供の体をつくる材料として。
そして、子供だけでなく、お母さんの体力維持・滋養強壮のために。
女性ホルモンの材料であるコレステロールや、コラーゲンの産生に。
髪も肌も爪も、血管も骨も内臓も、
脳細胞も、女性ホルモンも、
体を構成する材料は、たんぱく質と脂質です。
たんぱく質・脂質が不足すると、お肌はカサカサ、髪はパサパサになるだけでなく、
生理不順やホルモンバランスが乱れたり、
むだな食欲や、甘いものや糖質への依存も強くなってきます。
特に女性や子供にとって、脂質はとても大切。
でも、バターや生クリームを食べると胃もたれして…、という脂質代謝が悪い方でも、
プリンにすると生クリームの油脂が卵黄のレシチンと乳化されて安定するので、
脂質を容易に消化しやすくなりますよ。
材料は4つだけ。
ボウルに入れて、ぐるぐる混ぜたら焼くだけ。
ほんとうにシンプルで王道なプリンです。
ココアを加えて、無糖チョコプリンにしても、ほんとうに美味しい!
ポリフェノールもたっぷりですね。
ぜひ1度つくってみて。
「あぁ、自分と子供に足りなかったのは、たんぱく質と脂質だったのかぁ。」
と気づくかもしれないし、
「今まで甘いものや代替え甘味料に固執していた自分はなんだったんだろう。」
と、新たな体の発見になるかもしれません。
ためしてみなくちゃ始まらない。
無糖に抵抗がある方は、羅漢果やメープルシロップなど、甘みをちょこっと足してもいいですよ。
材料4つだけ。ひとくち食べるたびに栄養感じる「無糖プリン」の作り方。
【材料】
・全卵1個+卵黄2個(または全卵L2個でもOK。全卵2個だとクリーミーでプルンとした仕上がり。卵黄だと濃厚なブリュレ風に。)・生クリーム(またはココナッツミルク) 1カップ(200ml)
・豆乳(またはノンホモ牛乳や好みのミルク。) 1/2カップ(100ml)
・バニラエッセンスまたはラム酒 少々
※少し甘くしたい場合は、 羅漢果やステビアやココナッツシュガーなど、お好きな甘味料を
足してください。
※卵黄3つで作れば「無糖クレーム・ブリュレ」に。
コクがあって、なめらかで、濃厚です。
※余った白身はかき玉汁や、卵白シフォンやオムレツやチャーハン等に使ってください。
【作り方】
材料をぜんぶ混ぜたら、プリン液をカップに5等分に入れ、
150℃に予熱したオーブンに湯をはって、
30〜40分湯煎焼きするだけ。
表面が固まったらゆすってみて、中心がふるふると揺れるぐらいの半熟加減で火からおろす。
冷蔵庫でしっかり冷やして完成。
※オーブンがない場合は、は鍋に浅く湯をはってプリンを並べ、
フタをして弱火で15分〜ふるふるするまで加熱して蒸しプリンにしても。
好みでメープルシロップや生クリームをのせて。
【アレンジ①】
固めに焼けば、マーロウ風プリン。ココナッツシュガーで作ったカラメルソースをかけてみました。
【アレンジ②】
マッシュしたかぼちゃ150gを混ぜて、かぼちゃプリンに。
ほっくり、かぼちゃの甘みだけでコクを感じます。
【アレンジ③】
ココア大さじ2を混ぜて、チョコプリンに。無糖だからこそ引き立つカカオの風味。
これは、無糖が断然おいしいです!
カカオプリンには、
無糖の生リームが合います。
無糖プリンの生クリームの半量をだし汁にして、醤油と塩を加えれば茶碗蒸しです。
MECな離乳食としてもグッドですよ。
おわりに。私たちに必要な脂質について。
細胞を作る物質は、たんぱく質です。
たんぱく質でできた細胞のまわりを満たしているのが、水。
そしてその水で覆われた細胞を包むのが細胞膜。
その細胞膜は油でできています。
先ほども言いましたが、
特に脂質が不足すると、お肌はカサカサ、髪はパサパサになるだけでなく、
生理不順やホルモンバランスが乱れたり、
むだな食欲や、甘いものや糖質への依存も強くなってきます。
もし甘いものへの欲求や食欲が強くなってきた時は、
しっかりと食事で良質な脂質やタンパク質を摂るようにしてみてください。
また、脂質には糖質の吸収をゆるやかにするだけでなく、
血糖値の急上昇を防ぐ働きもあります。
意外かもしれませんが、
パンにバターやオリーブオイルを塗るだけでも、糖の吸収をゆるやかにすることができるんですよ。
菜種油やごま油など不飽和脂肪酸である植物油は、不安定で酸化しやすく、
細胞膜の材料になる前にエラーを起こしやすい。
体の中のあらゆる場所に小さな炎症を生む原因にもなります。
一方、バターやギーや生クリームやココナッツオイルなどの飽和脂肪酸は
分子同士ががっちり安定しており、細胞膜が傷つくのを防ぎ、酸化にも強い。
体内の炎症を抑える働きも持っています。
また、乳製品の中でもバターやギーや生クリームは、
体に害を与える「乳カゼインや乳糖やホルモン剤など」が製造の際に除去されることで、
牛乳やヨーグルトより安全性の高いものへと変化します。
そのことについては過去の記事で説明していますので、そちらをご覧ください。
オーガニック先進国の海外では概知の情報かもしれませんが、
最近は日本でも、「植物性の油は体に良い」という認識も少しづつ変化してきており、
動物性の脂の重要性が近年の栄養学としてアップロードされ始めています。
きっと、
どちらに偏っても、体はおかしくなる。
どんな栄養素もまんべんなく摂るからこそ、体は正常に機能していくものだと私は思います。
まずは、おいしい卵、買ってみる?
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