次のお買い物から役に立つ!身体に優しい7つの本物の調味料の選び方。 絶品トマトソースレシピもご紹介
こんにちは。
ナチュラルライフアドバイザーの工藤万季です。
食にこだわったり質の良いものを選ぶなかで、最も大事にしてほしいもの。
それは調味料です。
野菜やフルーツなど、日々口にする生鮮食品をすべてオーガニックで揃えるのは
正直なところ経済的な負担も大きいかもしれません。
ですが調味料は一度買ってもすぐになくなるものではありません。
生鮮食品のように毎日のように買うものではないので、まず調味料に投資をするのはおすすめです。
調味料を変えるだけで、お料理の味も格段に変わりますよ。
わたしは自宅での食事をとても大切にしています。
今日は次のお買い物から役立てていただけるような、調味料の選び方についてお伝えします。
化学調味料は感覚が麻痺する?
「これ一つで一流レストランの味!」
「◯◯と混ぜるだけ」
このような心踊る謳い文句の調味料、CMでもよく見ますし、スーパーやコンビニにも種類豊富に置いてありますよね。
便利なものが世の中には溢れているなあと感心しますし、企業の商品開発の技術には脱帽するばかりです。
ですが私はだしの素、スープの素、レトルトカレーなどの化学調味料を自宅に置いてはいません。
化学調味料とはいわゆる、うま味調味料のこと。
グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸など、うま味を喚起する物質を精製した調味料です。
加工食品における原材料名では
「アミノ酸等」と表記されていることが多いです。
今、近くにある食品の表示を見てみましょう。
何気なく食べているものにもきっとその記載がされていませんか?
化学調味料は一口食べたからと言ってすぐに悪い効果が現れるわけではありません。
ですが自然界では有り得ない高濃度で使用できるので、摂り過ぎによる体調不良は起こると言われています。
これらを摂取しすぎると味を感じるセンサーが破壊され、麻痺してしまいます。
ファストフードやコンビニ食品中心の食生活をしている人多くは、
濃い味や刺激のあるものしか美味しく感じなくなっていますよね。
味覚がおかしくなっているのだと思います。
たまに加工食品を食べると、あまりの味付けの濃さや甘さにびっくりすることがあります。
安いお醤油の正体
私たち日本人の食卓には欠かせないお醤油。
しかし今、本来のお醤油とは別物の「お醤油風調味料」とでも呼びたいものが広く出回っています。
本物のお醤油と呼べる丸大豆醤油の原料は、大豆・小麦・食塩のみです。
昔ながらの製法は手間も時間もかかり、1年以上かけて作られます。
たくさんの酵素が生きており、うま味や甘味、酸味、香ばしさなど味わいは奥深くて複雑です。
一方で、例えば1リットル200円前後の安いお醤油はどうでしょうか。
確かにお醤油のような味はしますが、丸大豆醤油と比較すると原料も製法も全く異なります。
この「醤油風調味料」の主な原料は、大豆油をしぼりとった後のカス(脱脂加工大豆)です。
これを塩酸で分解すると、お醤油のベースとなるアミノ酸液ができます。
ここにグルタミン酸ナトリウムでうま味を、甘味料で甘みを、酸味料で酸味を、増粘多糖類でコクやとろみを、カラメル色素で色を補って、日持ちするように保存料を加えます。
最後に少しだけ本物のお醤油で香りづけ。
安いお醤油はこうして作られます。
お醤油に限らずみりんやお酢、お味噌など…
化学調味料を用いてあの手この手で本物の味に近づけた「○○風調味料」はたくさんあります。
日々口にするものに含まれる化学物質が、自分や家族の身体に蓄積されるのを想像してみてください。
スーパーでは調味料のパッケージを裏返して成分表示を確認してみること、
そして多少高くても本物の調味料を買うことをおすすめします。
安全な調味料の選び方
1.油の選び方
安価で大量生産されている油は石油系化学物質を混ぜて抽出する、という方法で作られています。
圧搾製法で作られているもの、もしくはブレンドされていない純粋なものを選びましょう。
2.砂糖の選び方
精製された白砂糖はビタミンやミネラルが取り除かれてしまっています。
カルシウム豊富な黒砂糖や、きび砂糖、はちみつ、メープルシロップがおすすめ。
● オススメのマヌカハニー
3.お醤油の選び方
上にも書いた通り、お醤油は本来、熟成されて旨味が引き出されたくさんの酵素が生きています。
しかし、脱脂加工大豆を使用しているものはそういった要素が全くありません。
「大豆・小麦・塩」のみの表記の丸大豆しょうゆを選びましょう。
● オススメの醤油
4.みりんの選び方
これはご存知の方も多いと思いますが、「みりん風調味料」というものはみりんに風味を似せるための旨味調味料などが含まれてます。
「本みりん」という表記かどうか、気にしてみてください。
5.塩の選び方
塩化ナトリウム純度の高い精製塩は、白砂糖同様ミネラルが失われています。
精製されていない天然の塩はまろやかで旨味たっぷりです。
● オススメの塩
6.味噌の選び方
「無添加」という表示に惑わされていませんか?
