マクロビ迷子になっていませんか?
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マクロビ迷子になっていませんか?【2】
前回では、「マクロビ迷子」とは・・?について説明させて頂きました。
→ 前回のおさらいはこちら マクロビ迷子になっていませんか?【1】
今回からは「マクロビ迷子」にならないためにはどうしたら良いか・・・
まず、この世の陰陽の「掛(け)」について、述べていきたいと思います。
陰陽判断の難しさ
IN YOUの読者の皆さんは「陰陽」のことをご存じの方が多いと思いますが、ここで、もう1度、復習してみましょう。★ すべてのものには陰陽がある。
マクロビオティックを学ぶ本の1つに、日本CI協会の「マクロビオティックガイドブック」があります。
その中には、陰陽判断として、
- 体質自己診断表 (p18)
- 体質別メニュー(p19)
- 陰陽の例(p25)
- 食材陰陽表(p30)
けれども、ここで困ってしまうのは、判断が難しい場合です。
- 「診断表」の結果では、
「陰性」と「陽性」の点数が同じくらい
「どちらともいえない」が多い - 「体質」がどのタイプか決められない。
- 「陰陽の例」では陰陽を観念的に認識するだけになる。
という場合です。
これは「ガイドブック」なので、簡単な紹介で終わるのはしかたありませんし、
以下のことも書いてあります。
「人の体質」や性格にしろ、食べ物にしろ、
まったく陽性だけとか、まったく陰性だけということはありません。形あるものは必ず、両方の要素を持っています。」(P24)
「固定的で観念的な陰陽論に陥ることは避けたい・・・(略)・・・自分をよく観察してみましょう。自分にとって何がいいかは、自分が一番よくわかるはず。」(P28~29)
確かに、そうなのですが・・・
これをどう理解し、実践していくか、が問題になりますね。
そこで、このガイドブックの「続編」として、「マクロビ迷子」にならないための参考にして頂ければ幸いです。
自分とは何もの?
「自分をよく観察しましょう。」という言葉どおり、前回に揚げた「今日の掛」の「自分の陰陽」の掛を考えていきましょう。[Ⅰ]男女の陰陽
(1)男か女か?「陰陽の例」では「女は▼」「男は▲」ですね。
でも「形あるものは、両方の要素をもっている」のですから、これを、どう考えていいのか、説明したいと思います。
確かに、イメージとして
ですね。
では、生物学的に「精子」と「卵子」で比較してみましょう。
陰陽の数では、男の方に▼が多く、男が▲と、決めつけられませんね。
そこで、外見だけではなく「精神性」を考えてみましょう。
あくまでも一般論ですが、
これを▼▲の色で表してみますね。
まさに▲▼調和ですね!
そして、男女はこの▲▼が逆なので、引かれ合うのです。
では、この男女の▲▼の違いをどうするか・・・を考えていきましょう。
(2)「マクロビ迷子」にならないための男女別の注意点
1.▲性食に注意
肉食をやめたのだから、▲性過多にはならない・・・と思っていませんか?
昔から推奨されるマクロビ食を考えてみましょう
[主食] 圧力鍋(▲)で炊いた玄米ご飯(▲)に、ごま塩(▲)
[副食] きんぴらごぼう(▲)ひじき煮(▲)たくあん(▲)梅干し(▲)
[味噌汁] 豆味噌(▲)
いかがでしょうか?▲性のものばかりですね。
女性は内側に▲性を秘めているのに、そこへ▲性食品を上乗せするのですから、▲性の害を受けやすくなります。
さらに、現代女性は、小さい頃から肉食をしていますので、なおのことです。
2.▼性食過多にもなりやすい
砂糖の陰性を摂らないのだから、▼性過多にはならない・・・・と、思っていませんか?
今、話題の「スムージー」や「甘酒」などの酵素ドリンクは▼性ですね。
果物も果糖があるので、▼性ですし、南国フルーツはさらに▼性です。
女性は、内側に▲性があるので、どうしても▼性の「甘いもの」に引かれてしまいます。
注意しないと、▼性の害を受けやすくなります。
1.▼性食に注意
男性は女性と反対で、内側に▼性があるので、▼性の害を受けやすくなります。
「ローフード」や「アルコール」に気を付けましょう。
くれぐれも「スイーツ男子」にならないでくださいね。
2.▲性食は基本ながらも・・・
男性は女性よりも▲性食が必要です。
ただし、肉食ガッツリだった人は、まず、その▲性を出すために、▼性食を摂りましょう。
あとは、自分の様子を見ながら▼性になりすぎないようにします。
以上のように「男と女の違い」を知ることで、陰陽バランスのとり方の違いがわかってきますね。
では、それを「食物の掛」で考えていきましょう。
(3)基本食の陰陽
マクロビオティックの食事の基本は
1)ご飯+2)みそ汁+3)漬もの です。
それぞれの陰陽を前回の「大根の掛」と同じように考えてみましょう。
1)ご飯
2)みそ汁
3)漬もの
これを参考に女性は優しい脂肪作りのために「▼性の多い」食事
男性はたくましい筋肉づくりのために「▲性の多い」食事
を意識するとよいでしょう。
次回も「自分の陰陽」で、他の「掛」をみていきます。
だんだんと「自分とは何もの?」がわかってきて、おもしろいですよ。
お楽しみに!
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