ゼラチン不使用、体がうるおう超シンプルおやつ。おいしいおいしい水ゼリーの作り方。
蒸し暑い日が続くと冷たいものがほしくなりますね。
かといって冷たいものばかり食べていると、胃腸が荒れて食欲減退、夏バテを引き起こす原因に。
今回は内臓を冷やしてしまう冷たい飲み物やアイスとは違った、
「体を冷やしすぎない夏のデザート」をご紹介します。
じめじめした夏場にぴったり、「水のゼリー」です。
材料はミネラルウォーターと寒天のみ。
甘みはハチミツやアガベシロップなどお好きな甘味料で。
ふるふる、つるんとして、食欲のない時でもすっと体に染みわたっていく美味しさです。
寒天はデトックスの王様。
体内に溜まった有害物質や毒素を吸着し、排出してくれる「腸のお掃除役」です。
ジェル状にすることで、快適なお通じのために必要な「食物繊維と水」を吸収のよい状態で摂ることができます。
糸寒天や棒寒天でもよいですが、扱いやすいのは断然「粉寒天」です。
水に溶かしてすぐに使えるので便利ですね。
寒天に保水力があるので、乾いた体を無理なく癒してくれるのには最適。
するんと体に入っていくので、発熱時の体力が落ちている時や、
胃腸の弱っている時の食事代わりにもおすすめですよ。
ゼラチンのリスク、知っている?
マクロビオティックでは牛骨や豚の皮から作られたゼラチンは使用しません。
特にBSE問題が未だ解決しない現状、牛骨などBSEリスクが高い材料はなるべく使いたくありません。
BSEにしてもホルモン剤やその他の生体濃縮リスクにしても、
「直ちに影響がない」だけで、
10年、20年後の大人や子供たちの脳に影響が出る可能性はゼロではないのですから。
また、牛骨や豚皮から大量にゼラチンを抽出するには、どうしても化学的な薬剤を用いて抽出処理をしなければならず、体への安全性は不透明なまま。
そういったリスクを避けるためにも、寒天を使いたいのです。
先程も言ったように、寒天は有害物質を排出してくれる腸のお掃除役。
老廃物をデトックスしながらカロリーはほぼゼロという、嬉しい食材ですよね。
「水だけ??おいしいの??」
と思われるかもしれませんが、これがす〜っごく美味しいのです。
ぷるん、つるんと、ほんとうに体に染みこむ感じ。
私はレモンと生ハチミツを加えて作るのがお気に入りです。
レモン汁を加えると水の透明感はなくなってしまうんですが、
口の中がさっぱりして食後にぴったり。
ゼリーって、アイスクリームのように大量の砂糖や油脂も必要ないし、
ローカロリーなのが嬉しいですよね。
ミントを入れて固めても爽やかです。
超シンプルなゼリーだからこそ、お水にはこだわってください。
体の70%以上は「水」で出来ています。
また、人によって合う水・合わない水がありますよね。
ミネラルを豊富に含む鉱泉水でも良いですし、口当たりが柔らかい軟水のミネラルウォーターでも、
話題の水素水でも、シュワシュワした炭酸水でも、何でも美味しく作れますが、
大切なのは「自分がおいしいと思う水」を選ぶこと。
自分の体がおいしいと感じる水は、必ず体の滋養になっているはずです。
そして、ミネラル豊富な天日塩をひとつまみ入れることをお忘れなく。
ゼリーのおいしさを引き立たせるだけでなく、ほんの少しの塩を加えることで体への吸収が良くなるのです。
汗で流れ出ていくミネラルの補給としても良質な塩が必要ですね。
材料4つだけ。体がうるおう、おいしいおいしい水のゼリー。
【材料】
(4〜5人分)・水 3カップ
・粉寒天 小さじ1(2g)
・生はちみつ(またはきび砂糖やアガベなど好みの甘味料)大さじ4〜5
・自然塩 ひとつまみ(好みでレモン汁を入れても。小さじ2〜大さじ1)
【作り方】
1、鍋に水と寒天を入れ、5分ほどおいて寒天をふやかす(まだ火はつけない)。
2、その他の材料をすべて鍋に入れ、火にかける。
3、沸騰してきたら弱火にし、混ぜながら2〜3分加熱する。
4、火を止め、好みの器に流し入れて冷蔵庫で半日しっかり冷やし固める。
出来上がり。
寒天が固まる基本の分量を覚えたら、あとは、自分のお好きなゼリーレシピを考えてみてくださいね。
ぶどうやオレンジ、ブルーベリーなどお好きな果物をカップに入れて、寒天液を流し入れれば、キラキラ、フルーツゼリーに。
フルーツを入れるコツは、最初からグラスにフルーツを入れずに、
ゼリーが少し固まりかけたらフルーツをひとつづつグラスに落としてみてください。
そうするとフルーツが底に沈まずに、グラスの中に浮かんだように出来ます。
水を美味しいコーヒーに替えればコーヒーゼリーに(水分補給にはなりませんが)。
ココナッツミルクや豆乳クリームをかけると美味しいですよ。
紅茶やルイボスティーで作っても美味しい。
ジャスミンティーやカモミールティーで作っても美味しい。
リフレッシュしたい時、
リラックスしたい時、その日の気分によって茶葉を変えると楽しいですね。
市販のゼリーの原材料を見ると、気が遠くなってしまうことってありませんか?
よく分からないものがいろいろ書かれていませんか?
自分で作れば体に入るものはたったこれだけ。
オーブンも電子レンジも使わずに、お鍋とお玉さえあれば簡単に作れる。
だから自分の目でみてつくるおやつは、おいしい、しあわせ。
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