日本の農業の未来を担う農業高校の躍進劇に日本中から熱視線。 選手達のパワーの源は『米』。改めて見直したいお米のチカラ。
日本の農業の未来を担う農業高校の躍進劇に日本中から熱視線。 選手達のパワーの源は『米』。改めて見直したいお米のチカラ。
こんにちは。
夏の全国高校野球選手権大会が今年も開催されました。
選手達に数多くの感動を頂き、毎日目を腫らしている石井です。
夏の高校野球。今年は記念すべき100回目の記念大会!
高校野球大会が始まり、今回は100回めを迎え高校野球の大きな節目を迎えます。
その100回目の全国高校野球選手権大会も数多くの涙と感動のドラマがありました。
先日、16日間の熱戦を終え、幕を閉じました。
筆者も地方で野球に励む高校球児を持つ1人の母として、毎日の熱戦に夢中で応援。
この16日間、選手達から感動をもらう幸せな毎日を送っています。
今年は日本中が注目。秋田代表・公立の農業高校が103年ぶりの決勝戦進出。
日本中が見守る中、北大阪代表・大阪桐蔭高校と秋田代表・金足農業高校が対戦しました。
結果は13-2で大阪桐蔭が春夏2連覇を達成しました。
大阪桐蔭高校、優勝おめでとうございます!
そして金足農業高校、準優勝おめでとうございます。
大きなプレッシャーの中戦った両校。ここまでの道のりはどれほどの厳しいものだったことでしょう。
全力を出し切った両校の選手達の全力プレーに、
ゲームセット後、涙を流しながらも笑顔で健闘をたたえあう両校の選手達。
球場全体から、そして日本中のあらゆる場所から大きな拍手が送られました。
惜敗の涙を流した選手達。
彼らは秋田の農業高校に通う高校生。
彼らは秋田の公立の農業高校に通う硬式野球部の部員達です。
別の強豪校に入学が決まるも
「このメンバーで一緒に甲子園へ行きたい!」と夢を持ち、3年前集結した仲間と共に
3年間野球に励んできた高校生達は
普段は家畜の世話や造園、花を育て、田畑を耕し、農業を学び、大好きな野球に励む高校生です。
昨冬も雪が深い秋田の冬の中、長靴でランニング、厳しいトレーニングに励んできたといいます。
甲子園への切符が決まった後も、関西の夏の暑さに慣れるため
ビニールハウスの中で練習をしたり、仲間たちと厳しい練習に耐え、共にお互いを高めてきたといいます。
彼らのその快進撃に、大きな功績に、農業高校協会からも応援の声が届いています。
金足農(秋田)は、農業高校として初めて、全国高校野球選手権大会での決勝進出を果たした。
農業系の学科を持つ学校が加盟する全国農業高校長協会も、金足農の躍進にわいている。
「公立高校、ましてや農業高校が甲子園に出るのは難しい」と福島理事長。でも県立校の金足農は、地元出身の選手だけで、決勝まで上り詰めた。「農業の実習に取り組み、部活も頑張っている。本当にすばらしい」と福島理事長はたたえた。
(朝日新聞8/21記事:全国農業高校長協会のホームページより)
全国の農業高校の生徒を含む関係者をはじめ、秋田県民、白河越えを待つ東北のみなさん、
そして日本中が熱視線を送った決勝戦は全国のニュースでも報道されました。
この彼らの頑張る姿に、涙があふれた人も多いのでは。
農業高校とはどんな高校?どんな学科がある?
