材料2つ!完全無添加のマクロビオティック簡単保存食。穂紫蘇塩漬けの作り方
食欲の秋、新米が出回る季節になりましたね。
せっかくお米が美味しい季節、たまには麺やパンも良いけれど、やっぱり主食は米!ご飯!
今回は、ご飯がより美味しく食べられる、今の季節に是非作ってほしいご飯のお供のマクロビオティックな保存食レシピを紹介します。
貴方は大丈夫?市販のご飯のお供から卒業しよう!
ところで、ご飯のお供といえば、何を思い浮かべるでしょうか?佃煮、なめたけ、ふりかけ、梅干し。。。
などなど色々ありますが、どれも市販のものは危険な添加物だらけ。ふりかけの原材料を覗いてみると、アミノ酸?、着色料?それをご飯にかけて食べていると思うと、想像しただけで怖いですよね。
でも、食が細いお子様や毎日お弁当を作る家庭では、つい、ふりかけご飯やふりかけおにぎりを出してしまうこともあるかもしれません。
ではどうすればいいの?と思われた方。
全部手作りなんて忙しくて時間がないから出来ない、という方も多いかもしれません。
始めから、全て手作りでなくても、まずは市販のものでも安心で信頼できるものを買うことから始めましょう。
自然食品店や無ければ、今はネットでも、こだわりの食材を購入することが出来ます。
慣れてきたら、少しづつ手作りしてみませんか?
例えば、梅干し。今は季節が終わってしまいましたが、初夏の初めに仕込む、保存食の定番です。なんと言っても嬉しいのが、梅干しから白梅酢、赤梅酢、ゆかりが一緒に出来ること。
採れたゆかりを乾燥させて、細かくすれば、それだけで自家製ゆかりの完成!ご飯にかけて、おにぎりに混ぜて、美味しくて最高ですよ。
また、採れた梅酢に生姜をつければ、添加物なしの手作り紅生姜、蓮根を漬ければ、見た目にも鮮やかな梅酢れんこんが出来ます。どんどん手作りが広がりますね!
梅干し作り、一見難しそうにも見えますが、作ってみるとそうでもありません。余談ですが、16歳の私1人でも仕込めたくらいなので、もしまだ作ったことがない方は来年是非仕込んでみて下さいね。お子様と一緒に作っても、より楽しくできて良いですね。
その他のご飯のお供も、煮るだけ、漬けておくだけと意外にも簡単に出来るものが多いので、楽しく自家製保存食を作ってみてください。
作っておきたい旬の保存食、穂紫蘇の隠れた栄養と効能
紫蘇は古くから日本に自生する「和風ハーブ」。
色々な薬効が認められていて、漢方では、利尿、発汗、去痰、鎮咳などの薬として広く用いられているほどです。
栄養価も高く、βカロチンが豊富に含まれ、その量は野菜の中でもトップクラスで、人参とほぼ同じ程度、かぼちゃの10倍以上もあります。βカロチンは体内でビタミンAに変わり、視覚、聴覚、粘膜や皮膚を保護し、抵抗力も強くするはたらきがあります。
カルシウム、鉄分といった無機質も豊富で、ビタミンもB1、B2、Cと豊富に含まれています。
抗酸化作用もあり癌予防や老化予防に効果の高い栄養成分です。豊富に含むビタミンCにもガン予防作用があります。
最近では問題の花粉症などのアレルギーにも効果があるといわれて注目されています。
体内でEPAに変化するα-リノレン酸が含まれていて、EPAには免疫を正常にするはたらきがあり、アトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー症状を緩和してくれる効果があります。
また、α-リノレン酸には、、臓疾患に対する予防などの効果が認められています。
紫蘇といえば、あの爽やかな独特な香り。芳香の成分はぺリアルデヒドというもので、強い抗菌作用・防腐効果を持っています。
そのため、刺身のつまや料理のあしらい、薬味に欠かせません。この防腐・殺菌作用によって、生魚にあたることを防ぐ効果を発揮し、食中毒を予防してくれます。
また消化酵素、胃液の分泌を促すので、食欲増進につながり、胃の調子を整える作用もあります。
様々な効能がありますが、神経をしずめる働きもそのひとつです。紫蘇を常食していると、神経のイライラがおさえられ、精神安定にも力を発揮!
鉄分が多く含まれ、また鉄の吸収を助けるビタミンCも多く含むことから、貧血の予防にも効果的です。
このように、豊富な栄養、多くの効能を兼ね備えている紫蘇、穂紫蘇。料理の脇役とはいえないですね!
ここには気をつけて。
穂紫蘇は、実をそのまま全て頂きますので、農薬には注意してください。無農薬のものや自然栽培のものを出来るだけ選びましょう!
また、ご飯のお供は味が濃く、美味しいですが、食べ過ぎは塩分の摂りすぎになってしまうので、適量にとどめるようにしましょう。
マクロビオティック保存食*穂紫蘇の塩漬けのレシピ
(分量)作りやすい量
(材料)
・穂紫蘇 好きなだけ・自然塩 穂紫蘇の重量の20%の量
作り方
1.穂紫蘇は洗って、砂などの汚れを落とし、ザルにあけて水気をよく切る。
2.実のみを指でしごいて、ボウルやお皿にためる。
3.2の穂紫蘇に塩を加えて、全体をよく混ぜ、保存瓶に、隙間なく押し込んで、蓋をして2.3日冷暗所に置いておく。
4.塩が馴染んだら完成!1~2年ほど保存出来ます。
いかがでしょうか?
穂紫蘇とお塩のみで美味しいご飯のお供が簡単に出来上がります。
保存も効きますので、たくさん作って、新米とともに是非召し上がってくださいね。
混ぜご飯にしたり、おにぎりにしても美味しくてお勧めです!無添加で安心、楽しく美味しい食卓を。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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