準備時間10分!火を使わない低糖質ズッキーニ麺パスタの作り方。消化の「火」を味方につけて!
実践している食事法はありますか?
低糖質ダイエット、ローカーボダイエット、ケトジェニックダイエット、パレオダイエットなどなど、
話題になり実践されている食事法を見てみると、共通する大きな流れは、炭水化物をはじめとする糖質を減らす方向を指しています。
市販のお菓子をやめるだけでなく、せっせとパンやパスタ、ご飯の量を減らす努力をされていた方も多いのではないでしょうか?
炭水化物を完全にカットってする必要って、あるの?
炭水化物をなるべく減らし栄養を摂取するためには、米食をタンパク質やミネラル分の高いキヌアに変える、コンニャク由来の食品を混ぜるなどの方法が主流ですが、圧倒的に摂取する炭水化物の量を減らすことには繋がりません。
またこれまで普通に食べてきた炭水化物をきっぱり諦め、来る日も来る日もおかずだけを食べ続けることができる人はどのくらいいるでしょう。
量を劇的に減らすためには、食事の際食べる炭水化物をひと口かふた口だけにするやり方もありますが、
美味しいフレッシュパスタや、ふっくら炊きたての白米・・、ツルツルの麺類をほんのちょっとだけ料理して、ほんのちょっとだけ食べるというのも、逆に辛くなるもの。
また、最近では糖質制限の危険性の情報も出てきており、肉ばかり、またおかずのみの偏った食事は、健康上での問題も気になります。
低糖質の野菜で目先を変える
人類の生活を支えてきた、炭水化物を100パーセントカットする必要はないですが、
夏の間、暑いとそもそも炭水化物が重く感じることもがあるかもしれません。
ここで重宝するのが、米や小麦製品など穀物由来の主食を100%野菜で置き換えてしまうアイデア。
炭水化物の代わりにする代表的な野菜には、ズッキーニ、スクアッシュ、カリフラワー、ナス、パプリカ、キノコなどがあります。
絡めるソースによっては、ニンジン、ダイコン、カブ、キャベツなども使用できます。
ナッツやシード類と合わせれば、フラットブレッド、ピザ生地やタコスなどを作ることもでき、工夫次第で可能性が広がっていく世界です。
罪悪感やストレスからも、解放!?
今日は手始めに、これだけ?と驚くほどの時短レシピ、調理をしないレシピを紹介します。
ズッキーニを切って材料を混ぜるだけのパスタです。お腹いっぱい食べてもストレスフリー・罪悪感フリーの世界を知ってくださいね。
さらに、私が個人的にこのズッキーニ麺レシピが大好きなのは、ローフード仕様にできるところ!
ローフードの要である、ビタミンなどの栄養素を丸ごと摂取できる点。
そして、火を使わない料理は、暑いこの時期にはありがたいもの。
暑さで食欲がないときにも、手を出しやすいのがローフードです。
夏バテ対策にもなりそうです。
アーユルヴェーダの目で見るローフードの安全な取り入れ方、成功の秘訣については、レシピの後を読んでくださいね。
========================================
ズッキーニパスタの作り方
材料(2人分):
有機ズッキーニ 大2〜3
● さっぱり和ソース
低温圧搾無農薬ごま油
無農薬梅干し 大1 紫蘇入りの梅干しのたたき
無農薬小葱 1本 みじん切り
クミンシード 小さじ1〜2
無農薬醤油麹 *オプション
刻みノリ *オプション
● 爽やかポルチーニソースの作り方
ドライポルチーニ茸 ひとつまみ
セージ 少々
ポルチーニを漬ける有機オリーブオイル 大さじ2〜4
有機トマト 中1個
有機リコッタチーズ カップ1/2~ *オプション<a href=”https://macrobiotic-daisuki.jp/macrobiotic-ricotta-cheese-10569.html” rel=”noopener” target=”_blank”>材料3つ!乳製品を使わずに、簡単にヴィーガン・リコッタチーズを作る方法。
有機エシャロット 少々 みじん切り
無添加昆布の粉、だしパウダー 小さじ1/2
胡椒 少々
ヒマラヤ塩 *オプション
作り方:
1 無農薬ズッキーニや有機ズッキーニが手に入ったら、ピーラーや野菜カッターで皮ごと麺状に削って、ボウルに入れてほぐしておく。
2 ソースと和えて盛り付けて出来上がり!
[さっぱり和ソース]
1 紫蘇入り梅干し大1粒の果肉と紫蘇を叩いておく。
2 1以外の材料を麺状になったズッキーニのボウルに直接投入し、混ぜておく。好みで醤油麹や塩麹をほんのちょっぴり混ぜて、盛り付ける。
3 1を最後に乗せて出来上がり!
ヒント:
私は梅干しの塩分だけでも十分だと思いますが、ゲストに出す場合には、醤油麹や塩麹を小さじ1/3ほど加えます。塩分の代わりに、刻み海苔をまぶすと、味が強調されてローフードやヴィーガン食に慣れてない人にも美味しく食べてもらえますよ。
[ポルチーニソース]
1 オリーブオイルに漬けておいたドライポルチーニとセージを刻む。
マッソンジャーなどに漬けて常備しておくと何かと便利です。なければ、ドライポルチーニを少量の熱くないお湯で戻したものを、つけた汁ごと使用、もしくは、ドライポルチーニをグラインダーにかけてパウダーにしたもので代用。
2 ヴィーガンの人はリコッタチーズ抜きにするか、酒粕で作った粉チーズで代用もおすすめ。
3 リコッタチーズ、刻んだエシャロット、昆布パウダーを混ぜておく。
4 3以外の全材料を、麺状になったズッキーニのボウルに入れさっくり混ぜる。
5 好みで3のリコッタチーズを添える、もしくは、4で麺に混ぜ込むと見た目も風味も変わります。
●5分でできるめちゃくちゃ簡単バージョン
[ソースなし混ぜるだけズッキーニパスタ]
下記の材料を全部、ズッキーニ麺のボウルに入れて、好きなテクスチャーになるまで混ぜるだけ!
