身近な食材でできる!薬に頼らないおばあちゃんの風邪薬。症状別おばあちゃんの風邪薬の作り方。
身近な食材でできる!薬に頼らないおばあちゃんの風邪薬。症状別おばあちゃんの風邪薬の作り方。
もうすぐ風邪が流行する季節です
美味しくって、体に優しいおばあちゃんの風邪薬。
子供の頃、口にするとほっとした飲み物。
身近な材料でささっと作って、差し出されたエキス。
おばあちゃんといるとお医者さんなんていらないって思ったことありませんか?
そんな懐かしいおばあちゃんの「風邪療法」を見直してみませんか。
大地と太陽の恵みを受け、四季それぞれに育つ野菜や果実には、その季節の体に必要な栄養素がいっぱい含まれています。
例えば、秋冬の季節。空気の乾燥で呼吸器が不調になりやすく、寒さで体温調節がうまくいかなくて、手足の冷えも強まります。
こんな季節に、喉を潤したり体を温めたりの働きをする、
大根、蓮根などの根菜類、ねぎや生姜の香味野菜、
そして、銀杏、みかん、きんかん、かりんといった果実が秋を迎えるという自然の不思議。
一口に風邪といっても千差万別。
人の体質によって喉がやられる人、まずは熱からくる人、お腹にきてしまう人と、個人差があります。
だからこそ、家族の体質を心得、症状も見極められるおばあちゃんの心配りが1番。
その時々の症状にかなった「食物薬」で一刻も早い手当てをしてみましょう。
では、症状別に効く風邪薬と作り方を説明していきます。
1 風邪のひきはじめに効く風邪薬
疲労や睡眠不足、過食が重なると風邪は忍び寄ってくるもの。
ひき始めには、梅干しや味噌が功を奏します。
たかが番茶と侮るなかれ!
おばあちゃんの風邪薬 ネギ味噌番茶の作り方
手軽さはインスタント味噌汁のみですが、
麹菌が生きている天然醸造味噌や、刻みたてのネギは、
滋味の濃い番茶が材料とくれば、かぜの追い出し効果満点。
【材料(1人分)】
ネギ(白い部分) 5から8センチ
天然醸造味噌 大さじ1
番茶 180cc
【作り方】
ネギはよく洗い、薄い小口切り(またはみじん切り)にします。
湯飲みにこのネギと味噌を入れ、熱湯で入れた番茶を注ぎ、よくかき混ぜて飲みます。
おばあちゃんの風邪薬 梅昆布番茶の作り方
疲労回復に早く効く梅干しに、新陳代謝を良くする昆布をプラス。
3人うまみがたっぷりのおいしい番茶は、1口飲むほどに体が温まり、心地よくなります。
【材料(1人分)】
梅干 1個
塩昆布 1〜2枚
番茶 150〜180 CC
【作り方】
茶碗に梅干しと梅昆布茶を入れ、熱湯で入れた番茶を注ぎます。
梅干しをほぐしてから、柔らかくなった昆布を食べながら飲みます。
使用する塩昆布は佃煮タイプより、塩分が少なくうまみ成分の多い肉厚の乾燥タイプのものを。
おばあちゃんの風邪薬 梅干の黒焼き番茶の作り方
角みたいな梅干しですが、これが絶大なる効き目と言われる黒焼き。時間はかかりますが、いちど作れば半永久的に保存が効く重宝な逸品。
見た目よりもずっと飲みやすい。
【材料(1人分)】
黒焼きにした梅干 1個
無農薬番茶 180CC
【作り方】
湯飲みに黒焼きにした梅干しを入れ、番茶を注ぎます。梅干しを崩しながら飲みます。
おばあちゃんの風邪薬 梅干の黒焼きの作り方
土鍋に梅干を並べ、ふたをしたまま3〜5時間とろ火で加熱。途中で蓋をとると梅干が灰なるので厳禁。火を止め、土鍋が完全に冷めてから開けます。
2 熱に効く風邪薬
熱が出るのは体が病気と戦っている証拠。
熱を下げることだけ考えないで、体の治癒力が高まるように、じっくりと効く食べ物で応援しましょう。
