梅雨のむくみやだるさ解消に!旬の枝豆で簡単 養生ごはん&おやつの作り方。余分な水分を排出して元気になろう。
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気温や湿度の高い日が増えてきました。6月に入ると、全国的に梅雨入りのシーズンです。
湿度が高くなると、身体の内側もジメジメと余分な水分が溜まりがちになります。
気温が高くなる時期でもあるので、喉が渇いたからといって水分をガブガブ摂っていると、体内での水分代謝が悪くなり、むくみや食欲不振、身体のだるさなどの症状が出やすくなってしまいます。こうした不調を解消するのにおすすめの食べ物が、これから旬を迎える「枝豆」!今回は、薬膳の考え方をもとに、枝豆の効能やおすすめの養生ごはん&おやつの作り方についてお伝えします。
枝豆は大豆と同じ植物?
すでにご存知の方も多いと思いますが、枝豆と大豆は同じ植物です。大豆になる前の、緑色の未熟な状態のお豆が枝豆です。枝豆が成長し、茶色く乾燥させたものが大豆です。
もともと枝豆を食べる習慣があったのは、日本や台湾などのアジアの国々のみ。今から数年前のことになりますが、日本食ブームと重なって、欧米では「edamame」として枝豆が大人気になっていましたね。
枝豆の栄養は?
枝豆と大豆は同じ植物ですが、その栄養は少しずつ異なっています。枝豆には、ビタミンやカルシウム、食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれています。「豆」という名前が付いていますが、豆と緑黄色野菜の中間のような食材です。また、大豆に比べてカロリーが低いのも大きな特徴です。「ビールには枝豆!」という方も多いと思いますが、枝豆にはアルコールを分解する「メチオニン」のほか、アルコール代謝を高める「ビタミンB1」、肝臓の働きを高める「コリン」も豊富に含まれています。ビールと枝豆というのは、美味しく健康的にお酒をいただくのには欠かせない食べ合わせです。
薬膳における、枝豆の効能
薬膳の考え方では、枝豆には、気を補い、体内に溜まった余分な水分を排出する効果が期待できるとされています。つまり、梅雨になると気になる症状のひとつ「むくみ」対策にぴったりの食べ物です。また、梅雨など季節の変わり目になると「疲れやすい」「身体がだるい」という方は、薬膳のもとになる中医学のなかでは、健やかに生きていくのに大切な要素のひとつ「気(エネルギー)」が不足していると考えられます。こうした状態を「気虚」と呼び、旬の枝豆は気虚の方にもおすすめです。
枝豆でつくる、養生ごはん
旬の枝豆は、塩茹でするだけでとても美味しいですね。鮮度が落ちやすいので、新鮮なうちに茹でていただくようにしましょう。塩茹でした旬の枝豆は、とても美味しいので、ついパクパク食べたくなりますが……
梅雨を健やかに過ごすためには、「少しずつ」「こめまに」食べるのが、おすすめです(これは枝豆に限ったことではなく、他の食材にも共通することですね)。
まとめて茹でて、さやから豆を取り出しておくと、お味噌汁やサラダ、ごはん、煮物など気が付いたときにパラパラと加えて楽しむことができます。明るいグリーンは、お弁当に入れるのも彩になっていいですね。
いろいろな料理にトッピングとして使えますが、私がよく作るのは「枝豆おにぎり」です。
シンプルに「枝豆+ごはん+塩」という組み合わせもいいですが、他に合わせる具材としては「海藻(わかめや昆布など)」「梅干し」「しそ」などがよく合います。
薬膳の考え方では、「米」は気力をつける代表的な食材のひとつです。ゆっくり味わいながら「枝豆おにぎり」を食べるというのは、シンプルながら立派な、梅雨の養生ごはんです。
また、海藻類にも水分代謝を高める働きがあるので、「重点的に、むくみ対策をしたい」という方には「枝豆海藻おにぎり」がぴったりです。写真は、「枝豆+わかめ+ごはん+塩」でつくったおにぎり。
梅干しやしそには、消化を促進する役割があります。梅雨の高温多湿な気候などで、食欲が落ちてきた時などにもぜひお試しください。
お米に使うのはお勧めはIN YOUMarketでも人気上昇中の「緑米」。
お使いの玄米に混ぜて食べてもおいしいですし、本当にもっちもちの仕上がりになりますよ。
枝豆は、自然な甘さのおやつにも!
枝豆を使ったおやつで有名なのは「ずんだ餅」ですね。山形県や宮城県など東北地方で愛されている郷土食のひとつです。通常のレシピだと、枝豆を潰してから白砂糖をたっぷり加えますが、白砂糖の代わりに、メープルシロップや甜菜糖、甘酒などのやさしい甘さを使っても美味しく作れます。実は、私自身は甘いお菓子があまり得意ではないのですが、旬の野菜を使った自然な甘さのおやつは大好きです。これまでに作って料理教室などでも好評だったのは、「枝豆と芋餡のミニ米粉どら焼き」。
小さ目のサイズなので、罪悪感も少なく笑、いただけます。
*枝豆と芋餡のミニ米粉どら焼き*
<材料(ミニサイズ4個分)>
【A】餡の材料
・無農薬の枝豆(さや付き)60g
・無農薬の芋類(さつま芋、長芋、じゃが芋など)80~90g
・ORGANICの甜菜糖 大さじ1/2
・有機白味噌 小さじ1/4
【B】皮の材料
・米粉 50g
・有機無調整豆乳50~60㏄
・メープルシロップ 大さじ1 ビーガンにこだわらない場合はオーガニックマヌカハニーをチョイスしてもヘルシー
・ORGANICの甜菜糖 大さじ1/2
・重曹 小さじ1/2
・太白ごま油 小さじ1~2 またはオーガニックオリーブオイル
<作り方>
1.お芋は一口大に切る。鍋に入れ少量の水で蒸し煮にする。枝豆は茹でてさやを外す。
2.Aの材料をすべてフードプロセッサーに入れ、やや粒々感が残るくらいの餡にする。
3.ボウルに、豆乳・メープルシロップ・砂糖を入れてよく混ぜる。米粉と重曹をよく混ぜたものを加えて、ゴムベラなどでダマが無くなるまで、混ぜる。
4.フライパンに油を入れて熱し、3の生地をスプーンなどで広げる(8枚分)。周囲にポツポツ穴が開いてきたらひっくり返し、反対の面も同じようにして焼く。
5.荒熱が取れたら、4の皮に2の餡を挟む。
*枝豆&酒粕餡の豆腐白玉*
枝豆を使ったおやつで、もうひとつのお気に入りが、「枝豆&酒粕餡の豆腐白玉」です。マクロビオティックレシピでよく見かける「豆腐白玉」に、焼いた酒粕と枝豆を混ぜた餡(枝豆と酒粕は同量位)を乗せていただきます!トースターなどで5分程度焼くことで、酒粕のアルコール分が抜けて甘みが出てくるので、砂糖などは一切使わずに、自然な甘さのおやつが出来上がります。豆腐白玉は、白玉粉に豆腐を加えて練って茹でたもので、豆腐を使うことで時間が経っても生地が固くなりません。
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枝豆は、料理にもおやつにも使える美味しい食材。むくみ対策のスーパーフード・枝豆を食べて、梅雨も健やかに過ごしましょう!
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