旬のビーツ。どうやって使えばいいかわからない時にオススメな使い回し活用術・サラダレシピ
新芽の早緑や色とりどりの花に出会うとワクワクし身も心も軽く感じて、出不精の私も出かけてみようって気になる季節ですね。
IN YOU オーガニックエキスパートのLelienルリアンです。
五行学説によると春にあたる臓器は肝」になり、春の草木のように「のびのびとしている状態」を好見ます。
そのため、ストレスが溜まると肝の機能が低下し、消化器系の不調や疲労感、イライラ、憂鬱といったさまざまな不調が現れます。
「肝」の働きは氣と血の調和によって保たれています。
「血の貯蔵庫」と言われる肝臓は血を貯蔵し、必要に応じて供給するという血の調節機能も担い、
血液循環により筋に栄養を送りその機能を保ち、関節の運動を助けています。
肝の血が不足し血流の調節機能が低下すると、筋に十分な栄養を送ることができず、足がつる等のしびれやけいれん、
足腰が動かしにくい、といった症状として現れることがあります。 また、栄養不足は爪に現れるため、爪が薄くなったり、縦筋ができたりすることがあります。
血の不足や血量の調節機能低下によりめまいや月経不順、鼻血などの症状が起ます。
この養生には、血を補い、そして血の巡りを良くすることでです。
血を補い、血の巡りを良くし、むくみをとるビーツ
この養生にぴったりな食材の1つにビーツが上がられます。ビーツには、血を補うのに必要な葉酸や鉄、血管を強くする一酸化窒素(NOエヌオー)、
そして、余分なナトリウムを排出させて体内の塩分と水分を調整しむくみを取るカリウムが豊富です。
以前の記事でもビーツの栄養と効能を書きましたから、参考にしてください。
【使い方がよくわからなかった、食べる血液と呼ばれる「ビーツ」を徹底的に使い回す方法】
今回は 簡単で見た目が可愛いポテトサラダ、ロサンゼルスで人気の高いビーツサラダ2種類、食べるドレッシングにピンクのフムス、盛りだくさんに紹介します。
ピンクのポテトサラダ
材料(2人分)
有機ジャガイモ 中2個
有機ビーツ 10g程度
豆乳マヨネーズ 大3
有機白ワインビネガー 大1程度
作り方
① ジャガイモとビーツを茹でて、皮を剥く
② ジャガイモは熱いうちに潰して、ワインビネガーを振りかける。
③ ビーツは1㎝角くらいに切る
④ ②にマヨネーズを混ぜて均一になってら、ビーツを混ぜる。
ビーツとキヌアのサラダ
材料茹でた有機栽培キヌア 30g (キヌア1に対して水1.5倍量で茹でる)
茹でた有機栽培ビーツ 50g
有機栽培ルッコラ 6枚
有機栽培オレンジ(柑橘) 3房
有機栽培ローストくるみ 4粒
有機栽培ドライクランベリー 5粒
<ドレッシング>
オーガニックオリーブオイル 大1
オーガニックオップルビネガー 大1
海塩 小1/2
白胡椒 少々
作り方
① ビーツは一口大に切り、くるみは1個を4〜8つくらいに砕き、クランベリーは5mm程度の輪切りにする
② ルッコラは半分くらいに手ちぎり、全部の材料を混ぜる。
③ 塩・胡椒で 味を整える。
ビーツ、キャロット & 酒粕サラダ
材料茹でた有機大麦 50g
生の有機ビーツ 50g
有機ニンジン 30g
有機ケール ひとつかみ
有機アーモンド(ローストタイプ) 5粒
有機ドライクランベリー 4粒
酒粕 又は ゴートチーズ 好みの量
<ドレッシング>
オーガニックオリーブオイル 大1
有機レモン果汁 小1
海塩 小1
作り方
① ビーツとニンジンは千切りして、軽く塩(分量外)をしておく。
② ケールは大きい葉のものは縦に半分に切ってから葉脈を切るように1〜1.5cmの幅で切る。
③ アーモンドは3つ程度に切り、クランベリーは縦に4つ切り。
④ 酒粕以外の材料を全て混ぜる。
⑤ 最後に酒粕を上から親指の1関節くらいの大きさにちぎってかける。
食べるビーツドレッシング
材料茹でた有機ビーツ 10g
有機豆乳 100cc
有機レモン果汁 10cc
有機酒粕 大1
農薬不使用の白味噌 小2
作り方
① 上記の材料をハンドブレンダーかミキサーで混ぜる。
② たっぷりのグリーンサラダにかける
ピンクのフムス
材料茹でた有機ひよこ豆 200g(乾燥100g)
茹でた有機栽培ビーツ 30g
有機白ごまペースト 大1
有機レモン果汁 大1
有機にんにく 少々
ひよこ豆の茹で汁 50〜100cc
オーガニックオリーブオイル 大1と1/2
塩 少々
作り方
① フードプロセッサーににんにくを入れて細かくする。
② 残りの材料と茹で汁は50mlを加えて滑らかになるまで攪拌する。
③ 固いようだったら、茹で汁を少量づつ増やす。
④ バケットに塗ったり、野菜にドレッシングがわりに使う。
次回は ビーツを使ったアメリカでも人気のあるベルヴェットケーキのビーガンのレシピを載せる予定です。
季節の変わり目で生活環境が変わることも多い春は、ストレスや不安を感じやすい時期です。
ビーツやアスパラガスなどを食べて食と生活の養生をし、ストレスを上手に発散し「肝」を健やかに保ち、心も身体も元気に気持ちよく過ごしましょう。
このレシピに使える冷凍ビーツを買ってみよう♬
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ここ数年、新たなスーパーフードとして情報番組などでも取り上げられるようになってきましたが、
一般的にはまだ知名度が低いかもしれません。
スーパーなどで見かけることはほとんどありませんが、ビーツを知ったらきっと食べてみたくなるはず!
ご紹介するのは熊本県の農園で、矢神さんが有機栽培で育てているビーツです。
国内を見渡しても、ビーツを作っている農家さんは少ないのですが、九州産のビーツは、なお希少です。
ビーツはロシアやヨーロッパではメジャーな野菜で、日本人がジャガイモや人参を食べるくらいの頻度でテーブルに乗るそうです。
生育に適した温度帯が狭いため、寒過ぎれば育ちが悪くなり、暑過ぎれば悪くなりやすく、最初の頃はとても苦労したそうです。
全国的に見てもビーツの農家さんは少ないため、栽培方法などの教えを乞うこともできず、試行錯誤しながら育てて経験値を積み重ね、ようやくコンスタントに栽培できるようになりました。
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