たっぷりの水分補給も忘れずに。
おばあちゃんの風邪薬 レモン風味生姜葛湯の作り方
咳止めや、健胃、保温効果のある生姜に解熱効果の高い葛粉を合わせた、強力コンビ。レモン汁と蜂蜜でさらに美味しく。飲むと言うより食べる感覚で。
【材料(1人分)】
生姜汁 (小さじ2)
有機レモン汁 (小さじ2)
本葛粉 大さじ2
生蜂蜜 大さじ2分の1〜2
水 150CC
【作り方】
鍋に葛粉を入れ、水を加えてよく溶かします。
鍋をかき混ぜながら弱火にかけ、とろみが出てきたら、
生姜汁とレモン汁とハチミツを加えて混ぜ、さらに透明感が出たところで火を止めます。
おばあちゃんの風邪薬 焼きみかんの作り方
真っ黒に焦げて器量の悪くなったみかんほど、風邪には効果大。
必要なビタミンCはそのままに、生の時より体に優しく働きます。
【材料(1人分)】
無農薬みかん 1〜2個
【作り方】
洗ったみかんを焼き網に乗せ、時々転がしながら、20分ぐらいかけて弱火でじっくり焼きます。
皮全体が黒くかけたら出来上がり。
アルミホイルで包めば、多少蒸し焼きっぽくなりますが、オーブントースターでも15分で焼けます。
※皮を使うので、なるべく無農薬のものを。
おばあちゃんの風邪薬 焼きみかん湯の作り方
黒砂糖の甘み、ほんのり。焼きみかんをスープ仕立てで味わいます。体力のないお年寄りや幼児にもオススメ。
【材料(1人分)】
焼き無農薬みかん 1個
生姜汁 小さじ1
有機黒砂糖 大さじ2分の1
【作り方】
黒焼きにしたみかんのヘタの部分を取り除き、大振りの茶碗にみかんを丸ごと入れて、生姜汁と黒砂糖を加えます。
上から熱湯を注ぎ、スプーンでみかんを突きつぶしながら、汁ごといただきます。
おばあちゃんの風邪薬 りんご葛入りとろとろ煮の作り方
子供の風邪は、熱とともにお腹にくることが多いもの。
下痢に効くりんごを皮ごと活用、レモン汁のビタミンCで疲労回復効果もアップ。
解熱効果の高い本葛粉も入って、万能の風邪薬です。
【材料(1人分)】
無農薬紅玉りんご(なければ何でも) 100グラム
有機レモン汁 1.5〜2
生蜂蜜 大さじ1.5〜2
本葛粉 大さじ1
塩 適宜
【作り方】
りんごはよく洗い、芯を除いて塩水につけます。
なべに葛粉を水大さじ2で溶いた中に、皮ごとすりおろしたりんごを入れ、中火にかけ手早くかき混ぜ、仕上げにレモン汁とハチミツを加えて、とろっと透明感が出たら出来上がり。
おばあちゃんの風邪薬 喉の痛みや咳止めに効く風邪薬
治りにくくて厄介なのが咳。
喉の痛みや咳は、日ごろから予防も兼ねて、美味しく続けられるのが1番。
喉の粘膜を強くする、きんかんや銀杏が最適です。
おばあちゃんの風邪薬 きんかんの黒砂糖煮の作り方
おせちでもお馴染みのきんかんの甘煮。肺を潤す効果もある黒砂糖で煮含め、さらに効能アップ。
1日2個から3個。お茶請けやおやつとしても利用したい保存食です。
【材料】
無農薬きんかん 1キログラム
有機黒砂糖 0.6〜1キログラム
【作り方】
ホーローの鍋に洗ったきんかんと水を入れて強火にかけ、いちど煮こぼし(苦味の少ないものは不要)、あらためて鍋に4カップの水と黒砂糖を加え、煮立ったら、紙蓋をして、弱火で30分ほど煮詰めます。
ペーストにする場合はきんかんの黒砂糖煮20個の種を抜き、煮汁1カップを加えてミキサーにかけ、ペーストにします。
煮沸消毒した密閉便に保存すると冷蔵庫で1年ほど持ちます。
きんかんのホットドリンクの作り方