アップルビネガーが濃すぎると感じる場合は、水分少々を足します。
全材料を混ぜているうちに水分を吸ったメカブと崩れたアボカドでクリーミーになってきます。
材料:
熟れたアボカド 1個
有機アップルビネガー 大さじ1〜2
(水 小さじ2 ここでは玄米発酵水を使用)*オプション
メカブ 1〜2つまみ
無添加乾燥有機シソ ひとつまみ
有機黒オリーブ 数個
有機
醤油 2、3滴 *オプション
もちろん、ローフードにこだわらず、ズッキーニ麺に、好きなパスタソースやカレーを合わるだけでも、
カロリーダウンを目指している人にはぴったり。
============================================
ローフードの取り入れ方とメリットって?
ローフードをまだあまり積極的には取り入れたことのない方へ。
ローフードの専門家は、ローフードダイエットは「ダイエット」というカテゴリーに分けられるものではなく、
単純に本当の食べ物を本来あるべき自然な状態で食べることを目指すライフスタイルのひとつだ、と言います。
そう言われてみると、ベジタリアンやヴィーガンという生き方の選択にも似ていますね。
ローフードを食する目的は、加工や熱処理によって栄養素が失われたり変質してしまうことを避け、
栄養素を丸ごと取り込むことに尽きます。そういった状態の食べ物は、体の消化機能にかなった食べ物だと考えられています。
植物から得られる酵素が、人間の体に良い効果があるという科学的な裏付けはないものの、加工や加熱のプロセスを介さずに、栄養素をそのまま摂取できるメリット、生野菜をふんだんに使うため、アルカリ性食品を取り込む機会になるという点では、大きな意味を感じます。
特に現代では、添加物などの加工食品の原材料表示からでは判断しきれない、食品業界の都合の産物を、知らぬ間に口にするリスクもありません。
消化力が弱めな日本人。日本人とローフードって合うの??
海外では、ローフードをライフスタイルとして支持する層がある一方で、日本であまり浸透しないのは、日本人の消化器系のエネルギー傾向と関連がありそうです。
私は、様々な人種の消化力を観察してきましたが、日本人は他民族と比べて消化器系が繊細だったり、
外の影響を受けやすく、消化力が弱くなりやすい人が多いようです。
ですので、人によってはローフードに切り替えて、湿疹やニキビ、できものが出るといった反応や、体の不具合を訴えるケースが観察されています。
アーユルヴェーダの観点では、この反応をアーマ(毒素)が皮膚を通して排出されようとしているデトックスの過程とみることもあります。
けれども、いずれアーマが排出され切るのを信じてやり通すにはあまりに辛い方法ですし、しっかりした知識がない場合はあまりお勧めしません。
それでも、自己判断で続けて最終的に良い状態に至る例もありますが、やはり細かな調整や知識に裏付けされたサポートが必要です。
その逆のケース、ローフードに切り替えて、体内解毒がスムーズに起こり、すぐに効果を実感できる人をみてみると、
消化システムが強い傾向があります。消化力のベースが違う。
何十年と溜め込んで来たアーマ(毒素)の量も違う。
そして当然、排出力も違ってきます。
ローフードを食べても、デトックス不調のリスクが減る夏こそローフードを取り入れたい。
ところが、暑い夏は、そんなデトックス過程で起こる不調のリスクが下がる季節です。
北半球では、夏はピッタという「火」のエネルギーが自然界に増え、人間の体の中でもピッタの度合いが高まります。
「火」という言葉からも連想できるように、ピッタが活発になっているため、基本的な消化の「火」も他の季節に比べて優位になっています。
つまり、秋冬は生食が胃腸の負担になる人、体を冷やす力に押され気味の人でも、夏はローフードにチャレンジしやすい環境が整っていると言えます。
ローフードの効果を理論的にはわかっていても、肌荒れなどのリスクを冒したくない人や、
ちょっと試したけれど続けられなかった人など、この暑い時期は、ピッタのエネルギーを借りて、ローフードの効果を感じるチャンスです。
肝臓や腎臓などの解毒やフィルタリングをしてくれる臓器をいたわっておくと、日々行なっている美容ケアの効果やダイエット効果が出やすくなり、美肌作りにも繋がります。
完全なローフーディズムは万人向けではありませんが、ローフードの観念やメリットを、意識上で味方につけておくといいかもしれません。
特に従っている食事法がなければ、毎日の食事に生野菜やフルーツをふんだんに取り入れるという基本的なことから始めて、
自分の体や気持ちの反応などを観察してみると良いでしょう。自分に合ったローフードとの付き合い方がわかってきますよ。
このレシピで活用したオーガニックな調味料
オススメ記事
腸内環境の改善をなくしては健康はありえない。腸内フローラは1日では改善できません。すぐに食卓に取り入れられる最強モリンガ麹ドレッシングの作り方麹の素晴らしい効能で善玉菌や腸内酵素を増やす!簡単で本当に美味しい発酵調味料『醤(ひしお)』の作り方
これぞ現代人の味方!ビタミンCの爆弾とも呼ばれる「ローズヒップ」の効果的な食べ方。一般的に知られざる効能パワーとは?
この記事が気に入ったら
いいね!しよう