みりん・甘味料・砂糖の代用に！「簡単・新玉ねぎの塩煮」と即席ダレ2種。巡りを良くしてデトックスしょう！

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甘さがあり生でも美味しい、新玉ねぎ。
巡りを良くしデトックス効果が期待できるとされています。

また昔から「5月病」とも言われ、心身の巡りが悪くなりがちな5月。
新玉ねぎは、そんな今の私たちの心身が必要とする食材のひとつかもしれません。

今回は、新玉ねぎをシンプルに美味しくいただく「新玉ねぎの塩煮」と即席ダレ2種をご紹介します。
もうすぐ旬が終わる新玉ねぎ料理のラストスパートとして、ぜひ試してみてくださいね。

まず、新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いは？

ご存知の方も多いかもしれませんが、一年を通して売られている茶色の皮をした玉ねぎは、
収穫後に干して表皮を乾燥させたもの。干すことで保存性を高めることができます。

それに対して、今が旬の新玉ねぎは、
収穫後すぐに出荷されたもので、水分が多くて瑞々しく甘さがあるのが特徴です。

新玉ねぎの効果は？

玉ねぎが日本に入ってきたのは明治時代ですが、
実は紀元前3千年以上も前からメソポタミヤやエジプトなどで食べられていた歴史のある野菜のひとつ。


古代エジプトでは、ピラミッドを建てる時の労働者のスタミナ食材としてニンニクなどと一緒に使われていたとか。
最近の研究によれば、玉ねぎには消化を高めて、疲労回復を促す効果が期待できると言われています。

薬膳の考え方では、玉ねぎは「理気類」に属し、身体を温める食材。
消化を高めるはたらきの他にも、解毒・殺菌、利尿作用、気と血を巡らせるはたらきがあると言われています。


身体の巡りが悪いことによる不調（代表的なものとしては
食欲不振、お腹の張り、イライラ、情緒不安定など）の改善などにおすすめの食材です。

「新玉ねぎの塩煮」の作り方

マクロビオティックの定番レシピのひとつに「玉ねぎの塩煮」があります。
これは通常のレシピだと、通年出回っている茶色い皮の玉ねぎを20～30分位じっくり煮て作ります（初めて作ったときには、玉ねぎと塩だけでこんなに甘味が出るのか！と驚いたものでした）。

これが新玉ねぎを使うと、8～10分位という通常のレシピの半分以下の煮込み時間で十分に甘さを引き出すことができます。忙しい方にもぴったりです。

＜材料（作りやすい分量）＞

・無農薬新玉ねぎ300g（小さめのものなら2個位）
・塩ひとつまみ
・水80～100㏄

加熱するとカサが減るで、たっぷりいただけます。今回は新玉ねぎ300ｇを使うレシピをご紹介していますが、我が家では2人でペロリといただける量です。

冷蔵庫に入れておけば2～3日間は保存できます。
「普段、野菜が不足している」という方は、たっぷり作り置きして少しずつ楽しんでくださいね。

＜作り方＞

１．新玉ねぎは皮を剥いて、回し切りにする。

２．厚手の鍋に新玉ねぎと、焦げ付かない程度の水を加える。

３．蓋をして火にかける。温まったら、弱火にして8～10分煮る。

４．蓋を取り、水分が飛ぶまで煮詰める。

すぐに召し上がる場合などは、３の工程まででも大丈夫です。
数日間保存したり、お弁当やタレのベースなどに使う場合は、４の工程で水分を飛ばすようにしてください。

まずは、そのまま食べてみましょう。
「砂糖は入っていないの？」「玉ねぎと塩だけ？」というくらい、甘みと香りがあって美味しいです。茶色い玉ねぎを使った塩煮とはまた違った、あっさりとした香りの甘みです。


今回は新玉ねぎの塩煮の上に、以前にご紹介した「スギナパウダー（乾燥させたスギナを粉砕してパウダー状にしたもの）」を散らしました。「玉ねぎ+スギナ」でデトックス効果がさらに高まります。

「新玉ねぎの塩煮」を使った即席ダレ2種

新玉ねぎの塩煮にはやさしい甘味と香りがあるので、
スープやカレー、ドレッシング・タレのベースなどに使っても美味しくいただけます。
ちょっと変わった使い方だと、パンケーキや蒸しパンにもよく合います。

フードプロセッサーなどにかけてペースト状にしておけば、みりんや砂糖などの甘味の代わりにもなり、とても重宝します！


色々な料理に使える「新玉ねぎの塩煮」ですが、今回は即席ドレッシング＆タレをご紹介します。

新玉ねぎ＆レモンのドレッシング

まずはドレッシングのレシピから。新玉ねぎとレモンを組み合わせた爽やかな香りです。蒸した野菜やサラダにかけると美味しいです。

＜材料（作りやすい分量）＞

・無農薬新玉ねぎの塩煮：カップ1/4

・オーガニックレモン汁：小さじ2

・オーガニックオリーブオイル：小さじ1～2

・有機白しょうゆ（無ければ普通のしょうゆでもOK）：小さじ１

・自然塩：ひとつまみ

・無農薬しょうがすりおろし（無くてもOK）：少々

＜作り方＞

全ての材料をフードプロセッサーに入れて、なめらかになるまで撹拌する。

新玉ねぎの生姜味噌ダレ

続いて、ちょっとクセになる味噌ダレです。こちらは炒め物や焼いた厚揚げにかけるのと、よく合います。

＜材料（作りやすい分量）＞

・無農薬新玉ねぎの塩煮：カップ1/4
・有機白みそ：小さじ1
・有機しょうがすりおろし：少々

＜作り方＞

全ての材料をフードプロセッサーに入れて、なめらかになるまで撹拌する。

新玉ねぎの旬は、（地域にもよりますが）もうそろそろ終わり。
新玉ねぎの塩煮と即席ダレ、ぜひ今のうちに作ってみてくださいね。

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