甲子園では103年ぶりの決勝戦に進んだ農業高校とは、どんな高校なのでしょうか。
私なりに調べてみました。
農業高等学校(のうぎょうこうとうがっこう)とは、主に農業についての専門技術や知識を習得する為の高等学校であり、ISCED(国際標準教育分類)では「レベル3C」に位置づけられる。
農業高校に設置される「農業に関する学科」は、農業科に限られず、農業経営の多様化に合わせて、従来の農業科自体も多岐に分かれるようになり、地域性に合わせて、生産技術科、食品ビジネス科(農業経営科)、園芸科、農業土木科、酪農科などの学科が設けられるようになっている。
卒業生の進路先は、農家や酪農家の後継者となるだけでなく、農協や農水省出先機関への就職(農業経済科の卒業者が多数)や食品メーカー、化学メーカー、鉄道会社(主に各地域のJR)、造園業などへの就職者も多数を占める。かつては専売公社(現・JT)などの特殊会社に技能・技術職として就職する卒業生も多数存在した。また、1990年代から大学等への進学率も高まっており、2002年3月卒業生において初めて大学等への進学率が4割を超えた。
(以上 ウィキペディア 農業高等学校より抜粋)
現在は大学で情報技術(IT)を学び農業とコラボレーションをする新しい取り組みも多くみられます。
しかしながら、農業高校は年々減少しているのが現状です。
年々減りゆく農業高校と生徒数
息子が所属していたチームの練習場所はかつて農業科のコースがあった高校でした。
やがて生徒数も少なくなり、10年以上前に廃校になってしまいました。
息子達はグランドを使って練習をしていた時期がありました。
農業高校校長会九州支部大会によると1959年度の541校。
70年度には531校に減ったものの、生徒数は21万8894人だった。
だが、今年度の加盟校数は367校で、生徒数は8万8650人。
48年間で、学校数は4割、生徒数は6割減っていた。
そんな中で、金足農が躍進。同協会の福島実理事長(59)は「農業高校生や卒業生に、大きな勇気と誇りを与えてくれた」とうれしそうに話す。秋田県勢として103年ぶりの決勝進出を決めた後、協会のウェブサイトにも「農業人の心を耕す、103年ぶりの快挙」と掲載した。
(朝日新聞8/21記事:全国農業高校長協会のホームページより)
多様なコースが選択できる公立高校が多くなり農業高校の生徒数が減少する中で、
この甲子園での金足農業高校の躍動劇は多くの農業高校に希望を与えてくれました。
これを機に若い世代の人達にも
農業高校の特色や素晴らしさを知ってもらえるきっかけとなったのではないでしょうか。
筆者も今になってから農業や食について深く知りたいと興味をもちました。
もう少し早く勉強していれば。もっと食に関わることに真剣に向き合っていれば、と痛感しています。
そんな金足農業高校のパワーの原動力となったものについて次で述べていきます。
選手達の身体を支えた原動力は『米』にある。
ホテルには地元秋田から米の差し入れが届き、ミーティング会場にも約200キロの米が並べられていた。
(8/19デイリースポーツ記事より)
金足農業高校が宿泊する大阪のホテルには地元秋田から
あきたこまちが送られ、ミーティング会場にも200kgの米が並べられていたそうです。
選手達はふるさとのあきたこまちを食べることで、パワーがみなぎったといいます。
甲子園常連校は1日10000キロカロリーが必要とされている
高校野球に励む息子の高校もそうですが、多くの高校の硬式野球部が米を食べろ。」と言われています。そのカロリーは1食2000キロカロリー。
捕食や夜食を入れると10000キロカロリーにも相当するエネルギーが必要と言われています。
その理由は、過酷なトレーニングの原動力とするために。
彼らのエネルギーの源泉は米にあるといっても過言ではありません。
今回の差し入れのあきたこまちは選手達の原動力となったといいます。
ピッチャーとして活躍した吉田投手は、この選手権大会で3kg体重が増えたそうです。
改めて米の栄養・メリットについて考えてみる
米はでんぷん質に変わる
米にはビタミンB1、ビタミンEが含まれており、ビタミンB1の働きでお米は脳を活性化する働きがあります。
