マクロビ自然派の手作りおやつは「見た目が地味でまずい」の概念を覆す!テンションが上がる安全安心栄養満点スイーツ。ビーツを活用したカラフルなマクロビ手作りおやつの作り方4つ厳選ご紹介!
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きれいな色は、人を魅了するものです。
ハッとするほどカラフルできれいな食べ物。着色料の存在を知っていれば当たり前のように避けますが、
あまりそういうものにこだわりがない場合や着色料の存在を知らない小さな子供の場合、「きれい!おいしそう!」と感じるものです。
私達の食べるものと色彩との間には、切っても切り離せない深い関係があります。
人間には五感(味覚・嗅覚・聴覚・視覚・触覚)がありますが、食べ物のおいしさを判断する際に最もよく働いているのは、
実は「視覚」なのだそうです。
えっ?味や香りではないの?と思った方。
どんなに香りがよくておいしい炊きたてご飯でも、青いご飯だったら一気に食欲が失せますよね。
「黄身の色の薄い卵よりも、濃い卵の方がおいしそうに見える人が多い」という実験結果も出ており、
濃い色の方が味も濃いように感じたり、栄養価が高いように感じたりするのです。
(実際は逆であり、放し飼いで自然な餌を食べている鶏の卵の黄身はレモンイエローになります)
五感の中でも、いかに視覚からの情報がおいしさに大きな影響を与えているかがわかります。
マクロビ・自然派のおやつは、見た目が地味になりがち?
子供も自我が出てくると、普段からどんなに食に気を使っていても、カラフルなお菓子を目にした時に「これきれい!食べてみたい!」と主張するものです。
園や学校で集団生活をするようになれば、きれいな色のお菓子に出会うこともあります。
やはり、「身体に優しいものを」という思いで作った自然派おやつは、
子供にとっては「茶色いなぁ(地味だなぁ)」と感じることもあります。たまにはカラフルなおやつを食べてみたいという気持ちが募る時期もあるんです。
また、遊びに来てくれた子どものお友達にナッツやドライフルーツ入りのクッキーを作って出すと、
ひと目見て「いらない」と言われ、「まだ一口も食べてないじゃん!」と心の中でツッコんだ記憶もあります。
見た目が素朴なおやつは私はとてもおいしそうだと感じるのですが、それは実は本能的にそう感じるというより、
これまでにさまざまな物を食べて、素材や添加物のことを知って、紆余曲折あったからという部分も大きいです。
そう考えれば、大人から頭ごなしに「きれいな色のお菓子は身体によくないからダメ!」と言われても、
子供には理解できないんじゃないか、大人の価値観の押しつけになってしまいかねないんじゃないかと思うのです。
着色料は合成だと発がん性があり危険で、天然なら安心?そもそも着色料を使う根本的理由は?
着色料の有害性については、これまでIN YOUでも取り上げてきました。
えっ子供のおやつに石油由来の原料・・?子供用の市販菓子に潜む着色料の真実。それを食べるリスクとは
先進国では既に規制!日本で広く流通中の市販ゼリーや漬物にはこびる石油系合成着色料、赤色〇号などの「タール色素」規制事情。発がん性・キレやすさとも関係?
石油を原料として大量に生産できる合成色素(タール色素)は、
発がん性、染色体異常、発達障害などの健康への影響が強く疑われています。
また、植物や動物から抽出された天然色素というものがありますが、
食に対する安全への意識の高まりから近年ではこちらの利用率が大きくなってきています。
ただ、合成色素に比べれば発色が劣り、一部の色素で発がん性が確認されたり、
アレルギーを起こす可能性があることも指摘されています。
天然色素は価格が高くなるというデメリットもあり、天然の場合は0.1%~0.3%程度の添加量なのに対し(例:いちごのアイスクリームの着色)、合成であれば(種類にもよりますが)なんと0.01%以下の添加量です!いかに安くコストを抑えられるかがわかりますね。
そもそも着色料を使うのはどういう場合?