お味噌に含まれる酵母菌は発酵して炭酸ガスを発生させます。
これを放置すれば容器が膨張するので、従来はお味噌に微量のアルコール(酒精)を加え、菌の活動を休止させて出荷してきました。
しかしアルコールを添加した味噌は「無添加」と表示できません。
付加価値として「無添加」をアピールするため、出荷時に加熱殺菌処理をし、容器の膨張を防いだお味噌が増えているのです。
これらのお味噌はせっかくの菌を加熱して殺してしまっています。
国産大豆・国産米使用で天然醸造、長期熟成の生みそを探しましょう。
こういったお味噌なら酵母がたっぷりです。
● オススメの味噌
7.酢の選び方
酢も安価なもののほとんどは発酵を早められたものばかりです。
醸造用アルコールや添加物の一切含まない「純米酢」を選びましょう。
● オススメの酢
食べたいものは自分で作る。
わたしは何か食べたいなと思ったら、まず手作りする事を基本にしています。
結局手作りのものが一番安心できるし美味しいんです。
ドレッシング、粒マスタード、ディップソースなどなど、
作れるものは何でも作ってみる。
案外うまく出来てしまうものなんですよ。
リクエストされちゃう、絶品トマトソースレシピ
最近作ったものの中でもお気に入りがトマトソース。
トマトソースも市販のものが沢山出回っていますが、科学調味料頼みのものも少なくありません。
手作りトマトソース、我ながらものすごく美味しく出来たので、レシピをご紹介しますね。
味は本格的なのにとても簡単ですよ!
【材料】
・有機ホールトマト 1缶・有機タマネギ 4分の1個
・有機ニンニク 1片
・オーガニック・オリーブオイル 大さじ3
・塩 小さじ1
・有機ブラックペッパー 小さじ1
・粉チーズ 大さじ2ヴィーガン粉チーズ
・こんぶ茶 適量
【作り方】
①タマネギ、ニンニクをみじん切りにする②フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れ、弱火で15分程炒める。
③タマネギを加え、とろ火でさらに15分炒める。
④ホールトマト、粉チーズ(大さじ1)を加え、中火で煮詰める。
⑤ひと煮立ちしたら火を止め、20分程寝かせる。
⑥残りの粉チーズと塩、ブラックペッパー、こんぶ茶を加え味を整えて完成。
こんなに簡単なのに、味は本格的です。
かくし味のこんぶ茶がさらにうま味を引き出してくれます。
この日はトマトソースを使ったパスタと野菜のグリルサラダ、国産小麦のパンでランチにしました。
旦那さんもトマトソースの味をとても褒めてくれて、また食べたいとのリクエストも。
このトマトソース、パスタだけではなくピザソースやケチャップとしても使えます。
作っておくといろいろアレンジ出来ますので、是非お試しくださいね。
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