甘みと味の濃厚な飲み物です。喉にゆっくりとゆき渡らせるように飲みます。カップにきんかんペースト大さじ4を入れ、熱湯2分の1カップを注いで混ぜ、黒砂糖煮1個とレモン汁小さじ1で仕上げます。
おばあちゃんの風邪薬 大根飴の作り方
大根エキスと水飴のソフトな甘さが、喉のイガイガを鎮めます。
蜂蜜でも作れますが、3歳未満の乳幼児には、蜂蜜は適さないので、麦芽水飴で作ります。
【材料(500 CCの瓶1本分)】
有機大根 100から120グラム
麦芽水飴 1瓶(約300グラム)
500CCの広口瓶 1本
【作り方】
洗った大根を皮ごと1.5センチ角のさいの目切りに切り、瓶に入れ、水飴をひたひたまで加えます。
エキスは混ぜて濃さを整え、半日後から飲めます。
スプーンいっぱいを1日数回。大根は縮んだら取り出し、エキスは冷蔵庫で保存を。
縮んだ大根エキスが解けたしるしです。
おばあちゃんの風邪薬 焼き銀杏の作り方
甘いものは苦手と言う人には、香ばしく焼いた銀杏を。銀杏は咳を鎮める漢方薬定喘湯(ていぜんとう)の主成分。
ただし、食べ過ぎは禁物。1日大人7粒、子供5粒まで。
【材料(1人分)】
有機銀杏 5から7粒
【作り方】
銀杏は皮のままか、皮を割って中身を取り出して炒ります。
どちらの場合も弱火で、箸で転がしながら。殻付きはじっくりと約10分、殻なしは3〜5分ふっくらと香ばしい香りが立つまで。
おばあちゃんの風邪薬 黒豆きな粉の作り方
咳をこじらせてしまったときの特効薬。昔から、声を大切にする歌詞たちに愛用されてきたとか。
黒豆、黒ゴマ、蜂蜜、喉に効く3種はおいしさ満点。
【材料】
有機黒豆きな粉 30g
無農薬練り黒ゴマ 大さじ2
生蜂蜜 大さじ2
器にきな粉と練りゴマと蜂蜜を入れ、よく練り混ぜて出来上がり。
各材料が1:1:1が基本。小さじ1を、1日数回飲めます。
現在、私たちが漢方や民間医療と呼ぶものは、自然の営みから生まれた植物や食物を使って、体を整える知恵。
お医者様も、医学さえもなかった時代から、長い年月の間に、発見と改良を積み重ねながら見つけ出された方法なのです。
授乳中の方や、妊娠中の方は市販薬を飲むことに心配があると思います。
また薬をあまり飲ませたくない、小さなお子様にも、このおばあちゃんの自然の恵みたっぷりの美味しい風邪薬はもってこいです。
薬と言うのはウィルスをやっつけるものではなく、症状を緩和させるものです。
一時的な症状緩和に頼るのではなく、このおばあちゃんの知恵が詰まった、長く引き継がれている風邪薬で、
根本から体の免疫、自然治癒力を高めることが理想的ですね。
参考:『オレンジページ 特別編』
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以前INYOUマーケットでご紹介したMG100+、MG300+に続き、今回ご紹介するのは、より抗菌性の高いMG500+のマヌカハニーです。
「マヌカ」はフトモモ科に属するニュージーランド原産の樹木。
先住民であるマオリ族の間では「聖なる癒しの木」とされており、「マヌカ」というのもマオリ族の言葉です。
マヌカハニーは、日本でここ数年、知名度が上がってきていますがニュージーランドでは昔から大切に扱われてきた薬効の高い食品です。
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養蜂家から直接仕入れるからこそ高品質なのです。
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