着色料が人体にとって有害であるという指摘もよくわかるのですが、私はそもそもそういうこと以前に、
着色料を使わなければならないような食品の原材料はロクなものがない
と感じています。低価格の商品ほど着色料が使われているようです。
いちごのアイスには、いちごなんてほとんど入っていません。
フルーツキャンディにはまともに果汁なんて入っていません。
抹茶味のケーキには抹茶なんてほとんど入っていません。
なので、着色料が入ったものは買わないように、というよりも、
着色料を使わざるを得ない商品はろくなものがない場合が多い、だから特に購買意欲をそそられないのです。
そうは言っても、特にかわいいと思う「ピンク色」のお菓子。
しかし、子供はやはりきれいな色を見れば興味を持ってしまうもの。
たとえばきれいなピンク色は、春のお菓子やバレンタインデーなどでよく見かけますね。
女子は特に魅了されてしまうものです。
・いちごのイメージのケーキやチョコレート
・桜のイメージの和菓子
・バレンタインのハートのイメージ
ピンク色の効果ですが、実は数多くあります。
・幸せで優しい気持ちになれる
・心が安らいで満ち足りた気持ちになれる
・かわいらしく見える
・緊張が和らぐ
やはり見た目のきれいさも人の気持ちを良い方に変えていく力があるようです。
であれば、
材料も身体に優しいものを使い、着色に使うものも身体に良いものであれば、何も問題はないわけです。
有害な着色料をただ避けるだけではなく、身体にいいものを使って、見た目にもきれいなお菓子を作ってみましょう!生産者までわかっているオーガニックの粉末ビーツなら安全安心、栄養も豊富で積極的に使いたい!
そこで今回おすすめしたいのが、有機栽培の、粉末ビーツです。
ビーツとは地中海の沿岸地方が原産のアカザ科の植物で、まるで赤カブのように見えますがサトウダイコンの仲間です。
私がこの存在を知った時にまず思ったのが、「身体に良い着色料として使える!」ということでした。これでピンク色のお菓子を作ればいいんじゃないかと。
粉末状になっているので使うときも手間いらず、長期の保存もききます。
ビーツの栄養、効能は?
まず、なんといっても豊富なミネラル分です。
カリウム、リン、マグネシウム、カルシウム、鉄などが豊富に含まれ、飲む血液とも呼ばれます。
骨粗鬆症の予防やむくみの解消、高血圧の予防などに。
葉酸、ナイアシン、パントテン酸といったビタミンB群も豊富なので、
善玉コレステロールの増加、動脈硬化の予防、二日酔い予防が期待できます。妊婦さんにもいいですね。
ベタシアニンというポリフェノールの一種も含まれていて強い抗酸化力があり、老化を防ぐ効果があると言われています。
信頼できる生産工程!
ビーツが天然着色料の原料となっているのはよく知られていますが(ビートレッドなどと呼ばれます)、原料そのものの安全性や、生産工程がどのようになっているかについては調べようもありません。しかし、IN YOU Marketで取り扱っている粉末ビーツは有機栽培で育てられたものであり、一般的な乾燥野菜では殺菌のために次亜塩素酸ナトリウムを使うところ、こちらは湯通しによる殺菌を行っています。
また乾燥工程でも栄養価を壊さないと同時に、色を飛ばさないよう、そして一般生菌数が下がるように、
繊細に温度調節がされていて、本当に丁寧に作られているんです。
3gごとに小分けされて使い切りタイプになっていて、とっても便利です。
粉末ビーツを使って、おなじみの簡単おやつを作ってみました!4つの事例ご紹介。
ピンクの甘酒フルーツヨーグルト
豆乳ヨーグルト200ccに
無農薬甘酒100cc、
有機栽培のビーツ粉末1包(3g)を混ぜて作ります。
ハッとするようなかわいらしいピンク色になるのですが、味はそんなに変わりません。
強いて言えば、少しベリー系の風味になるかな?という程度で違和感なく食べられます。
これを準備している時、我が家の女子たちが向こうから走ってきて
「なにそれかわいい!」「いちごのヨーグルトより色がきれい!」と口々に言って、それぞれあっという間に食べてしまいました。
ピンク効果はひとまず絶大でした。
ビーツ・モリンガ・にんじんで、ノスタルジックな3色パンケーキ
これも試してみたかった定番おやつです。
ベースは地粉100g、
有機ココナッツミルク100g、
アルミフリーベーキングパウダー小さじ1、
自然塩1つまみです。
これを3色分用意します。
そこへそれぞれ、
粉末ビーツ1.5g、粉末モリンガ1.5g、
有機にんじんすりおろし1/2本
(ココナッツミルクの量は調整)を混ぜて焼きます。ココナッツミルクでなく豆乳などでもいいのですが、ココナッツはよく味わうと独特の甘味があります。
