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まだ知らないの⁉︎発酵食好きの間でじわじわ浸透中!戦国時代からの携帯食「干し納豆」の作り方。

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免疫力を高めてお腹やお肌の調子を整えてくれる、発酵食品。

江戸時代から続く甘酒や塩麹なども、
その美味しさや健康効果が注目され、数年前からブームになっていますね。

そんな発酵食品が好きな人たちのなかで少し前から話題になっているのが、

「干し納豆」


普通の納豆の栄養価がギュッと凝縮。

納豆独特の匂いはほとんどなく、そのままスナック感覚で食べられます。

納豆を天日干するだけで簡単に作れるので、ぜひトライしてみてはいかがでしょう。

今回は、「干し納豆」についてご紹介します!

「納豆」にもいろいろな種類がある

まず一般的に私たちがよく食べているののは、「糸引き納豆」という種類です。

奈良時代に中国から伝わったとされており、藁に付いている納豆菌を利用して大豆を発酵させています。

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糸引き納豆以外にも、実はいろいろな種類があります。

例えば、大豆に麹菌と塩水を加えて発酵させてつくる「塩納豆」

糸引き納豆に比べて、香りはマイルド。
味噌に近い味で、静岡県の「浜納豆」京都の「大徳寺納豆」などが全国的にも良く知られています。

この「浜納豆」の見た目を真似して作ったのが、お茶請けなどで食べられる「甘納豆」
北海道では、お赤飯を炊くときに小豆の代わりに甘納豆を使うほど、現地の食文化のなかに甘納豆が浸透しているようです。

そして今回の「干し納豆」は、納豆の本場とされる茨城県で生まれたものです。

納豆に塩と粉をまぶして干して作られます。
表面が乾燥しているので、手でつまんでスナック感覚で食べられます。
保存が効いて栄養価が高いことから、戦国時代や戦中戦後の携帯食としても重宝されていました。

「干し納豆」は栄養がギュッと凝縮!


干し納豆は、納豆を干して作られるため含まれる栄養素は納豆と同じですが、
ミネラルや食物繊維が増すため、整腸作用などの健康効果がさらに高まります

カリウムは1.5倍、鉄分は1.8倍、亜鉛は2倍になります。

納豆は血液をサラサラにしてくれる」とどこかで聞いたことがある方も多いと思いますが、
これは納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」の働きによるもの。

心筋梗塞や脳梗塞の予防にも効果的とされ、最近はサプリメントなども売られていますね。

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このナットウキナーゼは通常70℃以上で死滅する性質があり、
天日干しでつくる干し納豆は、ナットウキナーゼがまだ生きています。
(市販品の干し納豆は、熱を加えて作るタイプもあり、ナットウキナーゼが死滅している場合もあります)

このナットウキナーゼの働きが注目され、エコノミークラス症候群の予防のために、
飛行機の機内食に干し納豆を取り入れているエアラインもあるようです。

糸引き納豆だと匂いが気になりますが、干し納豆なら機内でも匂いを気にせずにいただけますね。

干し納豆を作ってみよう!

では、さっそく干し納豆を作ってみましょう。

材料は、納豆、塩、片栗粉だけ


片栗粉が無い場合は、米粉を使っても構いません。

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市販品だと塩分が強いこともありますが、手づくりのものは塩分控え目で作ることができます。

もともと干し納豆は冬など空気が乾燥している時期の保存食ですが、
陽射しが強くカラッとしている春にも美味しく作ることができました。

ただし、梅雨や夏など高温多湿の時期は、納豆が乾燥しづらく途中で傷んでしまうこともあるため、避けた方が良さそうです。

【基本の干し納豆レシピ】

<材料(作りやすい分量)>

納豆:80 g(2パック)
塩・片栗粉:各小さじ1/3


<作り方>

1.納豆に塩と片栗粉を加えて、良く混ぜる。
2.お皿などに移して、重ならないように並べて、天日で2~3日間程度干す。

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3.表面にしわが寄り乾燥してきたら出来上がり。タッパーなどに入れて冷蔵保存する。

お天気によっても、乾燥のスピードは異なりますは、
2~3日間の天日干しだと、カラカラの乾燥状態というよりは、セミドライ(半生)に近いです。

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こちらが乾燥前の拡大写真です。

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こちらは3日間乾燥させた後の写真です。
納豆のネバネバした糸が少なくなり、表面にしわが寄って乾燥しているのが分かりますね。

【作り方のポイント】

・乾燥させる時は、昼間は外に出し、夜は室内に取り込むようにしてください。
表面が乾燥する前の状態で室内に置いていると、納豆の匂いがやや気になるかもしれません。

その場合はリビングなどの家族が集まる場所ではなく、人の少ない場所で保管するのがおすすめです。

乾燥するとお豆が一回り小さくなるので、大粒の納豆を選ぶようにしてくださいね。

干し納豆の美味しい食べ方!

薄い塩味が付いているので、そのままポリポリ食べるのも良いですが、ごはんに乗せたり、お茶にしたりしていただくのもおすすめです。

チーズのような風味があるので、お酒にもよく合います。

【干し納豆の食べ方1】ごはんの上に乗せる

炊きたてのごはんの上に10粒ほど乗せていただきます。
お好みで七味唐辛子や青のりなどを振ってください。

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そこにお湯を注いでお茶漬け風にするのも美味しいです。干し納豆が水分で適度にふやけて、発酵食品独特の奥深い風味が出ます。

【干し納豆の食べ方2】お湯を注いでお茶に

1人分につきカップに干し納豆を10粒ほど入れて、熱湯150㏄を注ぎます。

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少し待って干し納豆がふやけてきたら出来上がりです。
塩気と旨味がじんわり感じられる「干し納豆茶」になります。

少し疲れた時にもおすすめです。

【干し納豆の食べ方3】お弁当やピクニックにも◎

干し納豆の魅力のひとつは、栄養価が豊富で持ち運びに便利なことですね。
戦国時代の武士の携帯食に使われていたことも納得です。

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糸引き納豆に比べて独特の匂いもほとんど無く、お弁当やピクニック、山登りなどのお供にするのもいいですね。
納豆好きな方は、ぜひ試してみてください。

干し納豆を作ってみての感想

実はかなり前から気になっていた干し納豆。

納豆に片栗粉と塩を混ぜて干し始めた時にはネバネバの状態で、
納豆独特の匂いがプーン(ただ混ぜただけなので当たり前と言えば当たり前ですが)。

正直なところ「美味しくできるだろうか」ととても不安でした。

家族からも「次は何を始めたの?」とやや冷たいコメントが……。

しかし2日目頃から表面がパリッと乾燥してくると、匂いも少なくなり、何だか良い雰囲気に。
3日目には美味しい干し納豆が出来上がりました!

個人的には、干し納豆を口に含んだ時の、チーズにも似た独特の香りが気に入りました。
すぐに食べ切ってしまったので、次回はまとめて作ってみようと思います!

IN YOUMarketでも今、大人気。
発酵食品を積極的に摂取してお腹や肌の調子を整えよう!

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こちらは豆乳もおからも丸ごと大豆の栄養が含まれたヨーグルトタイプの発酵食品です。

市販のヨーグルトは袋を発酵が進まないように加熱殺菌されたものがほとんどですが、
熱処理をすることなく、乳酸菌を生きたまま取り入れることができる画期的な商品。

是非お試しあれ〜。


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