カルシウム・マグネシウムでミネラルが豊富。
骨を作り、強くするミネラルが米にも含まれています。
血や骨を作るタンパク質が豊富。
パワーの源となる栄養素。タンパク質。身体をつくるモトとなる大切な栄養素が米には含まれています。
三大栄養素のタンパク質・脂質・糖質のバランスが良い。
米を食べろ!とよく言われるスポーツ(柔道、野球など)にはスタミナとパワーが必要。
米にはそれだけでバランスの良い栄養素が含まれているから、
補食におにぎりを食べるということでエネルギーをチャージできます。
成長期に大切なことはバランスよくなんでも食べること
たんぱく質・脂質・糖質・ミネラル・ビタミンの五大栄養素を肉だけ、野菜だけ、に偏らず、バランスよく、好き嫌いをせずなんでも食べることが重要とされています。
特に米はビタミンB1と相性がいい
米である糖質がエネルギーに変わるためには、ビタミンB1の力が必要不可欠です。
そのためにビタミンB1を多く含む食べ物を一緒に食べることで
消化したご飯がエネルギーへ変わる手助けをしてくれます。
我が家でも息子が中学生の頃は朝から生姜焼き定食を食べて学校やクラブチームへ行っていました。
農業高校がクローズアップされることで日本の農業への関心が高まる意義
この農業高校の快進撃で、農業高校へのアクセス数が飛躍的に伸びたといいます。
これからの社会を担っていく若い方達がどんなきっかけにしろ、
農業に関心を持つことは非常に喜ばしいことだと筆者は考えます。
「今の生徒は未来の宝。」そしてこれからも。
この言葉は金足農業高校へ来校された、インド国政府の農業研修員の方々が
実際に仰られた言葉だそうです。
農業高校での自家製味噌造り・露地野菜の収穫・果樹の袋かけ・造園の剪定の実習、
また、運動部のボクシング・弓道・相撲などを興味深く視察して行かれたそうで、
研修員の方々の「今の生徒は未来の宝だ」という言葉が印象的だったとのことが
高校のホームページのトピックスにも記載されていました。
<最後に>日本の農業がこれからの若い世代によって進化することを願います。
今回は『農業高校の甲子園での躍進』がきっかけで全国的に農業高校がクローズアップされました。
「梨を盗ったら退学」の言葉に驚くきっかけもそうですし、
農業高校で未来の農業の為に一生懸命学び、実習で頑張っている姿を
改めて知る機会ができたのではないでしょうか。
この日本にも真剣に農業や畜産について学んでいる農業高校生がいることを
同じ高校生を持つ親として尊敬するとともに嬉しく思います。
これからも日本の農業とオーガニックについて知識を深め、
若い世代の方たちが更なる研究を重ねることによって、
日本の農業を良い方向へと向かうことを心より願います。
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●全国の農家12カ所に学んだ自然栽培のお米作り全国12カ所の農家さんに実際に赴き様々な事を教えてもらいました。
自分の田んぼに全国の農家さんから教えていただいたやり方を実践していきました。
自分の畑の環境に合わせて、全国の農家さんから教わったいい知恵を寄せ集め、
・田んぼに草が生えない田んぼの起し方
・病気にならない田植えの仕方
・病気にならない苗の作り方
・農薬をまかなくても虫に負けない植え方
など一つ一つの知恵を入れていった所、農薬を使わなくて育つお米となりました!
●土地のもつ力”地力”を信じ、有機肥料を使わないこだわり
有機肥料といっても 牛糞、鶏糞、食物残渣、落ち葉などがありますが、はたして有機肥料=安全なのだろうか?
家畜や人間が科学的に合成されたものを食べていれば、有機肥料も化学肥料と変わらないのではないかと考え、最初から農薬とともに肥料は使いませんでした。
はじめのうちは収量も少なく粒も小さかったのですが、
だんだんと年月が経つにつれて収穫量も増え、土地の力”地力”が回復していきました。
そして出来上がったのが、この自然のもつエネルギーたっぷりのお米です!
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