砂糖も入れたくないし、甘酒を入れてベチャッとするのが苦手な人にはこのような手もあります。
「塩+ココナッツ」でほんのり甘味を感じるパンケーキも悪くないです。
もっと甘味がほしい時はアガベやメープルシロップなどお好みでかけて調節します。
個人的な好みではありますが、私はどうも鮮やか過ぎる色が苦手なもので、このどこか懐かしいような3色にハマってしまい、何度もリピートしています。
また、「何種類もの色がある」おやつは我が家ではあまりに珍しいため、子供たち全員が毎回喜んで食べ、あっという間に消えます。
ビーツに、モリンガに、にんじん。
これって野菜嫌いの子供にもいいですし、普段野菜が不足している人にも気軽に食べてもらえるのがいいですよね。
2種のピンクのフルーツ白玉団子
これは混ぜるビーツ粉末の量を変えた場合にどうなるかという実験です。
上の写真で、まるで巨峰のような赤紫のお団子がありますが、これは100gの白玉粉に対し1.5gのビーツ粉末を混ぜたものです。
(それ以上粉末を増やしても、色はあまり変化ありません。)
また、薄いピンク色のお団子は、白玉粉100gに対してティースプーン1/5~1/4程度のビーツ粉末を混ぜたものです。
本当に少なくてかまいません。桜のような薄いピンクにしたい場合は、粉にほんの少しずつ混ぜて色味を観察しながら作ってください。
今回は、ゆでて冷水に取って冷えたお団子と季節の果物を、甘酒と有機レモン汁適量で和えて冷蔵庫で2時間ほど寝かせたものです。
味がなじんでおいしくなります。ちなみにお団子の味は特に白いお団子と変わらず、違和感ありません。
これはどちらかと言えば我が家では女子に人気でした。
普通の白玉よりも元気になれて、食べるのが楽しくなるとのことでした。
● 熊本県産。安心安全な冷凍「ビーツ」。手軽に摂取できて栄養価も高いスーパーフード! 1kg 1〜4袋セット
グルテンフリー・2色のアイスボックスクッキー
さて、暑い時期にも関わらず今回我が家で最も人気があったのは、このアイスボックスクッキーでした。
男子でもテンションが上がるようです。
「えーっ!クッキーがピンクじゃん。買ってきたの?」
普通にピンクの生地を伸ばして型抜きクッキーにしてもよかったのですが、単色だと面白くありません。
2色のうずまきにして、ちょっと変化があるところがいいみたいです。
ベース生地は、
・無農薬米粉…50g
・アーモンドプードル…50g
・無農薬ココナッツオイル…大さじ2
・自然塩…ふたつまみ
・オーガニックバニラペースト(オイル、エッセンスでもOK)…小さじ1/6
です。これをボウルに2セット用意して、片方にビーツ粉末を3g(1包分)入れ、それぞれ手で混ぜて1つにまとめます。
こちらはビーツ粉末入りの生地です。けっこう濃い色になりますね。
それぞれの色の生地を25cm×20cmくらいに伸ばして白を下にして重ね、くるくる巻いていきます。
エコラップに生地をくるんで1時間ほど寝かせ、生地が固くなったところへ7ミリ厚さに切ってオーブンシートに並べ、170度15~20分焼きます。(オーブンによってクセがあるので、焼き時間は調節してください)
私にとって米粉で作るアイスボックスクッキーはボロボロ崩れるため難しいものだったのですが、今回「エコラップ」を使えば簡単にできました。その秘密は後日お伝えしますね!
味はほんのりラズベリーのような風味がして、食感はサクサクホロホロと柔らかく
、ほどよく深みのある味わいがあり、気持ち多めに入れた自然塩が絶妙なアクセントになっています。
これはあまりにも人気がありすぎて、20枚以上焼いても3分たたないうちにすぐに子供たちが完食してしまいます。
1日に2回焼いた日も数知れず。
もう何度も何度も作っています。
身体に良い素材で見た目にもかわいい夢のようなお菓子づくりを!
いくら着色料が悪いと言って避けていても、やはり子供はきれいな色のおやつが出てくると喜んでくれるものなんだなと実感しました。身体に良いものであれば、作らない手はありません。
ただ、自分の思い描く色のイメージと合うように粉末の量を調整するには、若干の練習期間が必要かもしれません。
幸いなことに、バレンタインもクリスマスもひな祭りも桜の季節も、まだまだ先です!
ぜひそれまでにビーツ粉末を使った手作りスイーツを試してみてください。
うまく使えれば、きっと笑顔になること間違いなしです。
今すぐ、便利な有機栽培のビーツとモリンガパウダーを買ってみよう!
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